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5788-5790: アートの国オランダからの便り 2020年5月1日(金)


No.234 雨後の愛撫(その2)_Caress after the Rain(Part 2)

本日の言葉

From pleasure comes grief; from pleasure comes fear. Whoever is free from pleasure knows neither grief nor fear. Gautama Buddha

下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(11点:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた13曲

本日生まれた曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

本日生まれた曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています(2020/4/26より、投稿を再開しました)。

タイトル一覧

5788. ふとした考え事

5789. 今朝方の夢

5790. 雨上がりの夕方に

5788. ふとした考え事

時刻は午前6時を迎えた。今朝はうっすらとした雨雲が空全体を覆っている。

今はまだ雨が降っていないが、今日は午後から夜までずっと雨のようだ。今朝はおそらく朝日を拝むことはできないだろう。そんな中、小鳥たちはいつものように美しい鳴き声を上げている。

先ほど、書斎の窓の外を眺めながら身体をほぐしていたのだが、その時に彼らの鳴き声が耳に入ってきて、瞑想的な意識の状態になった。今日も小鳥たちと寄り添う形で自分の取り組みを前に進めていく。

昨日、近所のスーパーに出掛けた時、帰り際に1匹の猫を見かけた。そこでふと、猫や犬、さらには小鳥たちはコロナウイルスの影響はないのだろうかと気になった。コロナの影響が取り上げられているのは人間や人間社会に関することだけであり、動物についての被害については今のところ見聞きしたことがない。

目の前をゆっくりと歩く猫の後ろ姿を見ながら、彼ら動物たちの無事を願った。そのようなことが昨日にあった。

昨日もいくつか雑多なことを考えていた。1つには、生まれ変わったらこれこれをしようとか、来世ではこれこれをしようというのはどこかおかしいのではないかというものだった。なぜそれを今しないのか、なぜそれを今世でしないのか。私の疑問はそこにあった。

生まれ変わってしたいことがないぐらいにしたいことを今世でしているような生き方、それが今世での幸せな生き方なのではないかと思う。そして、来世もまた今世と全く同じであることを望むことが、今世で幸せに生きていることの証なのではないかと思う。少なくとも私はそのような思いで毎日を生きている。

人は自分の人生が一度切りであるということを見過ごしているのではないだろうか。そうでなければあのような生き方はできないはずである。あのような生き方、つまりやりたいことを来世に先延ばしにし、自分が望まないことばかりを今世でする生き方である。

今日もまた創作活動に励んでいこう。今日から新たな月を迎えた。いよいよ5月がやってきた。

明日もまた雨が降るようだが、明後日からは再び晴れの日が続く。書斎の窓から見える新緑も立派になってきており、生命力を感じさせてくれる季節になった。

季節の足音や鼓動を聞いたり、さらには生命の背後にある生命ないしは霊的なものの存在を捉えたりすることができるようになってきている自分がいる。以前よりも、心眼や魂眼、そして心耳や魂耳が開発されている自分がここにいる。

そうした開発が進むに応じて、この世界に満ち満ちている色や音の存在をよりはっきりと認識できるようになっている。それが日々の充実感をより一層強めてくれている。

肉眼や肉耳では捉えられない色や音を捉えていくこと。それをこれからも大切にする。フローニンゲン:2020/5/1(金)06:30

5789. 今朝方の夢

時刻は午前6時半を迎えた。今、小鳥たちが高らかな鳴き声を上げている。それに呼応するかのように、自分の魂も高鳴っている。

小鳥たちの鳴き声には自己を啓発してくれるような力があるようだ。今朝方も少しばかり夢を見ていた。それについて振り返り、少しばかり絵を描いてから早朝の作曲実践に取り掛かりたい。

昨日ドイツから2冊の書籍が届けられた。それらはどちらも作曲理論書であり、特に“Contemporary Harmony: Romanticism Through the Twelve-Tone Row”は、掲載されている譜例の数が豊富であり、450近くある。

昨日パラパラと中身を眺め、詰将棋のような感覚で、あるいは棋譜並べのような感覚で、それらの譜例を参考に曲を作っていく楽しみを思うと思わず笑みが溢れた。現在取り掛かっている理論書の譜例を全て参考にし終えたら、こちらの書籍に取り掛かってもいいだろう。

今朝方の夢。夢の中で私は、日本のオフィス街を歩いていた。それはおそらく東京だと思う。

東京のオフィス街の中で、様々なビルの脇をスーツケースを引きながら歩いていた。私は一時帰国の際に、協働者のどなたかにお会いしに東京を訪れていたのだと思う。

格好はスーツ姿なのだが、まだワイシャツを完全に着ておらず、半分だけ着ているという中途半端な状態だった。季節はこれから暑くなっていく方向に向かっていたが、その日はまだそれほど暑くなっていなかった。

とはいえ、長時間歩くと汗ばむような季節であったことは間違いなく、そうしたことから私はワイシャツを完全に着るのではなく、中途半端な格好をしていたのだと思う。さすがにそうした格好で歩くのはみっともないと思ったので、あるホテルの前で鞄を置き、そこでシャツをちゃんと着ようと思った。

すると、目の前の大きな通りの信号機がちょうど青になったので、急いで道路を渡ることにした。道路を渡りきると、そこには大きなビルがあった。そのビルの前で立ち止まり、ワイシャツを着ようとすると、後ろから前職時代の上司が声をかけてきて、偶然の再会を果たした。

上司はきちんとした格好をする人であったから、私の中途半端な格好を見て、笑いながら注意をした。注意の言葉を述べると、上司はすぐに自分の勤め先に向かっていき、「またあとで」と述べた。

上司が去ってすぐに、私は自分の鞄がないことに気づいた。スーツケースは手元にあるのだが、鞄をどこかに置き忘れてしまったようなのだ。そこではたと気付いたのは、先ほどホテルの前に鞄を置き忘れたということだった。

私は慌ててホルに戻ろうとし、信号機が青信号に変わる直前の赤信号の状態であったが、急いで道路を横断すると、左から軽トラックがやってきて、自分にかすりそうになったがなんとか無事に道路を渡り切った。

そんな私の様子を、道路の反対側で信号待ちをしている比較的若い女性のビジネスパーソンと中年の男性のビジネスパーソンが見ていた。

ホテルに到着し、ロビーに入ると、ホテルの係員が自分の鞄を持って立っていた。それは自分の鞄だと伝えると、本人確認を依頼された。

確か財布が鞄の中に入っていると思ったのだが、財布は肌身離さず持っていたようであり、その代わりに鞄の中のパソコンを通じて本人確認をしようと思った。

係員の人にパソコンを立ち上げてもらい、そこでパスワードを入力して無事に立ち上げることができればそのパソコンは自分のものであり、鞄も自分のものであることが証明できると思ったのである。それを実行してもらおうとしたところで夢から覚めた。フローニンゲン:2020/5/1(金)06:45

5790. 雨上がりの夕方に

時刻は午後7時を迎えた。今日は雨が降ったり止んだりを繰り返すような1日だった。5月最初の1日は、雨の風情と太陽の優しさを感じさせる形で進行していった。

今この時間帯の空にはまだ少々雨雲が残っており、遠くの空は少しばかり晴れている。今夜も少し雨が降るようであり、明日まで天気が崩れるとの予報が出ている。

今日もまた着実に自分の取り組みを前に進めていく1日だった。決して無理をせず、自分の心身の状態を絶えず観察しながら自分のペースでライフワークに取り組んで行った。

ドイツの書店から昨日2冊の書籍が届き、今日はイギリスの書店から1冊の書籍が届けられた。それらはどれも作曲理論書であり、早速中身を確認したところ、これからの作曲実践の肥やしになるであろうことが確信された。近々それらの書籍を参考にして学習と実践を進めていくことになるだろう。

今日も作曲実践の合間合間に絵を描いていった。今のところ自分の感覚に任せて筆を動かしており、そうした形で自分なりの筆使いを見出していく一方で、好きな画家たちの筆使いも参考にしていこうと思う。

もちろん筆使いに加えて、彼らの色使いからも学べることは全て学んでいく。作曲と同様に、先人の仕事を参照することの意義は極めて大きく、芸術実践というのも、学術研究と同様に、先人の知恵と経験を参照しながら、そこに新たなものを積み重ねていくプロセスなのだということを改めて思う。

現在の家の書斎には何冊もの画集があり、それらを参考にしていこう。それらの多くは欧州の旅の最中に購入したものが大半である。

実際に足を運んだ美術館で購入したそれらの画集にはそれぞれ固有の思い出がある。そうした思い出を思い出しながら、好きな画家の絵から喚起されるものを自分の絵として形にしていこう。今夜からそうした実践を少しずつ進めていこう。

今夜はこれから曲の原型モデルを作成していく。それは明日の作曲実践のための準備である。それが終われば、返信が必要なメールに返信し、その後絵を描きながらくつろぎ、ゆっくりと就寝に向けて準備をしていく。

今日も非常に充実した1日だった。明日からは週末を迎え、平日と変わらずに自分の取り組みに従事していこう。フローニンゲン:2020/5/1(金)19:26

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