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6323-6324: アートの国オランダからの便り 2020年10月13日(火)


No.1486 夜明け前の瀬戸内海_Seto Inland Sea before Daylight

本日の言葉

That effect which is wrought in the clouds, water, dry grass, and mountains by the wind, the sun, the fire, and the thunderbolt, that same effect this grief produces in us by tearing in pieces, its drying up, its burning, and its cleaving. Asvaghosa

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本日生まれた2曲

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6323.【日本滞在記】ライアーという楽器

6324.【日本滞在記】小松美羽展「自然への祈り」を家族と訪れて


6323.【日本滞在記】ライアーという楽器

時刻は午前4時半に近づいて来ている。今、真っ暗な世界の中に、瀬戸内海の波の音が響いている。今日も幸いにも天気に恵まれる。

今日は、家族全員(両親と愛犬)で広島のウッドワン美術館に出かける。ここでは、現代アーティストの小松美羽さんの個展『自然への祈り』が行われていて、今日はそれを楽しみに家族全員で出かける。父も母も小松さんの実際の作品を見ることをとても楽しみにしている。

ちょうど昨日の夕食の際に、両親から山口県の近くにある印象的な美術館を2つほど教えてもらった。1つは、広島県の生口島にある平山郁夫美術館である。平山氏の作品は、島根県の足立美術館で見た記憶があり、仏教伝来の絵画作品が印象に残っている。

もう1つ父から教えてもらったのは、山口県長門市にある香月泰男美術館である。こちらの美術館も、平山郁夫美術館と同じくいつか足を運んでみたい。

時刻は午前4時半を迎えたところだが、父はもう早朝の散歩に出かけている。自宅の目の前にある海岸沿いを毎朝朝早くに歩いているようなのだ。そして散歩から帰って来たら筋トレをして、プロテインを飲んでからエスプレッソを煎れるというのが日課になっているらしい。その日課は、美術館に行く今日も変わらない。

数日前に、母から「ライアー(古代ギリシャの竪琴)」という楽器を勧められた。ハープは以前から勧められていたのだが、まだ楽器の演奏に乗り出す気持ちにはなかった。しかし、ライアーを勧められた時にアマゾンを経由して実物を見せてもらったところ、見た目がお洒落であり、実際の音色をYoutube経由で聴かせてもらったところ、とても興味深い楽器だと思った。

それは持ち運びできる大きさであり、旅の最中にちょっと演奏をするというのは、旅をさらに彩豊かなものにしてくれるのではないかと思った。そこから自分でも調べてみたところ、ライアーはハープとは異なる楽器のようだった。

楽器の構造と演奏方法に違いがあり、ハープにはピアノの黒鍵にあたる弦がなく、足元のペダルを操作して半音階を作り出す。一方で、ライアーには、ピアノの黒鍵にあたる弦があるとのことだった。

ライアーでは、主に右手で白鍵にあたる弦を、左手で黒鍵にあたる弦を弾いていく。そうしたことから、シャープやフラットなども弾きやすいとのことである。その他の違いで言えば、音の大きさは、ライアーの方がハープより小さいため、自宅などで他の住人をそれほど気にすることなく演奏できる点も特徴だ。

ライアーという楽器を調べれば調べるほど、この楽器を演奏してみたくなって来た。以前、これまた母から教えてもらったことだが、自分の生活の中に旅が重要な役割を果たしていて、そして毎日詩のような曲を作っていることから、アイルランドの吟遊詩人ターロック·オキャロラン(1670-1738)に関心を持っていたことがある。

オキャロランは、盲目のハープ奏者であり、ハープを片手にアイルランド中を旅した。ライアーという楽器の音色を聴いていると、ふとオキャロランのことが思い出され、自然と自分に重ねている自分がいた。

以前より何か1つ楽器の演奏をしようと思っていたのと、自分が演奏するための曲を作りたいとも思っていたので、ここからまた少しライアーについて調べ、小さめのライアーを近い将来に購入したい。山口県光市2020/10/13(火)04:43


6324.【日本滞在記】小松美羽展「自然への祈り」を家族と訪れて


時刻は午後4時を迎えた。つい先ほど、広島への日帰り旅行から帰って来た。今日は天気に恵まれ、素晴らしい秋日和であった。

早朝の午前7時過ぎに自宅を出発し、父の運転する車で、広島のウッドワン美術館に向かった。コロナのせいもあり、旅行好きの両親も旅行を随分と控えていて、久しぶりの旅行とのことだった。

今日訪れたウッドワン美術館の近くには、幼少期の頃に何度か家族でキャンプに訪れていたもみの木森林公園がある。美術館に向かうまでの道のりは、どこか懐かしさを感じさせた。

道中、動物学者のフォン·ユクスキュルが提唱した「環世界」という概念を思った。自然豊かな世界に流れるゆったりとした時間の流れ。それは人間界の時間の流れとは独立した形でゆっくりと流れているものだ。

普段から自分に固有の内的時間の流れの中で生きていて、それもまた非常にゆったりとしたものなのだが、改めて自然に触れてみると、内的時間感覚が浄化され、涵養されていくのを実感した。おそらくこうした感覚がもたらされることが自然に入ることの1つの良さだろう。

運転中に父も述べていたが、非日常体験の良さもそうしたところにある。現在は、異常が日常になってしまっている世の中であり、非日常を感じることによって、滋養を得ることも私たちにとって大切であろう。願わくば、自然に触れること、自然との共存が日常になるような世界がやって来て欲しいと思う。

今日は平日であったから、そしてコロナの余波もまだ残っていることから、行きの高速は空いていて、美術館が開くよりも20分ほど早く到着した。ところが駐車場には1台ほど、私たちよりも早く来た人がいるようだった。

開館までの間は、駐車場付近で新鮮な空気を吸いながら、美術館の周りを覆っている山々の景色を眺めていた。ちょうど紅葉が始まって来た頃であり、山はうっすらと秋の表情を見せ始めていた。

開館10分前になると、1人の男性が館内に入ってくのが見えた。どうやら少し早く開館をしてくれたようだった。私は両親にそれを伝え、私たちも開館よりも少し早く中に入れさせてもらった。

そこからは両親と3人で色々と話をしながら作品をゆっくりと鑑賞していった。父は1つ1つの作品を丁寧に写真に納めていった。

各人が思い思いに作品を眺めていき、それぞれの感想などをシェアしていった。昨年、群馬とヴェネチアで見た作品もいくつかあったが、2019年や2020年に創作されたいくつかの作品は、今回初めて見るものだったので、とりわけそれらの作品の前で立ち止まり、じっくりと作品を鑑賞していった。

一番印象に残っているのは、やはり『神祈』という作品だろうか。この作品は、演出もあってのことだと思うが、とても神々しい光を物理的かつ精神的に放っていた。

父が撮った写真は神々しさが見事に反映されていて、写真で見ても素晴らしい作品であった。こうした神々しさが見る人たちの心と魂を癒していることがすぐにわかる作品であったことは間違いない。

その他に印象に残っているのは、『宝雨の中で一対の艶緑の楓は苔の地平線にて門となる』という作品だ。これは遠くから母と見ていた時に、母が何気なく述べた感想によって新しい観点で作品を眺めることになった。

この作品は、苔を境界線に見立て、上部に人間が住む世界、下部は地中に広がる世界を描いていた。端的には、下部の世界は目には見えない世界であり、そこに豊かに広がる生命の世界を描いている。

私はそれを作品の解説から知ったが、母はそれを遠くから見て見抜いていた。その他にも母の何気ない感想によって、色々と気づかされることが多かったことが印象に残っている。

小松さんの個展を十分に堪能した後に、常設展も楽しみ、その後近くの森の中のカフェレストランで昼食を摂って自宅に帰って来た。両親と愛犬と素晴らしい時間を過ごすことができたことに大変感謝している。

今日の美術館訪問の記憶は、とても大切な思い出として自分の中に一生とどまることになるだろう。山口県光市2020/10/13(火)16:25

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