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6360-6361: 日本滞在記 2020年10月29日(木)


No.1519 朝の怪談_A Ghost Story in the Morning

本日の言葉

The source of our dissatisfaction lies outside ourselves. B. Alan Wallace


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タイトル一覧

6360.【金沢滞在記】日本人からの脱却と接近/今朝方の夢

6361.【金沢滞在記】金沢能楽美術館と泉鏡花記念館を訪れて


6360.【金沢滞在記】日本人からの脱却と接近/今朝方の夢


時刻は午前4時半に向かおうとしている。今朝は午前3時半過ぎに起床し、そこから朝風呂に入った。少し熱めのお湯にゆっくりと浸かり、風呂から出た今もまだ発汗している。

日本各地を旅行し、その土地固有のものを取り入れながらも、先ほどの朝風呂のように何かをデトックスしている自分がいる。不思議なことに、日本的なものを自分の中に取り入れながら、同時に日本的なものを外に出している自分がいる。

今の自分をより一層深めてくれるような肥やしとしての日本的なものを取り入れていて、既存の自分にとって不要になった日本的なものを外に出している。そのような説明ができるかと思う。

こうした自己の発酵過程を辿れば辿るほど、自分は日本人になっていき、日本人から離れていく。端的には、深層的な日本人になることは、表層的な日本人から脱却することなのだ。過去数年にも増して、今、それが自分の中に起こっている。

昨夜は1時間ほど協働プロジェクト関係のオンラインミーティングがあったが、自分の人生は旅をして、日記を書いて、絵や音楽を作り、読書をし、そして映画などの映像作品を見ることを通じて進んでいる。

西田幾多郎が読書を二義的なものとみなし、自分の思索活動を最優先させたように、自分もまた自らの創作活動を最優先させていこう。昨日挙げた以外の西田幾多郎との共通点は、朝の時間を自らの創造活動に充てたことだろう。

朝に面会することや読書をすることを避け、朝はとにかく思索活動に没頭した西田。自分もまた、朝の時間は何かを取り入れることではなく、何かを作ることに充てていく。

今朝は何かしらの夢を見ていたが、記憶があまり定かでは無い。確か、何らかのアニメのキャラクターが登場していたように思う。

その他にも、同い年ぐらいの見知らぬ男女も夢に現れていて、彼らと何かについて話をしていた。場所は今いる金沢だったように思う。

妖怪の話を聞いて、妖怪に対峙する夢だったような気もする。妖怪に対峙すると言っても、それを成敗するような類のものではなく、妖怪と対話をし、彼らの望みを聞くような雰囲気を持つものだったように思う。

金沢の滞在は、今日が実質上最後になる。ホテルのレストランでゆったりと朝食を摂り、自室で少し休憩をしたのちに、泉鏡花記念館と金沢能楽美術館に足を運ぶ。確か前者は両親も以前訪れていたのではないかと思う。

後者に関しては、今少しばかり日本の伝統芸能に関心を持っている自分がいて、能はまさにその1つだ。中学校3年生の時に一度能を見る機会があったのだが、その時は全く興味を持てなかった。

内面の成熟に伴って見えてくる美や感じられる美があり、今、ようやく能が放射する美を感じられる自分が生まれ始めた。金沢2020/10/29(木)04:33


6361.【金沢滞在記】金沢能楽美術館と泉鏡花記念館を訪れて


時刻は午後5時を迎えようとしている。本日、金沢滞在の最後の観光を終えた。

自分は晴れ男なのか、日本に帰って来てからの観光では天気に恵まれ、各所を気持ち良く巡ることができている。天に本当に感謝したい。

今日はまず最初に、金沢能楽美術館に足を運んだ。一昨日にその場所を下見しており、ホテルから迷うことなく目的地に到着した。

まだ本格的に能の鑑賞に乗り出しているわけではないが、以前から能は気になる伝統芸能であった。この美術館が提供している能面·能装束の着装体験や能の楽器の演奏体験をしたいと思っていたが、コロナのせいで今日はそれらが体験できなかった。

ちょうど今は企画展として、「能楽入門其の一」というものが行われていた。能は室町時代に観阿弥と世阿弥によって大成された伝統芸能であることはよく知られているが、企画展の説明の中に大変興味深いものがあった。

その説明曰く、「能はあらゆる生命を祝福し、平和や幸せを願うとともに、無念の思いに寄り添い、その魂を沈める「祈りの芸能」である」とのことだった。展示されている能面や装束を眺めながら、能が表現する世界観にしばし浸ることができた。

館内はそれほど広く無いのだが、1つ1つの展示物をくまなく見ていると、随分と時間が経っていた。この美術館を訪れたことによって、能、さらには禅の世界観を作曲に体現させるような試みに着手してみようと思った。館内でずっと流れていた能の音楽が脳裏に焼き付いている。

次に足を運んだのは、泉鏡花記念館である。金沢能楽美術館の職員の方が親切にも、ワンデイパスポート(510円でなんと17箇所も回れる)について教えてくださり、それを用いて泉鏡花記念館には無料で入れた。端的には、この記念館に足を運んで本当に良かったと思う。

以前より、泉鏡花については少しばかり知っていたが、今回この記念館に足を運ぶことによって、泉鏡花の思想と芸術世界に大変感銘を受けた。泉鏡花の幻想的かつ超越的な小説世界を知る展示やミニシアターを大いに楽しんだ。帰りがけには、ミュージアムショップで参考文献を1冊ほど購入し、今夜はそれを熟読しようと思う。

泉鏡花は、ロイ·バスカーでいうところの「実在界」、西田幾多郎がいうところの「絶対無」の世界を言葉を用いて表現した。あちらの世界とこちらの世界を見事な言葉で媒介したことに、大変感銘を受けた。

泉鏡花にとっては、あちらの世界がこちらの世界と同じくらいにリアルに感じられたのだろう。泉鏡花の夢と美の世界が、今自分の内側の感覚の何かと共鳴している。

それは、今夜の夢の世界に何かしらの影響を与えるかもしれず、明日の現実世界に何かしらの影響を与えるかもしれない。金沢2020/10/29(木)17:22

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