No.3925 爽快な朝_A Refreshing Morning.png
本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)
No.1707, Morning Vigor
Morning vigor is manifest at this morning.
The world and all sentient beings are dancing.
Groningen; 08:42, 8/14/2022
No.1708, Eyes for the Real
My eyes are always open toward the real.
It is beyond my cognition.
But I can perceive a part of it if my eyes are open.
Groningen; 20:11, 8/14/2022
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本日の3曲
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タイトル一覧
8917. 社会現象と宗教現象の関係/今朝方の夢
8918. 小室直樹とクァンタン·メイヤスー
8919. ジークンドーと箏の稽古/神社本庁の実態を知って
8920. 『イヴの時間 劇場版(2009)』を見て
8917. 社会現象と宗教現象の関係/今朝方の夢
時刻は午前7時半を迎えた。穏やかな日曜日の朝の世界が目の前に広がっている。そよ風がとても優しく、時折木々の葉を撫でてどこかに向かって動いている様子を見る。ここ最近は気温が30度に達する日が多く、今日もまた29度に達する予報が出ている。もしかしたら29度を超えて、30度に達する可能性もある。明日は午後に雷を伴う雨が降るようで、そこからフローニンゲンは気温が下がる。夏を感じられるのは明後日までであり、そこからは20度前半の最高気温の日が続く。一昨日と昨日に書籍の一括注文をし、今回は結局178冊の書籍を購入した。それらはいずれも今後の自分の研究の肥やしになるものである。いずれも重要な書籍であるから、それを読んだ都度、音声ファイルを通じて内容を共有することも考えている。自分の言葉で書籍の内容を紹介することによって、知識の定着が図られるであろうし、その知識が他者に共有するされることは社会的にも意味のあることである。早速昨日は数冊の書籍がオランダのアマゾンから届けられた。おそらく今日も何冊か書籍が届けられるのではないかと思う。明後日から数日間はかなり大量の書籍がイギリスから届けられる予定であり、書籍を無事に受け取れるように自宅に待機しておこうと思う。今回の一括注文の書籍が近くの保管所に預けられた場合に、さすがにそれらを持って帰るのは大変なので、できるだけ自宅で受け取れるようにしておく。
社会学者のタルコット·パーソンズは、社会現象は全て宗教現象の一部であると述べている。社会現象を理解するためには、宗教の本質を理解しておかなければならない。今、神学を含め、宗教学にまで射程を広げて宗教の探究をしているのは、まさに社会現象をより深く理解するためである。宗教の教義の本質が社会現象の中に目には見えない形で体現されていて、それを紐解くためにも宗教の理解が必要となる。
今朝方は、断片的な夢を見ていた。夢の中で私は、欧州のどこかの街に滞在していた。そこで自分が思わぬ特殊な力を持っていることに初めて気づき、その力を発揮して1人で楽しんでいた。しばらくすると、学術研究に打ち込みたい内発的な力が湧き上がってきて、それに純粋に従う形で読書に取り掛かろうと思った。そのような夢以外にも、小動物と話をしていた場面があったように思う。動物との会話は楽しげであり、会話を終えた後に、動物を守ることの大切さを改めて自覚し、それに向けた活動に乗り出していこうと思ったのを覚えている。フローニンゲン:2022/8/14(日)07:48
8918. 小室直樹とクァンタン·メイヤスー
鳩がホーホーと鳴き声を上げている。日曜日の朝の世界はとても穏やかで、眩いばかりの朝日が地上に降り注いでいる。先ほど、2つの音声ファイルを作成した。1つは、昨日に読み終えた『小室直樹の世界』という書籍の紹介をするものだ。以前から小室先生の生い立ちや業績について関心があり、先般の和書の一括注文の際に、この本を日本から取り寄せた。小室先生の生き方には自分と重なるところが多分にあり、また小室先生が在野の学者として仕事をし続けた仕事にも励ましを与えてもらったように思う。小室先生はすでに10年以上前にお亡くなりになられているが、その精神は様々な学者に受け継がれており、自分もまたその1人かと思う。小室先生が残した書籍の中で憲法に関するものや通称「日本教」と呼ばれる日本人の心の在り方に関する書籍はまた注文して読み進めたいと思う。
その次に音声ファイルを作っていたのは、思弁論的実在論で有名なクァンタン·メイヤスーの主著“After Finitude”についてである。メイヤスーについては以前から他の学者の書籍を通じて知っていたし、彼の思弁論実在論には前々から関心があった。今回ようやく実際の彼の著作物を英訳されているものはほぼ全て購入して読み進めていこうと思った。その背景としては、元々自分は形而上学的なものを好む傾向があり、形而上学の探究を細々と続けていたこともあり、最先端の形而上学思想とも言える思弁論的実在論に関心を持ったのである。意識の探究をしていると、思考の外側にある対象について思いを馳せることがたびたびあり、また種々の意識変容実践をしていると、そうした超越的な存在との出会いやそれと触れる知覚体験をする。そうしたこれまでの探究と実践が積み重なって、超越的な存在に対する理解を自分なりに深めていきたいという思いが最近強くなっていた。神学への関心もその一環である。思考と対象それ自体の相関関係しか私たちは知り得ないという相関主義の発想を超えて、実在に対する人間の優位性を乗り越えて、ものそれ自体や超越的な存在を認め、必然的な偶然性を認める在り方がますます自分の中で色濃くなっていくように思う。今回は初読であったため、ざっとその概要を把握した。本書を含め、メイヤスーのその他の書籍も今後丁寧に読み進めていくことになるかと思う。フローニンゲン:2022/8/14(日)09:55
8919. ジークンドーと箏の稽古/神社本庁の実態を知って
時刻は午後4時を迎えた。今、入道雲を眺めながらこの日記を書いている。今日は結局、昨日と同様に30度を越す気温となった。1階はいつもひんやりしていて、2階の気温は外気と同じぐらいに暑くなるのだが、フレディさんが作ったこの家の作りのおかげで、2階の3方の窓を開けていると、涼しい風が入ってくる。オランダの家庭にはクーラーなどないので、こうして窓を開けて暑さを凌ぐのはこの地の慣習である。暑さの中、先ほどまでジークンドーの鍛錬をしていた。今日は、サイドステップからのグローインクキックを中心に稽古をしていた。ジークンドーの稽古は毎日少しの時間でも必ず行うようにしている。これからは箏の演奏も毎日少しでもいいので行いたい。母が毎日ピアノを練習しているのを見習って、継続した稽古を通じて、箏の演奏技術の進歩を楽しみたいと思う。ジークンドーもそうだし、作曲実践もそうだが、何かの技術が進歩していくのを感じられるのは面白いことである。今夜にでもオンラインで箏を教えてくれる先生に問い合わせをし、体験レッスンを申し込みたい。それと、先日日本から届けられた小室直樹先生の書籍が面白かったので、再度改めて小室先生の書籍を数冊購入し、秋以降の探究に活かしたい。
今日の読書では、神社本庁に関する書籍を読み進めていた。神社本庁の実態を含め、神社界と政治がどのようにつながっているのかの知識を得ながら、改めて日本の神道界について考えていた。今後の学術的な研究の1つとして、欧米の神学大学院に進学することになったら、「神社本庁憲章」という神社界の憲法に関して論文をまず書いてみたいと思う。自分自身がこの憲章がどのような内容なのかを知りたいという思いと、調査してわかったことを欧米の宗教学会に紹介することは自分の役割かと思った。それと全く話は逸れるが、ごく一部の神社は十分な収入を得ていながらも、大半の神社は財政が切迫しており、神社界にも格差が広がっている事実を目の当たりにし、いつか消滅の危機にある神社を譲り受けるか、買い取るかして、そこで寺子屋ならぬ神社小屋のような形で教育事業ができないかと考えていた。それが実現するかどうかは全くわからないが、そのような形でも日本に貢献したいという思いが湧いてくる。フローニンゲン:2022/8/14(日)16:21
8920. 『イヴの時間 劇場版(2009)』を見て
時刻は午後7時を迎えた。つい先ほど夕食を摂り終えた。今日もかなり気温が上がっていたが、今の時間帯は夕方の涼しさがある。そよ風がとても心地良く、窓を開けているとそれが部屋を通り抜けていく。
夕食を摂りながら、『イヴの時間 劇場版(2009)』というアニメ映画を見ていた。この作品は、人型ロボットが実用化された未来を描いていて、人とロボットの関係性を興味深い場面設定の中で描いている。設定として、外見は人間であるアンドロイドが人間のような心を持っているかのよう描かれている。作品の大部分は、人間とアンドロイドを区別してはならないというルールがあるカフェでの人間とアンドロイドの交流が描かれていて、このカフェのルールに則ると、外見が人間であるがゆえに、まるでチューリングテストのような形で、人間とアンドロイドの区別がとても難しいことがわかる。これからロボットが進化し、人間の心と完全に同じではなくても、心を再現するような高度なアルゴリズムのようなものが実装される形で人間の心に近い機能を持つアンドロイドが誕生した際には、この作品が描くように人間との区別は難しくなるかもしれない。また、実はアンドロイドの方が、人間性を喪失した堕落した人間よりも人間らしいということは十分にあり得る。大変興味深い作品であった。
さて、今夜はこれから、ラスキー博士をお招きするプロジェクトに関して、協働者の方に3回の英語でのセッションに関してこちらの案を音声ファイルを通じて伝えておこうと思う。先ほどラスキー博士から全員にメールがあり、3回の進め方に関して大枠を教えてほしいという依頼があったのである。今回は、ラスキー博士と一番が深い自分が主導的にセッションのファリシテーションをしていくので、まずは日本の協働者の皆さんに自分の考えを伝え、それをブラッシュアップしてもらう形でラスキー博士のメールに返信してもらうようにしようと思う。それが終われば、作曲実践をし、そこから小室直樹先生の書籍を日本のアマゾンに注文し、オンラインで箏のレッスンをしてくれる先生に体験レッスンの申し込みをしておきたい。フローニンゲン:2022/8/14(日)19:22
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