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9552-9555: フローニンゲンからの便り 2022年12月7日(水)



No.4170 光の毛玉_A Ball of Wool of Light


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2033, A Multilayered Dream

We always have a multilayered dream.

But we don’t notice it.

Once we figure it out, our life would become multistoried.

Groningen; 07:39, 12/7/2022


No.2034, Warm Esoteric Buddhism

Esoteric Buddhism is not cold but warm.

It is always with other religions and with us.

Groningen; 13:02, 12/7/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

9552. 書物の読み方と今後の講座

9553. 今朝方の夢

9554. 箏の稽古(50):技術的な課題とパターンの拡張に向けて

9555. 即興性と創造性を発揮する最適持続時間/マネー心理学について


9552. 書物の読み方と今後の講座


時刻は午前6時半を迎えた。今日もまた新たな気持ちで目覚めた。気持ちを新たに目覚めてみると、それは新たな自己の誕生を示唆しているようで興味深い。確かに自分は毎日新たなことを学び、新たな自分として生まれ変わっていると考えても何ら不思議ではない。新たに誕生した今日をどのように過ごそうか。今日もまた、思弁的実在論の入門講座の開講に向けて音声ファイルのコンテンツを作成していこうと思う。それは順調に進んでいて、すでに批判的実在論の入門講座を作成した経験があるし、オンラインゼミナールでかなり多くのコンテンツを作っている経験があることから順調に進んでいる。今日は第2章の残りと、第3章に関して音声ファイルを作っていければと思う。午前中と夕方までは、講座で取り扱う書籍を音読して、それに関して音声ファイルを作ることが良い習慣になっている。夕食後に時間がある時には新しい書籍を黙読で読んでいる。昨日は、アガンベンの1000ページを超える大著の初読を終えた。それ以外にも、後少しばかり積読になっている未読の書籍に目を通し、何をじっくりと読むべきなのかの吟味をしていた。全ての書籍に対して音読をして音声ファイルを作成するわけでは当然ないのだが、重要な本についてはやはり最初から最後まで音読をして読み進めたい。これまでの経験上、音読をしてじっくり読むのと読まないのとでは、やはり理解力に随分と差が出る。自分にとっては倍速で映像コンテンツを見るような感覚が速読であり、じっくりとその作品を味わうのが音読を通じた精読である。そのような読み分けをしている自分がいる。当面は、まずは思弁的実在論についての講座を作り、そこからはメタモダニズム、カルチュラルスタディーズと続き、そこからはグラハム·ハーマンのオブジェクト指向存在論に関する講座を開講してもいいかもしれない。マネー神学に関する講座も今後神学大学院に進学してから開講したいし、昨日積読状態になっていたマネー心理学に関する書籍をもとにした講座も開講したい。


今日もまたジークンドーの稽古と箏の稽古を楽しもう。改めて、それらの稽古が自分の即興力と創造力を高めてくれていることに気づく。それは思わぬ副次的効果である。ジークンドーと箏という異なる実践領域を持つことによって、心身がまた別の形で刺激され、それが自己をより包括的に深めることに役立っている。少なくともこの2つの実践によって、毎日憩いの時間を感じられていることは喜ばしい。フローニンゲン:2022/12/7(水)06:43


9553. 今朝方の夢


フローニンゲンの朝はこれからお目覚めのようだ。まだ辺りが相当に暗く、ようやく遠くの空がダークブルーに変わりつつあるという状況だ。時刻は間も無く午前8時を迎えるところなのだが。


1羽の小鳥が鳴き声を上げながら飛び去っていった。この暗さだとその姿を確認することはできないが、鳴き声のおかげで存在感を感じる。


先ほど、バイオポリティクスからネクロポリティクスへ移行している現代社会について考えていた。現代は、身体的な管理から、生死そのものが管理され、誰が生きて、誰が死ぬかが政治的に決定される社会となっている。バイオポリティクスの側面も当然ながら多分にこの社会には残っている。手持ちの書籍の中には、バイオポリティクスとネクロポリティクスに関する書籍が意外と多くあるので、それらについて読み返してみたいと思う。


今朝方は断片的な夢を見ていた。夢の中で私は、何かを間に合わせようと急いでいた。急いで事に当たろうとする気持ちが自分の中にあって、それはあまり気持ちの良いものではなかった。まずはそのような夢を見ていたことを思い出す。もう1つ覚えているのは、日本人のジークンドーの達人の方とその協働者の方達と一緒にジークンドーの動画撮影を行っていたものである。事前に少し打ち合わせをし、その中で私が色々と冗談を述べていた。打ち合わせ自体はZOOMで行っていて、その時の背景画像がその場にいた芸人の方の顔を面白おかしくイラスト化したもので、ちょっと悪ふざけをしすぎたかと思った。打ち合わせは順調に進み、後の撮影が楽しみになってきたところで夢から覚めた。実際のところはもう1つ夢を見ていたように思う。土の香りが記憶に残っているようで、その記憶から察するに、山古屋の近くの草原にいたようなイメージが思い出されてくる。夢の存在論。夢もきっと多階層構造を成していて、毎日夢の色々な階層にアクセスしているのではないかと思う。フローニンゲン:2022/12/7(水)07:57


9554. 箏の稽古(50):技術的な課題とパターンの拡張に向けて


今、夕方の箏の稽古を終えた。今日も30曲あるテクニック集の曲を順番に楽しみながら演奏して行った。技術的な課題として、左手でピチカートの音を鳴らしたのと同時に右手で音を鳴らして8分音符でテンポ良く演奏していくことがまだ難しい。左手を使うその他の技術で言えば、やはり左手のアルペジオがなかなかに難しい。左手は利き手ではない分、左手で3つの音を順番を崩さずにタイミングよく鳴らすことには訓練が必要だ。先生も述べていたが、実際の曲では左手でアルペジオをすることはあまりなく、右手で行うことが多いとのことだったが、左手でもアルペジオができることに越したことはなく、今後即興演奏をする際にそれは役に立つだろう。テクニック集で掲載されている曲は、実際の曲ではあまり出てこない指使いを訓練のために要求してくるが、むしろそれが今後の即興演奏を見つめると良い訓練になるかと思う。とにかく今は、演奏技術の幅を広げていき、同時にそれぞれの技の精度を高めていくことを意識していく。この点はジークンドーの稽古と全く同じである。今は駆け出しの即興演奏者なりに即興演奏を楽しんでいる。演奏の中では自分が得意としている技術やテンポやメロディーのパターンが見えてくるのが面白い。そうしたパターンを自分の個性として眺め、同時にパターンにないものが自分の成長余地だとみなすことができるだろう。このあたりは自分の得意なパターンを伸ばしていきながら、同時にパターンにないものを貪欲に取り入れていく姿勢を持ち続けたい。今夜も夕食後にまた箏の稽古を楽しもうと思う。その時もまたテクニック集を用いた練習と即興演奏の双方を楽しむ。箏の演奏をしてから就寝に向かうのと読書をしてから就寝に向かうのとでは睡眠の質や夢の質にも変化が見られるかもしれない。そのあたりも検証実験をしたい。フローニンゲン:2022/12/7(水)17:09


9555. 即興性と創造性を発揮する最適持続時間/マネー心理学について


時刻は午後7時を迎えた。夕食を摂り終えてスマホを確認すると、パーソナルトレーナーのエリーザからメッセージがあり、どうやら熱が出てしまっていて、明日の状態を見てトレーニングの日を改めて欲しいというものだった。エリーザの体調が心配であり、とにかく体調を回復させることを最優先してくれと返信しておいた。


振り返ってみると、今日もまた充実した1日を過ごしていた。思弁的実在論の入門講座の開講に向けて、音声ファイルを多く作成していた。今日は、オブジェクト指向存在論に関する章の音声ファイルに力を入れいていた。学術書に対して項目ごとに音声ファイルを作っていくと、1つの音声ファイルの時間が大体クラシック音楽のピアノ曲1曲分に相当することに気づいた。それは時間的に長くもなく短くもなく、ちょうどいい創作物が生まれているように思う。即興的に生み出されるものとしてそれくらいの長さの方が人は向き合いやすいのかもしれない。ワーグナーの数時間に及ぶオペラ作品のようにあまりに長すぎると、それと向き合う人の数は減ってしまうし、体験として間延びしてしまうだろう。人にインスピレーションを与えるのに最適な体験持続時間というものがありそうだ。今日々触れているハリー·マックのフリースタイルラップもやはり時間的持続がちょうどいい。即興性と創造性を発揮する最適持続時間というものを模索してみよう。


夕方にふと、今後マネー神学の講座を開講する前に、まずはマネー心理学の講座を開講しよう思った。昨夜ランダムに書籍を読み返している中でマネー心理学に関する学術書を見つけ、それを見て、神学や哲学からマネーの内在性質について扱う前に、心理学から扱うことの方が多くの人にとってマネーの内在性質の探究に入っていきやすいのではないかと思った。改めてこの書籍を再読し、もし講座化するに値すると判断すれば、どこかのタイミングで音声ファイルを作り始めてみようと思う。フローニンゲン:2022/12/7(水)19:24

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