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8256-8260: バルト三国からの便り 2022年4月22日(金)



No.3566 ヴィリニュスの精霊_A Spirit of Vilnius


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1465, A Web of Reality

Everyone and everything is a precious node of the web of reality.

All of us contribute reality on our own way.

Riga; 06:42, 4/22/2022


No.1466, Forms from Nothing

Humans have a great capability to create from from nothing.

Whenever I see any human-made forms, they make me impressed.

Mākslas muzejs RĪGAS BIRŽA, Riga; 10:35, 4/22/2022


No.1467, To Express the Unsayable

to express the unsayable is one of the roles for the artist.

Without it, the world would be monotonous and bland.

Latvian National Museum of Art, Riga; 13:22, 4/22/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

8256.【バルト三国旅行記】本日のリガ観光の予定

8257.【バルト三国旅行記】リガ滞在の最初の朝の夢

8258.【バルト三国旅行記】格式高いホテルにて

8259.【バルト三国旅行記】三兄弟と河鍋暁斎の作品を鑑賞して

8260.【バルト三国旅行記】ラトヴィアの民謡に関する楽譜を購入して


8256.【バルト三国旅行記】本日のリガ観光の予定


時刻は午前5時を迎えた。今、リガ上空の空がダークブルーに変わり始めている。


天気予報を見ると、幸いにも今日もまた昨日と同様に、雲ひとつない快晴に恵まれるようだ。日中の気温は14度まで上がるそうであり、晴れであればそのくらいの気温でも日中は半袖で過ごせるかもしれない。朝は冷えていることは確かなので、半袖の上にカーディガンを羽織って観光に出かけよう。


ラトビアは、「バルトの貴婦人」との異名を持つ風光明媚な国であり、その街並みは美しく、豊かな自然もあるのがラトビアの魅力かと思う。昨日はホテルの周りの散策を行ったのだが、石畳の道と建物のデザインには惹かれるものがあった。


ホテルに戻って来てから色々調べてみたところ、今日は合計で4ヶ所ほど巡りたいと思う。自分にしては結構な数の場所を巡ることになる。ホテルの朝食は8時半からとのことであり、リトアニアに滞在していたときには午前9時から朝食を食べ得ていたが、今日は訪れる場所が多いこともあり、8時半から朝食をいただこうと思う。


朝食を摂り終えたら、昨夜発見した「三兄弟」という建物を見に行く。ここはホテルと目と鼻の先にあり、まずはそこに訪れて、三兄弟のうちの真ん中の次男の建物が博物館になっているようなので、博物館を鑑賞してみよう。


そこからは、これまたすぐ近くにある“Mākslas muzejs RĪGAS BIRŽA”という美術館に行く。ここは昨日スーパーに向かっている途中に偶然見つけた美術館であり、中を覗くと、河鍋暁斎(かわなべきょうさい:1831-1889)という日本の浮世絵師の特別展示が行われているようだったので、とても興味深く思った。


この美術館のメインの展示は古代文明から現代にかけての種々の芸術作品であり、それらもこの機会に鑑賞してみたいと思う。そこからは、ラトヴィア国立美術館に行き、ここでも芸術作品の鑑賞を大いに楽しむ。


今日最後に訪れるのは、昨日偶然見つけた“MUSICA BALTICA”という楽譜屋である。昨夜、ラトヴィアの作曲家について色々と調べていたときに、この楽譜屋の存在を知り、記念として誰かラトヴィアの作曲家のピアノ曲の楽譜を購入したいと思う。今日は天気が良いこともあり、充実した観光ができそうで何よりである。リガ:2022/4/22(金)05:33


8257.【バルト三国旅行記】リガ滞在の最初の朝の夢


先ほど、改めて今日その他にどこか観光したい場所はないかと探したところ、解剖学博物館(RSU Anatomy Museum)にも足を運んでみようと思った。幸いにも自分が足を運びたい場所はどれも滞在中の旧市街地の近くにあるので有り難い。


解剖学博物館もホテルから歩いて10分ほどなので、ラトヴィア国立美術館に行く前にここに立ち寄ろうと思う。今、ホテルの窓の外を眺めると、午前6時前であるからまだ朝日は出ていないが、空には雲がないことがわかり、今日の天気も恵まれたものになるだろうことが予感される。朝空を眺めながら、リガ滞在中の最初の朝に見た夢について振り返っておきたい。


最初の夢の主題は、グリーン革命であった。私は、エコに関する話をその道の研究者と実践者の方達と行っていた。その方達は全員がエコに関する意識が高く、単に意識が高いだけではなくて、知識と経験があることから、意見交換はとても建設的なものとなり、私たちに具体的に何ができるかをかなり細かく話すことができた。


そこから場面は、ラトヴィアについて紹介するものに変わった。私は、ラトヴィアの観光大使であるかのようにこの国の魅力について説明をしていた。特に首都のリガにある見所について紹介し、その紹介はとても好感を持たれた。


この夢について振り返ってみると、リガに到着してまだ1日しか経っていないにもかかわらず、リガが夢の中に出て来たことが興味深い。同じようなことはリトアニアのヴィリニュスに滞在していたときにも起こった。


ここ最近は自我がより透明なものになって来ていることを感じていて、それがある場所に根付いた文化や精神を自分の内側に取り込むことを行いやすくしているのかもしれない。少なくとも、自分の無意識の領域にその場所に堆積されたものが流れ込みやすくなっていることは確かだ。


ここからも、自我が透明なものになればなるだけ、自分という存在は霊的媒介になるのかもしれないと思う。世界と自分との間に何かもう1つ媒介する存在がいるような気がしており、透明なものになりつつある自我はその役割を担っているのではないかと思う。


上記の夢以外にも、前職時代に中途入社した気さくな女性の方とオフィスで話をしていたのを思い出す。その方は確かに中途入社したばかりだが、海外の大学院への留学を考えているとのことだった。私はすでに留学を経験していたので、その方に求められる形で、特にTOEFLについて助言をしていた。


その方は業務上において流暢な英語を話していたし、前職も外資系の会社だったので、TOEFL試験は問題ないだろうと思った。ところがその方自身は心配しているようであり、目標点を聞いてみると、意外と低いものだったので、それだったら尚更心配する必要はないと伝えた。


すると、私の横に突然小中学校時代の親友(YU)が現れ、なんと彼も留学したいと述べ、TOEFLを受験する予定だと述べた。彼は先日TOEFLの模擬試験を受けたらしく、そのスコアは壊滅的に悪く、自分に助けを求めて来たのである。


私はとりあえず考えられる学習方法を伝えた。すると彼は笑顔を取り戻し、自分が言った通りに勉強をしてみると述べた。それに加えて、先ほど話していた会社の同僚よりも高いスコアを獲得したいということも述べていて、それは難しいかもしれないが、親友の持っているガッツがあれば不可能ではないことを伝えた。


リガ滞在の最初の朝に見た夢はそのような内容だった。今から作曲実践をし、呼吸法のエクササイズと動的ストレッチを行う。そこから温かいアールグレイの紅茶でも飲んでゆっくりと画集を眺めたりしようかと思う。リガ:2022/4/22(金)06:03

8258.【バルト三国旅行記】格式高いホテルにて


時刻は午前9時半を迎えた。いつもより少し早めの朝食を摂り、この日記を綴り終えてから今日の観光に出かけて行こうと思う。


今日はとにかくすこぶる天気がいい。この様子だと、午後からは半袖になってリガの街を散策できそうなので何よりだ。日光を浴びることによって心身が活性化されるのに加えて、今は旅の最中であるから、旅からもたらされる種々の刺激が自分の肥しとなっている。


さて、先ほど朝食を摂り終えたのだが、朝食はビュッフェ形式とオーダー形式が混ざったものだった。ヴィリニュスのホテルも同じ形式であったが、ビュッフェで取れるものは今のホテルの方が種類が多かった。


フローニンゲンにいる時はもう魚すら食べないラクトベジタリアンだが、旅の最中は魚は食してる。おそらくバルト海で取れたであろうサーモンとニシンはとても美味だった。ヴィリニュスのホテルでもサーモン、イクラ、そしてキャビアが出されたのだが、それらも美味だったことを思い出す。


今宿泊しているホテルは歴史があり、かつて銀行だった建物ゆえに格式高い雰囲気を発している。朝食会場のレストランは天井が吹き抜けであり、天気の良い今朝はとても明るく感じた。レストランの入り口あたりにインコが籠の中に入っていて、とても可愛らしかった。


ヴィリニュスのホテルも、リガのホテルも共に、ホテルにそれぞれの国の国旗とEUの旗だけではなく、アメリカ国旗も掲揚されている。どちらの国もアメリカと良好な関係にあるためなのか、街ではちらほらアメリカ英語を聞いた。実際に、今宿泊している人たちの多くもアメリカ英語を話し、アメリカ人をちらほら見かける。


先ほどホテルのレストランにやって来た人たちも大半がアメリカ英語を話していて、アメリカ人が多かったように思う。彼らの雰囲気からすると学者のようでもあり、近くで何かの学会が開かれているのかもしれない。


ヴィリニュスのホテルと同様に、今リガで宿泊しているホテルも5つ星であるからサービスがいい。毎朝ホテルでガラスの瓶のペットボトルの水をもらえるのは有り難い。今からそれを持って今日の観光に出かけようと思う。


まずは「三兄弟」の建物を見学しに行き、その足で河鍋暁斎(かわなべきょうさい:1831-1889)の特別展示を見に“Mākslas muzejs RĪGAS BIRŽA”に行く。今日もまた自分の肥やしにつながるたくさんの良き刺激を得られるだろう。リガ:2022/4/22(金)09:48

8259.【バルト三国旅行記】三兄弟と河鍋暁斎の作品を鑑賞して


時刻は午後4時を迎えた。先ほど観光から戻って来て、15分ほど仮眠を取って今に至る。


昨日に引き続き、今日のラトヴィアは天気に恵まれた。リガの地上には天から燦々と太陽の光が降り注いでいて、多くの人たちが陽気な雰囲気で街を歩いていた姿が印象的である。


今日は方々色々な場所を観光し、合計で5カ所巡った。それぞれについて簡単に振り返っておきたい。


朝食を摂ってすぐにホテルを出発し、まず最初に向かったのは「三兄弟」の建物である。この建物の前でGo Proを使って動画を撮影した。この建物に関する解説とクイズを出す形で動画を撮影した。


朝早かったこともあり、辺りは静かであり、大きな声を出すのが躊躇われたので、気持ち小声で動画を撮影することにした。事前に調べていた通り、次男の建物が博物館になっていて、無料で中を見学することができた。受け付けの年配の女性が裏庭につながる扉があることを教えてくれ、裏庭に行って背後から三兄弟の建物を鑑賞した。


その次に向かったのは、“Mākslas muzejs RĪGAS BIRŽA”という美術館だ。ここでは特別展示としてタイの現代アート作品を鑑賞した。3人ほど印象に残っているアーティストがいて、彼らの抽象画は響くものがあった。この美術館は所蔵作品はそれほど多くないが、古代の芸術作品には良質なものが多く、訪れる価値のある美術館かと思う。


ここを訪れたのは、特別展示の河鍋暁斎の作品を見るためであった。彼の作品は3階に所蔵されていて、解説文を隈なく読み、作品点数はわずか4作品だったが、それぞれを食い入るように眺めた。


河鍋のその他の作品をもっと鑑賞したいと思ったところ、暁斎の子孫が運営している「河鍋暁斎記念美術館」という美術館が埼玉県にあるようなので、どこかのタイミングでこの美術館をぜひ訪れたいと思う。調べてみると、東京駅から50分ほどで行けるので、今年の秋の一時帰国の際に訪れようかと思う。自らを「画鬼」と称した暁斎には色々と惹かれるところがある。


さて、次に訪れたのは解剖学博物館(RSU Anatomy Museum)である。この博物館には、人間の人体の様々な部位がホルマリン漬けで所蔵されていて、テクノロジーを駆使してインタラクティブな展示になっていたのでとても勉強になった。


マーシャルアーツの鍛錬を通じて身体に対する関心がより一層強くなり、解剖学的な観点から身体を見つめ直すにはうってつけの場所だった。ここはリガ大学が所持する施設でもあり、リガ大学の学生であれば無料で入れる。自分が訪れたときには高校生の集団が課外授業か何かで人体について学びに来ているようだった。


見所としては、地下一階に所蔵されている奇形児の標本である。指が6本あるものや、頭が2つあって引っ付いているものを含め、様々な形の奇形児の標本は貴重であり、今のところ遺伝子の配列にバグが生じてこうした奇形児が生まれることぐらいしかわかっていないそうだった。この博物館のデザインや周りの雰囲気が良かったので、ここでも動画を撮影し、人間の人体に関心があれば是非訪れてみることを勧めた。リガ:2022/4/22(金)16:26


8260.【バルト三国旅行記】ラトヴィアの民謡に関する楽譜を購入して


西日が燦然と輝き、ホテルの自室に差し込んでいる。こうした陽気な天気の日には人々は幸せそうであり、集合的に意識が上機嫌のように感じられる。


今日は解剖学博物館を訪れた後に、ラトヴィア国立美術館に向かった。道中に自然豊かな公園を通ったとき、小川のせせらぎと小鳥たちの美しい鳴き声に心底癒された。そこから歩みを進めていると、大きな通りから何やら不穏なロック調の音楽が聞こえて来た。


見ると、そこにはロシア大使館があり、1人のいかつい男性がロシアのウクライナ侵攻に対してデモをしているようだった。大使館の周りには警察官が何人もいて、厳重な体勢を敷いていた。


ロシア大使館にプーチンを風刺するプーチンの似顔絵の横断幕が掲げられていて、旧ソ連の元支配下にあったラトヴィアのロシアに対する思いの一端が感じられた。そこは各国の大使館が密集している場所であり、今改めて調べてみると、プーチンの似顔絵が仮にロシア大使館に掲げられていたらすぐに撤廃されるはずであり、正しくはウクライナ大使館であった。


ウクライナ大使館とロシア大使館は道を挟んですぐ近くにあるが、自分が見たのはウクライナ大使館だったようだ。ということはあの音楽はウクライナを励ますような曲だったのかもしれないと改めて思う。


そこからラトヴィア国立美術館に足を運び、そこはおそらくリガで最も大きな美術館なのではないかと思う。1780年から2000年代にかけてのラトヴィアの芸術作品を数多く見ることができ、個人的に大変満足している。特に、20世紀後半から現代にかけてのラトヴィアのアート作品のいくつかは感銘を受けるものがあり、それを見るだけでも訪れた価値があったと思った。


国立美術館の次に向かったのは、 “MUSICA BALTICA”という楽譜屋である。リトアニアのヴィリニュスでチュルリョーニスとの出会いがあり、彼の楽譜を購入したことに刺激を受け、ラトヴィアの作曲家の楽譜を購入したいと思ったのだ。端的には、この楽譜屋を訪れて大正解だった。


店に到着したときには客は自分だけであり、店員の女性が親切に対応してくれ、ラトヴィアの作曲家の楽譜をまず全部見せてもらうことにした。そこからはカウンターの席に腰掛けて、楽譜を1冊1冊入念に吟味していった。そこでいくつか興味深い楽譜を見つけ、そのどれもがラトヴィアの民謡に関するものだったので、もう一度その店員の女性に声をかけて、ラトヴィアの民謡に関する楽譜がその他にないかを尋ねた。


すると、もう何冊か楽譜を持って来てくれ、全ての楽譜を吟味した後に、結局5冊ほど良い楽譜を購入することができた。これらをもとに今夜は曲の原型モデルを作って行こうと思う。


明後日からはエストニアのタリンに行くか、同じくタリンの市内に楽譜屋がないかを調べてみようと思う。そこでエストニアの民謡に関するピアノ曲のアレンジ版の楽譜を購入できたらと思う。旅の最中で購入する画集や楽譜は、本当に良い思い出の品になり、それに加えて自分の創作活動の重要な肥やしになってくれる。リガ:2022/4/22(金)16:55

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