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5686-5688: アートの国オランダからの便り 2020年4月2日(木)


本日の言葉

It is our mind, and our mind alone, which binds or liberates us. Dilgo Khyentse RInpoche

本日生まれた12曲

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タイトル一覧

5686. 瞑想以外の瞑想実践:デジタルアートの創作に向けて

5687. 今朝方の夢

5688. iPad Pro(2020)を購入して

5686. 瞑想以外の瞑想実践:デジタルアートの創作に向けて

時刻は午前5時を迎えた。今朝の起床は午前4時であり、いつものように早朝のヨガを行い、音楽に合わせて踊りを少しばかり踊った。今朝はラモーの曲に合わせて踊りを踊っていた。

起床直後に緩やかに体を動かすことによって心身の状態が整い、その後の活動に入るのが毎日とてもスムーズである。昨日も朝昼夜と踊りを少し踊っていたのだが、特に午後に息抜きとして踊ることはとてもいい習慣のように思える。ジョギングやウォーキング以上に瞑想の意識状態に入っていくことができる。

静かに目を閉じて、身体と対話をするように曲の赴くままに体を動かしていく最中には、言語的な思考が介在せず、それは本当に瞑想の意識状態である。瞑想的な効果を持つのは踊りだけではなく、作曲も絵画の創作も同様の効果を持つであろう。

今後はそれらの活動を通じて、瞑想の意識状態に深く入っていく。ひょっとすると、それらの活動は、単に座っているだけの瞑想よりも意識の調整作用があるのではないかと思う。

昨日はふと、作曲と絵画の創作であれば人生を賭けるに値すると思った。これは大袈裟ではなく、本当にそのように思っている自分がいた。今後はより一層それらの創作活動に力を入れたい。

絵画に関しては、昨日にiPad Proの調査が済んだ。そのツールをどのような場面でどのような形で使うのかを考え、オプションに何を付けるのかを明確にすることができた。

私の場合は、iPad Proを用いて文章を書いたり、何か仕事をするわけでもなく、音楽や動画をダウンロードしたり、ゲームをしたりするわけではない。単純にデジタルアートを創作していくことだけに使おうと思っているので、オプションもそれなりのもので済む。

今のところは、フローニンゲンが毎日見せてくれる様々な表情を絵画で描きたいと思っている。例えば、書斎から見える景色を毎日iPad Proで写真撮影し、それをもとにして油絵をデジタル空間上で描いていく。その後、その絵から喚起された抽象的なイメージを別の絵として表現する。

それ以外にも、何か画集を眺めたり、音楽を聴いたりして喚起されるものがあれば、それをその都度絵画にしていく。また、そうした外側からの刺激なくして、ふとしたときに筆を取り、思うままに内的感覚を絵にしてみるのもいいだろう。その他の題材として忘れてはならないのが夢である。

夢日記を初めてつけ始めたのは、ジョン·エフ·ケネディ大学に留学していた頃であり、その時には言葉で夢を記録するというよりも絵を描いて夢を記録していた。その頃は鉛筆で絵を描く程度だったが、iPad Proを購入したら、是非とも夢の世界を彩り豊かな絵で表現したい。

それが実現されれば、夢を振り返る効果と効用がさらに増すことになるだろう。無意識の研究の大家であるユングが、自分の夢を曼荼羅絵画として描いていたように、アクティブイマジネーション的な方法で夢を題材にして絵を描いていくことを考えている。

iPad Proの購入は来月あたりにしようかと思っていたが、今日の午後にでも時間を見つけて注文してしまおうかと思う。絵画を描きたいという自分の思いをこれ以上先延ばしにすることはできない。

本日注文すれば、早ければ商品が今週末には届いてしまうかもしれない。デジタルアートの創作を始めることによって、作曲にも良い影響がもたらされるだろう。

最初のうちはデジタルアートの創作に慣れるまでに優先的に時間を使っていく。作曲に関しては1日に10曲ほどの創作にとどめ、その他の時間は絵画の創作に充てようかと思っている。

日記を書くように曲を作り、日記を書くように絵を描く。言葉、音、絵を日々創作し続けていく。そのように自分の内面世界を形作っていき、言葉、音、絵の無限大の伽藍を創出していく。フローニンゲン:2020/4/2(木)05:23

5687. 今朝方の夢

時刻は午前6時に近づきつつある。今、遠方より小鳥たちの鳴き声が聞こえている。いつもは家の前の庭の木々に小鳥たちが集まっているのだが、今日は少し遠くにいるようだ。

昨日の日記で書き留めたように、棋士が棋譜を並べることによって棋力を高めていくように、今日も作曲理論書の譜例の音を並べながら作曲力を高めていきたい。譜例として掲載されているものはやはり特徴のあるパッセージであるから、特にどのような点が特徴的なのかを把握し、そのパッセージの美しさを味わいたい。

そのように小さな感動体験を積んでいくことが、自分なりの感性を育んでいき、自分なりの作曲語法の確立につながっていくだろう。無限大のパターン認識とパターン創出が行えるようになっていく。いついかなる時でも自由自在に曲が作れるようになっていく。

絵画の創作に関してもそれと同様の状態になっていけば、どれほど人生が豊かになるだろうか。絵画に関しても自由自在に絵を描く境地に向かっていこう。

毎朝作曲を始めるときには、バッハのコラールをもとにした原型モデルを用いて曲を作っている。今後は、連続してコラールを集中的に作るのも鍛錬になるだろう。

4声のコラールを作成することは、メロディー、ハーモニー、対位法などの観点から非常に学びになる。バッハがどのように対位法を活用し、どのようにメロディーとハーモニーを創出していったのかを、実際の曲を参考に学びを深めていく。

それでは早朝の作曲実践に入る前に、今朝方の夢について振り返りをしておきたい。今朝方の日記で書き留めていたように、今後は言葉で夢を振り返るだけではなく、それをデジタルアートとして絵の形にしていく。

それを行い始めることを想像するだけで興奮してしまっている自分が昨夜の就寝前にいた。曲も絵画も共通して、創作に伴う爆発的な喜び及び陶酔作用·没頭作用がある。

夢の中で私は、極寒地帯の基地にいた。飛行艇のような乗り物に乗って外回りを友人たちと行っており、日暮れが迫ってきていたので基地に戻ることにした。

基地に到着すると、普段であれば、車庫が自動で開き、その中に入っていけるのだが、その日は車庫が自動で開かなかった。飛行艇の燃料から察するに、基地に入れないと私たちは外で凍え死んでしまう可能性があった。

そうした危機的な状況の中、基地の管理棟のような場所で車庫の管理をしている人に無線で連絡をしてみた。するとそこには、中学校時代にお世話になっていた女性の数学の先生がいた。

先生は無線越しに涙を流しながら私たちにお詫びの言葉を述べていた。話を聞いてみると、日暮れが迫り、管理棟の中が寒くなりすぎてしまったので早く帰りたくなってしまい、車庫の自動開閉機能をオフにしてしまったとのことだった。

先生はまだその場にいたので、すぐにその機能をオンにすることとができたのだが、先生は涙を流しながら動揺しており、冷静な判断ができなくなっているようだった。するとそこで、管理棟にいた友人の誰かが先生をなんとか説得してくれ、車庫の扉が無事に開いた。

私は、開かれていく車庫の扉を眺めた後、ふと後ろを振り返り、海上に浮かぶ氷山を眺めた。海が全て凍っており、そこには山脈のような氷山がたくさんあった。仮に基地に戻ることができなければ、飛行艇は氷で覆われた海に落ちていき、そこで私たちは命を失ったであろうことが想像できた。

なんとか無事に基地に戻ることができた後、基地の食堂で食事をすることになった。一旦部屋に荷物を置き、いざ地下の食堂に向かおうとしたときに、部屋から食堂までが温水のウォータースライダーを通じてつながっていた。

私の目の前には、前職時代の女性の上司がいて、その方が最初にウォータースライダーを滑っていった。不思議なことに、その場にいた全員は服を着たままであり、ウォータースライダーを滑っても服が濡れることがないようになっていた。

いざ私の番がやってきたときには、ウォータースライダーにはもう温水が流れておらず、単なる滑り台のようなものになっていた。ウォータースライダーの下の方を見ると、そこには食堂で働いているらしき女性がいて、上の部屋にいた私たちを呼びに来たようだった。そこで夢の場面が変わった。

次の夢の場面では、私は大学の講義棟のある教室の中にいた。教壇には、1つ前の夢で出てきた先生が立っており、先生は自分の専門である数学ではないことを講義していた。

その講義の中で、登山に対する恐怖をいかに克服していくかの話題となり、私は挙手をして、そのアイデアを述べた。すると、先生は私の考えをより詳しく知りたかったらしく、教壇に上がって今からそれについて講義をしてほしいと私に述べた。

私はそれを快諾し、克服方法のモデルは複雑であるから、インテグラル理論を用いるという前置きを述べてから説明に入った。すると、いつの間にか講義が終わっており、教室に残っていた私に対して、サークルの先輩が声を掛けてきた。その方は金融工学を専攻していた非常に優秀な先輩であり、学年としては3つ上だった。

なぜかその先輩とは、入学したときの私に対する印象についての話になり、私は入学式の日にチャイコフスキーの交響曲の口笛を吹きながら大学内を颯爽と歩いていたようであり、その姿が印象に残っていると先輩は述べた。そんなことがあったかなぁと思い出しながら、チャイコフスキーの曲を口笛で吹きながら大学内を歩いていた自分が可笑しくなって思わず笑ってしまった。フローニンゲン:2020/4/2(木)06:17

5688. iPad Pro(2020)を購入して

時刻は午後7時を迎えた。今日は少しばかり雲が多く、太陽の光を拝めたのは一時のことであった。

明日はどうやら晴天となるようなので、午後に日光浴を楽しみたい。明後日までは気温が低いが、来週からは嘘のように気温が一気に上がる。

天気予報を見ると、最高気温が20度に到達するではないか。この時期のフローニンゲンにしてはとても暖かく、もう一度寒さがぶり返すことは過去の傾向からすでに承知済みだが、春の陽気を楽しもうと思う。

今日は午後に時間を見つけ、ついにiPad Proを購入した。これから絵画の創作人生が始まることを心底嬉しく思う。

作曲と絵画の創作。それら2つを核にして欧州での日々を過ごしていこう。

そこに日記の執筆を加えれば、もう創作に関しては新たに取り組みたいことは今のところない。音、絵、言葉。それら3つを紡ぎ出し続ける日々がこれから始まる。

iPad Proを購入したのはいいが、商品が届くのは4/8から4/14の間とのことだ。今回私は初めてiPadを購入し、第2世代のApple Pencilをまだ持っていなかったので、それも合わせて購入した。

今回はAppleのオンラインストアでそれらの商品を購入したのだが、Amazonでも商品を確認してみたところ、在庫切れの状態になっていた。

今回iPad Proと出会ったのは本当に偶然だったように思う。iPad Proの最新モデルがほんの1週間前に発売となり、ひょんなことからその数日後に私はiPad Proを知ることになった。

これまでもMacユーザーではあったが、iPadには関心を持っておらず、タブレットを使ってデジタルアートを創作しようと思って調べていると、偶然に最新モデルと出会ったのである。

これも何かの導きであり、そこには縁があったのだと思う。絵画の創作に向かわせた何かがあり、iPad Proを購入することに至らしめた何かがある。そのようなことを思う。

いつもは自宅の呼び鈴をオフにしているが、商品が届く予定日あたりには呼び鈴をオンにしておこう。iPad Proよりも先にApple Pencilが届くとのことだが、ペンだけ先に届いてもあまり意味がない···。

今からiPad Proの到着が待ち遠しい。すでにどのようなものを題材にして絵を描いていくかに関してアイデアがたくさんあり、早くデジタルアートを創作したいと思う。ここからは、曲作りと絵画の創作にできる限りの時間を充てていく。

当面の間は、Apple Pencilを用いてデジタルアートを毎日1つは作成していこうと思っている。使用頻度と使い方によるが、ペン先は3~4ヶ月ぐらいで擦り切れてしまうそうなので、先端に金属部分が見えたら速やかに交換するようにしたい。

液晶画面を傷つけたくないので、純正品のものをきちんと買う必要があり、それはAppleのオンラインストアで購入するよりも、Amazonで若干割安で購入できるそうだ。

そういえば、iPad Pro本体とApple Pencilに好きな文字を刻むことができたのだが、汚れや衝撃の防止のため、さらには角度調整のため、iPad Proに関してはケースを付けようと思っており、iPad Pro本体には何も刻印しないようにした。だが、Apple Pencilについては、“Life is Art.”と刻印してもらうことにした。

その文字を眺めながら、「人生は芸術であり、芸術は人生である」という信念を持って日々の創作活動に取り組んでいこう。フローニンゲン:2020/4/2(木)19:28

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