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8799-8803: ストックホルムからの便り 2022年7月21日(木)

更新日:2022年7月26日



No.3847 光の望遠鏡_A Telescope of Light


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1691, A Gate of Gothenburg

A gate of Gothenburg is now open.

Once we enter it, we can feel eternal and infinite.

Gothenburg; 07:38, 7/21/2022

No.1692, A Cup of Coffee

A cup of morning coffee always revitalizes me.

It also pacifies my soul.

Now, my soul is full of vitality.

SJ Lounge @ Gothenburg Central Station; 11:07, 7/21/2022


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本日の3曲


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楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

8799.【ストックホルム滞在記】ストックホルムに向けて

8800.【ストックホルム滞在記】今朝方の夢

8801.【ストックホルム滞在記】ヨーテボリのSJラウンジより

8802.【ストックホルム滞在記】ストックホルムに向かって

8803.【ストックホルム滞在記】3時間の立ち往生に巻き込まれて


8799.【ストックホルム滞在記】ストックホルムに向けて


時刻は午前6時半を迎えた。今日はいよいよヨーテボリを出発し、ストックホルムに向かう。ストックホルムに向かう高速列車は、ヨーテボリを11:24に出発するので時間に余裕がある。今日もまた朝食をゆっくり摂り、少し自室で休憩をしてチェックアウトしようと思う。ホテルを少し早めに出発し、駅構内の「SJラウンジ」に行き、列車がやって来るまでそこで寛ごうと思う。空港のラウンジを使うことはよくあるが、列車の駅のラウンジを使うことは今回が初めてかもしれない。どのようなラウンジなのかを含め、楽しみである。ストックホルムには14:30に到着し、当初の予定ではストックホルム駅のラウンジで少し寛ぎ、午後3時のホテルのチェックインに合わせてホテルに到着しようと思っていた。しかし、改めて駅からホテルまでの地図を見ると、今回宿泊するホテルは駅から歩いて15分ほどかかるので、駅に到着したらそのままホテルに向かった方が得策かと思った。ストックホルムには今から4年前にも訪れていて、街の様子はわかっているから迷うことはないだろう。ホテルに早めにチェックインできたら、部屋に荷物を置いてすぐに現代美術館に行こうと思う。現代美術館は午後6時までやっているので、十分に見学することができそうだ。そもそも現代美術館に今日足を運ぼうと思ったのは、昨日改めてストックホルム市内を調べた時に、経済博物館(Royal Coin Cabinet)という場所があることを知り、そこにも訪れたいと思ったのだが、明日と明後日にはすでに訪れた居場所が2箇所あったので、今日現代美術館に行くことにし、明日の朝に経済博物館に行くことにした。ヨーテボリ市立博物館でマネーの歴史に関する特別展示を見て、貨幣の歴史をさらに知りたいと思っていたところ、ストックホルムの経済博物館を見つけたのである。そこでは貨幣の歴史と経済の歴史の双方を学ぶことができる。博物館の中で面白そうな文献が販売されていたら、必ずそれを購入しようと思う。


昨日、フィリップ·グッドチャイルドのマネー神学に関する書籍の4読目を終えた。今回の読書もまた実りあるものだった。共同幻想としての経済学と会計学の側面が徐々に明らかになりつつあることは収穫である。神学の観点から経済学と会計学の内在性質を明らかにしていくことは自分の役目である。先日原稿の執筆を終えたばかりだが、さらに今度また書籍を執筆するのであれば、経済学と会計学の内在的問題について取り上げていきたいと思う。ヨーテボリ:2022/7/21(木)06:45


8800.【ストックホルム滞在記】今朝方の夢


もう少ししたらレストランがオープンし、朝食の開始時間となる。今日もまた朝食は後ほど摂ることにして、まずはコーヒーとフレッシュジュースをもらいに行こうと思う。マルメのホテルもヨーテボリのホテルも落ち着いていて、静かな環境であったことをは嬉しい。ストックホルムのホテルでは、事前に海が見える部屋を予約していたので、それもまた楽しみだ。


ヨーテボリを出発する朝に見ていた夢を思い出している。夢の中で私は、東欧の雰囲気を発する街にいた。それは別に否定的な意味ではなく、どちらかというと温かみのある東欧の雰囲気だったので、自分としては肯定的な感情に包まれていた。その街の小さな建物の中にいて、そこは会社が少数入っていた。ある会社のオフィスに到着し、そこで若い東欧の女性と話をした。彼女はとても気さくな性格で、そして外見もとても綺麗だった。彼女はどうやら隣の国からやって来たようであり、このオフィスで働いているのではなく、観光ついでに立ち寄ったとのことだった。そして彼女は嬉しそうに、市内を走るバスに数日間乗り放題のカードを見せてくれた。本当は私もそれを購入しないといけないはずなのだが、幸いにも今はバスが無料で乗れる期間だったので、カードを購入しないで済んだのである。そこからも彼女と和気藹々と話をしたところで夢の場面が変わった。


次の夢の場面では、何らかのクイズに参加していた。自分にとって問題はさほど難しくなく、次々と問題に正解していった。特に競う相手もおらず、淡々とクイズに回答していき、自分はどこかの高みに静かに向かっているのだという感覚があった。今朝方の夢で覚えているのはそれくらいだろうか。今日は少し無意識の世界が落ち着いていたように思う。そのようなことを思っていると、そう言えば、東欧の女性以外にも、見知らぬ日本人の若い女性と話をしている場面があったのを思い出す。彼女としばらく話をした後に、自分はどこか向かうべき場所があって、そこに向かった。目的地に向かう最中には、いくつかこなさなければならない課題が用意されていて、それらの課題も淡々とこなしている自分がいた。課題をこなしている自分の気持ちは、幾分喜びに満たされていたように思う。ヨーテボリ:2022/7/21(木)06:57


8801.【ストックホルム滞在記】ヨーテボリのSJラウンジより


時刻は午前10時を迎えた。つい先ほど、ヨーテボリ中央駅のSJラウンジに入った。駅の中心部のプラットホーム9番の近くに緑色の看板があり、すぐにそこがラウンジだと分かった。ラウンジに入る扉を開けるには、そこでQRコードを読み込ませる必要があり、2階に上がって受付で再度QRコードを提示した。ラウンジはとても静かで、今合計で4人しか使っていない。ラウンジにはフレッシュジュースやコーヒー、そしてパンやケーキなどの軽食がある。果物があればそれをもらって列車に乗り込もうと思っていたが、果物がないようなので、列車の中のミニバーに期待したい。あと1時間少しラウンジで読書をし、列車に乗り込む。ヨーテボリからストックホルムまでは、高速列車で4駅、時間にして3時間ほどの旅となる。マルメからヨーテボリへは北上したが、今度は東に進む形となる。席は1人掛けの窓側の席なので、景色を堪能しながら列車の旅を楽しむことができるだろう。車内では、4日前にヨーテボリの本屋で購入した書籍と、一昨日に訪れた国際文化博物館で購入した書籍を読み進めていこうと思う。旅の間に残りの3冊の書籍も初読を終えることができそうである。予定としては、ストックホルムからオランダに戻って来る日に、原稿を再度読み返す予定だ。そうすれば、編集者の方に渡す前に2度原稿を読み返し、2度加筆修正を施したことになる。


この時間帯になって今朝方の夢の続きを思い出した。夢の中で私は、あるスポーツの日本人の女性コーチと話をしていた。そのコーチの年齢はまだ若く、自分と同い年ぐらいか、私よりも少し若いぐらいだった。彼女が私の足の指を見たいと述べたので、見せてみると、私の足の指が大きく開くことに驚いていて、その開き方がその競技にはうってつけであると彼女は述べた。私は昔からそれくらい足の指が開くので、その競技に自分の足がうってつけであると早く知っていれば、その競技をやっていたかもしれないと思った。そこからは、そのコーチからその競技についての説明を受けた。今からでもその競技を始めるのは遅くないと言われたので、私はその競技に挑戦してみることにしたのである。そのような夢を見ていた。


今、ラウンジからプラットホームに止まっている列車を眺めている。朝のヨーテボリ中央駅はとても静かで、駅はそれほど混雑していない。今日は平日であることが影響しているのだろうか。ここ最近は、今がサマーバケーションのシーズンなので、平日も休日も普段以上に境目が分かりにくい。いずれにせよ、自分は常に休暇の最中のような感覚でこの数年過ごしているから、そうした境目がないことは不思議なことではないのだが、集合としてそうした境目が希薄になっているように感じられることは興味深い。時間というのもまた主観的な産物であるのと同時に、間主観的な産物でもあるようだ。このゆったりとした時を味わいながら、残り少なくなったスウェーデンの旅も大いに楽しもう。SJラウンジ@ヨーテボリ中央駅:2022/7/21(木)10:19


8802.【ストックホルム滞在記】ストックホルムに向かって


時刻は午後1時を迎えた。ストックホルム中央駅に到着するまであと1時間半ほどある。今乗車している高速列車はとても快適であり、一等車両の席は広い。車両にはミニバーがあり、オーガニックのお茶やコーヒー、そして水が飲み放題であり、果物もある。乗車中に2冊ほど書籍を読み終えた。先ほど読み終えたのは、資本主義の歴史に関するものであり、その書籍を読みながら、以前から気になっていたベーシックインカムについて探究を深めていこうと思った。過去に何冊か購入したい学術書をリストアップしていたが、それらについてはまだ購入していないので、来月の書籍の一括注文の際に何冊かベーシックインカム関係の書籍を購入しようと思う。今、列車は途中駅で停車し、電気の補給をしている。今日のストックホルムは30度を越しているので随分と暑い。今、電気の問題が解決し、再び列車が動き出した。停車時間はそれほど長くなかったので、ストックホルムに到着するのは予定とそれほど変わらないだろう。予定通り、ホテルのチェックインを速やかに行い、そこから現代美術館に足を運ぼうと思う。所要時間として1時間半から2時間を見ておけば十分に鑑賞を楽しめるだろう。


今、アナウンスがあったが、電気の問題はまだ解決しておらず、もう少し時間がかかるようだ。できるだけ速やかに問題が解決することを祈る。この列車は外見は古いが、内装は綺麗であった。その外見の古さから、列車自体が少し老朽化しているのかもしれないと改めて思う。さて、再び今日の予定について話を戻すと、現代美術館に足を運んだら、ホテルに帰る前に近くのスーパーに立ち寄り、夕食のサラダとペットボトルの水を購入したいと思う。ストックホルムには3泊4日の滞在となるが、今日を除けば、明日からはまた涼しくなるとのことなので、日中はカーデガンを羽織って活動する必要がありそうだ。ストックホルムに向かう列車の中:2022/7/21(木)13:22


8803.【ストックホルム滞在記】3時間の立ち往生に巻き込まれて


車内が歓喜で沸いた。ストックホルムに向かうちょうど中間あたりで列車が停止し、すぐに復旧するかと思いきや、なんと3時間もそこで立ち往生の状態が続いた。一等車両の飲み物も底を突き、果物も随分と前に底を突いた。そんな状態で乗客たちはずっと3時間思い思いに過ごしていた。2時間ぐらいが経った頃だろうか、数人の乗客がタクシーを呼び、列車から降りてタクシーに乗って目的地に向かって行った。アナウンスは大抵スウェーデン語で理解できず、ただし、重要なものに関しては英語でのアナウンスがあったので状況を把握しながら、3時間ほど時間を過ごしていた。3時間も時間があったので、書籍には関しては4冊ほど読み終えることができた。本当はストックホルムに到着したら現代美術館に行こうと思っていたが、復旧の目処が立たないと分かった時に、現代美術館には明日行くことにした。今はちょうどストックホルムとヨーテボリの中間地帯にいるので、到着まではあと1時間半ほどかかりそうだ。どうやら問題は電力不足とのことだったが、電力を補給するのにここまで時間がかかるとは思ってもみなかった。ストックホルムから新しい列車を寄越し、乗客をその列車に乗せた方が早いのではないかと思ったほどだったが、無事に問題が解決してよかった。今日は気温が上がっていて、車内の冷房はなんとか効いたままだったのは救いであった。3時間の間、乗客がどのような心理状態に置かれるのか、そして自分自身がどのような心理状態に置かれ、どんな振る舞いを見せるのか観察していた。自分の場合は、何が起こってもそれが起きたことは変えられないため、常に冷静でいて、その状況そのものと問題解決を楽しむ気持ちでいる。こうした問題に遭遇することもまた旅の良き思い出になるという心持ちでいつもいる。とはいえ、さすがに3時間は長過ぎだったが、乗客たちの様子を見ていて感心したことがある。確かにみんな目的地に早く到着したいという思いは同じであったが、苛立つような人はほとんどおらず、知らず知らずに近くの乗客とコミュニケーションを取り、水が余っている人は他の乗客に分けたりするような光景が見られた。こうした助け合いの精神をまだ現代人が持っていることに希望を見出した気分だった。自分も隣のイギリス人の家族に声を掛け、小さい女の子が水を欲しそうだったので水を分けてあげようと思った。そこでコミュニケーションが生まれた。乗客の大半は、スウェーデン人のようであり、彼らの心の寛容さと助け合いの精神を垣間見る優れた機会となった。列車が無事に動き始めると、冷たい水が入ったペットボトルが補給され、乗客たちはそれぞれプラスチックのコップに水を注ぎ、美味しそうにそれを飲んでいる。人間という生き物として生きていくために必要なのは、水と助け合いの精神なのだと思った。ストックホルムに向かう列車の中:2022/7/21(木)16:56

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