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7478-7479: フローニンゲンからの便り 2021年11月11(木)



No.2915 伸びやかな朝光_Expanding Morning Light


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1024, Omnipresent Brightness

Today is shinning.

Every day is shinning in my life.


Do you know that brightness is omnipresent in you life?

Groningen; 13:31, 11/12/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7478. 他になることを通じた変容/石積

7479. カオスと個性化


7478. 他になることを通じた変容/石積


時刻は午前3時を迎えた。今朝は昨日よりも早く、この時間帯に目覚めた。


幸いにも、開業医に処方してもらった薬がどんどん効いていて、日を追うごとに肌の調子が良くなっている。この調子であれば、来週に実際の皮膚科に行く際には随分と回復しているだろうし、今月末のベルリン旅行の際にはほぼほぼ完治しているように思う。


ただし敏感肌の自分の場合、完治したように思えても、そこから肌の保湿を日々怠ってはならず、肌に皮脂を過度に落としてしまうようなシャンプーや石鹸の使用を控えたり、肌に刺激の強い事柄は避けなければならない。こうしたことをここから改めて心掛けていこうと思う。


昨日もそうであったが、午前3時や4時に目覚めるときにはあまり夢を見ていないように思う。夢を見ることは記憶の整理に役立つと言われるが、昨日と今日のように夢を見ないことが記憶を整理していないかというとそうでもないように思う。


睡眠をしっかり取ったという感覚があるので、今日の活動に支障はないだろう。いずれにせよ午後には毎日20分ほど仮眠を取っているのだから、そこでまた深い休息ができる。


夢を思い出す代わりに、昨日の気づきを思い出した。昨日、自己というのは新たな自己に向かっていくことによって新しい自己になるものだと思い込んでいたが、そうではなく、自己というのは他に投げ出される形で他になることによって新しい自己になるのだと気づいたのである。


ハイデガー的に言えば、自己は世界に投げ出されながら、他になることによって新しい自己に変容していくのだ。自己が自己でないものに開かれていくことによって、自己が変貌を遂げていくというのは実に面白い。


しかしながら、そもそも自己でないものなど存在するのだろうか。他者も世界も自己であるという無境界的な一致の観点からすると、また別の見方ができるかもしれない。いずれにせよ、自己が今の自己ではない何かに絶えず開かれていくことが変容の鍵であることに変わりはない。


今日もまた、小さな石を積み上げるかのように自分の活動に取り組んでいく。不揃いで不格好な石でもいい。その大小も問わない。今の自分にできる精一杯の形で石を積み上げていく。


その石そのものを自ら生み出し、それを後世のために積み上げていくのである。そんなあり方で今日も大切な1日を過ごしたい。フローニンゲン:2021/11/11(木)03:24


7479. カオスと個性化


時刻は午後7時半を迎えた。今日は昨日よりも早く、午前3時前に目覚めたこともあり、1日の活動時間が長く、とても充実した時間を過ごしていた。とりわけ読書が捗り、その点を嬉しく思う。


午後から、テクノロジー哲学者のギルバート·シモンドンの書籍を読み進めており、シモンドンがカオスと個性化の関係について面白い考察をしていた。シモンドンはカオスの状態を肯定的に捉えていて、それは主体がこれから個性化を遂げていくための不可避の条件とした。


この「個性化」という考え方は、心理学者のユングの言葉でも有名だが、シモンドンはユングの発達心理学にも触れながらテクノロジー思想を展開しているところがユニークだ。


シモンドンの影響を受けているバーナード·スティグラーはピアジェやヴィゴツキーを参考にすることはあっても、ユングについては参照していないようなので、シモンドンの独自性が見られる。


ここからは、テクノロジー哲学者の観点を参考にしながら、自分が生きている日々の生活環境を見つめてみることを意識してみよう。日々の生活環境にあるテクノロジーの本質や効果·影響について考察を絶えず行っていく。こうした自分が直接触れるテクノロジーを通じて考察を深めていくことが、自分の思想形成において一番重要に思える。


明日は、発達理論マスターコースの第2回のセッションがある。それに向けての準備もすでにしてある。


明日は発達理論の光と闇をテーマに取り上げるのだが、参加者の皆さんからどのような投げかけをいただけるのか楽しみである。セッション終了後にはいつものように音声ファイルを作成していく予定である。


明日も仮に早く起床することができたら、セッションまでの時間は読書と創作活動に時間を充てたい。明日もまた充実した日になるだろう。フローニンゲン:2021/11/11(木)19:45

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