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6156-6159: アートの国オランダからの便り 2020年8月26日(水)


No.1282 五線譜上の運動_Movement in Staff Notation

本日の言葉

Humans are social creatures and taking care of each other is the very basis of our life. Tenzin Gyatso

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本日生まれた10曲

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タイトル一覧

6156. 内側の声を発見すること/現在の自由・将来のより大きな自由

6157. 今朝方の夢

6158. 個人投資家にとって魅力的に感じられるオランダの税制について

6159. トークンエコノミーの探求/価値の再定義

6156. 内側の声を発見すること/現在の自由・将来のより大きな自由

時刻は午前6時半を迎えた。今朝は起床から雨である。今も雨が天から滴り落ちていて、フローニンゲンの街を清めている。

今日は風も少々強く、どうやら1日中雨のようだ。昨日買い物を済ませていたこともあり、今日は1日中家の中にいることになるだろう。

昨日、オランダのアマゾンから6冊の書籍が届いた。それらは全て経済学に関する書籍だった。一旦、美学書を読むのを離れて、届けられた下記の経済学書を全て読む。

1. Doughnut Economics: Seven Ways to Think Like a 21st-Century Economist

2. Economics for the Common Good

3. The Value of Everything: Making and Taking in the Global Economy

4. Development as Freedom

5. What’s Wrong with Economics?: A Primer for the Perplexed

6. How Money Works: The Facts Visually Explained

昨日見つけたエドワード·サイードとダニエル·バレンボイムが音楽について語っている数冊の書籍については明日か今週末にでも注文しよう。日本に一時帰国した際に、ある協働者の方が書籍を受け取ってくださることを快諾してくださったので、今日は日本のアマゾンから和書を注文し、その方のところに送らせていただく。

和書で購入を考えているのは、今道友信先生の倫理に関する書籍、その他には悪に関する哲学書などである。あまり多くの書籍を送っては迷惑になるであろうから、5~6冊程度に留めたい(追記:結局8冊送らせていただくことになった)。

出版年が新しい書籍に関しては、大型書店で自分で買えるのだ。送らせていただく書籍は、出版年が古く、大型書店ではもう取り扱っていないようなものだけにする。

昨日も雑多なことを考えていた。何をもって教育の成功や失敗とするのかは難しいが、少なくとも、自分の内側の声を発見するということは教育の成功や失敗について語る時に見落とせない観点かと思う。

発達の原理は、内側から開いていくことであり、その原理に沿って私たちは内側の固有の声を発見し、それを育んでいく。それが健全な発達プロセスであることを考えると、内側の声を発見できないというのは、教育の失敗を意味するのではないかと思う。

ここで述べている教育というのは、学校や親を通じた教育のみならず、自己教育も含む。自分の声がいつまでも抑圧され続けること。それはやはりどこか不健全だ。

教育哲学者のザカリー·スタインが述べるように、現在の自由が将来のより大きな自由につながるかという発想は教育や成長支援において大切である。将来のより大きな自由につながらないような、目先の自由らしきものに惑わされてはならない。それは結局将来の不自由さをもたらすという点において、現在においても不自由なものだと言えるかもしれない。

フリースクールムーブメントの失敗はこのあたりにある。今日もまた読書を通じて雑多なことを考えていくだろう。それら全てについて書き留めることは難しいだろうから、いつものようにその一端を書き留めておきたい。フローニンゲン:2020/8/26(水)06:48

6157. 今朝方の夢

時刻は午前7時に近づきつつある。少しばかり強い風が吹き、雨がしとしとと降っている。

昨日と同様に、今朝もまた肌寒く、もう窓を開けていられなくなった。そして、長ズボンを履いて室内で過ごすようになった。

8月はまだ終わっていないのだが、この時期のフローニンゲンの気候はそのように寒さを感じさせるほどだ。

それでは今朝方の夢に振り返り、創作活動と読書に励んでいこう。今日からは読書領域を変えて、美学から経済学に移る。

新たな書籍が届くまでは、ここからしばらく集中的に経済学関係の書籍を読んでいく。それらの書籍に共通しているのは、現代経済学のおかしさと、既存の経済思想と経済的枠組みがもたらす社会の闇を照らし出している点にある。

経済の領域においては、それらは今の私にとって探究したいテーマである。大学時代に学んでいた経済学の知識を更新するという意味も確かにあるが、それは単なる更新ではなく、知識体系においては構造的に大きな変容をもたらすものになるだろう。

今朝方の夢。夢の中で私は、ある日本人の著名な学者の方と政治について話をしていた。

今に始まったことではないが、閉塞的な政治空間を変容させていくために、ギリシヤから政治家を何人か呼び、彼らを含めて80人ぐらいの人数で新たな政党を作ろうという話になった。その学者の方は政治に精通しており、政治の世界には諸々の汚職が多いので細心の注意をしなければならないということを話していた。そのような夢の場面があった。

政治に関する話題に少しでも触れるような夢を見たのは初めてのことかもしれない。今の私の関心は、政治経済にも及んでいて、それが影響しているのだろうか。また、なぜギリシャの政治家を呼ぼうとしたのかについても興味深い。

それは先日、アテネに私が足を運んだからなのだろうか。それとも今の日本の政治的閉塞感を打破するためには、古代ギリシャで行われていたような政治の根本に立ち返ることが求められていることを示唆しているのだろうか。

次の夢の場面では、私はウォータースライダーのスタート地点に腰掛けていた。私の目の前には黒人の比較的若い女性と、その女性と繋がりがなさそうな比較的若い白人男性がいた。

黒人の女性は、まだウォータースライダーを滑り降りたくないと思っていたようなのだが、手を滑らせてしまい、そのまま下に滑り降りて行った。その後、白人男性も彼女に続いて下に滑り降りていった。

2人が滑り降りる様子を見届けた後、私もそろそろ下に滑り降りていこうかと思った。しかしその前に、ウォータースライダーのチューブの一角に、オリーブルオイルがこぼれていることに気づいた。どうやらそれを顔や手に塗ると、ウォータースライダーを滑り降りている最中の日光から肌を守れるらしかった。

私は滑り降りないように気をつけながら、オリーブオイルがこぼれている場所まで向かった。見ると、そのオリーブオイルはなかなか高級そうなエクストラヴァージンタイプのものであることが見た目からわかった。そして早速顔や手に塗った。

いざ下に滑り降りようかと思った時に、白人の女性が何の問題もなく器用にもウォータースライダーのチューブ上を歩いてきて、私に水を差し出してくれた。その水は、お猪口ぐらいの容器に入ったわずかばかりの水だった。

その水はブランド水であり、とても希少性のある水で有名だった。その水を口に含んだ時、硬水のしっかりとした硬質感があり、それでいて味はまろやかだった。

水を飲み終えた後、私はウォータースライダーをゆっくり降りていった。ゴールが見えた時、脇から人の声が聞こえてきた。

何やら、ゴール地点にいく前に、そこからジャンプしてチューブの外に出れば、その施設の目玉であるオークション会場に行けるとのことだった。しかし私はそれに関心がなく、そのまま滑り降りた。

すると突然、どこからともなく懐かしいテレビゲームの音が聞こえてきた。それは幼少時代にやってきた格闘ゲームのBGMだった。

私の横には小中学校時代の友人がいたので、彼とそのゲームを一緒に行うことにした。彼は見るからに強そうなモンスター的なキャラクターを選び、私は純粋な人間のキャラクターを選んだ。

いざ対戦が始まると、最初は相手キャラクターのリーチの長さに苦戦したが、最終的には逆転勝利を収めた。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2020/8/26(水)07:16

6158. 個人投資家にとって魅力的に感じられるオランダの税制について

時刻は午前10時半を迎えようとしている。起床時に引き続き、今も雨が降っている。この雨は今日は止むことがないようだ。

それにしても今朝は寒い。もう長ズボンだけではなく、長袖も着用し始めた。

無い物ねだりというか、現金というか、ここまで急に寒くなると、暑いあの夏が再び戻ってきて欲しいとさえ思う。もちろん猛暑は避けたいが、夏の暖かさがとても恋しいことは事実だ。それぐらいに今日は寒く、明日からも引き続き寒い日が続く。

暖かいコーヒーを飲みながら、個人に対するオランダの税金について考えていた。来年の税金の支払いに向けて、自分でもさらにオランダの税制について勉強しようと思って色々と調べ直してみた。

個人に対するオランダの税金制度でユニークな点は、何と言っても投資でのキャピタルゲインの利益に対して課税がされないことだろう。例えば日本では、国内居住者として株式などの投資で利益をあげれば、一律20%ほどの課税がされる。しかし、オランダではそうした課税はなく、純資産に対して課税がなされるという面白い仕組みがある。

直感的かつ感覚的に、個人投資家としてはオランダの税制の方が好ましいように思える。オランダは投資に対してフレンドリーな国なのかもしれない。投資というものが社会に貢献する限りにおいて、投資を積極的に促進しようとする考え方が背景に見える。

幾分アメリカ式な点は、オランダに居住していても、日本人であれば、日本で所有している金融資産に対しても課税がされることだろうか。つまり、日本で金融資産を持っていれば、それを含めて総資産とみなし、そこから負債を引いた純資産に対して課税がなされるのだ。

少しばかり具体例を挙げてオランダの税金について考えてみたい。例えば、オランダに居住する独身の日本人が、日本円で1千万円ほど持っていて、今年投資で9千万円ほどの利益を挙げたとする——この人はこの年大きく投資で利益を挙げたかのようなキャピタルゲインだ——。すなわち、総資産が1億円になった場合を想定してみる(負債はなしと仮定して、純資産1億円を想定)。

最後に言及するが、オランダは2022年をめどに、税制が変わり、より免税の幅が増えるような制度になるようだ。それでは上記の例について税金を計算してみよう。

前提として、保有される純資産に対してどのくらいのキャピタルゲインを得るかはオランダ政府で推定割合が決められており、設定された「推定キャピタルゲイン」に対し、税金(一律30%)がかけられる。

最初私は30%という数字を見た時に高いと思ったが、これから紹介するように、純資産に対して30%の課税がなされるのではなく、純資産をもとに算出された推定キャピタルゲインに対して30%が課税されるという点に注意が必要だ。言葉だけではわかりにくいので、早速具体例を通して考えてみる。

2020年においては、独身世帯の場合は30,846ユーロを上限に免税になる(カップル/税務パートナー世帯の場合は61,692ユーロを上限に免税になる)。まずは免税額を産出し、免税額を超えている資産に対して、下記の3つの課税枠に基づいてキャピタルゲインを計算していく必要がある。

第1枠:免税額より上の額から72,797ユーロまで= 推定キャピタルゲイン率 1.799%

第2枠:72,797ユーロ以上から1,005,573ユーロ以下= 推定キャピタルゲイン率 4.223

第3枠:1,005,573ユーロから= 推定キャピタルゲイン率5.33%

上記の推定キャピタルゲインの合計に対して30%の税率をかけたものが課税となる。

それでは実際の具体例として、先述した、オランダに居住する独身の日本人が、日本円で1千万円ほど持っていて、今年投資で9千万円ほどの利益を挙げ、2020年の1月1日時点で総資産を1億円持っていたとする。オランダでの税金の支払いはユーロなので、1億円を796,900ユーロ(本日日付のレートで換算)として計算する。

2020年1月1日における負債がないと仮定して、純資産は796,900ユーロであり、この日本人は独身なので、30,846ユーロまでは免税である。すなわち、796,900-30,846(免税上限額)=766,054ユーロが課税対象となる。

そしてここから3つの枠を順番に適用していく必要がある。

第1枠に入る資産額は72,797ユーロなので、この金額に推定キャピタルゲイン率1.799%をかけ、1,309ユーロが課税となる。そしてここから、当初の課税対象の766,054ユーロから第1枠の額を引き(766,054-72,797)、その残りの693,257ユーロが第二枠に入る。693,257ユーロに推定キャピタルゲイン率4.223%をかけると、29,276ユーロとなる。

純資産の量は第3枠の適用に満たないので、ここまでの計算で推定キャピタルゲインが算定される。すなわち、推定キャピタルゲイン額の合計は1,309+29,276=30,585ユーロになる。

この金額に対して一律30%の課税がなされるので、結局支払う税金は、30,585*30%=9,175ユーロになる。まとめると、純資産1億円(796,900ユーロ)に対して、合計1,151,336円(9,175ユーロ)の税金支払額となる。

もちろん、その他に所得があれば、そちらの所得税についても計算する必要があるが、純粋に投資から得られた利益に対する課税に関して言えば、日本では投資で得た9千万円のキャピタルゲインに対して一律20%の18,000,000円の税金支払いが発生するが、オランダではそれが1,151,336円に抑えられる。投資家にとってみればこれは大きな違いだと思われる。

ここからさらにオランダの税制について調べていると、2022年からは資産の免税範囲が大幅に拡張されるそうだ。そもそもオランダ政府は、推定キャピタルゲイン率というものを、人々が資産運用していることを前提とし、ある一定量の資産を保有していれば、何もせずともある一定の投資利益を得ているであろうという前提でそれを設定しているのだが、オランダ政府は既存の推定キャピタルゲイン率が高いことを認定したようだ。

まだ確定ではないが、2022年以降においては、最大440,000ユーロ(約5,500万円弱)の純資産額がほぼ免税になると考えられており、免税額を超える純資産額に対しては、現在の銀行の金利(かなりの低金利)に応じて課税がなされるとのことである。これによって、個人にとっては資産税が随分と低くなると思われ、税金を納める側としては嬉しいニュースかもしれないが、それで政府の財源はきちんと確保されるのだろうかという疑問もある。

しかしおそらく、所得税に対する課税制度はそのままであり、おそらくそちらの税収や他の税収によって十分に財源が確保できているという計算が成り立ったから今回の税制の改正がなされるのだろう。

いずれにせよ、個人投資家として活動していく上でオランダは税制面の観点からとても友好的だと思う。ただし、上記のような資産規模になってくれば、運用をしていかないと、毎年資産税によって資産が目減りしていくということも忘れてはならない。フローニンゲン:2020/8/26(水)11:10

6159. トークンエコノミーの探求/価値の再定義

時刻は午後7時半に近づきつつある。今、再び小雨が降って来て、雨滴が書斎の窓に付着している。

今日は1日を通して肌寒く、午後のいっときを除いて、長袖と長ズボンを着用していた。明日は雨は降らないようだが、今日と同じぐらいの気温である。

今日から経済学に関する書籍を読み始めた。その中で、あらゆるものを金融化する流れについて考えを巡らし、すでに到来し始めているトークンエコノミーについて色々と考えていた。

とりわけトークンエコノミーは関心のある分野でもあるため、別途専門書を購入しようと思った。引き続きプラットフォーム資本主義が続くだろうが、そこからはトークン資本主義の勢力が力を増していくように思える。トークン資本主義の意義や問題について、少しばかり先回りしてあれこれ考えておこう。

プラトンはかつて、重要なことはこの世界でいかなる物語が生成されているのかを監視し、適切な物語を選び取っていくことであると述べていた。現代においては、代替的な物語を選択するというよりも、病理的な物語を特定し、その治癒と変容を実現させていくことが求められるのではないかと思う。

とりわけ経済価値に付帯する物語の病理を把握し、それを癒しながらにして変容してくことが求められるだろう。そもそも、経済価値というものを再定義する必要があるかもしれない。マルクスが述べるように、価値とは時代の変遷によって変わっていくものなのだから——普遍的な価値というものも存在すると思うが、少なくとも現在語られている経済価値は極度に一面的なものだろう——。

また、経済価値のみならず、その他の様々な価値についても見直しが必要になってくるだろう。既存の価値を信奉している限りは、これまで同様の行動が継続される。

既存の経済価値を信奉している限りは、生産消費的な行動が繰り返されるだけなのだ。そこにより創造的な行動が生み出されて欲しいと思う。

創造的な行動。それは治癒的であり、変容的であり、解放的なものである。

今日はこれから少しばかり曲の原型モデルを作成し、その後にメールの返信を行う。それが済んだら、再び経済学書を読み進めていこう。今日中に2冊目の書籍を読み終えるかもしれない。

その瞬間の自分が納得する響きを求め、それを形にしていくことを続けていくこと。小手先の技術を技術として学ぶのではなく、納得する響きを求める過程の中で、自然と技術を高めていきたい。

兎にも角にも、自分が納得する響きを生み出していく。納得するかどうかは、その瞬間の自分の内的感覚に音の響きが合致しているかどうかだ。あるいは共鳴しているかどうかだ。

今日もまた、十全に創作活動と読書に取り組めたことを嬉しく思う。感謝の念を持って就寝をし、明日に備えたい。フローニンゲン:2020/8/26(水)19:29

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