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6372-6374: 日本滞在記 2020年11月3日(火)


No.1529 天竺_The Heavens

本日の言葉

If you wish for great stillness, prepare to sweat white pearls. Hakuin Ekaku


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タイトル一覧

6372.【福井滞在記】今朝方の夢と明日のこと

6373.【福井滞在記】フローニンゲンに戻ってからの楽しみ

6374.【大阪滞在記】関空近くのホテルより


6372.【福井滞在記】今朝方の夢と明日のこと


時刻は午前5時を迎えた。昨日の福井は1日中雨だったが、今は晴れている。正午過ぎから雨が降るようだが、幸いにもホテルのチェックアウトは午前中なので、福井駅まで傘を差さずとも向かうことができる。


福井が午後から雨なので、大阪はどうかと気になって調べてみると、今日の大阪は雲一つない晴れとのことなので助かった。日本に滞在する最後の日である今日と、出発日である明日の大阪は快晴だ。これで気分良くオランダに帰ることができる。


今朝方は印象に残る夢を見ていた。夢の中で私は、日本の風光明媚な場所にいて、ホテルのチェックインをしようとしていた。チェックインには少し早かったためか、ホテルの受付付近に腰掛けてしばらく待っていた。ホテルの係員の女性からそのようにお願いされたのである。


ソファに腰掛けてしばらくすると、私の名前が呼ばれた。正確には番号だったかもしれない。客の1人1人には番号が割り振られていて、私の番号は10番だった。


チェックインは個室で行われることになっていて、番号が呼ばれた私は、ガラス張りの個室に入っていくことにした。そこで応対してくれたのは比較的若い女性であり、その方が私に、ホテルの宿泊に際して記念に授与される品として何がいいかを尋ねてきた。


どうやら哲学書がもらえるらしく、私は中世、いや近代哲学の金字塔となるデカルトの『方法序説』の英訳版の書籍をもらうことにした。手には2つのスーツケースがあったが、なんとかその分厚い書籍を受け取ることができ、後ほど自室でゆっくり読むことが楽しみで仕方なかった。


チェックインが終わり、ガラス張りのエレベーターで目的階に向かうと、エレベーターから美しい景色が見えた。季節は秋のはずだったが、見事な桜の木々が見えたのである。


それはまるで桜の大海であり、散る桜の花が波のように見えた。今朝方はそのような夢を見ていた。


目覚めた時に、夢の中の私がなぜデカルトの方法序説をもらったのかについて少しばかり考えていた。他の選択肢に目が行くことはなく、それを即座に選んだ自分。それを受け取った時に嬉々とした表情を浮かべていた自分に思いを馳せる。


明日はいよいよ日本を出発する。フライトの出発時間は午前11時である。搭乗は午前10時半頃になるだろうか。


今回は移動の疲れを軽減させるために、アムステルダムに到着してからそのままフローニンゲンに戻るのではなく、アムステルダムで2泊することにした。アムステルダムに到着したその日は出かけることもせず、その日の夕方に到着することもあって、ホテルでゆっくりしようと思う。


翌日は、およそ5年半ぶりにアムステルダム国立美術館に足を運ぶ。最後にここを訪れたのは、フローニンゲンでの生活を始める前であり、フローニンゲン大学を下見しに来た時だったと懐かしく思う。


当初の予定ではレンブラント美術館にも足を運ぼうと思っていたが、近々誰かがアムステルダムにやって来るかもしれず、その人と一緒に行ってもいいかもしれないと思っている。


こちらの美術館に足を運んだのも5年半前だ。レンブラントが今の自分を呼んでいるのかどうかは、オランダに到着してから判断したい。福井2020/11/3(火)05:24


6373.【福井滞在記】フローニンゲンに戻ってからの楽しみ


朝風呂にゆっくりと浸かり、全身をよく温めて、全身の血流だけではなく、全身及び心のエネルギーまでもが活性化し、良好に循環していることを感じる。旅の最中において、朝風呂は早朝の友となった。


フローニンゲンにおける生活では、朝浴槽に浸かることはせず、バランスボールで体をほぐした後、ヨガをして全身の血流を良くし、1日の活動に向けた準備を起床直後にしている。


フローニンゲンに戻ったらいくつか楽しみがある。1つには、引っ越し先を探し、新居を決定することである。


可能であれば年末に引っ越しを完了させ、今年の年越しは新居で祝いたい。コロナがなければ、マヨルカ島かシチリア島で年越しをしようと思っていたのだが、それは来年以降に持ち越しである。


あるいは、フィンランドかノルウェーの森のロッジに宿泊し、オーロラを見ながら年越しをしようかとも考えていた。それも近々実現させよう。


引っ越しに関してはとても気持ちが前向きであり、今回日本に一時帰国して、改めて取り巻く環境の重要さを実感した。今のフローニンゲンの家は落ち着いているが、もっと落ち着いた場所がフローニンゲンにあることを知っている。


可能であれば、大きな道路に面しておらず、近くに公園などがあれば嬉しい。家賃に関しては、今のところよりも300ユーロぐらい上げてもいいだろう。日に換算すれば、1日わずか10ユーロ分の値上げである。


ここからのオランダ生活は、さらに明るいものとなるだろう。日本からオランダに戻ってきてからの自分は、もはやオランダを出発した際の自分ではない。離陸面と着陸面が異なるのだ。それを感じている。


離陸面と着陸面が異なることを実感することができれば、それは旅の真髄を得ることができたと言えるのではないかと思う。旅の前後で異なる世界観や内的感覚を獲得すること、以前と外見は同じでも内面は異なっていること。それが旅がもたらす発達効果である。


フローニンゲンに戻ってからのもう1つの楽しみは断食である。今回の一時帰国に際して、ベジタリアンであることは踏襲していたが、オランダで食べているものとは異なるものを食べていたことは確かであり、オランダに戻ったら以前と同じような食習慣を再度確立していく。そのために、まずは数日間ほど断食を行う。


今回もいつものようにどれだけ断食をするかという日数を決めていないが、5日間ぐらいになるだろうか。最低でもそれぐらいは断食をして、延長するかどうかは状態を見ながら判断しよう。


オランダでは毎日バイオダイナミクス農法で作られたチーズを食べていたが、日本でチーズを食べることはほとんどなかった。チーズを食べなくても特に心身に変化がなく、むしろ調子が良かったように思うため、オランダに戻ってからはチーズを食べなくていいように思う。


卵はオランダでも元々食べていなかったので、オランダに戻ってからチーズや卵を食べないのであれば、ベジタリアンではなく、もはやヴィーガンに括られることになる。日本に戻ってきた時は、地元の魚などを食べることがあり、日本にいる間はベジタリアンとして過ごせばいい。


乳製品を摂らなくなると、皮膚の見た目と感触が向上する可能性があるとのことであり、確かに日本での肌の調子はオランダのそれよりもいいといつも実感する。


最初私は水のせいかと思っていたが、どうやら水だけが原因のようではなく、やはり食べているものが影響を与えているようだ。従来はチーズから摂取していたカルシウムを補うために、カルシウムが豊富なケールを積極的に食べようかと思う。


ここ2日間こんにゃくを食べていて、こんにゃくの効能にも注目している。こんにゃくは、「胃のほうき」や「腸の砂下ろし」と呼ばれており、体内のデトックスにはもってこいの食材とのことである。


意外にも、こんにゃくにはカルシウムが豊富であり、卵と同じくらいカルシウムが含まれているらしい。今日も関空近くのホテルから歩いて行けるところのスーパーでこんにゃくを購入しようかと思う。


また、フローニンゲンで断食をした後もこんにゃくを食べて胃腸を綺麗にしたいと思う。そんなことを福井を出発する朝に考えている。福井2020/11/3(火)06:31


6374.【大阪滞在記】関空近くのホテルより


時刻は午後9時を迎えた。今、関空近くのホテルの自室にいる。


ホテルの自室は33階にあり、大阪湾を眺めることができる。また、遠くの方に紀伊山脈の姿も見える。眺めは実に素晴らしいが、高層階のせいか、WiFiの速度がいまいちである。


今日は予定通り、午後2時にホテルに到着し、速やかにチェックインを済ませた。そこから映画を1本見て、その後、夕食を買いに、散歩がてら25分ほど歩いた場所にあるスーパーに立ち寄った。


関空近くはどうも人工的な生活空間が広がっていて、とても奇妙に感じた。この近辺に住んでいる人もいるであろうから、あまり悪く言いたくはないが、街の深層部分が泣いているように思えたのである。そしてその悲しみは、この街の人々にどこか伝播しているように感じられた。


スーパーでは昨日と同様に、こんにゃくを購入した。フローニンゲンの自宅に戻ってからファスティングをするが、その前にこんにゃくで胃腸を綺麗にしておこうと思った。


こんにゃく以外には、オーガニックの高野豆腐やサラダ類を数種類購入した。そこからホテルに戻って、夕食を食べながら映画をさらに2本見た。


本日見た映画は順に、『起終点駅 ターミナル(2015)』『ニンゲン合格(1999)』『ハイ·ライズ(2016)』である。どの映画も印象に残っているが、ホテル近郊の街の雰囲気と共鳴して、『ハイ·ライズ(2016)』が特に印象的だった。


この映画では、フロアごとに階級が分けられ、上層階へ行くにしたがって富裕層になるという新築タワーマンションがテーマに取り上げられている。本作品を見ながら、そのモチーフはゾーニングの象徴であり、不幸にも人は、どんなに経済的に恵まれていても、あるコミュニティを形成すれば、その中で階層性(差別)を生み出すのだということを改めて知る。


金持ちであっても——金持ちだからこそという側面もあるだろう——、そうした階層性に組み込まれることによって、彼らはどんどん病的になっていく。そして、そうした病気の症状は誰しもの中にあり、それは埋め合わせることができないものなのかもしれないと思わされた。


現代人の心の空虚さと異常さを感じる。この映画を見ながら、人にはつくづく自然との触れ合いが必要だということも思った。それはありふれた考えかもしれないが、それがどれほど大事なことだろうか。


人工物や人間を超えた何ものかと触れ合うことによって、人間は癒され、なんとか正常さを保つことができるのではないかと思う。人工物の渦の中で生活をしていれば、狂ってしまうのも無理はない。


仮に狂わなかったことしても、機械化とゾンビ化の餌食になってしまうだろう。もともと人間は機械やゾンビ、そして狂人に堕する性質を内包しているのだ。


この作品は、人間がいとも簡単に階層性をコミュニティ内に形成し、いともたやすく狂うことを教えてくれる力作だった。


明日は午前11:05のフライトに搭乗する。ボーディングの開始は10:25とのことである。少し早めに空港に行き、ラウンジで時間を過ごそうと思う。


日本滞在最後の日に夢を見るだろうか。それを楽しみに、これから就寝準備を始めよう。大阪2020/11/3(火)21:30

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