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6845-6847: アートの国オランダからの便り 2021年4月22日(木)


No.2158 色尾_A Color Tail


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.544, Silence

I’m feeling a silent moment now.

Silence is melting into the sea of my inner world.

Silence and my inner world unite each other.

Groningen; 07:54, 4/22/2021

No.545, Indelible Past Events and Developmental Stages

Past events in our life are indelible.

So are parts of our previous developmental stages.

Accepting and embracing ineradicable past events and developmental stages are crucial for attaining a rich inner life.

Groningen; 21:40, 4/22/2021


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本日生まれた4曲

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タイトル一覧

6845. 昨日の回想/今朝方の夢

6846. 「し尽くすこと」/『コーヒーが冷めないうちに(2018)』を見て

6847. 成長・発達と瞬間瞬間を大切に生きること/過去の囚われからの解放について


6845. 昨日の回想/今朝方の夢


時刻は午前7時半に近づいている。今朝は空にうっすらとした雲がかかっていて、朝日は差し込んで来ていない。そのせいか、小鳥たちの鳴き声もおとなしい。


朝風呂に浸かっている時に、意識を周囲の音に向けていた時に、かすかに彼らの鳴き声が聞こえてきていたぐらいだ。


今朝方起床した時に、「真の統合とは、健全に、かつ豊かに含んでいくことである」そんな気づきが降ってきた。改めて、「統合」という言葉が意味すること、そしてニュアンスを含めた感覚質に意識が向かったのは、昨日の読書会のおかげだろうか。


多くの方と学び合うことを通じて、気づきと発見の創発が起こっている。それを実感する。


昨日、読書会が終わった後に、いくつか補足をしておきたい事柄があったが、それらをすぐに音声ファイルにすることは控えた。昨日は午前中の段階で、すでに「一瞬一生の会」に関する音声ファイルを作っていたこともあり、読書会後に話をすることを控えることにした。


やはり自分の中で、声を出して何かについて語るというのは動的な活動であり、そうした活動に長く従事した後は、対極の静的な実践をしたくなる。それは自然な衝動なのだろう。


その衝動に逆らうことなく、昨日は午後の読書会を終えた後に、仕事場の窓辺に腰掛けて、ぼんやりと空を眺めていた。雲1つない青空が昨日は広がっていて、空の青さに吸い込まれ、空と一体化する感覚があった。


昨日の読書会に参加した方々からの感想や質問についてはまた後日送ってもらえるようである。それをもとに音声ファイルを作成することになっていて、それが今から楽しみだ。


今朝方は、場面としては鮮明に覚えていないが、感覚として印象的な夢を見ていた。総じて、少しばかり恐怖心や自分の攻撃性を煽る夢を見ていた。


覚えているのは、夢の中に得体の知れない獣が現れ、こちらをじっと見つめていたことである。私もその生き物をじっと見つめており、ある時に突然、その獣の左右の目が変化した。片方は優しげであり、もう片方は残酷な目をしていた。


そこでハッと目覚め、目覚めてみると、寝汗をかいていることに気づいた。特に頭に大量に汗をかいていて、枕が寝汗で濡れているのがわかった。ちょうど今日は洗濯の日だったので、枕カバーを洗おうと思ったのを覚えている。


その他にも、空を飛びながら、海の浅瀬で潜水艦を操縦していたのを覚えている。その潜水艦はプライベート利用が可能なものであり、プライベートジェットと同じく贅沢品であった。


海岸沿いに自分が所有するバケーション用のマンションがあって、部屋の中で誰か見知らぬ男性と話をしていた場面があった。新居で見る夢は、以前の家で見ていたものとは何かが違う。その何かを今静かに探っている。フローニンゲン:2021/4/22(木)07:40


6846. 「し尽くすこと」/『コーヒーが冷めないうちに(2018)』を見て


時刻は午後5時半を迎えた。ゆっくりと1日が終わりに向かっている。


午後にある書籍を読んでいると、「外側に出る唯一の道は、通り抜けることである」というような意味の言葉をゲーテが残していることことを知った。これは多分に人間発達に関係していることかと思われる。


今の自分の認識の枠組みから外に出ること、今の自分の殻から外に出るためには、それを通り抜けていくことが必要なのである。それは当たり前のように思えるかもしれないが、通り抜けるということに関して、例えば今このように書いている日記と関連付けて言えば、その瞬間に書きこうと思っていることを「書き通すこと」の大切さや、何かを感じたのであれば、それを「感じ通すこと」の大切さを示唆しているように思えるのだ。


それは体験そのものを味わい尽くすという表現に行き着くのだが、体験を味わい尽くすまでの道は多様であり、それらの道の過程もまた最後まで通り抜けていくということが大切なのだ。そのようなことを教えてくれるような言葉だった。


ここ最近はあまり映画について言及していないが、毎日少なくとも映画は2本ほど見ている。今日は昼に、『コーヒーが冷めないうちに(2018)』を見た。この映画についての感想は、先ほど「一瞬一生の会」の音声ファイルを通じて十分に話したように思うので、ここに書くことは最低限に留めようと思う。


実存的セラピーの重要な考え方である、「私たちは、私たちが選択する存在なのである(we are what we choose to be)」に通じるものがこの映画の中で描かれていたように思う。そして、過去は変えられないが、過去に対して意味付けする今の自分であればいかように変えられるのだということを改めて教えてくれる作品だった。


人はいついかなる瞬間からでも変わることができる。そして、過去を引き受けることの不可避性と重要さ、人は新たな選択を今この瞬間に行うことができ、いつでも再出発を行うことができるということ。そのようなことを考えながら、共通したテーマを持つ『メッセージ(2016)』という映画についても改めて回想していた。フローニンゲン:2021/4/22(木)17:44


6847. 成長・発達と瞬間瞬間を大切に生きること/過去の囚われからの解放について


つい先ほど夕食を摂り終えた。今日からは再び気温が下がり、1日を通して晴れではあったが肌寒い1日であった。そんな1日を祝福するかのように、今、小鳥たちが鳴き声を上げている。


彼らはどのような日に対しても祝福の歌を歌う。彼らには差別などないのだ。


彼らにとっては全てが貴重な1日であり、祝福すべき1日なのだ。毎日を愛でること。そして祝福すること。小鳥たちに学ぶべきことは多い。


今という瞬間を生きれない者に、日々の瞬間瞬間の体験を大切にできない者に成長·発達などあり得ようか。


成長·発達とは、時間の産物なのである。日々の一瞬一瞬の積み重ねが、構造としての成長·発達をもたらす。その性質を考えてみたときに、毎日の積み重ねを蔑ろにする者に成長·発達などあり得るのだろうか。


穏やかな夕日が降り注ぐ中夕食を作っている最中に、そのようなことを考えていた。今このようにして日記を綴っているのは、小鳥たちがその瞬間に対して祝福の歌を歌っている行為と同じなのだ。


今という瞬間を生きるということ、そしてそこでの体験を大切にすること。そのための手段が日記を綴るということであり、日記を綴るという行為そのものが瞬間への祝福の現れに他ならない。


夕食を作る前に、昼に見た『コーヒーが冷めないうちに(2018)』という映画について言及していたように思う。この作品を通じて改めて、過去の囚われから解放されるというのは、決して過去をなかったことにすることではないということに気付かされる。また、過去の出来事を変えることでもないことがわかる。


過去の囚われから解放されるというのは、今この瞬間の自分が、過去の囚われへの意味付けを変化させることであり、過去を真の意味で抱擁包摂できることなのだ。過去を真に統合するというのは、過去を健全に豊かに含んでいくことなのだ。


決して分離させるのではなく、過去の意味付けを変化させることを通じて包摂していくこと。それはシャドーワークの核であるばかりか、人生を豊かにしていくために重要なことかと思う。


人生の豊かさの1つの尺度は、過去の囚われからの解放があり、絶えずどれだけ今を生きられるかなのだ。フローニンゲン:2021/4/22(木)19:48

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