No.216 雨上がりの朝_Morning after a Rain
本日の言葉
By cultivating attitudes of friendliness toward the happy, compassion for the unhappy, delight in the virtuous, and disregard toward the wicked, the mind-stuff retains its undisturbed calmness. Patanjali
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本日生まれた15曲
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タイトル一覧
5783. 今朝方の夢
5784. ふとした回想
5785. 夕焼け空を眺めながら
5783. 今朝方の夢
時刻はゆっくりと午前5時を回った。今朝の起床は午前4時半であり、その時にはもう小鳥たちが鳴き声を上げ始めていた。いつもより気持ち早く小鳥たちが鳴き始めているように思う。彼らも季節の進行に合わせて行動を変えているのかもしれない。
雨上がりのフローニンゲンの早朝の静けさ。今風は無く、雨も降っていない。
午前中に少し小雨が降るようだが、午後からは雨が止むとのことなので、夕方近くになったら、街の中心部にあるコーヒー専門店でコーヒー豆を購入し、その足でオーガニックスーパーにも立ち寄りたい。いくつか購入する必要のあるものがあるため、それらは携帯にメモしておこう。
昨日は無事にアテネ旅行の予約の変更を終えた。予約を変更したのは今回で2度目である。今度こそアテネの地に足を運ぶことができることを祈る。
欧州各国の様子を見ていると、6月末であれば事態はかなり落ち着いているように思われるため、今度はアテネに行けそうである。
昨日、オランダのアマゾンから書籍が届けられた。ここ最近は意識的に書物から距離を取っているのだが、来月中旬から始まる「一瞬一生の会:第二期」の開催に向けて、課題図書であるその書籍を読んでおこうと思う。
今回から、デザイン思考と創造性に関する英文書籍を一冊ほど追加した。デザイン思考にせよ創造性にせよ、それらは私の関心テーマの一つでもあるため、今からそれを取り上げることが楽しみだ。本書は今週末にでも一読をしておこう。
日々比較的こまめに日記を綴っていると思うのだが、メモしている事柄を日記として書き留めていくことが全く追いついていない。それぐらいに、毎日いろいろな考えが脳裏に浮かぶ。
昨夜はふと、自分の活動エネルギーの量と質は4~5歳ぐらいのものなのだから、その当時と同じような生活リズムにするのが良いかと思い、就寝時間をさらに早めようかと考えた。以前から10時前には就寝をしているが、ここ最近は気持ちさらに早く就寝するようにしている。
就寝準備をし始めるのが以前よりも15分ほど早くなり、それによってさらに深い休息が取れているような気がする。そのおかげで朝から晩までの創作活動に思う存分従事することができているように思われる。
夕食後に曲の原型モデルを作ることがひと段落し、少々絵を描いたら速やかに休息すること。それを今後も心掛けたい。
今朝方もまた夢を見ていた。ただし、その記憶が随分と薄れている。夢の中で私は、小学校の高学年の時にやっていたRPGに登場するキャラクターたちと一緒にこの世界を冒険していた。最強の剣を探しに行ったり、難敵を倒しに行ったり、大事な祭りに参加したりしていた。
印象に残っているのはその祭りである。それは結婚を祝う祭りのようであり、山奥で開催された。
現代のような結婚の祝い方ではなく、今から数千年前の結婚の祝い方をしており、古代の儀式的な雰囲気が漂っていた。私は、その結婚式を取り仕切る女性のキャラクターに話しかけ、その儀式的な式の歴史について教えてもらっていた。
そのような夢の場面があった。その他にも夢を見ていたことは覚えているのだが、内容については忘れてしまっている。心を静かにして、忘れられた記憶を辿るかのように、もう少し夢について思い出してみようと思う。フローニンゲン:2020/4/29(水)05:37
5784. ふとした回想
時刻は午前10時を迎えた。早朝の5時頃から創作活動に入り、今に至る。
風が一切なく、穏やかな世界が目の前に広がっている。空一面薄い雲に覆われているが、今は雨が降っていない。予定通り、午後には街の中心部に買い物に出かけていこう。
時折、これまでの欧州の旅の思い出がふと思い出される。先ほどは、ブダペストのバルトーク博物館を訪問した時のことが思い出された。
ここは入場料を払えば、別途料金がかかることなくガイド役の方が館内を案内してくれる。ちょうど私の前に、ハンガリー大使館に勤める日本人の方が訪問していて、その方が館内を見学した後に私の番になった。
待ち時間は博物館の売店にいて、そこで気さくな若い男性店員と日本やハンガリーについて話をしていたことが懐かしい。彼もそうであったが、ヨーロッパ人の中には、日本に訪れることを生涯のやりたいことリストの中に入れている人が結構いて、彼らにとっては日本を訪れることが夢のようなことだとのことである。私にとっても、諸々の意味において、日本を訪れることは夢のようになっている。
日本に滞在中は、まるで夢の世界にいるような感覚が絶えずあるのだ。あの感覚の正体は一体何なのだろうか。おそらく今年の秋に一時帰国する際にも同様のことが感じられるに違いない。
人間社会の背理的側面を眺める視点に立てるかどうか。そうした能力と在り方が求められる時代にますますなってきている。そのようなことを先ほどふと考えていた。
先日、協働者の方から聞いた話によると、日本では「コロナ離婚」や「コロナ鬱」という現象が見られるようになってきているとのことである。オランダでそのような言葉を見聞きしたことはなく、オランダ人のコロナとの向き合い方は日本人のそれとは幾分異なるように思われる。
日本人の家族感や働き方はやはりオランダ人のそれとは随分と異なっており、今回の一件で、いきなり家の中に家族全員がずっといるというようなことに慣れておらず、それによって様々な問題が生じているようだ。
オランダでは家族と過ごす時間が長く、以前フローニンゲン大学のイノベーションセンターで研究員をしていた時のアドバイザーのトムは、仕事を3時ぐらいで切りやめ、早々と自宅に帰っていた。何やら、5歳の双子の息子と遊ぶためとのことだった。
少し前の平日に、午後に子供たちと楽しそうに遊ぶ父親の姿や、子供とサッカーをしている母親の姿を見かけた。オランダでは、こうした状況にあって、家族と一緒に過ごす時間がさらに増え、家族の絆が深まっている様子が見える。こうした姿を見ていると、気分がとても明るくなる。
日本にいないために日本の状況は詳しくわからないが、想像するに、社会に流布するニュースや言説によって、随分と陰気な雰囲気が漂っているのではないかと思う。協働者の方から話を聞いていると、そうした印象を受ける。
自分の生命が脅かされるかもしれないこうした状況の中では、自分の生き方や在り方が根本的に問われ、それらの見直しが迫られているように思える。
これから少し休憩して、再度作曲実践を行おうと思う。昼の時間までまだ時間がある。引き続き創作活動を楽しみながら今日という1日を過ごしていく。フローニンゲン:2020/4/29(水)10:13
5785. 夕焼け空を眺めながら
時刻は午後7時を迎えた。今日は早朝から空に薄い雲がかかっており、曇りがちであったが、夕方のここにきて西日が照り始めた。
ちょうど今から数時間ほど前に街の中心部に買い物に出かけたときは曇っていたのだが、入浴を始めようと思ったあたりから今のように晴れてきた。やはり太陽の姿を見ると心が和む。
太陽の光の優しさ。それを感じる。
フローニンゲンの春から秋にかけては太陽を拝める時間が長く、それでいて過ごしやすい気候であるから、その時期には太陽の光の恩恵を存分に得たいと思う。そこからまた長い冬の時代に入っていこう。
夕方、街の中心部のコーヒー専門店に足を運んだ。コロナウイルスの影響で入場制限がかかっており、3人までの入店となっていたが、比較的すぐ店に入ることができ、無事に目当てのコーヒーを購入することができた。
今回はオーガニックのダークな豆を2種類ほど購入した。今週末ぐらいに今飲んでいるミディアムのものがなくなると思うので、来週からは本日購入したものを楽しもうと思う。今回の豆はミディアムのものよりも挽きやすいと思われる。
午前中、シベリウスの曲を参考にしていると、いつものように自然の力を感じた。シベリウスの曲の根底には自然の力強さや生命力を感じる。
自然の躍動感を伴った曲をシベリウスが書き続けることができたのは、ひとえに彼が生活をしていたアイノラの地の自然の恩恵によるのではないかと思う。シベリウスが生活していた家は今は博物館になっており、そこを訪れたのは2年前の夏だったと思う。
もうあれから2年も経ったのか。時の流れは早いものだ。
シベリウスと同じように、いつか自然に囲まれた地で創作活動に打ち込みたい。自然からインスピレーションを絶えず受ける形で日々を過ごしていく生活。その生活が実現するのもそう遠くないのではないかと最近思っている。
買い物を終えて街の中心部から自宅に戻っている最中、明日の朝にバッハのコラールを参考にする際には、久しぶりに教会旋法をより意識していこうと思った。特性音をうまく活用し、4度体積の和音を多く使用していく。そうすれば、教会旋法らしさが引き立つ。
どの教会旋法を活用するかは明日の朝になってみないとわからないが、明日の朝にはそうしたことを試してみようと思う。また、ここ最近は理論書の譜例を写譜する際に1つのファイルにそれを蓄積していっており、随分とそれが溜まってきたので、もう少ししたらそれらの譜例を縦横無尽に組み合わせる形で自分の曲を作っていこうと思う。
理論書に掲載されているのは、自分の心に響くパッセージが多く、学習としても学びが多くある。今使っているウォルター·ピストンのハーモニーの理論書にせよ、チャイコフスキーが執筆した理論書にせよ、ショーンバーグが執筆した理論書にせよ、どれも学習効果の高い譜例が豊富に掲載されている。
ここのところはふとした時に、大学受験の勉強方法を思い出しながら作曲実践に取り掛かっており、それらの理論書は数学で言えば数研出版の青チャートのようなものであり、英語で言えば旺文社の英文標準問題精講のようなイメージで捉えている。それらのテキストから多くのことを得たように、今手元にある理論書、さらには近々届くであろう数日前に購入した理論書から汲み取れることは全て汲み取っていこうと思う。フローニンゲン:2020/4/29(水)19:27