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9199-9202: フローニンゲンからの便り 2022年10月5日(水)



No.4040 爽快な青_Refreshing Blue


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1866, A Crystal-Clear Mind

The world gives me a crystal-clear mind.

I can see everything with perspicacity.

Groningen; 08:36, 10/5/2022


No.1867, Harmony of Trinity

Academic work, martial arts, and art co-create harmony.

It enriches my life tremendously.

Groningen; 15:58, 10/5/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

9199. 今朝方の夢

9200. リバタリアニズムの9つの分類

9201. 箏の稽古(40):第4回目のレッスンを終えて

9202. 心地良い汗を流して


9199. 今朝方の夢


時刻は午前7時を迎えた。辺りはまだ暗く、夜明けを迎えるのはこれからだ。いよいよ一時帰国の日が迫ってきた。明日は前泊するためのホテルに向けて、午後3時頃を目処に自宅を出発する。時間的に余裕があるので、掃除は明日行おうと思う。家全体を綺麗にしてから自宅を出発したい。荷造りも明日行えばいいだろう。


明けゆく朝空を眺めながら今朝方の夢について振り返っている。夢の中で私は、実際に通っていた高校にいた。ちょうど朝の登校の時間であり、靴箱に到着したところだった。すると、どういうわけか靴箱に、自分のスリッパがなかった。どこを探してもスリッパが見つからず、そうこうしていると朝礼の時間となり、遅刻となってしまった。このままスリッパなしで1日を過ごすのが嫌だったので、教室に向かうことなく自宅に引き返すことにした。今日は学校を休むことにして、好きなことでもしていようと思った。翌日、学校に到着すると、やはり靴箱にスリッパはなかったが、上履きならあったので、それを履いて教室に向かった。すると、昨日学校を休んだことを担任の先生は心配していたので、事情を説明した。すると先生は、なんだそんなことだったのかと微笑みながら述べ、授業を担当する他の先生も心配していたとのことなので、それらの先生にもちゃんと事情を説明するように言われた。ちょうど今から数学の授業が始まるので、担当の先生に授業が終わったら事情を説明しておこうと思った。数学の授業を担当するのは、小柄なベトナム人の若い男性の先生である。先生は日本語は全く喋れず、授業は全て英語だった。英語のため、クラスメートたちはいつも以上に大人しく、発言をするのは自分だけだった。そんなことから、先生は私のことを気に入ってくれるようになった。その日の授業でも先生と積極的にやり取りをし、難しい問題を板書で解くなどして、積極的に授業を受けていた。授業が終わった後、先生に昨日学校を休んだ理由を伝えに行こうとしたが、どういうわけか足がピタリと止まり、先生に理由を説明する必要はないように思えた。そのような場面があった。


この場面の続きとして、同じく教室内で後ろに座っている女子生徒に数学の問題について教えてあげていた。その後、彼女が自分のキャラクターを描いてくれたとのことなので、それを有り難く受け取った。自分も彼女のキャラクターを描こうと思ったが、ノートの余白がほとんどなかったので、斜め右後ろに座っていた友人(YK)にお願いして、点線のマス目が入った小さいノートを1枚もらい、それに彼女のキャラクターを描こうと思った。そのような場面もあった。フローニンゲン:2022/10/5(水)07:23


9200. リバタリアニズムの9つの分類


時刻はゆっくりと午前10時を回ろうとしている。今日は1日を通して曇りのようであり、少しばかり風もある。もう1時間したら箏のオンラインレッスンがある。今日もたくさんのことを学べたらと思う。午後からは、一時帰国前の最後のジムに行き、ジークンドーの稽古と自重トレーニングをし、サウナに入って汗を流してこようと思う。


今日の午前中もまたオンラインゼミナールに向けたコンテンツの作成を行っていた。第10回で取り上げる政治思想に関する31個のキーワードを1つ1つ解説する音声ファイルを作っている。その中で、先ほどリバタリアニズムに関するものを作っていた。自分は人格的自由と経済的自由を尊重する傾向があるため、リバタリアニズムに共感する部分が強い。しかし、リバタリアニズムと言っても、政府の規模感で3つに分類され、それを正統づける根拠でまた3つに分類される。すなわち、9つのリバタリアニズムのタイプ分類ができるのだ。そのタイプ分類に沿ってみたところ、自分はまず政府の規模に関しては、政府の存在を一切認めずに全てを市場に委ねる無政府資本主義(アナルコ·キャピタリズム)には賛同できず、国防·治安維持·司法の最低限だけの役割だけを政府に認める最小国家論にもあまり与することができないことがわかった。政府の役割として、公共財や社会保障を認める古典的自由主義の立場を自分は採用していることが見えてきた。そこから正当化の根拠について言えば、帰結主義や契約論的な根拠づけではなく、個人が持つ権利の尊重を重視する自然権論的な考え方を採用していることも見えてきた。そのため、自分の中にあるリバタリアニズムの思想を分類すれば、自然権的古典的自由主義の立場にあることが見えてきた。ゼミの受講生にも、この9つのタイプ論を採用して、どこに該当するのかを尋ねてみたい。もちろんリバタリアニズムではなく、リベラル、保守、権威主義などの分類に該当することも十分考えられるので、仮にリバタリアニズムに賛同するのであればという条件付きでそのような問いかけを投げかけてみよう。


今改めて政治思想をゆっくりと丹念に追っていると、政治思想とベーシックインカムの繋がりが明瞭なものとして浮かび上がってくる。そして、ベーシックインカムについて考えるときには、マネーに対する自らの価値観や思想が重要になることから、改めてマネー哲学の重要さを痛感している。今後、マネー哲学を扱う講座かコンテンツの作成を視野に入れながら、日々の探究を続けていこう。フローニンゲン:2022/10/5(水)10:00


9201. 箏の稽古(40):第4回目のレッスンを終えて


つい今し方、箏のオンラインレッスンを終えた。今日も実に多くのことを先生から学ばせていただいた。冒頭より、前回から自分が疑問に思っていたことを投げかけさせていただき、その1つ1つの疑問に先生から答えていただく形でレッスンを進めていった。その際に、何度も眼から鱗の経験をし、箏の演奏の面白さをまた深く実感した次第だ。今日学んだことを順番に記録しておこう。まず最初に疑問に思っていたのは、「故郷」の2箏パートにおいて、4と5の合わせ爪が登場するのだが、そのやり方に関するものである。自分はこれまで、1の指と2の指を用いて上に引き上げるように演奏していたが、それだとどうしても爪同士がぶつかってしまうことがあり、何か問題があるように感じていた。先生にその疑問を投げかけると、演奏上の工夫としては、2つの指を交差させるように演奏するのがコツだと習った。たったそれだけの工夫で指がぶつかることが防げるし、また2つの弦に入れる力も増し、目から鱗の体験であった。そこからは「喜びの歌」に関する疑問を投げかけさせていただいた。1つ目の問いとしては、後半部分で出てくる「押し手」の技術が要求される箇所である。5の弦を押し手をし、そこから6の弦を演奏して、再び4の弦を押し手で演奏するという形でやっていると、どうしてもそこが極度にゆっくりとなってしまい、どうしたものかと思っていた。先生曰く、こうした忙しい箇所では、「かけ押さえ」という技術を使うのが有効とのことであり、それもまたアハ体験をもたらした。ここでは、かけ押さえとして、予めて左手の親指を5の箏柱から10cmぐらいのところにセットし、それに加えて、左手の人差し指を4の箏柱に据えておくと、非常にスムーズに演奏できるようになった。また、ここでの押し手を強くし過ぎてしまうと全音上がってしまうので、添えるぐらいに軽く押す程度で良いとのことだった。これらのコツを教えてもらうことによって、2箏パートの精度がより高まる期待感がある。それ以外に興味深いと思ったのは、楽譜で指示されている指番号は、ある種の目安であり、人それぞれ指の特徴が違うので、各人が演奏しやすい指を選んで良いのだということを教えてもらった。実際に、「喜びの歌」の2箏パートを指示通りに演奏していると、どうも自分の場合はぎこちない演奏になってしまうので、自分の指の特性を加味しながら、色々実験的に演奏をしていくことを心掛けていこうと思う。今日はまたジムから帰ってきたら、本日先生から得た気づきをもとに2つの曲を引き込んで行こうと思う。フローニンゲン:2022/10/5(水)12:08


9202. 心地良い汗を流して


時刻は午後4寺半を迎えた。先ほど、ジムから戻ってきた。今日もジムで心地良い汗を流した。めっきり寒くなったフローニンゲンだが、ジークンドーの稽古を集中して行い、そこから自重トレーニングを始める頃にはじんわりと汗が滲んでいて、サウナに入ることによってまた大量に汗をかいた。先日にランク2の試験に晴れて合格し、次回のレッスンからはランク3となる。ロビンさんからランク3で習得するべき事柄をすでに聞いているし、ランク3で学ぶ技のリストのPDFもすでにもらっていて、予習を兼ねて練習を始めている。とりわけ、接触法の1番から8番まで行う際にもう1つ打撃を加えることが今回から要求され、それを見越しての稽古を始めている。最近はプッシュステップを伴う形でうまく体重を打撃に乗せられるようになってきている。それによって打撃の威力が随分と増しているのを実感する。ここからも武術、芸術、学術の3つの調和的実践を楽しんでいきたい。それら全てに「術」という言葉が入っていることが興味深い。それらにはいずれも術理というものが背後に隠れている。それはテキストを読んで習得できるような知ではなく、まさに実践知と呼ばれる類のものだ。それら3つの領域を毎日架橋しながら、いずれの領域における術理を体得し、それらが三位一体となった次元に立ち現れる術理を体現していこう。それではここから政治思想に関するコンテンツをもう少し作成し、5時ごろから再び箏の稽古をする。本日先生からいただいた貴重なアドバイスを早速実践に落とし込み、それを体で覚えていきたいと思う。一時帰国前の今日もまた本当に1日が充実していた。人生がこのように過ぎていくのなら、終わりの日において何も後悔することはないだろう。フローニンゲン:2022/10/5(水)16:37

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