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9600-9604: フローニンゲンからの便り 2022年12月17日(土)



No.4266 象徴_A Symbol


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2054, An Slowgoing Atmosphere

We need a more slowgoing atmosphere in society.

We don’t have to haste.

Hasty exacerbates the quality of life.

Groningen; 08:21, 12/17/2022


No.2055, A Celestial Plain

I’m waking in a celestial plain now.

The beauty of the scenery is breathtaking.

Groningen; 09:56, 12/17/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

9600. 音読の言霊効果と楽器演奏の脳への効果

9601. 今朝方の夢

9602. 今朝方の夢の続き

9603. 数字譜起こしに向けて/宗教思想と日本国憲法を探究する必要性を感じて

9604. AI及び情報的生命の権利問題


9600. 音読の言霊効果と楽器演奏の脳への効果


時刻は午前7時を迎えた。今の気温はマイナス2度で、今日は日中もマイナス1度までしか気温が上がらない。最低気温はマイナス6度と低く、夜は相当に冷え込みそうだ。こうした寒い日もとりあえず明日までである。明後日からはマイナスの世界から脱却し、これまでの冷え込み具合と比較すれば暖かい日が続く。もう気がつけばクリスマスを目前にしていて、年末も近い。ニース、モナコ、マヨルカへの旅行が迫ってきた。今年は冷たい冬ということもあって、やはり2月末ぐらいには暖かい場所として、UAEの首都のアブダビに行ってみようと思う。入国の際にビザは別に必要ではないらしいので、それであれば観光目的で訪れるのも楽である。何よりもアブダビの暖かさに触れたい気分である。


今日は午前中から昼前にかけて、オンラインゼミナールの第9回目のクラスがある。今日は、ロールズ以後の北米の政治思想を扱う。クラスの前に、改めてテキストの該当箇所を読み返しておきたいと思う。それが済めばいつものように、自分の関心領域の学術書を音読していこうと思う。昨日、音読をしながら、そこには言霊効果があることに気づいた。単にグロス次元で脳に影響を与えているだけではなく、サトル次元においては心や魂にも何か効果をもたらしているようなのだ。それは大変興味深く、これからも毎日音読を続けることによって、その効果をより明瞭な形で感じたいと思う。


音読に加えて昨日は、楽器演奏と脳への効果について調べていた。というのも、箏の演奏を始めてから、ここ最近自分の脳の働きが変わり、心の有り様も変化したように感じていたからである。調べてみると、楽器の演奏は全身運動に匹敵するらしい。音読もまた全身運動的なものであるから、両方を毎日行うことによって、自分の脳はどんどんと生まれ変わっていき、機能がより向上していくであろう。楽器の演奏とそれが脳にもたらす影響の関係性は興味深いテーマでもあるので、引き続き最新の研究成果にアンテナを張っておこうと思う。


数字を愛する自分としては、箏の数字譜は感性に合っている。箏の演奏の中で数字に触れることができるというのは、二重の意味で自分に対して大いに刺激をもたらしてくれている。さて今日もまた、自分の好きなことに三昧の状態で取り組むことにしよう。フローニンゲン:2022/12/17(土)07:23


9601. 今朝方の夢


箏とピアノのコラボレーションの恵みに浴している。音楽は恩寵的な音のシャワーを浴びせてくれる。いや、恩寵的な浴槽にゆったりと浸かっているような心地と言った方が正確だろうか。先日メルヴィンの自宅で一緒にSpotifyを使って箏とピアノのコラボレーションの音楽を見つけ、今はそれを聞いている。


さて、今朝方の夢についてまだ振り返っていなかったので、それについて振り返ってから、今日の活動を本格的に始めていこう。夢の中で私は、車の中にいた。運転席を見ると、有名な社会学者の教授が車を運転していて、車はワゴン車だった。私は後部座席に座っていて、私の隣にはこれまた有名なジャーナリストの方がいた。私は2人を尊敬していて、どこかの機会に話をする日が来るだろうと予感していて、それが思わぬ形で実現したと思った。運転をしてくださっている教授はせっかちな性格のようで、運転にそれが現れていた。車内に音楽でもかけようということになったので、ジャーナリストの方がカバンからCD付きの雑誌をおもむろに取り出し、まだ未開封のCDの包装を解こうとしていた。しかしそれに少してこずっているようだったので、こちらに渡して欲しいと述べ、ちょうど車内にカッターナイフがあったので、それを使って包装を解くことにした。すると、運転手の教授がやたらとイライラしていて、私たちがCDを開けることに時間を使っていることに苛立っているようだった。そんなことで苛立つこともないのにと私は思い、苛立っている教授をよそに、自分は冷静な気持ちでCDを開けることにした。いざCDの梱包を解き終わると、車は信号機で一旦停車することになった。しかし、横断歩道から随分とはみ出る形で車が停車したので、教授は慌ててバックして、正しい位置に車を止めた。その教授は、実は先ほど運転している最中も足元を見ていて前を見ない形で運転していたので結構危ないと思っていた。


気がつくと、いつの間にか目的地に到着していた。すると不思議なことに、運転をしてくださっていた教授はどこかに消えていて、ジャーナリストの方だけが残っていた。私たち2人は目の前の大きな屋敷に入っていった。実はその屋敷は自分が所有しているものであり、今からそこで謎解きゲームが行われることになっていた。最初の謎解きが行われる部屋に入ると、そこは図書室も兼ねていて、四方が全て本棚と膨大な書籍に囲まれているだけではなく、部屋の真ん中にも本棚がいくつか並んでいた。自分はその家の所有者なのだが、久しぶりにこの家にやって来たので、造りを少し忘れているようだった。以前ここで過ごした時には、よくこの部屋で研究をしていたと懐かしく思った。部屋には続々と世界各国からゲームの参加者が集まって来た。日本人はほとんどおらず、部屋を見渡す限りだと、自分とそのジャーナリストの方ぐらいしかいなかったように思う。最初の課題を司会進行役の女性が読み上げると、一同静まり返っていた。その課題がかなり難解だったからである。場の雰囲気が少し重くなったなと思ったので、私は突然立ち上がって、クラシック音楽の名曲を口ずさみながら壁際に向かい、壁の表面にある押しボタンを押して、壁の中から立派なスピーカーを外に出した。そして、みんなが寛げるようにクラシック音楽をかけた。すると、場の雰囲気は和やかなものになり、みんな一度冷静になって課題と向き合うきっかけになったようで嬉しく思った。フローニンゲン:2022/12/17(土)08:42


9602. 今朝方の夢の続き


時刻は午前9時半を迎えた。つい今し方、今日のオンラインゼミナールのクラスに向けた最終準備を終えた。今日のクラスを通じて、またどのような発見や気づきがあるのかが楽しみである。受講生の方と即興的に生み出す対話空間は心地良く、それはジャズセッションのように創造性に溢れていて刺激的である。今日もまたそんな時間と空間に浸れることに感謝したい。


今朝方の夢についてはすでに振り返り終えたと思っていたが、夢の続きを思い出したので、それについても書き留めておきたい。そう言えば、謎解きゲームに参加している際に、ウクライナからやって来た若い女性とロシアからやって来た若い女性と話をしていたことを思い出した。ウクライナとロシアが戦争中であることを知っていながらも、2人は仲が良く、特に気まずい雰囲気はなかった。2人としばらく話をしていると、気がつくと自分は氷に覆われた街にいた。街の中心部は浸水していて、浸水した水が完全に凍っていた。その周りに人がたくさんいて、どうやら彼らは何かの特殊部隊のようだった。気がつくと、自分もまた特殊部隊の一員であることが判明し、私が所属していた隊は「炎」を司っていた。氷と炎はあまり相性が良くなく、炎側は不利な状況だったのだが、炎の隊のみんなは士気が物凄く高く、その心的エネルギーはとても熱かった。自分の心も情熱で煮えたぎっていて、その状態であればなんでも可能であるかのように思われた。まさにトランス状態であり、神懸かりの状態にあることを感じていた。他の隊が足踏みをしている中で、自分は炎の隊の副隊長として先陣を切って氷の上に飛び降り、そこでミッションを遂行しようとした。私の後を追って、笑顔で隊長も氷の上に飛び降り、そこから他の隊員もついて来て、全員で雄叫びを上げた。それを見ていた他の隊の人たちは、私たちを驚きと尊敬の眼差しで見つめていた。そのような場面があった。この場面の後、今度は野外調査ということで、広大な平原を馬か何かに乗って走っている場面があった。いずれの場面においても、自分の中には何も恐れるものがなく、進取の精神を体現している自分がいた。私の表情は明るく、晴れやかであった。自分の存在が太陽のように輝いていたのが印象深い。フローニンゲン:2022/12/17(土)09:40


9603. 数字譜起こしに向けて/宗教思想と日本国憲法を探究する必要性を感じて


時刻は午後2時を迎えた。先ほど、午後の箏の稽古を終えた。楽器演奏の脳への肯定的な効果を改めて知ってから、箏の演奏にも自然と力が入る。とにかく焦らず、着実に箏の演奏技術を楽しみながら高めていき、いつか必ず自由自在の即興演奏の境地に達したいと思う。そこに向けてのイメージを絶えず持ち、技術の獲得に応じてそのイメージを鮮明化させていこう。箏の稽古を終えてから1階に降りていき、音楽関係の書籍が閉まってある段ボールを開けて、幼少期に世界観を大きく変えてくれたゲームの『クロノ·トリガー』の楽譜を取り出して来た。その楽譜はピアノソロ用なのだが、これを箏の演奏ために数字譜に起こしていく作業を今後行なっていきたいと思う。日々、テクニック集を通じた稽古だけではなく、自分が弾きたいと思う曲を弾くのが一番であることから、この楽譜を数字譜に起こしていくことは必ずやりたい。少しずつでいいのでその作業を進めていく。


今日は昼前までオンラインゼミナールの第9回のクラスがあった。今日のクラスを通じても学びが非常に多く、色々と考えさせられることがあった。振り返りの音声ファイルを取った後に、今後ゼミナールで扱うべき事柄がまたクリアになって来た。今日は、日本で今問題になっている防衛費の増大の話題から、政治と宗教との繋がりについて受講生の方々と意見交換をし、政治思想を扱った後には宗教思想についても扱っていく必要があることを改めて思った。仮に来年の秋から神学大学院に進むことができたら、この探究にとっては大きな追い風になる。防衛費の増大の話題については、日本国憲法についての理解も深めていかなければならない。そうなって来たときに、ここでやはり小室直樹先生の著作物を読んでいくことの大切さを思う。とりあえずは政治思想について扱った後は、日本的資本主義について扱い、その後に小室先生の著作物を元にして宗教や日本国憲法について理解を深めていく場を作っていきたいと思う。フローニンゲン:2022/12/17(土)14:25


9604. AI及び情報的生命の権利問題


時刻は午後5時半に近づきつつある。この日記を書き留めたら、夕食の準備を始めよう。夕方に近所のショッピンモールに行き、4冊の書籍を受け取った。ちょうどまたメールで、近くのコピー屋にイギリスから書籍が届けられた旨の連絡があり、明日の夕方にコピー屋に足を運んで書籍を受け取ろうと思う。重さから推察すると、オックスフォード大学出版から出版された、テクノロジー哲学に関する論文集かと思われる。このように着々と今後の研究に必要な書籍が手元に届くことは喜ばしい。後は焦らずに、着実に音読を通じて毎日書籍を読み進めていくだけである。音読を通じて体現された知が、いつか必ず何かしらの形で実りをもたらす。


今日のオンラインゼミナールのクラスの中で、AIそのものへの権利に関する話題となった。人間の権利に関しても様々な政治的変遷を経て、権利の拡張が進んできた歴史があるが、権利というのは何も人間だけではなく、動物の権利を認めて来た歴史があることを考えてみると、AIに対しても権利を認めるようになることは何らおかしなことではないように思える。仮にAIに権利を付与するとすればどのような内容かつどのような形でなされるのだろうか?ここにリバタリアニズム的な発想と絡めてみると、この話題はさらに興味深くなる。情報的生命に対する権利の問題というのは、神学的なテーマにもなるであろうことを付け加えておきたい。情報的生命もまた創造主による創造物であり、神道的な発想においてはそこにもカミが宿るのであるから、必ず今後議論になる話題かと思う。その時に宗教側がどのようにこの問題に関わっていくのかは注目に値し、そのディスコースを整理し、健全なディスコースが生まれていくための学術研究に従事したいと思う。AIに権利を与える際に、権利を与える主体が誰なのかについても関心を寄せるべきことである。国家概念が揺らぐ現代社会の中で、AIの権利を国家が与えるというのも時代の流れとあまり合致しない感があるのは否めなく、それであればAIの権利を付与する主体は誰がふさわしいのだろうか。権利付与の主体の変遷は、AIのみならず、人間の権利を認める際にも大きな問題として立ちはだかっている。フローニンゲン:2022/12/17(土)17:29

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