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7355-7356: フローニンゲンからの便り 2021年9月25日(日)



No.2741 宇宙の塵_Dust in the Universe


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.928, Reality as a Living Symbolic Creature

Reality is rife with signs and symbols.

They influence one another and generate themselves anew.

This reality is a living symbolic creature without doubt.

Groningen; 11:16, 9/25/2021


No.929, God’s Poems

Great poems are God’s poems.

They inspire and enlighten us deeply.

They heal and transform us, too.

Groningen; 11:22, 9/25/2021


No.930, Searching the Soul of a Sign

Searching the soul of a sign is searching our soul.

The opposite could be also true.

Groningen; 11:27, 9/25/2021


No.931, Semiotic Habits

All of us have a certain habit.

Some of us have many whereas others have a few.

A habit is not only physical and mental but also semiotic.

Semiotic habits may exist in a higher realm than that of any other types of habits.

Groningen; 11:33, 9/25/2021


No.932, Picturesque Life

I painted today, too.

I paint every day as I wish.

I look forward to how I will paint tomorrow.

Every day is picturesque very much.

Groningen; 21:05, 9/25/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7355. 今朝方の夢/創造行為としての成長支援・発達支援

7356. 究極的な関心と神学的記号論について/意味と発見と創造


7355. 今朝方の夢/創造行為としての成長支援・発達支援


時刻は午前8時半に近づいて来ている。今朝は少し空に雲がかかっていて、うっすらと霧が辺りを包んでいる。どうやら今日は1日を通して曇りのようであり、夕方に小雨が降るかもしれないという予報だ。


いよいよ明日からドイツ旅行が始まる。今日は旅行に向けて荷造りと部屋の掃除をしておこうと思う。それに加えて、今日はトレーニングの日でもある。色々と盛り沢山な1日に思えるが、自分のペースで今日という日を過ごそうと思う。


昨日は、夢の最後に印象的な場面があったが、今朝方もそうであった。何かインパクトのある夢を今朝方も起床直前に見ていて、それによって目覚めた。今それを思い出そうとしている。


夢の中の言語は日本語だったことは確かである。何か自分の中からはち切れんばかりのエネルギーが溢れ返ろうとしていて、それを表現するような場面だったように思う。


具体的な描写として何か思い出せないだろうか?これ以上思い出すことは少し難しいか···。


場所としては日本ではない国の郊外の街だったように思う。それも街中ではなく、長閑な田園風景が広がるような場所で青空を仰ぎ見ながら自分の内側に立ち込めるエネルギーを外側に表現しようとしていた。


昨日、協働者の方と発達理論に関するセミナーを行った。そこには日本を代表する企業の人事の方々が多く集まってくださり、自社の課題を色々と聞く機会に恵まれた。


改めて昨日のセミナーを振り返ってみると、私たちは課題を解決する際に、課題を取り除こうとする意識が働く。しかし、こと成長·発達という課題に関していえば、それは取り除かれるような種類の課題ではなく、すなわち課題解決というよりも、創造的行為なのではないかと思う。


私たちは課題の解決に向けては、その課題を望まないものと無意識的に思い、それを取り除こうとする。だが、成長支援·発達支援というのはそもそも課題の解決というよりも創造的な行為であるから、本当に大切なことが何かを吟味しながら、除去というよりも創造という発想が重要なのではないかと思うのだ。そのようなことを改めて考えていた。


洗濯機が勢いよく回り始めた。もうしばらくしたら止まるだろうか。洗濯物を干し、朝風呂に入ったら、今日もまた読書と創作活動に時間を充てていこう。


トレーニング、部屋の掃除、荷造りは午後から取り掛かる。旅行前の最終日である今日もまた充実したものになるだろう。フローニンゲン:2021/9/25(土)08:36


7356. 究極的な関心と神学的記号論について/意味と発見と創造


時刻は正午を迎えた。そろそろ午後からのトレーニングに向けてプロテインを摂取しておこうと思う。今日のトレーニングはドイツ旅行前の最後のものになるので、いつも以上に身体を追い込むようにして鍛えたいという思いが自然と湧き上がってくる。


午前中に3冊ほどの書籍の初読を終えた。読書の中で、エリック·フロムが、精神分析家のことを「魂の外科医」と称しており、シャドーワークというのはそれぐらいに高度にプロフェッショナルでデリケートなものを要求するという点を暗に示している点に共感した。


また、精神分析というのは人間を深く理解することに大きな貢献を果たすという点において、神学や宗教とぶつかるようなものではなく、むしろ補完するものであるという認識を新たに持つ。


神学者のポール·ティリッヒが述べる「究極的な関心(ultimate concern)」というのは、私たちの願望を満たすための関心ではなく、生きることの意味に根付いた関心であり、人生を通じてどのように自己実現と自己超越を果たしていくかに関する関心である。


自己実現という言葉にも注意が必要であり、昨今用いられているような手垢にまみれた低俗的な意味ではなく、自己を十全に涵養しながら、己の潜在能力を開花させる形で社会に寄与していくことが自己実現の本質であり、決して既存の社会的な枠組みの中で1人成功するような矮小なものでは決してない。


午前中に読んでいた書籍の中で一番面白かったのは、「神学的記号論(theological semiotics)」に関するものだろう。チャールズ·サンダース·パースの記号論的な観点で言えば、自己の存在そのものが多分に記号的であり、自己は記号的習慣の産物であるとも言える。


私たちは種々の習慣を持つ生き物であるが、物理的な習慣以上に、ひょっとしたら記号的習慣に縛られているのが私たちの存在の特性なのかもしれない。


そして、人間のすべての経験は、何かしらの意味で記号的である。私たちの存在そのものがやはり記号的なのだ。


絶えず記号に触れ、記号を通じて自己と世界を理解し、記号を通じて他者や世界と関わっていく生き物。そして、絶えず記号を産出する生き物である。


この記号的な存在としての人間について、既存の記号論、そして神学的記号論の観点からより探究を深めていこう。


意味と発見と創造。意味というのは発見され、そして創造されていく。意味は創造され、そして発見されていく。


意味は発見と創造と切っても切れない関係にある。自己は意味と密接につながっている生き物であるから、自己は発見と創造ともやはり密接につながっているのだ。


穏やかな日曜日の正午。今日はこれからどのような記号論的発見と記号論的創造が実現されていくのであろうか。


この日記もまたその産物であり、今から作る曲もまたその産物である。自己も世界も記号論的発見と記号論的創造で満たされている。それを心から祝福したい気分である。フローニンゲン:2021/9/25(土)12:17

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