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6557-6559: アートの国オランダからの便り 2021年1月14日(木)


No.1746 精霊の風_A Wind of a Spirt

本日の言葉

The most essential method, which includes all other methods, is beholding the mind. Bodhidharma


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本日生まれた7曲

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タイトル一覧

6557. 詩集の城壁/今朝方の夢

6558. 今朝方の夢を改めて思い出して

6559. 霊魂の夜更と夜明け/霊的世界を描く詩を求めて


6557. 詩集の城壁/今朝方の夢


時刻は午前6時半を迎えた。外の世界を見ると、道路の上に真っ白な雪がほのかに積もっている。どうやら深夜に雪が降ったらしい。今は雪は降っておらず、とても静かな世界が広がっている。


今の気温はマイナス2度であり、今日は2度まで気温が上がる。最高気温と最低気温の気温差がほとんどない、この土地固有の天候である。


昨夜、ウィリアム·バトラー·イェイツ、ウィリアム·ワーズワース、エミリー·ディキンソン、ウォルター·ホイットマン、ジョン·キーツ、そしてゲーテの詩集が届けられた。基本的に、注目した詩人の詩は全部読みたいと思っているため、全集を購入しているのだが、そうなるとどうしても一冊一冊が分厚い。


昨日届けられた詩集を書斎の机の決められた場所に置くと、その存在感が際立つ。まるで机の上に詩集の城壁が築き上げられたかのようなのだ。しかし、詩集が近くにあることの安心感を感じる。


机の右の箇所に詩集の山があり、左には楽譜や音楽理論関係の書籍の山がある。それらに囲まれながら創作活動に従事していると、安心感と充実感の双方が自ずから滲み出す。


今日、明日、明後日も書籍が届くようなので、自宅の呼び鈴をオンにしておきたいと思う。この間、連続して2回もお隣のメンコさんに荷物を預かってもらったこともあり、いくら呼び鈴の音がうるさいからといって不在の振りをしてメンコさんに荷物を預かってもらうのは悪いだろう。


今朝方もいつものように夢を見ていたのだが、あまり具体的な内容は覚えていない。場所は欧州の自然の多い国だったので、北欧諸国のどこかかと思う。


そこで詩について誰かと話をしていたように思うし、発汗と睡眠についても話をしていたように思う。また、シンボルとしては竜のような生き物も現れていたように思える。だがそれは危害を加えるような危険な存在ではなく、私を守ってくれ、力を与えてくれる存在だった。


それと、何かのテーマに関する書籍を大量に読んでいた自分がいたことも覚えている。私の隣にいた見知らぬ日本人男性と言葉を交わし、何についての本を読んでいるのかを説明した上で、そのテーマに関する話をしていたように思う。


そのような夢を見ながら、改めて昨夜の身体の状態について思い出している。実は昨夜、夕食前から突然体にだるさを覚えた。関節の節々が少し痛くなり、風邪の初期症状に思えた。


そして就寝時間に向かえば向かうほど、そのだるさが増していた。ベッドに横たわってみると、少し寒さを感じ、いつも以上に長く湯たんぽを使って身体を温めながら就寝した。


ベッドの上でふと、コロナウィルスに感染したのかもしれないと思った。だが普段はほとんど外出しておらず、買い物先もコロナ対策がなされていて、感染する可能性は極めて低いと思っていたので、コロナウィルスに感染した可能性は低いと考えていた。


十分な睡眠を取って今朝方目覚めてみると、普段と同じ身体の状態に戻っていた。昨夜の体のだるさは一体何だったのだろう。いずれにせよ、コロナ対策を含め、体を大切にしていこうと思った次第だ。フローニンゲン:2021/1/14(木)06:53


6558. 今朝方の夢を改めて思い出して


時刻は午前10時を迎えた。今、空が晴れ渡っていて、冬の透き通る青空を眺めている。


昨夜体にだるさを覚え、睡眠中にその回復に向けて身体がエネルギーを使っていたようであり、今朝は少しお腹を下していた。毎日決まったものしか食べておらず、消化不良になったのは、昨日の原因不明の身体のだるさのせいかと思う。


早朝に排出するものを全て排出したことによって、胃腸がまたゆっくりと正常な働きをし始めた。とはいえ今日の昼は果物を食べるだけにし、夕食はいつも以上に軽めにしようと思う。胃腸をゆっくり休めることが求められているような気がしていて、またどこかのタイミングで断食でもしようかと思う。


今朝方はあまり印象的な夢を見ていなかったと朝方の日記に綴っていたが、先ほどふと夢についていくつか思い出すことがあった。夢の中で私は、屋内の巨大なスキー場にいた。


そこではスキーだけではなく、スノボもできるようになっていて、今は冬の休暇中のためなのか、家族で来ている客も多く、その施設は大賑わいだった。私はスノボの板を履き、軽快に辺りを滑っていた。


するとある箇所で、地下鉄駅に降りていくような場所を見つけ、全員そこに向かっていかないといけないようだった。そして、そこに向かっていくためには、少し高い場所から地面に向かってジャンプしなければならず、最初私はそれを躊躇した。うまく着地できるかどうかに関する不安と、着地の際の衝撃に関する不安があった。


ジャンプすることに躊躇していると、私の右横からまだ小学校に上がりたてぐらいの男の子たちが数人やって来て、何も躊躇せずにジャンプした。彼らは何事もなかったかのように地面に着地し、そこからも何食わぬ顔でスノボを楽しんでいた。それを見て、私も思い切ってジャンプしてみようと思い、ジャンプすると、無事に着地をしてそこから地下通路をスノボで滑っていった。


そのような夢の場面の他には、同じ苗字を持つ高校時代の友人が現れ、彼が幾分嫌味を自分に述べているシーンがあった。私は彼の嫌味を聞き流しながらも、同時に何か面白い仕返しでもしてやろうと思った。花言葉のようなものを添える形で彼の右腕を切り落とすか、腹ワタをえぐり出すことなどは面白いのではないかと思っていた。


その他にも、大学時代のサークルの先輩に会う夢もあった。その先輩は大手の投資銀行に勤めていて、金融に関する話をしたり、家族に関する和やかな話をしていた。そして、今度またフットサルでもやろうということを述べて別れた。


最後の場面として覚えているのは、映画の撮影現場にいたことだ。そこではすでに本日の撮影が終わっており、男優や女優がくつろいでいた。


ある若い男優が階段の下で笑顔で話をしている姿を見かけ、彼の顔をよくよく見ると、スクリーンに映る彼の顔は綺麗なのだが、化粧をしないと俳優の顔は意外と汚いのだなと思った。そのような夢の場面があった。フローニンゲン:2021/1/14(木)10:23


6559. 霊魂の夜更と夜明け/霊的世界を描く詩を求めて


時刻は午後7時を迎えようとしている。今日は胃腸の調子を見て、普段のような夕食を摂らないようにした。


体調そのものはいつもと変わらないが、胃腸の機能が落ちているように思えたため、夕食としてトマト1個とリンゴ1個を食べ、夕食はそれだけにした。胃腸が機能を回復させようとしているところにこれ以上食べ物を与えて消化にエネルギーを使わせることは賢明ではない。今夜は少し早めに寝て、明日に備えよう。


書斎の窓から外を眺めると、漆黒の闇の世界が広がっている。外面世界と内面世界のつながりを思う時、霊魂の闇夜にも、霊魂の太陽がまた昇ることがわかってくる。


霊魂の夜更を通り抜け、霊魂の夜明けを迎える。そこにまた自己の輝きを見出すだろう。


日々の生活の中にある一瞬一瞬の輝きが琴線に触れるという体験。日々はそうした体験で満ちている。それは1つの海のように隙間なく満たされているものである。


今日は、ウィリアム·イェイツの詩集をパラパラと眺めていた。序文の解説の中に、イェイツはブラバツキーが設立した神智学協会のメンバーであったことが書かれていて、彼の詩が持つ神秘性というのはそのあたりに由来があるのかと思った。


高度な霊的世界が体現された詩を好む自分にとって、イェイツの詩は響くものがある。昨夜は、高度な霊的世界を体現している詩人について調査し、来月また書籍を一括注文する際のリストの中に幾つかの詩集を加えた。


その中でも、ロシアの詩人のプーシキンやチュッチェフに注目をしている。霊性的な観点で言えば、とりわけチュッチェフは優れた詩をいくつも残している。


ただ残念なのは、チュッチェフの英訳の詩集がほとんど存在しておらず、あったとしても絶版になっているものばかりだということだ。チュッチェフの詩だけが集められた詩集ではなくて、ロシアのその他の詩人の詩を集めた選集のようなものを通じてチュッチェフの詩を読んでいく道を模索している。


チュッチェフにとって、詩は形而上学的な超越世界の認識の手段であった。自分にとっても詩はそうした手段であり、その他にも音楽の創作や絵画の創作もまた同様の手段である。


今夜はこれから、エミリー·ディキンソンとウォルター·ホイットマンの詩集を少しばかり紐解きたい。静かな冬の夜に詩をゆったりと味わうこともまた、この地上で生きることの1つの贅沢と言えるだろう。フローニンゲン:2021/1/14(木)19:05

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