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5491-5493:フローニンゲンからの便り 2020年1月28日(火)


本日の言葉

Intention is the core of all conscious life. Hsing Yunt

本日生まれた10曲

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タイトル一覧

5491. 使命と右脳

5492. 身体心理学と学習科学の再探究:日々外で体を動かすこと

5493. 初雪:絵画的ゲシュタルトの構築に向けて

5491. 使命と右脳

時刻は午前7時を迎えた。この時間帯はまだ外は暗く、辺りは闇に包まれている。ただし、通勤や通学で行き交う人たちの姿を見かける。

起床直後に部屋を換気し、書斎と浴室のフロアーを少しばかり掃除した。そして今に至る。喚起と掃除によって部屋のエネルギーを入れ替え、部屋全体が浄化されたかのようである。

今日もまた自分の取り組みに集中していこう。作曲実践や読書を行う前とその最中においては、とりわけ呼吸をゆっくりにし、脳と意識の状態を整えていく。音楽空間と知識空間に深くアクセスし、そこで思考運動を行うための準備としてそれを行う。

日中において他の活動に従事している時も、呼吸を意識し、さらには身体感覚に意識を向けていこう。これを継続していけば、それは無意識的な習慣となり、今後の実践と探究をより豊かなものにしてくれるだろう。

今日は午前中に1件ほど協働プロジェクトに関するミーティングがある。このプロジェクトはかれこれ1年半継続している。今日は区切りのミーティングであり、できればまたここから継続して協働をさせていただければと思う。

自らの命を奉仕的に使うこと、それが「使命」であるということに昨日気づかされた。日々のありとあらゆる活動を使命的に行っていく。逆に言えば、使命と呼べないものに関しては従事しない。それを徹底する。

物理的次元で生きる自分の有限な時間を考えた時、使命と呼べないことには本当に関わらないようにする。いくら寿命が伸びているこの時代においても、人間の命は今のところ有限なのだから。

今朝方も何かしらの夢を見ていたように思うのだが、起床と共にそれを忘れてしまった。ここ最近は本当に無意識の世界が落ち着いている。また、就寝前のクラニオセイクラル·バイオダイナミクスの実践によって、身体と精神が深い治癒を行っていることも無意識の落ち着きに関係しているだろうか。

昨日と同様に、今日もクラニオセイクラル·バイオダイナミクスに関する書籍を読み進めていく。昨日に、“Biodynamic Craniosacral Therapy”のVolume 1を読み終えたたため、今日はこちらの書籍のVolume 2を読み進めていく。

昨日読んでいたVolume 1には、ヒーリングに関する興味深い事柄が数多く書かれていた。その中でも、右脳はゲシュタルトを探し求め、生命の全体を探し求める、という記述に立ち止まりしばらく考えていた。

右脳には全体性ないしは統一性を求める性向があるようなのだ。それについては少し前から気づき始めていた。作曲実践やデッサンを通じて、自分の右脳が活性化し始めていることを感じており、それが新しい知的ゲシュタルト及び認識ゲシュタルトを作っていることを実感していたのである。引き続き、右脳の活性化を意識した実践をしていこう。

クラニオセイクラル·バイオダイナミクスの書籍は、この技法が脳に介入することもあってか、脳についての記述が豊富である。今日からもまた一連の読書を通じて、治癒というコンテクストにおける最新の脳科学の知識を獲得していく。本日読み進めるVolume 2にはどのような事柄が書かれているか今から楽しみである。フローニンゲン:2020/1/28(火)07:15

5492. 身体心理学と学習科学の再探究:日々外で体を動かすこと

先ほど協働プロジェクトに関するオンラインミーティングを終えた。今日は代表の方を交えての半期報告のミーティングだった。半月の一度代表の方と対話をさせていただけることはこちらとしても有り難く、今後の協働に向けてのエネルギーが自分の内側で高まっていくのを感じる。

今日のミーティングでも話題になり、さらにはここ最近の自分の関心テーマでもある身体心理学の探究を再度行っていこうと思う。ちょうど昨日の夕方に、池のある近所の公園の周りをジョギングしている時にも、身体心理学の学び直しを閃いた。それを受けての今日のミーティングであったため、身体心理学をもう一度深く探究する時期に差し掛かっているのだろう。

それに合わせて、今後の協働においては成人発達理論などの発達科学と呼ばれる知見を活用するだけではなく、学習科学の知見を活用していこうという話になった。学習科学というのはまさに私がフローニンゲン大学の2年目に探究していた領域であり、これも何かの縁かと思う。代表の方に勧めたオックスフォード大学出版から出版されている学習科学に関する2冊の書籍については自分も再読をしておこうと思う。

パラパラと小雨が降ってきた。オンラインミーティングを終えた後に近所のスーパーにジョギングがてら買い物に行った際にも小雨が降っていたが、今は雨脚が強くなった。夜にかけて雨が降り、夕方には強い風が伴って雨が降るそうだ。

今週1週間は雨が続くということが天気予報からわかっている。とは言え、一日中雨が降るわけではないので、日中に雨が降らない時間を見つけて、軽くジョギングに出かけることを忘れないようにする。

毎日ほぼ必ず外に出かけ、20分でもいいので軽くジョギングしたりウォーキングをしたりすることが日々の自分の心身の健全さを生み出している。とにかく身体を整え、身体意識を涵養していくこと。そのためには外の空気を吸って、大地からエネルギーを得ながら体を動かすことが自分にとって最も望ましい方法である。

その効果を日々実感し、それを積み重ねることによって思わぬ大きな効果を生み出しているのだから、今後も毎日少しでも外に出かけて体を動かす。近い将来として、海や森に触れながら、澄んだ空気とエネルギーを享受する形で体を動かしたい。

今朝方の夢について起床直後に振り返ろうとしたが、夢を全く覚えていなかった。だが、そこからしばらくしてふと夢の一場面を思い出した。

英語の筆記体がものすごく汚い日本人の友人が夢に現れていたのを思い出す。彼の英語を見て、それを読むことができずに苦笑していた自分がいて、私の表情を見て彼は、今後はもう少し綺麗に文字を書くことを宣言していた。

その他にも別の友人が夢の中に登場し、彼もそれほど綺麗ではない文字を書いていたように思う。そんな夢の場面があった。フローニンゲン:2020/1/28(火)11:12

5493. 初雪:絵画的ゲシュタルトの構築に向けて

「あぁ、雪が降ってきた」思わずそう呟いた。それは正午過ぎの出来事だった。

記憶にある限り、雪だと認識できる形の初めての雪が今日降った。その時の地上の気温は暖かったが、雲の上の世界の気温は低かったのだろう。

白く舞う雪をぼんやりと眺めながら、しばらくその光景と時間を味わっていた。午後8時を迎えた今はもう雪は降っていない。明日以降も日中は断続的に雨が降るという予報が出ており、雲の上の世界の気温によっては雪になるかもしれない。

先ほど夕食を食べながらふと、画家が描いた絵を見て、画家の身体動作を想像しようと思った。これもまた身体感覚を養う鍛錬の一つであり、同時に絵画作品を味わう一つの方法でもある。

同様に、作曲家が譜面に描いた音楽世界を見て、作曲家の身体動作を想像しよう。あるいは、彼らが音楽空間に音楽を表現していった身体運動を想像すると言ったほうがいいかもしれない。これは作曲領域における自らの身体感覚と技術を高める上で有益であろう。

そこから次に考えていたのは、音の波動や倍音の種類を利用して、身体を構成する70%の水を意図的に色々と振動させる曲を作っていくということである。ヒーリングに結びつく振動数を特定し、理想で言えば、どのような振動が身体のどの部位に働きかけるのかを知り、それを意識して曲を作っていきたい。

もちろん、いかなる音も脳で認知されるのだと思うが、音が働きかけるサトルボディの部位は異なるはずである。まさに、異なるマントラが異なるチャクラに働きかけることからもそれが容易に推測される。

今夜はこれから、ブラームスとバッハの曲に範を求め、そのリズムのみを取り出した曲の原型モデルを作っていく。その後、楽譜を画集のように眺める楽しさを味わってから就寝する。

音符の並びから絵画的ゲシュタルトをイメージの世界に作り、それを今後の自分の作曲に活かしていく。楽譜を眺めて構築された絵画的ゲシュタルトを自分の曲にそのまま活用してもいいし、既存のゲシュタルトと混合させながら新しい曲を作っていくのもいいだろう。

いずれにせよ、今後は楽譜を眺める際には、絶えず絵画的ゲシュタルトを自分の音楽空間に作っていくことを意識していく。また、絵画の画集を眺める際には、そこで文字通り、絵画的ゲシュタルトを自分の内側に構築していく。それを音楽空間内に作ったゲシュタルトと組み合わせることを通じて曲を作ってみよう。

夕方にふと、哲学のいくつかの領域を学ぶことを通じて、自己と世界の新たな様相が見えてくることの面白さと不思議さに改めて気づいた。どうやら近々、哲学書を集中的に読み込んでいく時期がやってきそうだ。とりわけ、可能世界論と心の哲学を中心に哲学書を読んでいきたい。

書斎にある書籍の再読をするだけではなく、ケンブリッジ大学出版やオックスフォード大学出版の書籍を中心に、少なくとも下記の21冊を近々購入しようと思う。

1. The Cambridge Handbook of Consciousness

2. The Oxford Handbook of the Self

3. The Oxford Handbook of Philosophy of Time

4. The Oxford Handbook of Philosophy of Mind

5. The Oxford Handbook of Contemporary Phenomenology

6. The Oxford Handbook of Metaphysics

7. The Oxford Handbook of The History of Analytic Philosophy

8. The Oxford Handbook of the Philosophy of Consciousness

9. The Oxford Handbook of Free Will

10. The Cambridge Handbook of Western Mysticism and Esotericism

11. Possible Worlds (Problems of Philosophy)

12.Topics in the Philosophy of Possible Worlds

13. The World Philosophy Made: From Plato to the Digital Age

14. Leibniz on Compossibility and Possible Worlds

15. On the Plurality of Worlds

16. Naming and Necessity

17. Routledge Philosophy GuideBook to Kripke and Naming and Necessity

18. Beyond Rigidity: The Unfinished Semantic Agenda of Naming and Necessity

19. Papers in Metaphysics Epistemology

20. Philosophical Papers (Philosophical Papers (Oxford)) 1st Edition by David K. Lewis

21.Counterfactuals 2nd Edition by David K. Lewis

フローニンゲン:2020/1/28(火)20:09

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