No.2527 朝の装飾_A Morning Ornament
本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)
No.788, A Morning World
A tremendously beautiful morning world is standing in front of my eyes.
A gentle breeze caresses it.
Both are smiling and releasing vigorous life energy.
Groningen; 07:23, 7/30/2021
No.789, Purposes
To transcend my little self and to see the realm beyond this world are my first purpose.
To unite myself with the transcendental world is my second purpose.
My last purpose is to come back to this reality and to devote myself to this world.
All of these purposes could be not mine but also all humans’.
Groningen; 21:56, 7/30/2021
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本日の3曲
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タイトル一覧
7194. 今朝方の夢
7195. 文明について
7194. 今朝方の夢
時刻は午前7時に向かいつつある。穏やかな朝日が地上を優しく照らしていて、そよ風が吹いている。
今朝方もまた肌寒く、今は真冬の時と同じ室内着を着ている。天気予報を見ると、来週もまだまだ今日と同じような日が続くようである。涼しい夏であることは嬉しいので、できるだけこのままの気温で季節が進んでいって欲しいと思う。
ひんやりとした2階の仕事場で、今朝方の夢を少し振り返っている。夢の中で私は、どこの国かわからない場所の高級住宅街にいた。そこにある白い一軒家の中にいて、これから外出をしようとしていた。
家の中には見知らぬ若い男性が数名いて、彼らと一緒に外に出ることにした。玄関から外に出る際にはお洒落な階段を下りていく必要があった。階段を下っている最中に、1人の背の高い男性と言葉を交わし、彼と私の間に共通の友人がいることに気づいた。
その共通の友人は少し根暗なところがあるが、探究熱心であり、頭脳明晰でもある。そんな友人がここ最近匿名のSNS上で、この世界の様々な分野における悪の権化を名指しでリストアップしているそうだった。
私は、彼ならやりそうだと思い、苦笑いが出た。そんな彼は、そうした活動をしながらも、熱心に学術書を海外から取り寄せては読み進めているらしかった。
次の夢の場面では、突然目の前に現れたゲームセンターの格闘ゲームの機械に釘付けになっていた。その場に一台だけ置かれたそのゲーム機の椅子に腰掛け、早速ゲームを開始させた。
その格闘ゲームは懐かしいものなのだが、操作しているそれは最新版のものだった。まずは3人ほどキャラクターを選ぶ必要があり、私はあるゲームのキャラクターをまず1人選んだ。
キャラクターのリストが相当あり、20画面に渡るほどの数のキャラクターを選択できるようになっていて、どのキャラクターを選ぶか悩むところだった。しかし、後半の画面では、お笑い芸人や映画俳優、さらにはたこ焼きやちゃぶ台など、戦えなさそうなキャラクターが並んでいて笑いと共に不思議に思った。
3人のキャラクターを選んでいざゲームをスタートさせたところで、後ろから声を掛けられた。振り向くと、そこには見知らぬ外国人の女性がいて、何やら私に頼み事があるようだった。
それを伺うと、今から隣の大部屋で始まる夕食会の挨拶と、夕食のメニューを英語で読み上げて欲しいとのことだった。今からゲームをしようと思っていたところだが、その女性の依頼を私は受け、隣の部屋に移動した。
そしていざメニューを読み上げようとしたところ、渡された紙に記された文章の前半部分が焼き鳥で覆われていて、言葉が読めなかった。その点を横にいた依頼主の女性に指摘したところ、彼女はなんと焼き鳥の下に書かれた文字をそのまま読むことができ、彼女に言葉を教えてもらって、冒頭のその箇所を読み上げ、それ以降は英語がはっきり見えたのでそのまま文章を読み上げていった。
夕食のメニューの中には見慣れない食べ物もあり、初めて見た英単語もあったが、それも含めて無事に全ての単語を読み上げた。メニューはかなりの数あったので、最後の方になると、会場も聞き飽きてしまったのか、少しざわついており、私は彼らの注意を引くために、会場に呼びかけ、最後の“Rice Ball”という単語を読み上げて役目を終えた。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2021/7/30(金)07:17
7195. 文明について
時刻は午後5時半に近づきつつある。今、空が少し曇ってきて、今夜の雨を予感させる。
先ほど家の掃除を行った。毎週1回ほど、1階と2階に掃除機をかけ、それが良い気分転換になっている。家を綺麗にすると、毎回心も浄化されるようで不思議だ。内面世界と外面世界の相互連関を感じる。
午前中の読書を思い出す。フロムの指摘にあるように、現代人が享受している、ないしは享受していると思い込んでいる自由というのはひどく限定的であり、社会によってこしらえられたものであり、現代人の大半はそうした狭く歪んだ自由の中の自動機械に過ぎないのである。
自動機械からの脱却と、歪んだ自由からの解放。果たして現代人はそれを実現することができるのだろうか。
現代人がそれが行えるように支援すること。あるいは、それを実現させない基盤を根底からひっくり返すこと。それを企図する自分がいる。
文明の限界と条件は、人間の心理学的特性と限界だけではなく、つくづく生物学的特性と限界に密接に紐づいていることを思う。肉体があることが、心があることが巨大な限界を産んでしまうことは皮肉なことであるが、それを嘆いていても仕方ない。
動物行動学者のニコラス·ティンバーゲンが指摘するように、人間は唯一の集団殺戮集団である。他の生物種において、同種の仲間を人間ほどに殺戮できるものはいない。文明の発達と共に、その破壊力が増していることは疑いようのない。
さらに言えば、他の生物種においてはその生物種の社会から脱落していくもの、疎外させられるものはいないのだが、人間社会だけがその社会から脱落していくものを生み、社会から疎外されるものを生むという特徴がある。こんな皮肉で残酷な世界は他にあるのだろうか。
嘆きと慟哭の先にあるもの。そこに向かわなければならない。自分の探究と実践は絶えずそこを見つめていなければならない。
人間の文明はいつか必ず何かしらの形で終わる。それは確実である。何せそれが始まってしまったのだから。
始まりがあるものには必ず何かしらの終焉が訪れる。終焉への最良の道を作ること。終焉への最良の準備をすること。
それしかできなくてもそれをしていく。そこに何かしらの意味があることだけがおぼろげながら見えている。フローニンゲン:2021/7/30(金)17:31
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