4138 幸福_Happiness
本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)
No.1948, A Way for Kami
A way for kami is manifested in the early morning.
It is shining gloriously.
Ise; 07:08, 11/5/2022
No.1949, Multiple Universes
This reality has multiple universes whose numbers correspond with those of people.
Each universe is really unique and profound.
I deeply respect it.
For Narita; 17:05, 11/5/2022
No.1950, Poegy
Poegy is key in my life.
My life is saturated with poetic feelings.
I’m always melted into a poetic world.
For Narita; 17:07, 11/5/2022
下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。
本日の2曲
全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。
楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。
タイトル一覧
9361.【日本滞在記】今朝方の夢と一昨日の夢を振り返りながら
9362.【日本滞在記】伊勢の朝光を浴びながら
9363.【日本滞在記】たくさんの氣をもらう旅/神道のコスモロジー
9364.【日本滞在記】多様な意味宇宙との交差・交流の旅
9361.【日本滞在記】今朝方の夢と一昨日の夢を振り返りながら
時刻は午前6時半を迎えた。今朝方の伊勢は少し冷えているが、昨日タクシーの運転手の方から聞いた話によると、伊勢の気候は温暖であり、日中は半袖で過ごせてしまうぐらいの暖かさだ。今の伊勢の気温は最低気温の8度で、日中は19度まで気温が上がる。今日も雲ひとつない快晴マークが予報に付されている。逆に今日向かう東京の方が気温が低いぐらいで、今日の東京の最高気温は12度である。今日は朝食を摂った後、ゆっくりと成田空港に向かい、いつものように成田空港近くの日航ホテルで前泊する。明日のフライトも午前10時台なので朝はそれほど早く起きなくていい。
伊勢を出発する今朝方は、あまり印象に残る夢を見ていなかった。誰か具体的な人物が出てきたのかさえ記憶が危うい。そもそも誰も人間が出てこなかった可能性もある。そう考えると、それは抽象絵画的な夢だったと述べてもいいかもしれない。色彩感覚としては、ピカソの青の時代を思わせるようなブルー、あるいはルドンの特徴的なブルーのような色合いが夢の世界に具現化していた。感覚としては暖かさというよりも冷たさであり、熱情というよりも冷静な感情があったように思う。一昨日は印象的な夢を見ていたわけだが、昨日書き留めていたように、それは車を運転する夢として現れた。誰かが運転する車に乗っている夢は時折見るが、自分が車を運転する夢はさほど見ない。車を何の象徴と見るかで色々と解釈が変わってきそうである。車を自分の人生と見れば、昨日の夢は自分の人生を舵取りしようとする自分を描いていたと解釈することもできる。人生としてのその車が走る道は丘に繋がるものであり、丘を上ることや下る場面があったことは、まさに自分の人生の浮き沈みを表している。日々人生を送る中で、大した浮き沈みを感じてはおらず、平穏な人生だと知覚しているが、それもどれほどの精度で見るかによって、誰しもの人生の中には必ず浮き沈みがあるものである。また、昨日の夢の中に現れた道は、急なカーブがあった。それはまさに今の自分が研究分野を大きく変えようとしていることや、生活拠点も欧州から再び米国に戻そうとしていることとも関係しているかもしれない。いずれにせよ、何があっても大丈夫だという絶対的な安心感が今の自分にはある。浮き沈みがあっても、急なカーブがあったとしても、自分の人生は向かうべきところにしかるべき形で必ず向かっていく。そんなことを考えていた。日の出旅館:2022/11/5(土)06:39
9362.【日本滞在記】伊勢の朝光を浴びながら
伊勢に降り注ぐ朝日は優しくて、そして神々しい。天照大神が鎮座したこの土地で、朝の静けさの中、その世界から温泉のように湧き上がるエネルギーを感じている。それに沐浴しながら、明日からの欧州での生活に向けて内省をしている。明日から始まる欧州での生活は、日本に一時帰国する前とは全く違うものになるだろう。この1ヶ月日本で生活する中で得られたことが形となり、質的な変容を遂げた新たな生活がそこにある予感がする。欧州に帰ってからはいくつか重要なことに取り組む必要がある。1つ目は神学大学院への出願であり、2つ目はオランダ永住権·欧州永住権の申請、そして3つ目は書籍の出版である。幸いにもそれぞれ完成の目処は立っていて、1つ目の神学大学院への出願に関しては、残すところ志望動機書(statement of purpose: SOP)の作成だけである、それについては日本に来る際にドラフトを一気に書き上げた。ここからさらに推敲を重ね、ネイティブの友人のサハルにドラフトを見てもらおうと思う。2つ目のオランダ永住権·欧州永住権に関しても、以前申請に必要な書類や手続きを確認したところ、起業家ビザを取得するよりも簡単そうに思えたので、それも心配はないだろう。最後の書籍の出版に関しては、先日の東京セミナーの開催前に編集者の根本さんとホテルのロビーで打ち合わせをし、原稿に少し手を加えることになった。昨日、根本さんのフィードバックに従って、文献リストをまず修正した。今回の書籍には、巻末に発展学習のための参考文献リストとして500冊ほど書籍をリストアップしたのだが、それを掲載すると相当なページ数になるとのことであり、書籍には日本語の書籍だけ紹介しておいて、英語の書籍に関してはウェブサイトの方で紹介し、そのURLを書籍に掲載することになった。その他に手を加えたのは、各章やいくつかのサブチャプターの前に引用句を挿入したのだが、引用元の人物の国籍と職業について全て明記しておいた。それ以外には、キーガンの段階モデルに関する発達段階の説明を挿入した。残すところは、読者へのフックとして、冒頭の「はじめに」で新しい資本主義の話や、リスキリング(re-skilling)の話題に触れたい。さらには、先日のセミナーの後の懇親会の際に、「人的資本が最近日本では流行っている」と聞いたので、その話題についても触れておこう。それ以外には、全体として今回の書籍は語調が強いので、もう少し言葉尻を柔らかくする修正を加え、拙書『能力の成長』の時のようなワークを入れることを行いたい。具体的なワークを入れるという根本さんのアイデアは大変素晴らしく、それによって単なる思想書ではなく、より実践的な書籍になるだろう。日の出旅館:2022/11/5(土)06:56
9363.【日本滞在記】たくさんの氣をもらう旅/神道のコスモロジー
今、「快速みえ6号名古屋行き」が伊勢市駅を出発した。伊勢に来る際には普通列車に乗ったこともあり、名古屋から随分と時間がかかってしまったが、この快速に乗れば7駅ほどで、合計1時間40分で名古屋に到着する。今朝方は伊勢も気温が下がっていて、薄い長袖にカーディンガンを羽織るぐらいがちょうどよかった。先ほど「日の出旅館」さんでチェックアウトした際に、旅館の方からお土産にお札をもらった。そこには「氣」と書かれていた。次に到着する多気駅にせよ、今回は本当に日本の様々な場所で気(氣)を分け与えてもらうような旅だったように思う。今回の旅を通じて得られた気は、この社会と世界に対して還元し、返礼をしていかなければならない。自分の全ての取り組みはその思いでなされる。
先ほど古事記を読み進めていた時に、昨日伊勢神宮でロビンさんのために動画コメントをしていた際に1つ間違っている説明があったことに気づいた。てっきり天照大神が最初の神かつ最高神だと思っていが、そうではなく、天照大神よりもずっと先に天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)がいたことを知った。この神は神道のコスモロジーにおいても最重要の神なのではないかと思う。それは宇宙の根源であり、宇宙そのものを指す。古事記を改めて読んでみることによって、色々と発見があることを嬉しく思う。これから成田に向かうまで随分と時間があるので、列車の中で古事記を一通り読み進めていこうと思う。
昨日、伊勢神宮を参拝しながら、香港のテクノロジー哲学者のユク·ホイが儒教·道教·仏教のコスモロジーからテクノロジーの内在性質を読み解いていったことに着想を得て、神道のコスモロジーの観点をテクノロジーやマネーの内在性質の分析に適用することについて考えていた。古事記の読解は神道のコスモロジーを理解する上で不可欠であり、以前購入した川面凡児の全集もまた神道のコスモロジーを理解する上で非常に重要になる。幸いにもヨーロッパに戻ってからやりたいことがたくさんだ。学術研究、創作活動、ジークンドー、箏の演奏など、日々の生活が全て自分が心底望む活動で溢れていることに感謝をしたい。名古屋行きの快速みえ6号:2022/11/5(土)09:34
9364.【日本滞在記】多様な意味宇宙との交差・交流の旅
時刻は午後5時半を迎えた。今日は伊勢を早めに出発したので、東京にちょっと立ち寄ってから成田空港近くの日航ホテルに行くことにした。ホテルのチェックインには早すぎる時間であったし、チェックインをしてもホテルの周辺は本当に何もないので、それであれば途中で東京に立ち寄って買い物をしてからホテルに向かおうと思った。今回の一時帰国における最後の日に東京の街を歩きながら、以前にも少し思ったことではあるが、このリアリティには本当に人の数だけ意味宇宙が広がっているのだと改めて思った。それぞれの宇宙に優劣など全くなく、それぞれに固有かつ深みのある宇宙が広がっていることにただただ驚く。今回の一時帰国で一番学んだのはそのことであり、自分の意味宇宙と他者の意味宇宙が交差し、交流が実現することがここまで面白く、楽しく、喜びに満ち溢れたものであるとは思ってもみなかったことである。今後の研究においても実践においても、それを知れたことが今回の一時帰国の最大の収穫だったと言っていいだろう。明日からはフランクフルトに4泊5日ほど滞在するのだが、その時にも、そしてオランダに帰ってからも積極的に他者の意味宇宙と交わり、交流することを行っていこう。
今夜はホテルでチェックインを済ませたら、ゆっくりと入浴を楽しもう。伊勢の旅館ですでに2曲ほど作っているので、ホテルでは1つデジタル絵画を描き、今回の一時帰国中も基本的に毎日使っていた英会話アプリを用いて、発話の鍛錬を行う。欧米での生活も11年目を迎えたが、半年ほど前からこのように毎日英会話のアプリを用いて、自分の発話能力の盲点を発見し、さらに発話能力を磨くことを意識的に行っている。それと時間があれば、出版予定の書籍の原稿に加筆修正を加えて以降。名古屋から東京に向かう新幹線の中でもそれを行っていて、編集者の根本さんからは11月末までに原稿が欲しいと言われたが、この調子だと明日のフランクフルトへの15時間のフライト中に十分に原稿が完成する。一旦全て原稿を完成させ、数日原稿を寝かせ、もう一度全て読み返した上で根本さんに原稿を提出しよう。明後日にはオンラインゼミナールの第4回のクラスがあるので、明日の朝と飛行機の到着を待っている間には、課題図書を再読して予習をしておこうと思う。今回の旅は最後の最後まで徹頭徹尾、本当に毎日が充実感に満ち満ちている。成田スカイライナー:2022/11/5(土)17:48
Comments