5820-5821: アートの国オランダからの便り 2020年5月12日(火)
- yoheikatowwp
- 2020年5月15日
- 読了時間: 6分

No.355 寛ぎの心木_Relaxing Inner Trees
本日の言葉
To have a loving heart means to love our own hearts. Cheng-Yen
下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(8点:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。
本日生まれた13曲
本日生まれた曲はこちらのMuseScore上で公開しています。
本日生まれた曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています(2020/4/26より、投稿を再開しました)。
タイトル一覧
5820. カート・フィッシャー教授の追悼論文集:今朝方の夢
5821. 仮眠中のビジョン:フランソワ·クープランの楽譜の到着
5820. カート・フィッシャー教授の追悼論文集:今朝方の夢
時刻は午前5時を迎えた。昨夜就寝前に小雨が降っており、その雨音に耳を傾けながら就寝した。
一夜が明けてみると、今は雨が止み、風も全くなく穏やかな世界が広がっている。ただし、今日も午後から小雨が降る時間帯があるようだ。本日の最高気温は12度、最低気温は2度とまたしても肌寒い1日となる。
昨日、私をオランダに導いてくれたと言っても過言ではないカート·フィッシャー教授がお亡くなりになられたことについて言及していた。フィッシャー教授の追悼論文集にあたる形で、先日、 “Handbook of Integrative Developmental Science: Essays in Honor of Kurt W. Fischer (2020)”が出版された。
この書籍は学術書に定評のあるルートリッジ出版から出版されており、論文の寄稿者が錚々たる顔ぶれであり、フィッシャー教授の功績を再度辿る意味でも近々購入しようかと考えている。論文の寄稿者は、フィッシャー教授と長年協働研究をしてきたフローニンゲン大学のポール·ヴァンギアート教授を始め、フローニンゲン大学でお世話になっていたヘンデリアン·スティーンビーク教授や私の論文アドバイザーを務めてくださっていたサスキア·クネン教授などがいる。
その他にも、教育哲学者のザカリー·スタインや、以前務めていたマサチューセッツ州にある発達研究機関レクティカの設立者であるセオ·ドーソン博士も論文を寄稿している。今週末に書籍を一括注文しようと考えていたので、その際に注文したいと思う。
遠くの空が少しピンク色に染まり始めている。外の世界に耳を澄ますと、小鳥たちのさえずりが聞こえてくる。4時半に起床した時にもすでに小鳥たちは鳴き声を上げていた。
今朝方の夢。夢の中で私は、実際に通っていた小学校の教室にいた。その時の時刻は早朝未明のようであったが、友人である生徒たちが何人か教室にいた。
彼らが私に何時に学校に来たのかを尋ねてきたので、朝の2時半だと伝えた。私は2時半に学校のグラウンドにやって来て、とんぼかけをしていた。小一時間ほどとんぼかけをして汗を流したところで、教室にやって来たことを伝えた。
彼らはそんなに早くに学校に来ていたことを驚いていたが、私にとっては普通のことのようだった。誰もよりも早く学校にやって来て、自分がしたいと思う取り組みに従事すること。それを当たり前だと思っている自分が夢の中にいた。
この夢について改めて振り返ってみると、今の自分の何かしらの側面を象徴しているように思う。朝早く起床することや、そこから誰の目にもつかないところで黙々淡々と自分の取り組みに従事し続けていること、しかもそれを嬉々として行っていることなどが日頃の自分の姿を表しているように思えた。
その他にも夢を見ていた。次の夢の場面では、中学校時代にお世話になっていた個人塾にいた。そこは友人の父親が経営している塾であり、そこで3年間ほどお世話になった。
友人の祖父が経営する酒屋の上の階が教室になっていて、夢の中の私は教室にいた。教室では先生がホワイトボードに数学の問題を板書していた。どうやらそれは幾何学の証明問題のようだった。
問題をまずは書き写し、そこから問題を解くという流れになっていたのだが、ホワイトボード上に見慣れない記号があった。それは「III」というものであり、その記号の読み方と意味について尋ねようとしたところ、先生の息子である友人が、それは「ゴルバチョフ定数」だと述べた。その定数の名前を初めて聞き、最初は不思議に思った。
その意味について尋ねることをせず、とりあえず自分でその意味を考えてみようと思った。すると、いつの間にか塾の時間は終わっていて、教室を後にしようとすると、先生が私を呼び止めた。
そういえば、ちょうど私は大学から合格通知を得ていたところだったので、志望大学に合格したことを先生に伝えた。すると先生は一瞬驚いたような表情を見せ、そこから祝福の言葉を一言述べた。
すると先生は即座に、今度塾の掃除と合わせて、私のために誕生日会を開いてくれるとのことであり、日程を調整しようと述べた。大学の合格祝いではなかったが、誕生日を祝ってくれることは有り難いと思ったので、私はその場で先生と日程の調整をした。フローニンゲン:2020/5/12(火)05:44
5821. 仮眠中のビジョン:フランソワ·クープランの楽譜の到着
夕方の空に雲が覆っており、今日は夕日を拝むことができなさそうだ。1日を振り返ってみると、今日は雲が空を覆っていることがほとんどであり、ほんの少しの時間だけ太陽を拝める時間が午後にあった程度であった。明日もまた今日と同じような天気のようだ。
時の静かなる進行。それに自己の存在を委ね、時の進行過程と一致させる形で創作活動を続けていく自分がいる。
そうした形でゆっくりと前に進んでいくこと。兎にも角にも緩やかな歩みを継続させていくこと。それが肝要だ。
今日は午後の仮眠中にビジョンを見ていた。2つほど印象に残るビジョンを見ていて、片方を覚えている。
私はサッカースタジアムにいて、ゴール裏のカメラマンたちが集まる場所に座っていた。コートの上では試合が行われていて、元日本代表のストライカーの選手がライナー性の強烈なシュートを放ち、それがゴールポストを外れて私の方に向かって来た。そこでびっくりしたところで目が覚めた。
目覚める一瞬前に、ベッドの上の自分の身体がビクンと反応していたことを覚えている。夢と同様に、仮眠中のビジョンの中の身体と物理的現実世界の身体が密接につながっていることを示唆する現象だった。そういえば数日前にも同様な身体反応を示すビジョンを見ていたことを思い出した。
夕方に郵便受けを確認したら、フランソワ·クープランの楽譜が届いていた。クープランはバッハと同時代に活躍していたフランスの作曲家であり、少し前に作曲理論書に掲載されいているクープランの曲の抜粋に感銘を受けて、彼のピアノ曲の楽譜を2冊購入した。
2冊合わせて450ページを越すほどであるから、ほぼ全てのピアノ曲が収められているのではないかと思う。今夜から早速クープランの曲を研究していこうと思う。
クープランの曲以外にもその他の作曲家の曲を参考にして、いくつか曲の原型モデルを作り終えたら、いつものように絵を少々描いて就寝に向けた準備をしたい。
明日からの作曲実践では、絵筆を思うがままに任せて気ままに描くかのように、メロディーラインを感覚的に走らせることもあれば、絵筆を意図的に緻密に動かしていくかのように、構築的にハーモニーを作っていこうとする2つのアプローチの双方をより意識していく。
朝にコラールを作曲する際には、その日の朝の感覚を確かめたいため、どちらかというと前者のようなアプローチを採用する割合が高いように思える。そこを無理に後者に帰る必要はない。
早朝の最初の作曲実践では、その日の感覚の確認及び観察をして、そこから2つのアプローチの比重を様々に変える形で曲を作っていこう。日々実験と観察を繰り返し、そこから省察してまた新たな気づきと実験アイデアを得ていく。フローニンゲン:2020/5/12(火)19:33
Comments