No.3579 ヴィリニュスの秘密の次元_A Secret Dimension of Vilnius
本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)
No.1470, Water
Water is one of the most precious resources.
Good quality of water supports and facilitates our health.
Riga; 06:55, 4/24/2022
No.1471, The Tasteful World
The atmosphere of Riga on Sunday morning is very peaceful.
My mind becomes like a custard pudding.
The world is tasteful for my mind.
Grēcinieku iela (Bus Stop), Riga; 10:00, 4/24/2022
No.1472, The Transformative Effect of Playing Koto
Since I began to draw a painting with colors, my mind has altered in a transformative way.
Happily, I purchased a Koto yesterday.
After I starts to play it, my whole being would transform.
On a Bus for the Riga International Airport; 10:00, 4/24/2022
No.1473, Therefore I believe in Gods.
I feel that I’m always embraced by grace, therefore I believe in Gods.
Primeclass Business Lounge @ The Riga International Airport; 10:00, 4/24/2022
No.1474, A Gestalt of Light
A gestalt of light sometimes comes to my mind when I see a brilliant art work.
It happens now thanks to Adamson-Eric’s works.
The Adamson-Eric Museum; 15:19, 4/24/2022
下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。
本日の3曲
全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。
楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。
タイトル一覧
8268.【バルト三国旅行記】リガを出発する朝に
8269.【バルト三国旅行記】リガを出発する朝に見た夢
8270.【バルト三国旅行記】ダウガヴァ川沿いのバス停にて
8271.【バルト三国旅行記】偉大なもの・崇高なものへの感性の開かれ
8272.【バルト三国旅行記】万有感情/根を下ろす自己/予見者としての自己
8273.【バルト三国旅行記】旅の空の上で
8274.【バルト三国旅行記】IT立国エストニアに到着して
8275.【バルト三国旅行記】アダムソン-エリック美術館を訪れて
8268.【バルト三国旅行記】リガを出発する朝に
時刻は午前5時を迎えた。自分は本当に運に恵まれているようであり、天気予報が良い方向に外れ、今は雨が降っていない。当初は昨夜から雨が降る予定だったのだが、今は曇りである。
昨日の段階の天気予報では、風は大してないが結構な雨が降るようだったのでとても有り難い。仮に雨が降ったとしても小雨程度とのことである。
今日からいよいよエストニアのタリンに滞在する。ホテルを出発するのは午前10時前を予定していて、チェックアウトは朝食を摂り終えて自室で少し寛いでからにする。朝食の前に荷造りを完了させておくけば、余裕を持って朝食を食べられるだろう。今朝は朝食開始となる午前8時半にレストランに降りて行こうと思う。
今日から滞在予定のタリンの気候を調べてみた。調べてみて驚いたが、やはりフィンランドのヘルシンキと目と鼻の先にあるためか、バルト三国の中でも最も気温が低い。
最高気温は10度に到達せず、最低気温は1度前後で、滞在中にはマイナス2度になる日もある。だが幸いにも滞在中は雨が降る日はほぼ皆無であり、天気に恵まれる。
ヴィリニュスに滞在中は小雨に見舞われることがあったが、それでも小雨程度であり、リガに関しては滞在中の全ての日が天気に恵まれていた。タリンの天気も良さそうなので何よりである。
昨夜就寝前にふと、少し気が早いが、5月の旅行はベルギーの主要3都市ではなく、ポーランドのクラクフとリトアニアのカウナスに訪れるのも良いかと思った。クラクフはポーランドの京と呼ばれるぐらい風光明媚な場所である。カウナスに関しては今回リトアニアに訪れて良い思い出ができ、この国に好意的な印象を持ったことから第2の都市であるカウナスに関心を持った。
ここには杉原千畝記念館や、今回の旅での最大の出会いであったミカロユス·チュルリョーニスの作品が多数所蔵されている国立チュルリョーニス美術館がある。5月の旅に関しては、またバルト三国から帰って来てから具体的なことを決めたい。
フローニンゲンに戻ったら、5月の旅行よりも先に、10月の日本の一時帰国の際のフライトを確保することが先決である。一時帰国まであと半年ほどなので、フライトを予約するにはちょうど良いタイミングかと思う。リガ:2022/4/24(日)05:22
8269.【バルト三国旅行記】リガを出発する朝に見た夢
時刻は午前5時半を迎えた。先ほど、リガからタリン行きのフライトのボーディングパスをダウンロードした。
今日のフライトは昼の12時半のフライトで、搭乗開始時間は正午過ぎとなる。リガ空港はバルト三国の中ではかなり大きな空港とのことなので、どんな雰囲気の空港なのか楽しみである。空港に到着したら速やかにセキュリティーゲートを抜け、フライトまでの時間をラウンジで寛ぎたいと思う。
リガからタリンまでのフライトはわずか50分ほどだ。ヴィリニュスからリガにやって来たと時と表示上は同じぐらいの所要時間だが、リガにやって来たときはわずか30分の飛行時間であり、今回も実際にはそれくらいの短かさかもしれない。
ホテルのチェックインを早めに済ませたら、ホテルの周辺を少し散策してみようと思う。ホテルの目と鼻の先にオーガニックスーパーがあり、そこで滞在中の夕食を購入しよう。
ヴィリニュス、リガに続き、タリンでも幸運な出会いが訪れるような気がしている。タリンの観光に際しても、また色々と調べてみて、面白そうな場所を発見したらそこに足を運んでみようと思う。
リガを出発する日の今朝方は、2つほど夢を見ていた。1つには箏の演奏をしている場面があった。昨日実際に箏を注文し、その喜びの感情が夢の中に現れたのかもしれない。
夢の中の私は楽しげに箏を演奏していた。しばらく演奏を楽しんでいると、突然目の前の空間に扉が現れた。その扉の向こうには何か自分にとって大切な世界が広がっていると直感し、扉を開けて向こうの世界に行こうとした。そこで夢の場面が変わった。
次の夢の場面では、私はおそらくバルト三国のどこかの国であろう場所の観光案内をしていた。基本的に自分が訪れた場所は自らが身をもって体験しているがゆえに説明もしやすく、観光案内を聞いてくれている人たちも私の説明に納得しているようだった。
しばらく観光案内を続けていると、ここでも不思議な空間に繋がる通路が知覚され、ふとそちらの方に行ってみようと思った。そこで夢から覚めた。実際には今朝方はその他にもいくつか夢を見ていた。また思い出すことがあればそれらを書き留めておきたい。それにしても今朝方の夢では、あの世ともこの世ともつかない不思議な空間に繋がる夢を2つ見ていたことが興味深い。リガ:2022/4/24(日)05:43
8270.【バルト三国旅行記】ダウガヴァ川沿いのバス停にて
つい先ほどホテルのチェックアウトをし、今、空港行きのバス停でこの日記を書いている。幸いにもホテルを出発した時には雨が止んでいて、傘を差さずに済んだのは幸いであった。日曜日のリガはとても穏やかで、バス停のあるダウガヴァ川沿いの雰囲気は平穏であり、散歩を楽しむ人たちの姿がちらほら見える。
バスがやって来るまであと15分ほどある。こうした時間にも自分の人生を綴れると思ったので日記を書き始めた次第だ。
朝食を摂りながら、音を使った知的な実践の場として作曲実践をするのではなく、あくまでも現代を生きる自分の内側に立ち現れた問題意識と感覚を純粋に体現させていく形での作曲実践を続けていくことを思った。現代音楽の多くが単なる知的遊戯に堕しているように思えてならないこともあり、そちらの傾向に傾くことだけは避けたいことである。
今日はすでに朝の段階で3曲ほど曲を作った。これから到着する空港のラウンジでは、チュルリョーニスの楽譜とラトヴィアの民謡の楽譜を参考にしていくつか曲の原型モデルを作りたい。
今日は昼過ぎのフライトに乗り、ホテルに到着するのは午後2時頃になるかと思う。なので荷物を置いたら観光に出かける余裕がある。
日曜日にもやっている美術館を調べていたところ、事前に調べた時には見逃していたAdamson-Eric Museumという美術館が面白そうなので、ここに足を運んでみようと思う。また帰りがけに美術館の近くにある本屋に立ち寄り、そこで何か良い楽譜がないかを探したい。タリン市内の楽譜屋を探してみたところ、楽譜専門店は見当たらなかった。なので一般の書店に行き、エストニア出身の作曲家の楽譜を探してみようと思う。
今日のリガは結構冷えているが、タリンはもっと冷え込んでいる。幸いにも天気は良い日が続くようなので、日中は歩きながら体温を上げていければと思う。さて、これから向かうリガ国際空港の雰囲気がどのようなものなのか楽しみである。
バスが来る10分前となったので、パソコンを閉じようとしたところ、今朝方の夢の続きを思い出した。夢の中で、大学時代のゼミのある友人(TA)が登場し、彼がアメリカ留学を終えたとのことだったので、会って話をすることになった。
彼はニューヨークの名門MBAスクールを卒業し、当初の予定通り、キャリアアップを遂げているようだった。そして、今は本業の傍ら、留学時代の経験を元にした何かの講師を努めているとのことだった。確かに彼は留学を経てキャリアップを経ているようだったが、人間としての変容はさほど遂げていないように思われたのが残念だった。ダウガヴァ川沿いのバス停:2022/4/24(日)09:58
8271.【バルト三国旅行記】偉大なもの・崇高なものへの感性の開かれ
時刻は午前11時を迎えようとしている。無事にリガ空港に到着し、セキュリティーゲートを速やかに抜けた。
今日のリガ空港はヴィリニュス空港と同じく大して混雑しておらず、セキュリティーゲートもすぐに抜けることができた。ゲートを抜けて搭乗ゲートを確認した後、Primeclass Loungeに入り、今はそこで寛いでいる。
いつもラウンジではダブルエスプレッソを1、2杯飲んで、機内や目的地で飲むためのペッドボトルの水をもらっている。今回も2本ほど500mlのペットボトルをもらった。
このラウンジはとても広美としていて、過ごしやすい。発着所にはラトヴィアのフラッグキャリアであるバルティック航空の飛行機が静かに佇んで停車している。
バルト三国旅行を通じて、改めて偉大なものや崇高なものへの内在性向が高まっているのを実感する。そうしたものへ敏感となり、そうしたものを深く知覚する感性が養われているようなのだ。それは昨日のリガ大聖堂でのパイプオルガンコンサートでも感じたことである。
偉大なものや崇高なものへの感性が磨かれ、それが開かれていけばいくだけ、そうしたものとの新たな出会いが実現される。ヴィリニュスでのチュルリョーニスとの出会いはまたそうであった。
今、自分はヨーロッパにいて、ヨーロッパの風光明媚な都市や自然に足を運べる機会に豊富に恵まれているのだから、ヨーロッパにいる間は積極的に旅を続けて行こうと改めて思った。もしかしたら来年の夏からは再びアメリカで生活を始めるかもしれず、そうなるとアメリカでの生活は長くなりそうだという予感がある。そうしたことから、今できることは心置きなくヨーロッパを旅し、思い残すことのない形でヨーロッパの地をあとにすることだろう。
アメリカでは過去に4年間ほど生活をしたが、当時はアメリカの様々な都市を巡る旅に出かける経済的·時間的な余裕がなかった。来年からアメリカで学術機関に再び所属するとなると、時間的な面は学期中であれば厳しいが、休みの期間は積極的にアメリカ全土を旅してみようと思う。アメリカにも様々な雄大な自然が残されているし、訪れたい魅力的な美術館が様々な都市にたくさんある。
旅の効能については昨日あたりにも書き留めたが、本当にそれは大きな力を持つ。治癒と変容の効果に関して、非常に大きな養分を与えてくれる。これから始まるタリンでの滞在期間中も、新たな刺激を得て、自己はまた次なる自己へと向かって歩みを進めるだろう。Primeclass Lounge@リガ国際空港:2022/4/24(日)11:07
8272.【バルト三国旅行記】万有感情/根を下ろす自己/予見者としての自己
依然としてまろやかな時がラウンジに流れている。そこは自己もまたまろやかな存在となり、その場と合一化している。
自分は毎日まだ記されていない自己の側面を記し、人生を記していくことに絶えず開かれている。そして、自己はまだ記されていない自分と人生に向かって歩みを進めていく。日々を綴るということはそれを実現させる最良の手段であり、それ以外の手段を見つけることはできない。
自分の内側には全てがあり、自分の内側は満たされているという万有感情の中に絶えず自分がいるような気がする。今、この瞬間もそうした感情に包まれている。人間性というものを突き詰めていけば、こうした感情に辿り着き、そしてそれと根源的な合一を果たすのかもしれない。
自分の中に太く多様な根が張り巡らされているのを感じる。そして自分はそこから養分を汲み取り、呼吸をしている。
自分の魂の根幹には様々な伏流水が流れており、それは1つ1つが大切な水脈として独自に呼吸をしている。どうやら自分はそこから呼吸をし、水分と養分を汲み取らせてもらっているようなのだ。それへの感謝の念が増すだけ、自分の呼吸はさらに深くゆったりとしたものになり、必要な養分が必要な分だけ自分に届けられる。
予見者としての自己の存在をこのところよく思う。今の自分には絶えず未来の自分の姿の一端が見えていて、未来の自分が徐々にやって来る感覚がある。
自分は日々最善を尽くしながら、あとはその到来を待つだけなのだ。本当にそれだけである。
すでに未来の自分がある感覚的なヴィジョンとして知覚されていて、それがやって来るようにあとはやるべきことを毎日やるだけなのだ。自己は予見者として存在しており、予見を実現させるものとしても存在している。
ラウンジの落ち着いた雰囲気に溶け出している自分。人々は思い思いにラウンジで過ごし、彼らは彼ら自身の人生をこの時空間に刻み込んでいる。Primeclass Lounge@リガ国際空港:2022/4/24(日)11:27
8273.【バルト三国旅行記】旅の空の上で
今、リガが上空にいる。ラウンジを出る頃には外では小雨が降り始めていたが、これから到着するタリンは幸いにも雨は降っていないようだ。リガからタリンまでのフライトは短いので、この日記を書き終えてしばらくしたらもう着陸準備に入るかもしれない。
先ほどラウンジでは、改めて神学者かつ発達心理学者のジェームズ·ファウラーの仕事を振り返っていた。ファウラーは、私たちを取り巻く理性的な世界を超えた世界を究極的環境と捉え、それは日常世界の背後にあるものだと定義した。そして、そうした環境に思いを馳せ、自己を取り巻く超越的な世界への関心を究極的関心と定義した。
ファウラーの信仰発達理論は、まさにそうした究極的関心の質的変容プロセスを明らかにするものである。究極的関心は当然ながら死後の世界や霊魂の世界へも及ぶ。そうした世界もまた理性では捉え切ることのできない世界であり、そうした世界へ関心が向かい、そうした世界の把握へ向けた探求に乗り出すのもまた信仰の発達過程において必然的に起こることである。
端的には、ファウラーが述べる究極的関心に紐づいた信仰の発達とは、自己が世界に開かれながら世界を理解しようとする本来自然な働きとして実現されるものである。ここで仮に自己が小さな自我に閉ざされている場合、日常を超えた世界を見据える眼は曇り、そうした世界を捉える感覚もまた知らず知らずのうちに退化していく。
ファウラーの信仰発達理論において、信仰とは究極的環境を捉える働きと能力である。言い換えれば、信仰とは自己そのものとそれを取り巻く世界との関係性を捉えていく力だと言えるかもしれない。神道的な発想を導入すれば、そうした関係性を神として見なすことも可能であり、関係性の探究は神の探究と同一のものだと言えそうである。
今、飛行機の窓の外には物理的な天上世界への入り口としての空間が広がっている。ここで信仰を司る能力を発揮すれば、心理的な天上世界への入り口としての空間が自ずから見えて来る。
自分はいかなる世界の中に生きているのかという素朴ながら極めて重要な問い。そして、自分という存在を総括してみれば、自分という存在はどのようなものだと捉えることができるだろうかというこれまた素朴ながら極めて重要な問いと向き合うことが信仰の発達を促していく。
旅の空の下で、そして旅の空の上で、自分を取り巻く世界とそれを超えた世界への眼差しは研ぎ澄まされていき、自分という存在を超越的な眼差しを通して見つめている自分がここにいる。タリンに向かう飛行機の中で:2022/4/24(日)12:56
8274.【バルト三国旅行記】IT立国エストニアに到着して
時刻は午後5時半を迎えた。今日は予定通りにエストニアの首都タリンに到着した。フライトも順調であったから、ホテルには午後2時に到着し、すぐさまチェックインすることができた。
今宿泊しているのは“Swissôtel Tallinn”というホテルであり、ヴィリニュスとリガのホテルは趣があって格式が高い感じであったが、こちらのホテルはとてもモダンな感じがするホテルだ。このホテルも5つ星ホテルであり、サービスと室内の雰囲気はとても良い。
宿泊している部屋は25階にあって、大きく開放的な窓からはタリンの街を一望できる。窓の外を眺めると、高い建物もちらほらあり、街全体の雰囲気としてはバルト三国の中でやはり一番経済的な発展を遂げているような感じがする。
実際に先ほど、ホテル近くのオーガニックスーパーに立ち寄ったのだが、そこで売られているものはなんとオランダよりも値段が高くて驚いた。例えばオランダで売られているのと同じカカオ99%のビターチョコレートはオランダの約2倍の価格がした。
エストニアはバルト三国の中で間違いなく一番物価が高く、やはり最も経済成長している国かと思われる。エストニアはIT産業が栄えているということは事前に知っていて、ブロックチェーン技術を活用した暗号資産に関してもその利用については積極的であり、その点でも注目していた国だ。
タリン国際空港に到着した時のことを思い出すと、空港はとても広々としていて綺麗であった。飛行機を降りて出口に向かうと、バスやトラムの案内が見やすくなされていて、すぐにトラムに乗ることができた。
トラムに乗る前に、乗り場の自動販売機でチケットを購入したのだが、クレジットカードをかざすだけでほんの数秒しかかからない程でチケットを購入できた。このあたりにもテクノロジーの発展を見て、公共交通機関に関してとても快適な国だと思った。
ただし、1つ気になっていたのはトラムのチケットは1時間以内に活用しなければならないものを購入し、帰りもこのチケットを購入したいのだが、どのトラムの停車駅にも自販機がなかった。なのでホテルの最寄駅の看板を眺めてみたところ、オンラインでQRチケットを購入することができるらしいことがわかった。
もちろんリガと同じく、キオスクなどでもチケットは売っているらしいが、帰りの際にわざわざトラムに乗る1時間以内にキオスクに行くのは面倒なので、オンラインでQRチケットを購入しようと思う。
早速調べてみた所、「Pilet.ee」という英語表記のあるアプリをダウンロードし、そこから「Buy Tickets」を選択し、そこから「QR Ticket」を選択すれば、簡単にQRチケットが購入できる。さすがIT立国のエストニアである。
明日は正午前に協働者の方とミーティングがあり、明日は月曜日であることからほぼ全ての美術館が休みで、その代わりに月曜日にもやっている動物園に行こうと思っている。その際にも遠いようであれば、このアプリを使ってトラムかバスのチケットを購入してもいいかもしれない。タリン:2022/4/24(日)18:03
8275.【バルト三国旅行記】アダムソン-エリック美術館を訪れて
時刻は午後6時を迎えた。今、ホテルの自室の窓辺のソファーに腰掛けてこの日記を書いている。
今タリンで宿泊しているホテルは、タリン市内の中でひょっとしたら一番高さのあるホテルなのかもしれないと思った。先ほど夕食を自室で食べるために30階のバーレストランに行ってフォークとナイフを借りてきたのだが、そこからの眺めはすこぶる良かった。明日からの朝食はそのバーではなく8階のレストランが会場になっている。いずれせによ、朝食会場のレストランですらその高さにある。
今日はホテルにチェックインをして時間があったので、今朝方偶然見つけたアダムソン-エリック美術館に訪れた。ここは、エストニアを代表する芸術家のアダムソン-エリック(1902-1968)の絵画や陶器のデザイン、そして特別展示として、エストニアの現代アーティストの作品を鑑賞することができる。
アダムソン-エリックの作品において、抽象的な幾何学的絵画が最も印象に残っていて、それをじっくり眺めていた。特別展示もまたユニークで、それは「循環経済(circular economy)」をテーマにし、物質をリサイクルして芸術作品にするという意欲的な取り組みの作品が幾つか展示されていた。
この美術館はとてもこじんまりしているのだが、入場料は8ユーロほどして、この点においてもリトアニアやラトヴィアと比べて物価の高さを見た。物価が高いというのは決して否定的なことではなく、経済発展上重要なことであり、美術館のような文化的なサービスに対して正当な対価を支払い、そこで経済がきちんと回るようにするという意味でも重要だ。
アダムソン-エリック美術館を訪れた後に、近くの古書店に立ち寄り、そこで楽譜を探した。店員の若い女性に楽譜が置いているかどうかを尋ねたところ、置いてあるとのことだったので、そのコーナーまで案内してもらった。そこには非常に年季の入った様々な楽譜があった。
最初それらの楽譜はエストニア語だと思っていたのだが、良さそうだと思って選んだ楽譜をレジまで持って行って確認したところ、それらはいずれもロシア語だった。選んだ楽譜の作曲家もロシア人やハンガリー人のようだったので、購入するのを見送った。
2人の若い女性の店員はどちらもとても親切にしてくれて、エストニア人の作曲家の楽譜を探しているのであれば、“Estonian Academy of Music and Theatre”という学術機関の書店に行ってみるといいと勧めてもらった。明日の月曜日もそこはやっているようなので、明日タリン動物園を訪れた帰りにでも足を運んでみたいと思う。タリン:2022/4/24(日)18:32
Comments