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9556-9560: フローニンゲンからの便り 2022年12月8日(木)



No.4176 京都の華やぎ_Splendor of Kyoto


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2035, Morning Stars

Morning stars are enjoying running in the sky.

The speed is astronomical.

So is our life.

Groningen; 09:11, 12/8/2022


No.2036, A Jazzy Evening

It’s a jazzy evening.

The world is full of spontaneity and creativity.

Everyone loves the vibe.

Groningen; 20:29, 12/8/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

9556. 税務申告の準備の中で思わぬことに気づいて

9557. 膨大なパターン学習と即興演奏

9558. 今朝方の夢

9559. テクノロジー哲学の講座の中で考えさせられたこと

9560. 充実した時を過ごして


9556. 税務申告の準備の中で思わぬことに気づいて


時刻は午前7時半を迎えた。昨日、お世話になっている会計士のロブから連絡があって、2021年の確定申告の準備が整ったとのことだった。少し前に、申告に必要ないくつかの問いに対して回答しており、今年も無事に申告の準備が整ったとホッとした。ところが、今年は課税所得がかなり大きく、累進課税で所得税が適用されるとは言え、かなりの額の税金を支払う必要があった。その金額があまりに大きかったので、もう一度四半期ごとにロブに報告していた申告用のエクセルシートを見直すと、売り上げの計上は確かに正確だったが、費用項目については一切計上していないことに気づいたのである。特に自分の場合は、提供しているサービスに直結する書籍代が最大の費用項目として計上され、その他にはウェブサイトの維持費やZOOMの契約料などぐらいしか費用項目がない。オランダで控除対象となる費用の幅は狭く、日本のように様々なものを経費として認めることはなく、最初のうちはロブにその点を指摘されていた。昨日の段階で、ロブに費用を計上し忘れていたことを伝え、今から早急に調査し直して申告資料の修正をお願いできないかと連絡した。ロブから返信が早く来ることを祈っているが、いずれにしても今日は他にやることがあるので、明日と今週末を使って、集中して費用の調査と申告情報の修正を行いたいと思う。幸いにも売り上げについてはもはや調査し直すことがなく、費用項目だけを精査すればいい。その方法についても明確で、2021年の第一四半期には書籍代の費用を計上していたが、第二四半期の4月から12月にかけてすっぽりと書籍代の計上が抜けていたので、クレジットカードの支払い履歴からAmazonの名前を探して、その分を税務申告用のエクセルシートに反映していけばいい。2021年にAmazonから購入したものはほぼ全て書籍だったと思うが、念のためにAmazonの購入履歴からもそれが書籍であるかをきちんと確認しようと思う。第二四半期から年末までの書籍代は結構な金額だったかと思うので、それにより課税所得が軽減されるだろう。それに付随して、2022年に関しても同様に、費用項目として計上するべき書籍代を計上し忘れていることに気づき、第一四半期から今月末までに購入した書籍代をちゃんと費用項目に計上しておこうと思う。今年は数百万円ほど学術書の購入に充てているので、結構な費用になる。むしろそうしたものを計上しないから課税所得が膨れ上がっていたのである。それにしても、売り上げの計上はしっかりとしておきながら、節税になる費用をほぼ一切計上していなかったのはなぜなのだろうか。自分でも疑問に思う。いずれにせよ、今年は例年以上の金額の税金を納めることになりそうだ。それもまたこの国への恩返しである。フローニンゲン:2022/12/8(木)07:40


9557. 膨大なパターン学習と即興演奏


つい今し方天気予報を確認すると、今日は雪マークだった。どうやら午前中から昼過ぎにかけて雪が降るらしい。午後の雪は少し雨混じりになるようだ。ちょうど今日はジムに行く日であり、ジムに行く頃には雪が止んでいて欲しいと思う。もちろん雪が舞い落ちる中にジムに行くのも一興であるが、雨混じりの雪は少し避けたいところである。今日からのフローニンゲンは軒並み最低気温がマイナス2度を下回っていて、随分と寒い日が続きそうである。確か昨年は暖冬だったし、今年の夏は冷夏であった。その反動として今年の冬は寒いのかもしれない。


昨日、箏の即興演奏に向けて、箏の即興演奏者の手元を観察し、その動きを真似てみることを意識してみようと思った。実際にまだまだ手の動かし方がスムーズではなく、プロの腕前を見ることによって、代理学習的な形で自分の脳にもその動きに関する神経回路が開発されていくのではないかと思う。もちろん即興演奏だけではなく、プロの演奏の手元の動きがわかる動画を見ていくことも勉強になる。そうした動画を繰り返し入念に見ていくことによって、即興演奏の技術の幅を広げることにつなげていこう。即興演奏ができるまでの道のりはまだまだ長いが、日々少しずつ自分の技術を高めていく楽しさと喜びがある。即興演奏するに際しては、身体的な点で言えば、手の動きのパターンを増やすことであり、それらのパターン間の結合を自由自在かつ滑らかにしていくことが重要だ。音楽理論的な観点で言えば、メロディーやコード進行、リズムのパターンを増やしていき、それらの組み合わせもまた自由自在なものにしていくことが大切となる。カート·フィッシャーのダイナミックスキル理論を用いれば、まさに点·線·面·立体のサイクルとしてその学習過程を説明できる。膨大なパターンを学習していき、それらを組み合わせていく訓練を積むことが、創造性に溢れる即興演奏を可能にする。それが実現される日を楽しみにしながら、毎日少しずつ稽古を続けていく。


さて今日は、午前中から昼過ぎにかけて、テクノロジー哲学の講座の第2回のクラスがある。昨夜の段階で、本日取り上げる内容に関するテキストの該当箇所を再読していた。しかしまだ受講者の方々の最新の投稿文章を読んでいないので、それらに目を通しておきたいと思う。それを終えてまだ時間があれば、今日もまた思弁的実在論の講座の開講に向けて音声コンテンツを作成していきたいと思う。フローニンゲン:2022/12/8(木)07:51


9558. 今朝方の夢


朝空は青く、うっすらとした雲が所々にかかっているだけで、今のところ雪の予感はしない。さて、これから天気がどのように変化していくのだろうか。


今朝方は2つほど夢を見ていた。夢の中で私は、古代遺跡をキャンパスにしたビジネススクールに通っていた。その外観は見事で、そのキャンパスそのものが世界遺産に登録されているようだった。キャンパスの中もまた随所に歴史を感じさせ、とても雰囲気が良かった。その場にいるだけでどこか身が引き締まる思いがして、学習がとても捗るように思えた。あるクラスに参加するために教室に到着すると、そこもまた歴史を感じさせながらも、同時にどこか懐かしさを感じさせた。小学校時代の理科室と空気が同じに思えたのである。その教室にはもちろん実験器具など置いてなかったのだが、教室の匂いが当時の理科室を思わせた。いざ授業が始まると、アメリカ人の教授がいきなり早口で課題を出した。受講生たちは今からその課題に答える必要があり、すぐに採点されるとのことだった。ビジネスに関する記述問題が矢継ぎ早に出され、回答したらそれを隣の人に渡していくルールになっていた。一番左の人は右の人へ、一番右の人は左に渡していくことになっていて、ちょうど真ん中に座っていた自分はどちらに渡したらよいのかと悩んだ。いや、回答を渡すことに悩むよりも、記述問題の回答が自分だけ遅く、その他の受講生たちはものすごい勢いで回答していっていた。彼らは英語がネイティブの者が多く、タイプするだけではなく、実際に文字を書くことにも慣れているのだろう。自分にとって大きなディスアドバンテージは英語の筆記体が書けないことであり、それが回答時間を遅くさせていた。ゆっくりと回答したいと思う自分がいて、そこはもう割り切って自分のペースで回答していくことにした。するとトレイに行きたくなり、そこで夢の場面が変わった。いや、実際にはこれが最後の夢で、目覚めてすぐにトイレに行ったのである。ではその前に見ていた夢は何であったか。それを今思い出した。


夢の中で私は、万里の長城に似た場所にいた。どうやら今から、城壁の崖のような場所かつ狭い足場を走って移動しなければならず、目的地まで一気に走り抜けることが求められていた。それを誰かのために行う必要があった。端的には、近くにいた友人を救うために行う必要があったのである。友人のためであれば、命の危険を冒してもそのミッションを遂行しようと思った。しかしながら、いざ狭い足場でかつ崖のような場所を走ることは恐怖心を煽った。いざ走り出したところ、気がつけば自分は目的地の建物の中にある中華レストランにいた。そのレストランは、厨房が無限に続いていて、友人と自分を危険な目に合わせた首謀者に対する怒りから、その怒りをレストランにぶつけた。というのも、そのレストランはその首謀者が経営していたのである。なので私は、レストランの厨房で準備されていた料理をことごとくひっくり返していったり、食器類を片っ端から割っていったりした。すると、大きな爽快感が自分にやって来て、首謀者への仕返しを完遂したと思ったし、その首謀者は今後同じことを他の人にしないのではないかと思った。自分なりの正義を貫徹した感じがあったことを覚えている。フローニンゲン:2022/12/8(木)09:30


9559. テクノロジー哲学の講座の中で考えさせられたこと


時刻は午後1時を迎えた。先ほどテクノロジー哲学の講座の第2回のクラスを終えた。今日も前回に引き続き、実り多い回となった。とりわけ今すぐに答えが出ないようないくつか重要な問いが場に出てきたことは嬉しい限りである。1つはインターネットの登場によって生み出された新たな意識とは何かというものである。インターネットがどのような新たな意識を開いのかという問いは考察に値し、それについて考えてみると、色々な性質が挙げられるように思うが、まだ自分自身を納得させるような本質的な回答が自分でも出せないように思える。インターネットに付随して、SNSが産んだ新たな意識というものがあるだろう。「インターネットコンシャスネス」や「SNSコンシャスネス」という言葉を当ててみて、それぞれに固有の性質について納得のいく回答を講座が終わるまでに見出したいものである。このトピックを拡張させれば、テクノロジーが生み出す新たなコンシャスネスは何かという話になり、「テクノロジーコンシャスネス」について考えることにも繋がるだろう。この問いを通じて、人間の意識とは何かについて改めて考えることになるだろうし、人間とテクノロジーの間にある内在性向の違いについても考えることになるだろう。人間の中にある意識と、テクノロジーの中にある「意識的なもの」の差を考えることを通じて、改めて人間存在とは何かを考えたいものである。


それに加えて、テクノロジーのモラルのディスカッションが秀逸であった。このトピックも今この瞬間に答えを出すのは難しく、講座が終わる頃に自分なりに分厚い語りができればと思う。そもそもテクノロジーは製作段階でモラルの介入のあるなしがあるし、テクノロジーを使用する段階でモラルの介入のある無しがある。仮に製作段階と使用段階の双方でモラルが担保されていたとしても、テクノロジーは人間の手を離れて他のテクノロジーとの相互作用によって、私たちが予期していなかったようなメタテクノロジーを生み出し、そのメタテクノロジーが道徳的な振る舞いをしない可能性もある。また、製作段階と今現在における使用において全くモラル的でないものが、テクノロジー間の相互作用た他の要因によってメタテクノロジーを生み出し、それが道徳的な振る舞いをもたらしたり、人類に新たな可能性を開くことがある。それを考えると、この問題は重要でありながらも方向性を見出していくのが難しい。テクノロジーを制作する段階や使用する段階で道徳的な議論がなされたとしても、それがその瞬間の自己満足で終わる可能性もある。しかしだからと言って道徳的な議論をすることが無意味だとは言えず、仮にメタテクノロジーが生まれ、その振る舞いが予期できなかったとしても、私たちはあえて民主的な対話をしていく必要があるのではないかと思う。重要なことは、現時点においての自己満足に陥らないために、民主的な共同合意を形成していくことであり、未来にわたっての予測不可能性については、できる限り時間軸を伸ばし、メタ的な思考をしながら、将来の世代を想像しながら道徳的な対話を継続させていくことだと思う。すなわち、一回限りの道徳的な民主的対話をするのではなく、複雑性が極度に増した世の中なのだから、社会の変化を絶えず考慮に入れながら、暫定的な民主的合意事項を形成し、それを次世代にどんどんと引き継いでいくことが重要なのではないかと思う。それが未来の予測不可能性ゆえに道徳的な対話をすることが無意味だという虚無主義的な在り方に対抗する実践であり、同時にその実践は人間とモノ及び社会の発達に寄与するのではないかと思う。フローニンゲン:2022/12/8(木)13:17


9560. 充実した時を過ごして


時刻は午後5時半を迎えようとしている。辺りはもう真っ暗になったが、今日は満月が出ていて、今その美しい満月を眺めている。幸にも天気予報が外れ、今日は結局雨まじりの雪が降らなかった。その代わりに、午後は晴天に恵まれ、今もこのようにしてくっきりとした満月を眺めることができている。冬空の浮かぶ満月はどこか透き通っているように思える。


今日もまたジムで充実した時間を過ごしていた。ジムに行く前にテクノロジー哲学の講座の第2回のクラスがあり、そこで盛り上がった話題をジムの行きにあれこれと考えていた。それらについては、夕食後に音声ファイルで受講生の皆さんにシェアをしておこうと思う。自分なりに考えたことや、今後のクラスをより有意義にするための観点を提供できたらと思う。


今日のジムでのトレーニングは、まずはいつものようにジークンドーの稽古から始めた。これがいつも良い準備運動になっている。ちょうど今週の日曜日にはロビンさんとのプライベートレッスンがあり、それに向けて前回習ったことを復習していき、次回のレッスンでおそらく習うであろうことを想像した予習的な取り組みに従事していた。ジークンドーの稽古を終えた後、筋力トレーニングに取り掛かったのだが、今日はエリーザが熱のためにお休みであり、1人でトレーニングをしていった。エリーザに使い方を教えてもらった器具をうまく活用しながら、まずはこれまであまり鍛えてこなかった背面の筋肉を鍛えていった。そこからいつものように、前方の大きな筋肉を鍛えていくことをした。約1時間ぐらいかけての充実したトレーニングを行うことができた。トレーニング後、いつものようにサウナに入った。今日は底冷えするような寒さであり、そろそろサウナには3セット入ろうかと思ったが、まだ2セットに留めておくことにした。おそらく次回あたりから3セット入ることになるかもしれない。今は12分サウナに入って、冷水を浴び、少し休憩するというサイクルを2セット行っているのだが、サウナの時間を10分にして、3セット入るようにしようかと思う。サウナの入り方としてやはり3セットぐらいが推奨されているので、次回からは1回あたりのサウナの時間を10分に短くして、その代わりに3セット入るようにしてみよう。ジークンドー、筋力トレーニング、そしてサウナに入ったおかげでお腹が空いてきた。この日記を書き終えたら夕食を摂り、そこから今日の講座のクラスを振り返る音声ファイルを作成していこう。フローニンゲン:2022/12/8(木)17:37

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