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7295-7297: フローニンゲンからの便り 2021年9月5日(月)



No.2677 色々な友達_Colorful Friends


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.876, A Therapeutic Effect

Writing down a dream that I had last night has a therapeutic effect on me.

Having a dream itself does’t have such an effect so much.

Yet, interestingly enough, writing it down is therapeutically effective.

Groningen; 06:09, 9/5/2021


No.877, Waves of Probability

Waves of probability come to me.

They meet the self.

Then, the integration creates a new probability.

Finally, everything goes back to the waves of probability.

Groningen; 09:55, 9/5/2021


No.878, Societal Development and Memory

As the society develops, I suppose that my memory and collective one have changed unconsciously.

This phenomenon might be diabolical.

How can we liberate ourselves from it?

How can we make the phenomenon angelic?

Groningen; 11:08, 9/5/2021


No.879, The Effect of the Autopoietic Nature of Technologies

Most of the previous technologies didn’t have the autopoietic nature.

But some of the recent technologies have it.

What kind of influences do those technologies have on us and our society?

Groningen; 11:25, 9/5/2021


No.880, Human as a “Forgetful” Animal

We are destined to forget something every day.

Yet, paradoxically, we forget it.

In other words, we forget that we always forget something every day.

In that sense, we would be a “forgetful” animal.

Groningen; 11:45, 9/5/2021


No.881, Making a Return

Every week is creative and productive.

Every day is creative and productive.

Every moment is creative and productive.

I’m so grateful that my life is full of creativity and productivity.

I’ll devote myself to returning something meaningful to the world.

Groningen; 20:57, 9/5/2021

下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7295. 今朝方の夢

7296. ゴルディロックスの原理/スピリチャルテクノロジーと意識のハッキング

7297. 忘れていることを忘れている人間/「技術学」について


7295. 今朝方の夢


時刻は午前5時半を迎えた。今の気温は11度ととても寒い。今朝からは、先日購入した冬用の部屋着を着ることにした。上に関してはタートルネックであり、首を温められるようなものにした。9月に入って間もないが、もうそれが必要だ。


辺りはまだ真っ暗だが、そんな中、今朝方の夢を早速振り返っている。


夢の中で私は、開拓中の巨大な更地を眺められる場所にあるアパートに住んでいた。そこから更地を見ると、すでにいくつかの家が建っていた。道路は土であり、更地が全て家で一杯になってからコンクリートの道路が舗装されるのだろうと推測した。


しばらく部屋でゆっくりしていると、部屋の扉を叩く音がした。誰かと思って扉を開けてみると、そこに大学時代のゼミの友人(TA)がいたのである。立ち話もあれなので彼を部屋の中に入れた。


というよりも、私は外国に住んでいて、彼は日本に住んでいると思っていたから、まさかの訪問であり、彼を部屋に入れないわけにはいかなかった。するとどうやら、彼も今この国に住んでいるらしく、それは仕事上の駐在のようだった。


彼が自分の家にやって来たのは、私が彼のメールに対して返信していないからだった。数日前に彼からメールが送られて来て、中身を確認すると随分と長いものだったので、返信を滞らせていたのである。


メールの中身は、彼からの仕事の依頼であり、ある大手のテレビ会社にサービスを提供するのでそれに協力してほしいというものだった。彼からの見積もり金額がとても低く、同時に自分は協働を少なくしていき、すぐにでも休養期間に入ろうと思っていたので、彼からの仕事の依頼を断ることにした。


彼はそれを残念そうに思っていたようだったが、私の説明によって納得したようだった。すると、大学時代のゼミの友人がもう1人(YN)やって来て、そこからは3人で旧交を温めることにした。


次の夢の場面では、私はある記念館にいた。その記念館は、ある名門の家の当主が建てたものらしく、ちょうど私が記念館を見て回っていると、当主と偶然鉢合わせた。そこからは有り難いことに、当主直々に記念館の説明をしてくれることになった。


当主と一緒に記念館をゆっくり周りながら記念品を見て回っていると、ある箇所に父と私よりも少し年齢が上であろう男性がいた。私が2人に話しかけると、父が上機嫌であり、どうやら昼間から酒に酔っているようだった。


そして突然話は欧米社会における危険な誘惑の話になった。そのテーマについて、父はどういうわけか英語ではなくスペイン語かポルトガル語で自分に話しかけて来たのである。


その場いたもう1人の男性もその言語を話すことができ、2人が何を話しているのかを想像しながら、意味を大体理解したので適当に相槌を入れて、2人の話をやり過ごすことにした。すると夢の場面が変わった。


最後の夢の場面では、私は小中学校時代を過ごした社宅にいた。今から母と車でどこかに向かう必要があり、私は部屋に携帯を取りに行って、それを持って自宅を出発した。


階段を降りている時にガラケーを開いてメールを確認した。すると、いくつかメールが届いており、階段を降りながら返信できるものには返信した。


車に乗り込むと、母とガラケーの話となり、お互いにまだガラケーを持っていることを笑った。母が車を運転してくれるとのことだったので、助手席に座ることにした。


いざ出発して社宅の敷地内から出た時に、突然母に異変が起こった。何やら突然体調が悪くなったらしく、車の運転どころではなくなってしまったのである。


車はゆっくりとだがまだ動いている最中であり、これは危ないと思って、母の背中をさすりながら、私がハンドルを操作することにした。そして路肩に車を止めて少し休むか、家に引き返そうと思った。


すると、パトカーが後ろからやって来て、怪しまれるかと思ったが、パトカーはそのまま過ぎ去っていった。これから向かう場所は家から近く、しかもそれは母の体調と比べれば大した用事ではなかったので、一旦家に引き返そうと思った。そこで夢から覚めた。フローニンゲン:2021/9/5(日)06:05


7296. ゴルディロックスの原理/スピリチャルテクノロジーと意識のハッキング


時刻は午前11時半を迎えた。午前中の読書は捗り、これまでのところ5冊ほどの書籍を読み終え、今、6冊目の書籍として、バーナード·スティグラーの名著“Technics and Time, Vol.1”に取り掛かっている。今日は午後からトレーニングをすることになっており、トレーニング後には読書ではなく映画鑑賞をしようと思う。


今日のトレーニングにおいても、「ゴルディロックスの原理(Goldilocks principle)」を意識しよう。これは端的には、自分の成長段階やその時の状態に合わせて最適な量の実践に取り組むことを意味する。


トレーニングの負荷量は、その時の自分を観察することを通じて自ら見極めていく必要がある。ゴルディロックスの原理は、対人支援においても重要である。


提供するシャドーワークの負荷量、どこまで対話を踏み込んでいくのかなどの判断において、支援者はその最適量を目の前の個人の状態を見極めてその場で判断しなければならない。


結局、最適な量というのは完全にその個人に依存するものなので、支援者は絶えず他者に開かれている形で対話と観察を行うことを通じてしか最適量を特定することはできないと思われる——そして、あくまでもその最適量は「推定」されたものでしかないという謙虚な態度を持つことも重要である。


これは今朝方最初に読んでいた科学におけるシミレーションの価値と限界の話にも通じる。シミレーションにおいて、対象を完全に再現することはできず、それはあくまでも妥当な近似に過ぎないのだ。


そもそも対象をモデル化する際に、要素分解には限界があり、そうした限定的なモデルをもとにシミレーションをするのであるから、対象の振る舞いをシミレーションを通じて完全に表現することなどできないのだ。


その他に考えていたのは、一昔前のテクノロジーは新たに自らを生み出していくというオートポイエーシス的な特性はそれほどなかったが、今のテクノロジーはその性質を帯びているものがあるのではないかというものだ。


自己産出を続ける新たなテクノロジーは、個人と社会にどのような影響をもたらすのだろうか。とりわけ個人と集合の意識や行動にどのような影響を与えるのかが気になるところである。


スティグラーが懸念するように、それが悪魔的なものにならないことを願い、仮にその傾向が見られたら、適切な処方箋を社会に提示していくことが求められる。


そう言えば、昨日は霊的体験を促す「スピリチャルテクノロジー」に関する書籍を読んでいたことをふと思い出す。その書籍を通じて、「意識のハッキング(consciousness hacking)」の跋扈について考えさせられていた。


スピリチュアリティハッキングを含め、私たちの意識は気がつかないところで気がつかない形でハッキングされているという明確な自覚があるかどうか。ハッキングからの解放に向けて、そうした自覚的な意識を持つことは第一に求められることだろう。フローニンゲン:2021/9/5(日)11:50


7297. 忘れていることを忘れている人間/「技術学」について


時刻は午後4時を迎えた。今、雲ひとつない夕方の青空が広がっている。今日は午後にトレーニングを行い、その後に映画を1本見た。夕食までまだ時間があるので、もう1、2本ほど映画を見ることができるかもしれない。


「モダニズムにおける人間性の観点に基づく善とは、実際のところは悪に過ぎない」というスラヴォイ·ジジェクの厳しい指摘を思い出す。人間の中にある善と悪。そしてそれらを超越した性質。最近はそれらに自ずから眼差しが向かう。


今日の読書の中で、記憶に関する記述に関心の矢を向けていた。私たちは日々何かを忘れていっているはずなのだが、何かを忘失しているということさえ忘れてしまっているのではないかという気づき。


人間とは不思議な生き物である。なぜなら日々何かを忘れていることを忘れてしまっているからである。そのように考えると、人間は忘れることに満たされているのだ。故に人間とは“forgetful”な生き物だと言えるかもしれない。


psychology、sociology、biology、このように諸学問の名前を挙げていくと、technologyだけ学問としての位置を占めていないことが不思議である。テクノロジーだけが、学術的なディスコースの俎上に乗っていないことを不思議に思うのと同時に、そこに問題意識を持つ。


本来技術を扱うことには哲学的·科学的の双方の議論があって然るべきだと思うのだが、それが骨抜きになっていることは問題ではないだろうか。テクノロジーを単に技術(techniqueやskill)として扱うのではなく、「技術学(technology)」として扱っていくことの重要さを思う。


今日のテクノロジー社会の有り様を見ていると、なお一層のこと技術に関する哲学的·科学的な議論が大切なのではないだろうか。その観点において、今日の読書の中心を占めていたバーナード·スティグラーや、アンドリュー·フィーンバーグといったテクノロジー哲学者の論考は重要になる。


明日は引き続きスティグラーの書籍を読み進めていく予定であり、その他には、ポール·ティリッヒやエリック·フロム、ジル·ドゥルーズの書籍を読み進めていこうと思う。今週もまた素晴らしい1日だった。来週もきっと実り大き週になる。フローニンゲン:2021/9/5(日)16:14

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