No.4446 励まし_Encouragement
本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)
No.2167, Dawn Dusk
Dawn dusk is not preposterous.
It is manifested now for sure.
Groningen; 08:31, 2/3/2023
No.2168, Kotodama
Kotodama reverberates through the world.
It can extend to the omega point of the universe.
Groningen; 13:01, 2/3/2023
下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。
本日の2曲
全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。
楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。
タイトル一覧
9845. 新たな曲への挑戦
9846. 今朝方の夢
9847. 海上自治都市への興味/今朝方の夢の続き
9848. 宗教としてのトランスヒューマニズム/『アーカイヴ(2020)』を見て
9845. 新たな曲への挑戦
時刻は午前7時を迎えた。今朝方は小鳥たちの鳴き声は聞こえず、辺りは静寂さに包まれている。夜明けがやってくるのはまだ先なので、目の前の世界は真っ暗である。天気予報に変化が見られ、どうやら今日は小雨が降ることなく一日中曇りのようだ。午後に気分転換に近所のスーパーに行き、必要な野菜を購入してこようと思う。
昨日のトレーニングから一夜が明け、体は良い感じで鍛えられていることに気づく。トレーニング後の今も筋肉の合成が進んでいる。昼に栄養を補給する意味で果物類を食べ、プロテインを飲む。それがトレーニング翌日の昼食である。
昨日、箏の演奏についてあれこれ考えているときに、演奏の音にシャーマン的に憑依することをより意識したいと思った。今はまだ演奏者としての主体と箏の客体、さらには演奏という客体が分離していて、主客合一の状態にない。それを限りなく合一させるところまで弾き込んでいく。『糸』の暗譜が完了し、歌詞も暗記したので、ここ数日は新しい曲も弾き始めた。先生から送っていただいた幾つかの楽譜から『ルージュの伝言』と『君をのせて』を選び、当面はこの2曲を弾き込んでいこうと思う。昨夜、『ルージュの伝言』の歌詞を楽譜に書き込んだ。後者についても歌詞を楽譜に書き込んでおきたい。どちらの曲も『糸』と同様に、弾き語りができるようになりたいと思う。当面は楽譜に書かれた通りに練習していくが、歌いやすさなどを考えて自分なりのアレンジを今後行っていくことになるだろう。まずは楽譜に忠実になって弾き込んでいき、そこからアレンジの可能性を模索したい。今日もまた箏の稽古が楽しみである。
今日はそれ以外にも読書を旺盛に進めていこうと思う。昨日に読みかけになっているゾルタン·イストヴァンの書籍の続きから読み始める。それが終わればポストヒューマンに関する倫理を扱った書籍を読むか、オンラインゼミナールの次次回のトピックである「日本教」に関する和書を読み進めていくかを考えている。もしその和書を読み始めたら、各省ごとに音声ファイルを作成していこうと思う。フローニンゲン:2023/2/3(金)07:24
9846. 今朝方の夢
時刻は午前7時半を迎えた。今、ゆっくりと空がダークブルーに変わりつつある。変わりゆく空を眺めながら、今朝方の夢について振り返っている。
夢の中で私は、日本のどこかの緑地公園にいた。公園の緑はとても美しく、太陽の光も心地良かった。公園内を散歩していると、フットサルコートがあり、そこで試合が行われていたので少し観戦することにした。するとそこで試合を行っていたのは小中高時代の友人たちだったので、自分も試合に混ぜてもらうことにした。準備運動は特にせず、いきなりに試合に入ったので最初は少し様子を見ようと思ったが、いざ試合に参加すると、準備運動などお構いなしにプレーをしている自分がいた。ちょうど前半が終わりそうなときに、フットサルではスローインはなくキックインなのだが、友人が右サイドからスローインをして、自分の頭の上をゆっくりと超えていきそうになった。そのボールがとてもゆっくりに知覚され、そのスピードであれば回転して左足でダイレクトボレーを打てそうだったのでそれを実行した。すると見事にボールにミートし、強烈なシュートがゴールに飛んで行った。ところがそれはゴールポストに当たった。だがまるで自分はそれを予知していたかのようにゴール前に詰め、跳ね返ってきたボールをゴールの中に押し込んだ。友人たちは一連の自分の動きにただただ驚いているようであり、自分も超人的な動きをしたことに興奮していた。
次の場面では、前職時代のオフィスにいた。そこで私はある企業に対する税務戦略の立案を行っていて、クライアントであるその企業に次に出かけていくときに持っていくプレゼン資料を作っていた。32ページほどの資料が完成し、上司のマネージャーにレビューををしてもらおうと思った。普段そのマネージャーの男性はとても優しいのだが、その日はどこか苛立っていて、精神的に余裕がないように思えた。どうやら大量の仕事が溜まっているらしく、それで気が立っているようだった。とは言えその案件はマネージャーと一緒に進めているものなので、資料を見てもらわないわけにはいかなかった。マネージャーの机に行き、資料を渡すと、今は時間がないので後にしてくれと言われたが、その場でパラパラと資料をめくって中身を見ると、特に何の指摘もされなかった。自分の中でもその資料は完璧だと思っていたので特に驚きはなかったが、完璧に仕上げたその資料であれば、マネージャーのレビューなどいらないかもしれないと思った。自分と会話することによってマネージャーは少し気持ちが和らいだのか、資料の中に掲載されている数字に関して、その背後にあるストーリーについて語ってくれた。そのストーリーは自分でも見落としていたもの、あるいは考えが及ばないものであったからとても参考になった。なるほど、数字の裏にあるストーリーをそのようにして読み解いていけばいいのだという大きな示唆を与えてもらったことにとても嬉しくなった。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/2/3(金)07:51
9847. 海上自治都市への興味/今朝方の夢の続き
昨日の続きとして、ゾルタン·イストヴァンの書籍を読み進めている。その中で、 “seasteading”という興味深い概念に出会った。どうやらこれは海に浮かぶ自治都市のようで、沿岸から数百マイル程離れた場所であれば、どこの国の法律も適用されない可能性があることを利用して、その自治都市で科学やテクノロジーの研究を推し進めていくことをイストヴァンは支持しているそうだ。有名どころでいけば、起業家のピーター·ティールは海上自治都市の支持者であり、実際に資金援助もしている。またGoogleの共同設立者であるラリー·ペイジもまた同様の発想で、世間とは隔絶された場所で先端的な科学の実験を行うことを支持している。こうした発想は実にリバタリアンらしいものであり、リバタリアニズムとトランスヒューマニズムの相性が良いことが窺える。イストヴァンがアンバサダーを務める“Seasteading Institute”には一度足を運んでみたいし、すでに建設されている海上自治都市も見学してみたい。
そのようなことを考えていると、今朝方の夢の続きを思い出した。夢の中で私は、政治に関するプレゼンを中学校の全校生徒の前で行うことになっていた。教室でその準備をしていたときに、すでに準備は万端だったので早くプレゼンをしたいという気持ちでいた。その気持ちを抑えることは難しかったが、手元の資料を眺めていると、不思議とその資料に没頭できる自分がいて、知覚現象が通常とは異なっていた。文字が脳内に明瞭な色を伴って立ち現れてきたり、ふと廊下を見ると、そこでも人や物体が美しい幾何学模様に見えたりしていた。自分の中でまた新しい能力が開花したのだと思った私は、それを嬉しく思いながらも相当に冷静であった。異常なほどに高まった集中力の中で時を過ごしていると、いつの間にかプレゼンの時間が迫ってきていた。いよいよ会場に向かおうとしたときに、今日の給食でプリンが出されていたにもかかわらず、自分だけプリンをもらっていないことに気づいた。その瞬間に自分の意識状態は通常のものに戻り、プリンを食べることができなかったのならもうプレゼンはしないと誓った。そんな幼稚な理由でプレゼンを放棄することに決めた私は、近くにいた友人に、先生にはプリンがもらえなかったので自宅に帰ったことを伝えてくれと述べた。そして私は教室を出て、帰宅するために靴箱に向かった。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/2/3(金)09:25
9848. 宗教としてのトランスヒューマニズム/『アーカイヴ(2020)』を見て
時刻は午後7時を迎えた。今日は午前と午後に2回に分けて箏の稽古をした。まだまだこれから弾き込んでいく必要はあるが、楽譜を見ながらであれば『ルージュの伝言』と『君をのせて』は随分と演奏できるようになってきた。まずは演奏精度を高めていき、少しずつ歌をそこに付け加えて行こうと思う。
今日は午後に、オーナーのフレディさんに約束通り、トランスヒューマニズムに関する2冊の書籍を貸した。読了後、またゆっくりとトランスヒューマニズムについて語り合おうということになった。午前中の読書に一区切りがついた後に、山本七平氏と小室直樹氏の対談本である『日本教の社会学』の再読を始めた。これは今後のゼミナールのクラスで取り上げる課題図書にしており、今回は再読しながら各章ごとに音声ファイルを作成していった。その中で、マックス·ウェーバーの宗教の定義をもとにすると、トランスヒューマニズムもまた特定の信念体系と行動様式を持っていることから、ウェーバーが述べるところの宗教に該当するかと思った。もちろんウェーバーの宗教の定義は広く、マルクス主義も宗教であるし、日本的資本主義もまた宗教である。ウェーバー以外の学者の宗教の定義と照らし合わせてみて、トランスヒューマニズムはどの定義に合致し、どの定義に合致しないのかという性質の炙り出しを今後行っていきたいと思った。
先ほど夕食を摂り終えるのと同時に、『アーカイヴ(2020)』という映画を見終えた。AIをモチーフにした映画は枚挙にいとまがないが、この作品は背景の自然描写がとても美しく、思わず息を飲んでしまうことが何度もあった。アンドロイド開発という人工的な世界と自然の世界のコントラストはヴィジュアル的に見事であった。『トランセンデンス(2014)』をアンドロイド的な身体を持たない情報空間への完全なるマインドアップロードという点で後期ポストヒューマニズムの作品と分類すれば、アンドロイドに人間の記憶を移行させるという点で前期ポストヒューマニズムの作品と分類することができるかもしれない。この作品を見ながら考えさせられたのは、マインドアップロードの困難さや倫理的な問題ではなく、作品の中に登場するロボットの仕草や振る舞いから感情を読み取ってしまうこちらの反応であった。もちろん、ロボットは人間と全く同質の感情を持たないと考えられるだろうが、しかしながらその仕草や振る舞いには感情が感じ取られてしまうという点が興味深く映ったのである。物に情が移るということを超えて、物から情を汲み取ってしまうという感情的働きがどうやら人間には内在的に存在しているようなのだ。明日からは、メタバースを用いたトランスヒューマニズムの世界を描いた『ウエストワールド シーズン4(2022)』を視聴し始める。シーズン3まで非常に興味深く見ていたこの作品の続編もとても楽しみだ。フローニンゲン:2023/2/3(金)19:14
Comments