No.3865 人新生_Anthropocene
本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)
No.1674, A Graceful Evening
A graceful evening is emerging.
It is inviting me to dance.
The gracefulness is ephemeral but eternal, too.
Groningen; 20:05, 7/26/2022
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本日の3曲
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タイトル一覧
8820. 今朝方の夢
8821. 肯定性と同質性の過剰/ラカンの精神分析
8820. 今朝方の夢
時刻は午前7時を迎えた。今、少し離れたところから小鳥の鳴き声が聞こえてきた。昨日は1日を通して曇りがちであり、今日もまた同じような1日になるようだ。最高気温は18度までしか上がらず、最低気温は12度なので、とても涼しい。いや、肌寒さがあるぐらいである。起床した時にそれを感じたので、長ズボンを履いて過ごすことにした。明日の最高気温は今日と同じぐらいだが、最低気温に関してはさらに下がり、10度となる。8月を迎えようとしているが、このように涼しい気温が続くことは有り難い。
今朝方の夢を振り返っている。夢の中で私は、あるテストを受けていた。いやそれはクイズのようなものと言った方が正確かもしれない。IQごとにクイズの難易度が分けられていて、最初私は、IQ125から140専用のクイズを渡された。それは少し考えさせられる問題であり、思っていた以上に難しく感じた。一方、IQ140以上のクイズを次に渡された時、それらの問題が簡単に思えたので不思議に思えた。しばらく問題を解いていると、そのクイズの出題者と思われる人が、自分のIQの範囲の問題は簡単に思え、逆にそれよりも下の問題だと難しく感じられると話してくれた。そうであれば、自分の推定IQは少なくとも140以上なのかと思ったところで夢の場面が変わった。次の夢の場面では、外国人の少年少女と話をしていた。彼らが進路について私に相談をしていた。それは相談と言うよりも、彼らは嬉しそうに私に夢を語っていたと述べた方が正確かもしれない。彼らが将来何をしたいのかの話を聞いていると、こちらもワクワクし、希望に満ちたエネルギーが体から溢れてきた。そのような場面があった後、その他に覚えているものとしは、本がたくさん敷かれた道を歩いていたことである。本の上を歩きながら、目星の書籍を手に取り、それらを眺めていた。時にその場に長く居続けることがあり、しばらくしてハッと我に返って再び歩き出すが、また面白そうな本を見つけてそれを手に取るということを続けながら歩いていた。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2022/7/26(火)08:43
8821. 肯定性と同質性の過剰/ラカンの精神分析
今日は午後からビョンチョル·ハンの思想書を取り上げながら、文明の病について取り上げるセミナーがある。スウェーデン旅行中においてはハンの書籍を読むことはなかったが、ハンの思想体系が自分の内側に随分と体現されていて、それを用いて世界を眺めている自分がいたことは確かである。ハンが述べるように、現代は肯定性が過剰な社会となっている。それに加えて、グローバリゼーションの過剰なまでの進展によって、社会の同質化は進展する一途を辿っている。ロシアとウクライナの戦争は未だ継続しているが、それは両国がお互いを異質な存在とみなして行なっている対外戦争なのではなく、元々同じ国であった歴史を鑑みて、両国は内戦を行なっていると理解した方が正確な認識なのではないかと思う。
異質な存在であれば、人間には身体にも心にも免疫機能があり、そのおかげで異質な存在によって自己が破壊されてしまうことを防ぐことができる。ところが、同質な存在に対しては免疫機能が働かず、問題が起こる。ハンの指摘として重要なのは、現代においてはウィルスはワクチンの開発等を通じて克服されるものであるが、うつ病などの精神疾患は免疫学の図式が適用できないと述べていることである。うつ病は、異質性がもたらすと言うよりも、過剰な同質性と肯定性がもたらすのである。免疫機能が働かない同質なものが過剰に心に侵入し、それが閾値を超えてしまうことによってうつ病というものが発生するという側面は確かにありそうである。セミナーに向けて、もう少しハンの書籍を読み返していこうと思う。
スウェーデン旅行を通じて、再びラカンの精神分析やフロイトの精神分析に関心を持ち、関連書籍を読み進めていこうと思っている。ラカンの精神分析に関しては、まだそれほど書籍を持っておらず、もう少し良書を探してみる必要がある。フロイトに関しては、特にフロイトの精神分析に関する辞典が秀逸であり、それを読み進めていこうと思う。ラカンの精神分析に関しても辞典のようなものがなかったを確認してみたところ、“An Introductory Dictionary of Lacanian Psychoanalysis”というものが手元にあり、ちょうど1年前に初読を終えていたことがわかった。ただし、当時はほとんど書き込みをしていなかったことを見ると、それほど熱心に読み進めていたわけではないことがわかる。この書籍に関しては、近日中に再読をしようと思う。精神分析には様々な派閥があるが、それらの派閥の重要な概念を押さえていき、それを社会や文明の病理に適用してみるということを行なっていこうと思う。フローニンゲン:2022/7/26(火)10:09
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