No.3823 光の繋がり_A Connection of Light
本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)
No.1683, Travel Time
A mellow time is spreading out now.
It represents a sense of fulfillment of the stay in Sweden.
Gothenburg; 08:10, 7/18/2022
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本日の3曲
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タイトル一覧
8787.【ヨーテボリ滞在記】今朝方の夢/ゴシアカップの参加に向けて
8788.【ヨーテボリ滞在記】旅の時間の中で
8789.【ヨーテボリ滞在記】ゴシアカップを観戦して
8790.【ヨーテボリ滞在記】国際バカロレアの科目「知の理論」を通じて/明後日の列車のチケットを予約して
8787.【ヨーテボリ滞在記】今朝方の夢/ゴシアカップの参加に向けて
時刻は午前7時を迎えた。ヨーテボリ滞在の2日目が始まった。昨日は移動を行なっていたこともあってか、夜はぐっすり眠れた。熟睡しながらも夢を見ていたのを覚えている。夢の中で私は、小中高時代のある女性友達(NI)と話をしていた。彼女は早生まれで、確か3月生まれだったこともあり、1つ下の学年に入ってもおかしくない時期に生まれている。そうしたこともあって、彼女は小学校時代は特に小さかったが、高校ぐらいになると身長が他の生徒に追い付いてきて、今となっては平均よりも少し大きいぐらいになっていることに驚いた。彼女とはそんなエピソードを含めて、懐かしい話をしていた。しばらく話をしていると、場面が突然変わった。先ほどは学校の校舎の中にいたが、今度は屋外にいた。そこは欧州のどこかの街のようであり、落ち着いた雰囲気を発していた。それほど人で混み合っておらず、カフェが立ち並ぶ静かな雰囲気がとても好ましく思えた。そこでまたしても先ほどの彼女と話をしていた。今度の話は、彼女の子供に関するものだった。そこから少し、彼女の旦那さんの話も聞かせてもらった。しばらく話を聞くと、彼女はまたしても微笑みながらどこかに消えた。今朝方はそのような夢を見ていた。
今日はいよいよサッカーの国際ユース大会のゴシアカップが開催される。11歳から18歳までの子供たちが世界各国から集まってきて、1603のチームが参加する大きな大会だ。昨夜、協働者の方と待ち合わせ場所と時間を決めた。ホテルの朝食を摂り終え、少しゆっくりしてからホテルを出発し、協働者の息子さんのチームが宿泊しているホテルに向かう。そのホテルまでは歩いて10分ほどなので近い。試合会場は、そこから数キロ離れたところにあるスタジアムである。自分がサッカーをしていた頃には、人工芝でプレーすることなどなかったので、今の子供たちは環境面で恵まれているなと思う。今朝のヨーテボリ は、午前10時頃まで小雨が降るかもしれないが、そこからは晴れてくれるようなので何よりである。子供たちも晴れの中プレーできることをきっと喜ぶはずだ。今夜は18時半から盛大な開会式があるらしく、食事も出るらしい。ただし、それに参加するには事前にチケットの購入が必要とのことであり、有り難いことに、協働者の方の息子さんのチームが手配してくれるようだ。それも含めて、今日はゴシアカップを堪能しようと思う。ヨーテボリ:2022/7/18(月)07:33
8788.【ヨーテボリ滞在記】旅の時間の中で
旅の時間の中にどっぷり浸かっている感覚がする。先ほどそれに気づいた。今日は月曜日なのだが、月曜日だということに気づいたのは先ほどのことである。月曜日であっても時の流れは緩やかに感じられる。今は欧州全体がサマーバケーションの雰囲気を発していて、それが集合的に時間感覚をゆったりとしたものにしているようだ。加速度的な現代社会の中で、こうしたゆったりとした時間を集合規模で共有できていることは救いだろうか。もちろんそれは効率性を求める現代という時代の流れに対して何か策を講じているものでは決してないのだが、少なくとも欧州のこの時期は、全員がゆっくりするという考えと生活実践が共有されているように思う。今滞在しているホテルの作りは一風変わっていて、喩えはあまり良くないが、パノプティコンのようである。中心に監視棟はなく、その部分が吹き抜けになっていて、それぞれの部屋が四角形の形で続いている。部屋の窓から外を見ることはできず、吹き抜け部分に向かって窓が取り付けられている。吹き抜け部分の1階がレストランになっていて、朝食は午前7時から始まるので、もうすでに何人かの宿泊客が朝食をゆったりと楽しんでいる姿が見える。今日の朝食は午前9時頃から摂ろうと考えていて、その前に一度レストランに降りていき、コーヒーだけをもらって来ようと思う。部屋にはネスプレッソやコーヒーが備え付けられていないので、コーヒーをもらいに行く必要がある。
今日は完全にオフということで、どこか観光地に行くわけでもなく、ゴシアカップだけを楽しむ。美術館や博物館に行くこともせず、協働者の息子さんの試合を観戦したり、協働者の方と話をして1日を過ごそうと思う。旅先で日本人の知人の方に会うのは初めてのことなので、それもまた良い思い出になるだろう。スウェーデン旅行で流れている時間は緩やかで、それが自分の心を落ち着け、治癒をもたらしている。確かに、フローニンゲンに流れている時間も常に緩やかに感じられるが、旅の中で感じる緩やかさとはまた違う。旅を大いに楽しんでいる感じがする。柔らかい旅情が滲み出し、それが自分を包んでいる。ヨーテボリ:2022/7/18(月)07:50
8789.【ヨーテボリ滞在記】ゴシアカップを観戦して
時刻は午後8時半を迎えた。今日は、ヨーテボリを訪れた最大の目的であるサッカーの国際ユース大会のゴシアカップを観戦してきた。知人の方が宿泊しているホテルで待ち合わせ、小一時間ぐらいホテルのロビーで話をし、そこから会場に向かった。その際に、チームのコーチが路面電車の路線を間違えてしまい、なんと試合開始5分前に会場に到着するというハプニングが起こった。しかし、選手の子供たちも引率の親たちも動じることなく、むしろそのハプニングを楽しむぐらいの感覚があった。とは言え、路線を間違えて以降は、バス停まで走ったり、会場の最寄りのバス停に到着してからも会場まで走ったりすることになり、色々と慌ただしかった。選手の子供たちにとってみれば、それは良いアップになったようなので、不幸中の幸いではある。知人の息子さんが在籍しているのはシンガポールで一番強いチームとのことだったが、選手の中にはスウェーデンまで来られない子供もいて、決してベストメンバーではないとのことだった。特に、チームのエースである点取屋のフランス人の子供がいないことは大きく、交代選手もわずか1人しかいないという選手層の薄さが懸念された。また、知人の息子さんのカテゴリーはアンダー11なのだが、チームの大半は9歳であり、唯一1人だけが11歳とのことであり、それくらいの年齢で1歳の歳の差は体格に大きな影響を与えるので、相手チームの年齢層が気になるところであった。初戦はドイツのチームと対戦し、明日はスウェーデン、明後日はイギリスのチームと対戦することになっていて、会場に到着した時には相手のドイツのチームがすでにいて、相当に大柄で驚いた。選手の中には11歳であるにもかかわらず、自分よりも身長が高く、180cm近い子供がいたことには驚いた。もはや体格差が歴然と感じられるところからキックオフを迎えた。結果は0-17の惨敗であり、子供たちはみんな悔しそうであった。シンガポールではほとんど負けたことがない分、悔しさも膨らんだのだと思う。コーチが子供たちに掛ける言葉や、一緒に来ていた親たちが子供たちとどのように接しているのは色々と学ばされることがあり、自分がコーチや親であれば子供とどのように接するのだろうかと考えさせられた。大差がつき始めてからも彼らは最後まで勇敢に戦い、その姿は自分の心に響くものがあった。同時に、自分が幼少時代にサッカーをしていた頃を懐かしく思ったり、当時応援に来てくれていた母の気持ちや、他のチームメイトの親の気持ちがどのようなものであったのかを想像させてくれるきっかけにもなった。そうした諸々のことを含め、サッカーをやっていたことに改めて感謝し、同時にまた自分もサッカーをしたいという気持ちが湧き上がってきた。そんなことを感じさせてくれる素晴らしい1日だった。ヨーテボリ:2022/7/18(月)20:47
8790.【ヨーテボリ滞在記】国際バカロレアの科目「知の理論」を通じて/
明後日の列車のチケットを予約して
今朝方は雨が降っていて、知人の方の宿泊先のホテルに向かう際にも雨が降っていた。ゴシアカップの初戦が始まるまでに雨が止んで欲しいなと思っていたら、知人の方とホテルのロビーで話をし終える頃にはすっかり雨が上がっていた。そしてそこからは、良い天気に恵まれた。子供たちもスウェーデンの晴れた天気の中でサッカーができてとても気持ち良さそうであった。今日は試合の観戦以外にも、知人の方と随分と色々と話をした。普段は月に1回のミーティングで話をしているのだが、それは仕事関係の話がメインなので、今日のように色々と話を伺うことができてとても良かったと思う。中でも、その方の長女が今年大学進学の準備をしていて、国際バカロレア試験を受けるとのことで、その中の科目として「知の理論(Theory of Knowledge)」という科目があるらしく、哲学の認識論と深く関係したとても面白い科目だと思った。知人の方は娘さん以上にその科目にのめり込んでいるらしく、バカロレアのテキストであるオックスフォード大学出版から出ている分厚いテキストを紹介してくれた。機会を見て、それを購入して自分も勉強してみたいと思う。試合の観戦を終えて再びホテルのロビーで知人の方と話をしていたときに、今自分が執筆している書籍の内容と関係する話をしていた。その中で、今回の書籍はマネーや資本主義のシャドーの部分をビョンチョル·ハンやポール·ティリックの思想を用いて分析していったが、改めて、マネーの肯定的な側面とは何かと考えさせられたのである。この点は逆に、自分の盲点になっていたのではないかと思う。まさにそれは、マネー探究における自らのシャドーになっていたのではないかと思わされたのである。前述の知の理論の観点で言えば、やはり自分の知の認識方法には絶えず限界や盲点があることを改めて感じさせられた次第だ。ここからはマネーの内在性質を分析していく際に、その肯定的な側面や意義や価値を見出すように努めてみようと思う。明日の朝に行う読書においてもそれを意識したいと思う。
先ほど、明々後日から宿泊するストックホルムのホテルのチェックインがオンラインで行えるとのことだったので、それを済ませた。その際にチェックインのおおよその時間を指定する必要があったため、列車の時刻を調べ、そのついでに列車のチケットもオンラインで購入した。今回は、ヨーテボリからストックホルムまでは高速列車を利用することにした。マルメからヨーテボリのものも高速列車の部類だが、“Regional”と表記されたその列車は停車駅が多く、今回ヨーテボリからストックホルムに行く列車は“High-Speed“と表記されたもので、こちらは停車駅が随分と少ない。この列車の一等車両のチケットを購入したところ、車両の中にコーヒーやソフトドリンクが飲み放題のバーがあり、お菓子などの軽食も無料でもらえることに驚いた。また、「SJラウンジ」と呼ばれるものも一等車両のチケットがあれば利用できるらしく、それはストックホルム、ヨーテボリ、マルメの主要3都市の駅にあるとのことだったので、ストックホルムに行く際にはラウンジを利用しようと思う。空港のラウンジと違うのは、到着してからもラウンジが利用できることであり、ストックホルム駅に到着するのがホテルのチェックインよりも少し早いので、駅のラウンジで時間を過ごすことができそうでとても助かる。こうした何気ない体験もまた、自分の肥やしになっていく。ヨーテボリ:2022/7/18(月)21:24
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