No.3565 魔法の輪_A Circle of Magic
本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)
No.1462, World-Making
Any symbols in this world contribute to world-making.
I also join it.
This world is a rich tapestry of symbols.
Vilnius; 06:47, 4/21/2022
No.1463, The Process of Becoming
Every single moment is in the process of becoming.
Literally, everything in that process, which is inevitable, divine, and blissful.
Vilnius; 08:20, 4/21/2022
No.1464, The First Columbus on a New Spiritual Continent
Anyone can see a new spiritual continent.
Also, anyone can be the first Columbus of the continent.
Vilnius; 08:28, 4/21/2022
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本日の3曲
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タイトル一覧
8250.【バルト三国旅行記】今日から滞在のラトヴィアの首都リガ
8251.【バルト三国旅行記】ヴィリニュスを出発する朝の夢
8252.【バルト三国旅行記】チュルリョーニスの芸術作品に刺激を受けて
8253.【バルト三国旅行記】ヴィリニュス空港のラウンジで寛ぎながら
8254.【バルト三国旅行記】リガ の夕日を浴びながら
8255.【バルト三国旅行記】滞在先のホテルの目と鼻の先にある2つの名物の建物
8250.【バルト三国旅行記】今日から滞在のラトヴィアの首都リガ
時刻は午前5時を迎えた。今日はリトアニアの首都ヴィリニュスを出発し、ラトヴィアの首都リガに向かう。2つの都市を結ぶフライトの時間はわずか50分ほどなのでとても近い。また、フライトの時間は午後2時であり、ホテルから空港までもバスと徒歩で20分ほどの距離なので、余裕を持ってホテルをチェックアウトできる。
予定としては午前11時をめどにホテルをチェックアウトし、夜明けの門の前のバス停に向かおう。調べたところ、Priority Passで利用できるラウンジが空港内にあるようなので、早めに空港に到着したらそのラウンジを活用する。この数日間に購入した文献や、デスクトップ上に保存している文献をラウンジで読めたらと思う。
リガには午後3時頃に到着し、空港からホテルまでは40分ほどである。ここでもまたバスにお世話になる。
ラトヴィアの空港に到着したら、空港の出口を出たところにあるキオスク(NARVESEN)でバスのチケットを購入しよう。事前に調べたところ、運転手から購入するよりも安いとのことである。そのチケットは必要な分のチャージをすることができるようなので、行きと帰りの2回分をチャージしておきたい。
バス停から22番のバスに乗って旧市街地へ移動し、ホテルのチェックインを終えたら、今日は観光することなくホテルでゆっくりしようと思う。出かけるとしてもホテルの近くのスーパーに行くことぐらいである。おそらくそれだけでも十分に色々な刺激が得られるだろう。リガがどのような街なのか、今から心が踊る。
宿泊先のホテルは、空港がある陸の向こう側にある。2つの陸の間にはダウガヴァ川という全長1000mを超す川が流れている。その水源はロシアのヴァルダイの丘とのことであり、川はリガ湾につながっていて、その水はバルト海に流れ込んでいる。
リガは、「バルト海の真珠」と形容される港町なのだ。港町と言うと、ノルウェーの西の港町であるベルゲンを訪れたときの記憶がふと蘇る。そこでは作曲家のエドヴァード·グリーグとの出会いがあった。リガの町での出会いにも期待が膨らむ。
ヴィリニュスの旧市街地もユネスコに登録されていたが、リガの旧市街地もユネスコに登録されているようである。旧市街地の歴史を感じさせる雰囲気がとても味わい深く、散歩をしていると、いつも新しい感覚が流れ込んでいる。その場所自体は古いのだが、その場から得られるものが新鮮な感覚であるというコントラストは大変興味深い。
リガの観光自体は明日から本格的に始めるが、今日も空港からホテルまでの道や、ホテルとスーパーの周辺の街並みを堪能しよう。それとヴィリニュスと同様に、思いがけない場所との出会いもあるかもしれないので、改めてリガの地図を眺めて、今この瞬間に自分に響く場所、すなわち自分を呼んでいるような場所がないかを調べてみよう。ヴィリニュス:2022/4/21(木)05:39
8251.【バルト三国旅行記】ヴィリニュスを出発する朝の夢
ヴィリニュスを出発する今日は晴れのようで何よりだ。リガの天気もすこぶるよく、雲ひとつない晴天に恵まれる。移動の際に天気が良いというのはとても有り難く、折り畳み傘はスーツケースに仕舞っておいて良さそうである。リガの明日の天気も良いようだが、明後日以降は少し天気が崩れ、ヴィリニュス滞在中と同様に、小雨に見舞われる日が続く。
今、ミカロユス·チュルリョーニスのピアノ曲を聴いている。演奏者は昨日お会いしたリトアニアのピアニストRokas Zubovas氏である。
この地に所縁のあるチュルリョーニスの曲は、ヴィリニュスの朝にふさわしい。とても心地良い音の流れが自分の内側に流れ込んでいく。
音楽というのは本当に生命なのだ。1つ1つの音には命があり、それが集まって1つの大きな命を生み出す。日々作曲実践をしていると、音楽という生命が自分を通して音楽を生み出す創造的なプロセスを実感する。
また、このように日記を毎日綴っていると、言葉という生命が自分を通して言葉を生み出していることにも気づく。人が何かを生み出す他の創造プロセスにもこれは当てはまるだろう。そこには絶えず生命の発露が見られる。
ヴィリニュスを出発する朝に見ていた夢について振り返っておこう。1つ印象に残っているのは、夢の中の舞台がヴィリニュスを彷彿とさせる趣のある街だったということだ。
その街で私は、ある若い伝統職人の男性と出会った。というよりも、私は夢を目撃する状態にあり、その男性の守護神であるかのように彼を見守っていたのである。
彼は祖父に師事して、本の伝統的な綴じ方を学んでいた。今なおそのような技術が残っていることに感銘を受け、彼はまだ若かったのだが、そのような伝統技術を学ぶことを自ら率先して決断したことにも感銘を受けた。
彼の祖父は寡黙な人であり、彼に対して言葉で技術を伝えることはあまりしていないようだった。そのため、彼は祖父の仕事の様子を眺めながら、懸命に技術を習得しようとしていた。2人は黙って黙々と仕事をしていたが、本が綴じられていく都度、2人の間に何か交流が生まれていることを感じていた。その光景はとても心に響き、温かみのあるものだった。今朝方はそのような夢を見ていた。
今朝方は夢を目撃する状態であったことが興味深い。夢というのも本来は、どこまで行っても深みのある意識の層だと思われる。夢を再想起し、書き留めることによって、無限に深い夢の層が映し出す仮の姿に触れることができる。
絶対者·超越者の実相に触れることはできなくても、神学研究や芸術を通してその仮の姿に触れることならできることとそのアプローチはどこか似ている。意識の上方に向かう層と下方に向かう層のいずれの探求も引き続き継続していこう。ヴィリニュス:2022/4/21(木)05:57
8252.【バルト三国旅行記】チュルリョーニスの芸術作品に刺激を受けて
時刻は午前9時を迎えようとしている。今、ヴィリニュス上空の空は晴れ渡っていて、朝日が歴史あるこの街に優しく降り注いでいる。この日記を書き終えたら、1階のレストランに行って朝食をいただこうと思う。その際には、今読みかけの昨日購入した“Musical Paintings: Life and Work of M.K. Ciurlionis”という本を持っていく。
この学術書を読めば読むほどに、チュルリョーニスの魅力が増す。そして、彼への共感の念が増していく。
チュルリョーニスは絵画においても革新的な試みをしたが、音楽においてもアーノルド·ショーンバーグが登場するよりもずっと早くに無調の音楽を模索していた。チュルリョーニスの後期の音楽作品を見ればそれがわかる。
本書を読んでいると、チュルリョーニスがインドのリグヴェーダを読み、インドの哲学思想からも影響を受けていたことを知った。特に霊魂や来世に関する考え方についてリグヴェーダから学んでいたようなのだ。元来チュルリョーニスは霊的なものへの関心が強かったことが窺え、それが彼の絵画と音楽に具現化されているがゆえに、自分は彼の芸術作品に惹かれているのだろう。
昨日はこの本以外にも2冊ほど楽譜を購入した。後ほど空港のラウンジでチュルリョーニスの曲を参考にして曲の原型モデルをいくつか作り、バルト三国旅行中にそれを参考にして曲を作りたいと思う。もし朝食を食べ終え、荷造りをして時間があるようであれば、ホテルの自室でも曲の原型モデル作りに励みたい。
チュルリョーニスの小作品からまずは参考にしていき、そこから彼の代名詞とでも言えるいくつかの代表作を参考にしていく。チュルリョーニスの芸術作品によって、また新たに感覚が養われ、感覚の新しい次元が開かれていくかのようである。ヴィリニュス:2022/4/21(木)08:57
8253.【バルト三国旅行記】ヴィリニュス空港のラウンジで寛ぎながら
時刻は正午を迎えた。先ほどヴィリニュス空港に到着し、セキュリティーを速やかに抜け、今は3階のNarbutasというラウンジにいる。
ヴィリニュス空港はとてもこじんまりしていて、ラウンジもここしかないのだが、空港の小ささとラウンジの快適さは幸いにも比例しないようであり、このラウンジはとても快適だ。
机やソファーなどが全てリトアニアの家具なのか、とてもお洒落である。デザインとしてはフィンランドのデザインを彷彿させる。
バルト三国も地理的にはほぼ北欧であるから、家具のデザインも似ていても不思議はないかもしれない。いずれにせよ、ラウンジには人がまばらで空いていて、とても快適である。今から1時間半ぐらいはこのラウンジで寛げる。
空港に来る前に、夜明けの門の前のバス停を危うく間違えそうになっていて、親切なおじさんが正しい場所を教えてくれたことを思い出す。そのおじさんは英語を話せないようだったが、スーツケースを持った自分が向かう場所が空港だと察してくれ、黙って微笑を浮かべて正しいバス停の場所を指差してくれたのである。そのおかげで予定通りの時間のバスに乗ることができた。
バス停に到着後、そこでパソコンを広げて作業をしていたところ、今度はまたしても犬の散歩中のおじさんが親切にも声を掛けてきてくれた。その人は英語は話すことができ、どのバスに乗るのかも自分はわかっていて、単にパソコンを広げて作業をしていただけなのだが、どうやら自分がバスの路線を調べていると誤解したようである。いずれにせよ、その人の親切心に感謝をした。このように人の親切心に触れる機会がよくあるというのもまた旅の魅力であろうか。
それでは今から、パソコンで少し作業をした後に、チュルリョーニスの楽譜を参考にしながら曲の原型モデルをいくつか作っていこうと思う。それらをもとに明日以降作曲実践をしていく。
ここからリガまではあっという間であり、フライト時間もわずか50分である。リガのホテルに到着したら少し寛ぎ、近所のスーパーに買い物に出かけよう。今夜は少し時間を取って、箏と箏曲の楽譜を注文しようかと思う。
さて、夢に出てきたリガではどのような出会いが待っているだろうか。素晴らしき出会いがやって来ることを静かに祈ろう。Narbutasラウンジ@ヴィリニュス空港:2022/4/21(木)12:19
8254.【バルト三国旅行記】リガ の夕日を浴びながら
時刻は午後6時半を迎えた。つい先ほど、ホテルの自室で夕食を摂り終えた。そう、今はもうリトアニアの首都ヴィリニュスではなく、ラトヴィアの首都リガにいる。
ヴィリニュス空港からリガ空港までは50分のフライトの予定だったが、なんと離陸してから着陸までわずか30分だった。離陸の際に少し目を瞑ってうとうとして目覚めてみると、もう着陸体勢に入っていた形だった。
地理的にヴィリニュスとリガが近いことはわかったいてたが、まさかここまでフライトの時間が短いとは思っても見なかった。たった30分しかフライトの時間がなかったので、当然ながら飲み物などは出なかった。
リガに早めに到着できたことは有り難く、空港からすぐさまバス停に向かった。事前に調べていた通り、バス停でチケット購入するよりも、空港を出てすぐのところにあるキオスクでチケットを購入した方が安かった。チャージ制のプラスチックのカードをもらい、帰りの分のバスのチケットの料金をチャージしておいた。
今日のリガの天気はすこぶる良く、到着した時には半袖でいいぐらいであった。上着を脱いで、日光浴をしながらバス停からホテルに向かった。
リガに到着した第一印象としては、天気が良かったことも影響しているかもしれないが、随分と明るい町だと感じた。リガを横切るダウガヴァ川という立派な川の水面は太陽の光で煌めいていた。
リガは、「まるで絵本の中にいるかのような街である」と形容されるように、旧市街地の街並みは見事である。入り組んだ石畳の道がなんとも言えない趣を持っていて、家も色彩豊かで可愛らしい家が多い。
ホテルのチェックインを速やかに済ませ、部屋に荷物を置いたらすぐさま買い物に出掛けた。ホテルから歩いて20分ぐらいのところにあるオーガニックスーパーに散歩がてら出掛けた。
道中の雰囲気がとても良かったので、帰り際に1本ほど動画を撮影した。キョロキョロ辺りを見渡しながら散歩をしたおかげで、ホテルの近くにある美術館を偶然にも発見することができ、明日か明後日にはそこを訪れてみようと思う。
ふとホテルに備え付けられている液晶テレビを見ると、メーカーがサムスンだった。そう言えば、ヴィリニュスのホテルの液晶テレビもサムスンのものであり、そう考えてみると、これまで宿泊してきたホテルの液晶テレビは大抵サムスンのものだったのではないかと思った。
他愛のない気づきだが、日本の家電メーカーのテレビを国外のホテルで見たことはほとんどなく、むしろ日本のメーカーのテレビがホテルの自室にあったら記憶に強く焼き付いていると思われる。サムスンの圧倒的なシェアを実感させられながら、明日の旅の計画を詰めようと思う。
そのように思った矢先に空調の方を見ると、それは日本のメーカーのサンヨー(SANYO)のものだった。日本メーカーの製品を見ると、未だに愛着を持つ自分がいることは面白い。この点は、欧米での10年間の生活を経ても変わっていないようだ。むしろ、欧米での生活が長くなればなるほどに、その愛着の念は増していると言えるかもしれない。リガ:2022/4/21(木)18:57
8255.【バルト三国旅行記】滞在先のホテルの目と鼻の先にある2つの名物の建物
時刻は午後9時を向けた。今日のリガはすこぶる天気が良く、夕方に買い物に出掛けた時には日光浴を楽しむことができた。
旧市街地からラトビアの自由の象徴である「自由の記念碑」の前を通って栄えている街の方にいこうとすると、ちょうどそこに河川が通っていて、今日は天気が良かったこともあり、多くの人たちが河川敷にいた。
自分もしばらく河川を架ける橋の上でぼんやりと河川を眺めていた。河川そのものを眺めたり、河川敷でくつろいでいる人を眺めたり、はたまた河川にやって来ている小鳥たちを眺めていた。少しばかり時間を忘れてその場でくつろいでいた。
今宿泊しているホテル“Grand Palace”という名前のホテルであり、ここは1870年代までは元々銀行だったそうだ。どうりで趣を感じさせるわけである。
ホテルの目と鼻の先には、実はリガ の2つの名物の建物がある。1つはリガ大聖堂である。ここには世界で4番目に大きいパイプオルガンある——調べてみると、ランキングの基準によって順位が変動するようなので順位にこだわっても意味がないかもしれない——。
随分と前のことになるが、欧州にやって来る前に、母がヨーロッパの教会でオルガンコンサートが聴けるようであれば是非足を運んでみるといいと勧めてくれていた。それが初めて実現したのは、今から4年前にハンガリーのブダペストを訪れたときのことだった。
そのときの日記を見ると、2018年4月19日(木)に——本当に今からほぼ4年前だ——、聖イシュトヴァーン大聖堂で荘厳なパイプオルガンの素晴らしいコンサートに参加した。嬉しいことに、リガ 大聖堂でもパイプオルガンのコンサートがやっていて、参加しやすそうなものとして、正午からのコンサートがあることを発見した。すぐさまチケットを予約し、明後日の土曜日の正午にリガ大聖堂にて荘厳なパイプオルガンのコンサートを聴く。
ホテルからもう1つ目と鼻の先にある名物の建物は、通称「三兄弟」と呼ばれるものだ。これは、ホテルのあるピルス通りの1つ向こうにあるマザーピルス通りに面して建てられている3棟の歴史ある建物だ。
それぞれ建築された年代と建築様式、そして色が異なっているのが特徴である。一番古いのは、通りから見て一番右手にある薄ピンク色の建物であり、その設立は15世紀まで遡る。真ん中が三兄弟の次男であり、17世紀頃に作られ、一番左が三男の建物で、その設立は17世紀末とのことである。
ちなみに、長男の建物はラトビアで現存する住宅としては最も古いそうだ。当時の住宅システムを窺わせるものとしては、長男の建物の窓は窓枠に比較してとても小さくなっており、それはなぜかというと、当時は窓の大きさによって税金が変わっていたそうなのだ。窓枠ではなく、窓の大きさが大きければ高い税金が課せられることから小さな窓になったのだろう。
その制度は次男以降は撤廃されたらしく、次男と三男の窓は普通である。ところが、今度は玄関の大きさに対して税金が課せられる制度が導入されたらしく、次男以降の建物の玄関は小さいという具合に、この三兄弟の建物を見ると、当時の住宅事情を知ることができる。
現在は、真ん中の次男の建物が博物館として公開されており、無料で入れるとのことなので、明日の観光の一番最初にそこを訪れようと思う。リガ:2022/4/21(木)21:34
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