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6056-6059: アテネからの便り 2020年7月30日(木)

August 1, 2020

No.1083 アテネの朝の喜び_Morning Joy in Athens

 

本日の言葉

Generous love aims to achieve happiness through the realisation of the other. Ole Nydahl
 

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本日生まれた4曲

 

 

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タイトル一覧

6056.【アテネ旅行記】アテネ滞在8日目の夢

6057.【アテネ旅行記】アテネ滞在8日目の計画

6058.【アテネ旅行記】不公平さを是正する経済思想と経済システムへの関心

6059.【アテネ旅行記】MOMus - Museum Alex Mylonaを訪れて

 

6056.【アテネ旅行記】アテネ滞在8日目の夢

 

時刻は午前5時半を迎えた。今朝方は少しばかり印象に残る夢を見ていた。

 

夢の中で私は、前職時代のオフィスの中にいた。規定の出社時間よりも少しばかり早くオフィスに到着したのだが、自分の席に向かうのではなく、まずはオフィス内の図書室に向かった。

 

図書室に到着すると、夢の中の私が先日訪れた東京オフィスの図書室よりも随分と小さく感じた。実際に、所蔵されている書籍の数も少なく、またどういうわけか椅子も幼稚園生用の小さなものであり、それはとても可愛らしく思えた。

 

図書室にはまだ誰もおらず、私はそこで本を読むのではなく、朝食を食べようと思った。ちょうどゆで卵を持参しており、あまり音を立てずに殻を割り、その場でサッとそれを食べようと思った。

 

すると誰かが図書室に入ってきた。見ると、部署が異なるシニアマネージャーの方だった。

 

ちょうどゆで卵を口に含んだところだったのでタイミングが悪く、挨拶の言葉が出しづらかった。かろうじて挨拶をすることができ、私はそそくさと図書室を後にすることにした。

 

自分の席に到着し、壁にかけられている時計を見ると、もう勤務時間が始まっていた。時間についてはそれほどうるさくない会社であり、チームとしてもそういう雰囲気があったが、それでも遅刻と思われるのは好ましくなかった。そもそも私は遅刻はしておらず、出社時間の前にもう図書室にいたこともあり、尚更そのようなことを思った。

 

自分の席に到着すると、自分がスリーピースのスーツを着ていて、さらにニット帽を重ねて2つ被っていることに気づいた。外は随分と寒かったのだろうか。

 

まずはスーツの上着を脱ぎ、その後、ニット帽の存在に気づいたのでそれらを取った。私は、後ろの席に座っている男性の上司に挨拶をし、それに合わせて、左隣に座っている女性の先輩に挨拶をした。

 

2人ともいつもと同じくにこやかに挨拶を返してくれた。挨拶を済ませてから、パソコンの立ち上げを待っている時に、机の上をティッシュか何かでさっと拭き取り、小物の位置を整えた。机の上を少し綺麗にし、スペースを確保したかったのだ。

 

パソコンが立ち上がったタイミングで、後ろに座っていた上司が私に1枚の折り畳まれた紙を黙って渡してきた。するとその上司はサッとどこかに行ってしまった。

 

上司の格好を見ると、どういうわけか私服になっており、手には花束があった。後ろの席を振り返ると、上司の持ち物が全て消えており、もぬけの殻になっていた。

 

上司から渡された紙を開くと、そこには私の名前が平仮名で2回ほど書かれており、それに続く形で平仮名の暗号文のようなものが書かれていた。最初私はそれが何を意味しているのかわからなかったが、上司の後ろ姿を見た時に、その意味がわかった。

 

上司は会社を退職することになり、自分に対してこれからも頑張れというメッセージを送ってくれたことに気づいたのである。その意味に気づいた時、ふと顔を上げると、上司はアドミニの方々に挨拶をしており、手に持っていた花束をその内の1人に渡し、これまでの感謝の意を告げていた。

 

すると、別の部署の若い社員の方が上司に声をかけ、「独立なさるんですか?」と声をかけ、上司は「いや、転職することにしました」と笑いながら述べていた。

 

私は再度上司が渡してくれた紙に視線を落とし、その上司はこれまで自分を大切に育ててきてくれたことを思い出し、自然と感謝の涙が溢れてきた。私はその涙を他のメンバーには見せるまいとし、手で目を押さえながら再び仕事に取り掛かった。

 

今朝方はそのような夢を見ていた。夢の中で感動して涙を流すことが時折あるのだが、今朝の夢もまたその1つだった。

 

今回の感動は、深い感動が静かに滲み出してくるようなものだった。夢の中で涙を流した時に目が覚めたのだが、その時にもまだ自分の内側には感動の感覚質が残っていた。アテネ:2020/7/30(木)06:09

 

6057.【アテネ旅行記】アテネ滞在8日目の計画

 

時刻は午前6時を迎えた。いま、ゆっくりとアテネの夜が明けてきており、朝日が昇り始めた。

 

本日が、いよいよアテネでの滞在の最終日になる。明日はもうフローニンゲンに戻る日であり、丸一日アテネで自由に過ごすことができるは今日で最後だ。

 

今回のアテネ旅行では天気に恵まれ、事前情報の通り、アテネは7月と8月には雨の降る日はあったとしても1日ほどである。それ以外は雲ひとつない快晴の日が続くのが特徴であり、今回の滞在期間中もまさに全ての日がそのような天気だった。

 

今日は最高気温が37度まで上がり、最低気温は26度とのことである。フローニンゲンの今日の最高気温は22度、最低気温は9度と随分差がある。明日フローニンゲンに戻る時には、フローニンゲンも珍しく気温が上がっているようなのだが、それでも最高気温はアテネの最低気温と同じぐらいの27度だ。

 

とはいえ、このような気温はフローニンゲンには珍しく、明日はフローニンゲンに到着した時に何か上に羽織る必要はなさそうだ。明後日以降は再びフローニンゲンの気温は下がり、最高気温は20度前後、最低気温は13度前後だ。もう8月に入ろうというのに、そうした涼しい日が続くようだ。

 

今、8月のフローニンゲンの天気予報を確認して驚いたが、最高気温が25度を超えるのは、明後日のみのようであり、気温が上がらないままに9月を迎えるようだ。今年は本当に冷夏だ。

 

一昨日に私を助けてくれたハーグの友人が9/5にフローニンゲンに遊びに来てくれることになっていて、その日は幸いにも晴れのようで何よりである。

 

今日はアテネ時間の正午から協働プロジェクトのオンラインミーティングが1件ある。それまではホテルでゆったりとした時間を過ごそうと思う。

 

朝食を摂る前に絵を描いたり、作曲をしたりして創作活動を楽しみ、朝食を摂り終えてからは読書に取り掛かろうと思う。フローニンゲンの自宅から持ってきた書籍は早々と読み終えたのだが、明日にフローニンゲンに戻る時にはまた再読をしようと思う。それは、ロイ·バスカーの思想体系をわかりやすく解説したものだ。

 

昨日は、ポール·クレーの画集の解説文を丁寧に読んでいき、またクレーの絵を眺めることを堪能していた。それに合わせて、アテネ市内の書店で購入した、芸術を精神分析の観点で解説している書籍も再読をし終えた。

 

本日は、テオドール·アドルノが現代音楽について解説した書籍の再読を行いたい。そのような形で時間を過ごしながら、オンラインミーティングを終えたら、MOMus - Museum Alex Mylonaに向かう。

 

昨日訪れたアテネ国立現代美術館は、オブジェ中心の現代美術館であり、なかなか理解することが難しい作品が多かった。一方で、本日足を運ぶMOMus - Museum Alex Mylonaには、絵画作品がより多く所蔵されているようなので、それらを鑑賞することがとても楽しみである。

 

ちょうど昨日の午後にホテルの自室で仮眠を取っている時に、そう言えば、現代アートに関して友人と話をしているビジョンを見ていた。そこにいた友人が誰かは思い出せないが、お互いに落ち着いた気持ちで現代アートについてあれこれと対話をしていたのを覚えている。アテネ:2020/7/30(木)06:33

 

6058.【アテネ旅行記】不公平さを是正する経済思想と経済システムへの関心

 

時刻は午前6時半を迎え、アテネの東の空に朝日が昇ってきている姿が見える。

 

今私が滞在しているのは、本当にアテネの中心なのだが、朝や夜は意外にもとても静かだ。暑さのせいか、それとも国民気質なのか、朝や夜に騒ぐ人などいない。

 

今朝も朝食を摂る10階のレストランから、朝日に照らされたパルテノン神殿を拝みたい。近くで見るよりも、適度な距離がある方がその良さが見えてくるものもある。そのようなことを思う。

 

今回、古代遺跡を巡ることに関しては、財布の紛失があったので苦い思い出となったが、財布の紛失は大きな学びをもたらしてくれた。さらには、自分をまた違う関心事項に大きく向けてくれる働きがあった。

 

以前より、今の経済思想や経済システムではない新たな思想とシステムが必要だという認識から、経済の探究を行おうとしていた自分がいる。そもそも私は日本の大学の学士課程にいた時には、積極的に経済関係の授業を履修していた。

 

その時には経済思想についてはほとんど学んでいなかったこともあり、ある時ふとそのテーマに関心が向かった。それは断続的にこれまで何回かやって来ていた。

 

今回、アテネで財布を盗まれるという体験をし、またアテネの市内にいる浮浪者を見た時に、不公平さを是正する経済思想と経済システムに強い関心を持ったのである。

 

アクロポリスに向かう道中、道端でしゃがみ込んでいる物乞いをする若い母親とその母親に抱き抱えられている赤子のような小さな男の子の姿を見た。思わずその母親と目が合ってしまい、彼女は最初ギリシャ語で何かを話し、そこから英語に切り替えて物乞いをし始めた。

 

私は関わることなく素通りをしてアクロポリスに向かったのだが、今目の前で助けを必要としている人がいるにもかかわらず、古代遺跡の観光に向かっている自分は一体何をしているのだろうかと考えさせられた。仮に誰もが最低限の生活を保証されていれば、窃盗などの犯罪が起こる可能性は今よりももっと低くなり、世界がより安全な場所になると思った。

 

もちろん、人間誰しもの中には悪が存在しており、また常人と狂人の差は紙一重であり、何かのきっかけに悪人や狂人になってしまうことがあるため、全ての犯罪をこの世界からなくすことはほぼ不可能だろう。だが、今よりもより安心安全な世界を作ることなら可能だと思うのだ。

 

その鍵を握るのは、世界全体がグローバル規模でのシャドーと向き合い、既存の経済思想と経済システムに取って代わる、格差や不公平さを是正する新たな経済思想や経済システムだろう。

 

誰も不安を抱えたまま生活や観光などしたくないはずであり、ほぼ全ての人が内在的な悪を活性化させることなく生きれる社会を望むのではないかと思う。ここからはこの現代社会の中で霊性を復活させ、それを育んでいくことを目的にした実践霊性学や、この世界を美化していくことを目的にした実践美学に加えて、現代が直面しているシャドーや不公平さを乗り越えていくための実践経済学を探究していこうと思う。

 

8月には、シュタイナーの経済思想に関する書籍を最優先で購入し、本棚にある経済思想に関する書籍を再度読み返していこう。霊性学の泰斗であるシュタイナーの経済思想は、それもまた実践霊性学だとみなすこともできるだろう。まずはシュタイナーの経済思想を深く学んでいこう。アテネ:2020/7/30(木)06:55

 

6059.【アテネ旅行記】MOMus - Museum Alex Mylonaを訪れて

 

時刻は午後4時半を迎えた。今日は正午にオンラインミーティングを1件ほどホテルの自室で行い、ミーティング後、ホテルから歩いて近くにあるMOMus - Museum Alex Mylonaに足を運んだ。

 

美術館に向かっている最中、そう言えばホテルの10階のレストランから眺めることができるのはパルテノン神殿ではなく、アクロポリスであることに気づいた。どういうわけかそうした勘違いをしており、明日の朝食では、アクロポリスという正しい認識を持ってそれを眺めようと思う。

 

さて、本日足を運んだMOMus - Museum Alex Mylonaであるが、昨日訪れたEMSTとは異なり、興味深い絵画作品がより多くあった。想像していたよりも小さな美術館だったのだが、客は最初から最後まで私しかおらず、美術館を貸し切らせてもらっているような気分だった。

 

入館した時に、受付には1人だけ男性がいて、今はもうクレジットカードが手元にないので、20ユーロ札を渡そうとしたところ、どうやらお釣りがないようだった。そのため、その男性はなんと親切にも、私を無料で通してくれたのである。私は心底その男性にお礼の言葉を述べた。

 

館内に所蔵されていた作品の中では、アテネ生まれの現代アーティストAlex Mylona(1920-2016)の作品と、名前は忘れてしまったが、ロシアの現代アーティストの抽象画が印象に残っている。

 

この美術館の屋上にもオブジェ作品があるとのことだったので、屋上に上がってみたところ、日差しがものすごく強かったが、そこからもアクロポリスを眺めることができ、またアテネの市内を眺望することができた。

 

全ての階の作品を見終えて、ミュージアムショップに立ち寄った。そこで何か画集を購入しようと思ったのである。

 

確かに手持ちの現金は微々たるものだが、飯よりも書物や画集などの文献資料にカネを払うのが私の癖であり、ギリシャの現代アートの流れがわかる2冊の小さな画集(“Greek Postwar Abstraction” “Greek Postwar Abstraction: The Heroic Years”)と、ロシアのアヴァンギャルドの代表的なアーティストの作品が載っている画集“Russian Avant-Garde: A Selection from the Coastakis Collection”を購入した。

 

ミュージアムショップも受付の男性が支払いを担当してくれ、3冊とも倉庫から新品のものを取って来てくれた。客が私1人だったこともあり、その時に彼と雑談話をする中で、3日前に財布を盗まれてしまったことを伝えた。すると彼は私に同情をしてくれたのか、ミュージアムショップで販売されているブックマークやポストカードのどれでも好きなものを持って行ってくれと述べてくれたのである。

 

私はとても恐縮し、同時に彼の親切心にそこでも心底感謝した。私は遠慮がちに、人間を表現しているのであろうカラフルな彫像が描かれた1枚のブックマークを選び、裏をめくってタイトルを確認すると、「The Always Crucified Man(常に十字架に張り付けられて苦しんでいる男)」というようなタイトルだったので、それを選ぶのをやめた。

 

その隣のブックマークには、意味のわからない不思議なオブジェが描かれていて、裏をめくると、 “Aphrodite”と書かれており、それはギリシア神話に登場する愛と美の女神であるから、愛と美に関心を持っている今の自分にぴったりかと思って、それをもらうことにした。

 

すると、受付の男性は、1枚のブックマークを持って行こうとした私に対して、「もっと持って行っていいですよ」と言い、さすがにそれは恐縮だと思ったのだが、その男性は率先してポストカードを2枚ほど取り出し、私に手渡してくれた。

 

私はそこでも心を込めてお礼を述べ、入り口で笑顔で手を振って彼と別れた。美術館からホテルに戻る道中に、数日前に窃盗にあって残念な気持ちになったが、アテネの中にも当然ながら心美しき人たちがいることに対する喜びと感謝の念を噛み締めていた。アテネ:2020/7/30(木)16:56

 

【追記】ホテルに戻ってひと休憩をし、一昨日私を救ってくれたハーグの友人のブログを確認した。彼女の日記はいつも楽しみに読んでおり、アテネにいる時だけではなく、フローニンゲンにいる時も基本的に毎日読んでいる。

 

友人の日記が更新されていたので、開いてみると、タイトルは新しかったのだが、内容が以前にアップされたものが再度アップされていて、肩透かしを食らった。本人に直接メールをして知らせるのではなく、あえてここに書き留めておくのが良いかと思った。アテネ:2020/7/30(木)17:01

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