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6563-6565: アートの国オランダからの便り 2021年1月16日(土)


No.1757 約束の宇宙_The Promised Universe

本日の言葉

To have the mind fixed on a single point, that is concentration. Majjhima-Nikaya


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本日生まれた7曲

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タイトル一覧

6563. 脱自的体験と神充的体験/今朝方の夢

6564. 霊的世界に開かれた眼を持つポール・クローデル/光の差異化と闇の統合化/向下道としての創作活動

6565. 仮眠中の不思議なビジョン/集中力について


6563. 脱自的体験と神充的体験/今朝方の夢


時刻は午前4時半を迎えようとしている。書斎の窓から外を覗くと、道路がうっすらと白くなっている。

今の気温は1度だが、これから11時に向かって気温が下がっていき、マイナス1度に到達する。日中の最高気温は1度までしか上がらず、今日は夜から明日の朝にかけて雪が降るようだ。今夜の雪はかなり本格的なものになると予想される。

雪が降る前に、今日の午後に近所のスーパーに行って、バナナやヘンプシードなどの必要なものを購入しておきたいと思う。フローニンゲンのロックダウンが終わるまであと少しだ。

ここ最近は、脱自的体験(エクスタシス)と神充的体験(エントゥシアスモス)の双方を同時にすることが多い。すなわち、自己から脱却していくことと、それによって自己が無限に豊かなものに満たされていくことを経験している。

日々の創作活動や、優れた詩や映画を含めた芸術作品の鑑賞がこの現象の引き金になっているように思う。この現象と日々何からの形で遭遇する過程の中で、無から一者を通して多者へ、そして多者から一者を通して無へと向かう道について考えさせられる。

無で始まり、無で終わり、だがその無は終わりで閉じているのではなく、始まりに開かれている。無の円環。その円環の中に一者と多者が内包かつ充満している感じだ。

今この瞬間の静けさと同じく、今朝方の夢の世界は静かであった。あまり記憶に残る夢を見ていなかったように思う。何か覚えていることはないか、少しばかり目を閉じて夢の世界を再度思い出してみる。

夢の中で私は、小中学校時代の友人(MK)と話をしていた。場所は小学校に向かう通学路の国道だ。

彼はすぐに照れる恥ずかしがり屋な性質があり、照れる顔がリンゴのように赤かったのと、彼の名前の発音とをかけて、「リンゴ」と呼ばれてからかわれることがあった。国道を歩きながら、そのニックネームについて彼がどのように思っているのかについて話を聞き、その後、今お互いにハマっているテレビゲーム関する話をした。そのような夢の場面があった。

その他の夢について今何とか思い出そうとしている。日本なのか国外なのか全くわからない未知の空間の中に自分がいて、そこにもう2人ほど見知らぬ男性がいた。

私たちは感情的に中立な形で、何かの話題について意見交換をしていた。そこは廃墟となった学校のような場所だったが、雰囲気としては全く暗くなかった。だがその逆に明るくもなかった。明るさも中立的なものだった。

その他にも断片的な夢を見ていて、散りじりになった夢の記憶が意識空間を彷徨っているのを感じる。フローニンゲン:2021/1/16(土)04:45


6564. 霊的世界に開かれた眼を持つポール・クローデル/

光の差異化と闇の統合化/向下道としての創作活動


時刻は午前8時半を迎えた。辺りがようやく明るくなってきた。今、数多くの白いカモメが空を優雅に飛んでいる。彼らは飛遊しているのだ。そんな彼らの姿は飛雄として映る。

この時間帯までにドキュメンタリーを2つ見て、絵を2枚ほど描き、そして4曲ほど曲を作った。先ほど見た2つのドキュメンタリーのうち、日本にもゆかりのある詩人のポール·クローデルに関するドキュメンタリーが印象に残っている。

彼は外交官として長く仕事をしていて、その傍ら詩や物語を含めた執筆活動に従事していた。そんなクローデルはある時期に中国と日本に長年にわたって滞在しており、そこで東洋文化に触れた。

クローデルに着目しているのは、彼がこの世界を天地創造の最初の日における新鮮さにおいて絶えず眺め続けた詩人だったたからである。霊的世界に開かれた彼の眼、そしてそれを通じて知覚された世界を言葉として表現した彼の詩にとても関心がある。

残念ながらクローデルの詩の英訳はほとんど入手できないのだが、その代わりに“Five Great Odes”と、クローデルが詩作について語っている興味深い書籍“Poetic Art”は来月に購入しようと思う。また、クローデルに影響を与えたアーサー·ランボーの詩集は全集が出ているので、そちらも購入する。

改めてクローデルのこの世界を見る眼差しに戻る。クローデルは、この世界の創造物を、生きる神との邂逅の機会だとみなしていた。そこにクローデルの世界観があり、この世界に相対する彼の態度が窺える。

クローデルのドキュメンタリーを見た後、ゲーテの色彩理論に関するドキュメンタリーを見ていた。その中で、光は色を生み出し、色は世界を差異化させることについて考えを巡らせていた。

すると、それでは統合化の役割を果たすのは何なのかについて考えてみたときに、それは闇なのではないかと思った。わかりやすく言えば、この世界は光と闇でできていて、色を生み出す光は差異化をこの世界にもたらし、闇は統合化をこの世界にもたらすのだ。

そこからふと、ギリシャの哲学者プロティノスについて考えが及んだ。プロティノスが指摘するところの向下道を歩む過程の中で自らの創作物が世に生まれてきていることにふと気づいた。もちろんその逆の向上道を歩む過程を通して創作物が生み出されることもあるのだが、自分の場合は、一者に向かう過程で創作物が生み出されているというよりも、一者との出会いの後、向下道を通じて多者が生み出される現象として創作活動があるように思う。

日々の創作活動は一者に向かうという点で向上道を歩むことにもつながり、多者に向かうという点で向下道を歩むことにもつながる。今この時点では、どうやら自分の創作活動は後者の色合いが強いようだ。そのような気づきが芽生えた。フローニンゲン:2021/1/16(土)08:58


6565. 仮眠中の不思議なビジョン/集中力について


時刻は午後7時半を迎えた。つい先ほどから雪が降り始めた。目の前の通りに雪が積もり、辺りは雪景色と化している。

ここからまた明日の朝にかけて雪が降れば、明日の朝は辺り一面が雪景色になっているのではないかと思う。久しぶりにあの美しい白銀世界を眺めることができるのであればそれは楽しみだ。今年は本当に暖冬であり、これまでまだ一度も雪が積もっていなかったので。

午後に仮眠を取っている最中に、2つほど印象的なビジョンを知覚した。

1つ目のビジョンの中で私は、見知らぬ家の台所にいて、トマトソーススパゲティが凍ったものを手に持っていた。ちょうどレンジが目の前にあったので、それをレンジに入れて温めることにした。

すると、私の横に白人の見知らぬ女性が現れた。なんとその女性が手渡してきたのは、お皿に乗った凍った赤ちゃんの女の子だった。

さらに驚いたことに、その赤ちゃんは全身にミートソースがかけられていたのである。なぜそのような姿でいるのか自分なりにその場で考えたときに、とっさには私はスプーンでミートソースを赤ちゃんの体全体に伸ばしてからレンジで解凍してあげようと思った。

だが、突然もう1人白人女性が現れ、私に向かって、食べ物じゃないんだからスプーンでソースを伸ばすなと厳しい口調で述べた。どうしていいのか分からなくなったところでそのビジョンは消えていった。

次のビジョンの中で私は、ドイツの名門大学の教室にいた。その教室はとても厳かであり、私は教壇の手前に立ち、教室を背にしながら、大学生の質問に答えていた。

すると、つい先ほどまで教壇に立っていたと思われる権威ある中年男性教授が私の近くに立っていて、質問に答えている私に対してあまりいい顔をしていなかった。私はその教授の機嫌を損ねてしまったのかと思って、謝ってからすぐに手元の資料を片付けてその場を離れようとした。

ところが、こちらが謝っても何の反応もなく無愛想な表情を浮かべていた教授の顔を見て、この教授は地位にしがみつく取るに足らない人間だと思い、英語で罵声を浴びせかけ、最後には日本でも罵声を浴びせ、最後には指で地獄に落ちろとジェスチャーをした。

するとその教授は、私の威圧的な態度に怖気付いたのか、その場に凍り付いたかのように佇んでいた。そのようなビジョンを知覚していた。仮眠から目覚めた時の意識はとても明晰であり、そこからすぐさま午後の取り組みに移行することができた。

夕方にふと、呼吸法と特殊な内観法を組み合わせて、超常的な集中力を獲得していく道を改めて模索してみようと思った。創作·生産活動において、そして広く学習や実践において、集中力は最大の鍵を握る。

過去の偉人たちを見ると、軒並み際立った集中力を獲得し、それを発揮しながら自らの取り組みに邁進していたことがわかる。そのようなことを思いながら、改めて日々どれだけ集中力を高めて自分の取り組みに従事できているかを考えたのである。

「力を中に集めてくること」それが集中力の意味であり、力が何を指し、その源泉はどこにあり、中とは何を指し、それをどのように中に集めてくるのか。いくつか要素に分解しながらそれぞれについて考え、最終的にはそれらを統合させる形で超上的な集中力を発揮する心身構造を作っていこう。フローニンゲン:2021/1/16(土)20:01

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