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6631-6633: アートの国オランダからの便り 2021年2月10日(水)


No.1863 雪景色の輝き_Brightness of a Snowscape

本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)


No.217, A Starry Sky

Last night, I saw a fabulous starry sky in a dream.

I was moved to tears in spite of myself.

The tears washed away my tiny ego, and the true self came.

It was a close friend of the starry sky, and both united together into the vast universe.

Groningen; 07:50, 2/10/2021


No.218, Language & My World

As Wittgenstein insisted “the limits of my language mean the limits of my world,” our language delineates the borderline of our world.

I expand the limits of my world every day through music composition, painting, and poetry.

Not only poetry by natural language but also music composition and painting by symbolic language transform my perceptual world.

My worldview is expanding day by day.

Groningen; 08:46, 2/10/2021


No.219, The Daily Renewal of the World

It is true that the scope of our knowledge is limited.

But there are no fixed boundaries between the knowable and the unknowable.

The boundaries are being redrawn and renewed every day.

We are living in such a world.

Groningen; 09:00, 2/10/2021


No.220, Pan-Systematisation

We have systematised almost anything throughout our history.

Yet, systems began to systematise us one day.

The situation of pan-systematisation replaced the subject with the object.

We used to be a user of technology, but now technology is a user of us.

How ironic it is.

Groningen; 10:00, 2/10/2021


No.221, Human Interaction & Change

It is difficult for us to change.

But I realise again that what makes us change is human interaction.

We are tenacious and resistant to change, but human relationship gives us a power to transform ourselves.

Groningen; 10:55, 2/10/2021

No.222, Prayer for the Better World

Each of us is born as a pure human being.

However, we are gradually stained with ideologies as we grow.

Various types of ideologies are rampant in our society, which looks like the spread of epidemic viruses.

How can we maintain our purity? How can we build a favourable relationship with others without being affected by the social viruses?


The current situation all over the world is very bleak.

Hatred and violence caused by manipulated information as dirty blood are prevalent.

How can we regain our world and make it peaceful?

Groningen; 11:06, 2/10/2021


No.223, Poety & Prayer

For me, poetry could be my personal prayer for the better world.

I hope that the prayer can be collective power

and that the world really becomes better.

I cannot help but pray for the world

because it is desperately crying for help.

Groningen; 11:12, 2/10/2021


No.224, Creators

I’m thinking about how possible my music, painting, and poetry can give people new or forgotten experiences.

Creators can design and provide others with meaningful experiences that restore humanity.

Groningen; 14:55, 2/10/2021

No.225, Reality Within & Outside of the Society

We must not forget that there is reality not only within the society but also outside of it.

We are often forced to believe that reality is just within the society.

Yet, unless we see both internal and external reality, we cannot emancipate ourselves from all constraints.

Groningen; 15:29, 2/10/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(5つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた7曲

本日生まれた曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

本日生まれた曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

6631. マイナスの世界/偶有性を楽しむこと

6632. 今朝方の夢

6633. 今日を振り返って


6631. マイナスの世界/偶有性を楽しむこと


時刻は午前6時を迎えた。今の気温はマイナス4度である。ここから午前10時にかけてマイナス5度まで気温が下がり、そこからゆっくりと気温が上がっていき、午後3時あたりに最高気温のマイナス1度となる。


今夜はマイナス8度まで冷え込むそうであり、明日から3日間は最低気温がマイナス10度を下回る。本当に突然寒さがやってきた印象だ。幸いにも今週1週間は雪が降らず、ずっと晴れの日が続く。


昨夜、夕食を食べ終えて詩集を読んでいると、呼び鈴が鳴った。書籍でも届いたかと思って呼び鈴に出てみると、上の階のイェルだった。


どうしたのかと尋ねてみると、鍵を実家に忘れてしまい、家に入れなくなってしまったそうだった。外はとても寒かったため、すぐにイェルをアパートの中に入れた。


イェルは笑いながら、ついつい物をどこかに置き忘れてしまうことがあると述べた。彼の手にはアイススケート用のシューズがあり、それについて尋ねてみると、ここ最近の雪のため、明日からアイススケートを楽しむとのことだった。


そこから話は、スケート、スキー、スノボなど、ウィンタースポーツの話題となった。そしてウィンタースポーツを楽しめるオーストリアの山、さらにはイタリアやフランスの山の話で少し盛り上がった。


階段での立ち話となったが、イェルが元気そうで何よりであった。今週、来週、そして再来週ぐらいまでは寒さが続きそうなのでお互いに気をつけようということを述べて別れた。


今日もゆっくりと自分の取り組みを前に進めていこう。ここ最近は詩集に加えて、新たな哲学書も読み進めていた。マーカス·ガブリエルの一連の哲学書を読み進めていて、今日は最後の1冊を読み終えることができそうである。


本書を読み終えたら、過去に読んだことのある社会学のテキストを再読しようかと思っている。哲学や社会学は詩作の源泉となり、詩的アイデアを思わぬ形で刺激してくれる。


昨夜、どのような音が生み出されるかわからないという偶有性が曲の創作にあり、どのような色や形が生み出されるかわからないという偶有性が絵画の創作にあり、どのような言葉が生み出されるかわからないという偶有性が詩の創作にあることについて考えていた。


そうした偶有性を楽しんでいる自分がいることにも気づき、偶有性を楽しむ姿勢が日々の充実感を生み出しているように思える。今日の創作においても、何が生み出されるか全くわからない偶有性を楽しもう。


1つ1つの作品は、今ここというその瞬間にしか生まれないものなのである。その形も色も、全てがその瞬間に奇跡的に立ち現れる一回限りのものである。そのような思いを持って、今日もまた創作活動に没頭し、充実感の中で1日を過ごしていこう。フローニンゲン:2021/2/10(水)06:18


6632. 今朝方の夢


時刻は午前6時半を迎えようとしている。つい今し方、2枚ほど絵を描いた。様々な創作活動と読書を行き来する生活を営む日々が続いている。


脳の特性なのか、短い時間1つの実践に集中し、多様な実践を行き来することによって脳が疲弊せず、常に新鮮な気持ちで集中力高く1つ1つの取り組みに従事することができている。


1つの実践をだらだらと長くやらないこと。長くても30分が目処であり、自分の場合は20分ぐらいが長さの目処である。


人間の集中力が15分程度しか続かないということを考えてみたときに、短い時間集中して実践を変えていくというのは理にかなっているのだろう。そうした切り替えは自分の中で自然となされるようになってきており、切り替えるタイミングが生理的に掴めているという感覚だ。今日もその感覚を大切にしながら、就寝までの時間、様々な実践を行き来していこうと思う。


今朝方見ていた夢について思い出している。夢の中で私は、元サッカー日本代表のキャプテンを務めた方が駆け出しの頃に住んでいた家の扉の前にいた。その時私は、この家に住んでいる人がその方だとは知らず、この家の外見があまりにもボロかったので、一体誰がこんな家に住んでいるのだろうかと思っていた。


家の前でそのようなことを考えながら立っていると、1人の見知らぬ若い女性がやってきた。その女性は私に挨拶をしてきたので、私も挨拶を返した。


何やらその方は、その元サッカー日本代表の方と付き合っているそうだった。彼女が部屋の扉をノックして少しすると、中からその元サッカー選手がボサボサの髪をかき上げながら出てきた。どうやら今まで眠っていたらしかった。


すると突然、2人は口喧嘩を始め、私は何が起こっているのかすぐに理解できなかったが、2人の喧嘩の仲裁に入った。元サッカー選手の方が家を飛び出して走り出すと、彼女は彼を追いかけ始め、私も2人を追いかけようとしたが、2人の走る速度があまりにも早かったので追いかけることをやめた。


すると私は突然睡魔に襲われ、その場で眠りこけた。しばらくして眠りから覚めると、そこはヨガスタジオだった。ただしそこでヨガが行われていたわけではなく、何人かの人々が2人1組になってマッサージを行っていた。


私も誰かとペアになる必要があったが、すでに2人1組のペアは全て完成しているようだったので、近くにいた2人の女性のペアに入れてもらうことにした。一応私は遠慮して、ペアになったものの、自分からマッサージをするわけでも受けるわけでもなく、2人のマッサージを眺めていた。そして、支給されていた香りの良い白いオイルを自分の体に塗り、肌がツルツルになったところで夢の場面が変わった。


次の夢の場面では、私はイギリスのプレミアリーグに所属するあるサッカーチームに所属していた。そのチームは下位リーグから上がってきた年にプレミアリーグを制したことのあるチームだった。


これから試合があるようであり、チーム一堂はバスに乗って試合会場に移動することになっていた。クラブハウスからバス乗り場に向かう道が空港のようであり、私の隣にはそのチームの往年のスターがいた。


彼は今は選手ではなくコーチとしてこのチームを支えている。彼の体型を見ると、まだまだ現役でやっていけそうなぐらいに引き締まっていた。


彼は片言の日本語を話すことができて、日本に関心を持っているようだった。私はいくつか日本の観光名所を紹介した。


彼は嬉しそうな笑顔を浮かべ、「いつか日本に行ってみるよ」と述べた。すると、彼の右横にいた若い選手が彼と一緒に突然走り始めた。私は2人が走り去っていく後ろ姿を眺めながら、引き続きマイペースでバス停に向かった。


バス停に到着すると、すでにバスが到着していた。ところが、そのバスは屋外バスであり、少しばかり拍子抜けした。時刻はすでに夜であり、冷えることもあって、屋外バスはあまり好ましくないように思えた。また、夕方に雨が降っていたこともあり、座席が濡れているのではないかと心配した。


幸いにも座席は乾いているようだったので、バスに備え付けられていたブランケットを1つ持って、座席を確保することにした。するとなぜか大学時代の2人の友人がバスに乗り込んできて、彼らもスタジアムに向かうとのことだった。


座席に座った私は、ふと空を見上げた。すると、美しい星空がそこに広がっていて、思わず見惚れてしまった。そこから私はまるで星空と一体となるように、ずっと星空を眺めていた。そして、そのあまりの美しさにふと涙が溢れてきた。


そのような夢を見ていた。最後の星空を眺めていたシーンはとても印象的である。


今度の新居においては、浴室の天窓から夜空が見える。晴れの日の夜であれば、満天の星空を眺めることができるそうであり、それを心待ちにしている自分がいる。


新居への引っ越しと今朝方のその夢のシーンは何かつながっているものがあるのかもしれない。フローニンゲン:2021/2/10(水)07:01


6633. 今日を振り返って


時刻は午後7時半を迎えた。今日もまたマイナスの世界だったが、午後には随分と晴れ間が広がり、書斎の窓辺で日光浴をすることができた。


明日明後日は最低気温がマイナス10度を下回るぐらいに寒くなるが、そこを過ぎればどうやら極寒状態から抜け出ることになるらしい。


今日も創作活動と読書を進めていく1日であった。現代哲学、現代社会学、そして仏教思想に関する書籍は、詩作の源泉になっており、そうした書籍を今後も読みながら、内側に湧き上がるものを詩の形にしていく。


現代社会の種々の問題に対して、何か祈りを捧げるかのように自分の内側から言葉が溢れ出てくる。絵画の創作にせよ、曲の創作にせよ、そうした状態で内側のものが外側に形になっていく。


今夜はまだ時間があるので、もう少しばかり読書をしたい。社会学に関する論文を読み、そしてルーミーの詩集を音読していこう。1日の締め括りはいつもと同じく、無心になって絵を描く。


そう言えばこのところは映画に関することを日記に書き留めていなかったように思う。引き続き毎日映画を見ている生活は続いていて、良作に巡り会う幸運を得ている。


今日は、『アメリカン·ヒストリーX(1998)』という良作に巡り会った。この作品で描かれているテーマは、アメリカにおけるネオナチの問題、すなわち人種差別に関するものだが、この作品を見て改めて、人が変わるというのは人を通じてなのだということを思った。


人間というのは、そもそも「人」の「間」としての生き物であって、人間同士の交流が「間」に何かしらの変化を生み出す。それが人を変えていくきっかけになるのではないだろうか。そのようなことを思い至らせてくれたのがこの作品であった。


明日もまた素晴らしい作品に出会えるような気がしている。映画からも引き続き学びを得ていこう。フローニンゲン:2021/2/10(水)19:48

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