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5476-5478:フローニンゲンからの便り 2020年1月22日(水)


本日の言葉

The absolute affirms itself through its own self negation. Nishida Kitaro

本日生まれた8曲

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タイトル一覧

5476. 音楽空間と言語空間に深くアクセスするための呼吸

5477. 時間感覚・時間存在の変容:「同調現象」について

5478. 理論仮説の構築とクラニオセイクラル·バイオダイナミクスの探究と実践

5476. 音楽空間と言語空間に深くアクセスするための呼吸

時刻は午前6時を迎えた。ここ数日と同様に、今朝もゆっくりとした起床だった。季節の変わり目にあって、身体がその変化に適応しようとしているようだ。

こうしたときは無理に早く起きるのではなく、身体が欲するまで睡眠を取ることにしたい。とは言え、午前6時以降に起きるのは遅すぎであり、午前5時台に起床すればなんとか許容範囲である。今朝は5時台に起床したため、今日も午前中に十分に自分の活動に打ち込めるだろう。

音楽空間と言語空間に深くアクセスするために、そしてそこで身体運動としての思考運動を十分に行えるようにするために、自分の意識状態を整えることの大切さを思う。両空間内へ深くアクセスし、そこで十分な思考運動を行うためには特殊な意識状態に入る必要があり、そうした意識状態に入ることを可能にしてくれるのが呼吸である。

呼吸への関心は高まるばかりであり、今朝も呼吸法を行っていた。そこでは朝の日課としての火の呼吸とゆったりとした呼吸の両方を意識的に実践していた。今後も呼吸についての探究と実践を深めていこう。

作曲をする前、読書をする前には意識的に呼吸をゆっくりとし、リラックスしてから実践に入っていく。それが音楽空間と言語空間へのアクセスを容易にしてくれる。

また、作曲や読書の最中においても、ゆったりとした呼吸を行っていく。これまでも絶えずゆったりとした呼吸を行っている自己がいたが、ここからはさらにゆったりとした呼吸を行えるようにし、より脱力した状態で実践に取り組んでいく。

昨日は、かかりつけの美容師かつ友人のメルヴィンに髪を切ってもらった。そこでクラニオセイクラル·バイオダイナミクスについて紹介した。

自宅に戻ってから、このセラピー技法に関する書籍を9冊ほど購入した。また、それに合わせて、現代人は社会に蔓延する思想や仕組みによって、たちの悪い催眠にかかっているのではないかという観点から、それに関する書籍を4冊ほど購入した。最後に、自然法則ないしは数学法則と音楽に関する書籍も1冊ほど購入した。

9冊の書籍はドイツのアマゾンより購入し、残りの5冊についてはイギリスのアマゾンを経由して購入した。改めて、英語空間に存在している知識の堆積には驚かされる。

こうした豊穣な英語空間が存在していることによって自分の探究が進み、そうした空間が存在していない状態を考えるとゾッとしてしまう。また、そこにアクセスしていない自分が仮にいたとしたら、どれだけ探究が進んでいなかっただろうかと考えてしまう。

知に関する豊穣な空間が英語で構築されていることの有り難さを改めて思う。来月からは読書を再び旺盛に行い、自分の関心領域の知識基盤を確立していこう。

ここ最近購入した全ての書籍を2回、3回ほど読んだ後に、再度音楽理論に関する探究をしていこうかと考えている。それは全て学術的な書物を通じて行い、極度に抽象化、ないしは純化された言語空間に広がる音楽理論体系を学んでいく。

探究を深めていきたい領域が目の前に次々と現れてくることの有り難さ。焦ることなく探究を深めていき、それを通じて獲得された知識と技術を持ってこの社会に関与していこう。フローニンゲン:2020/1/22(水)06:35

5477. 時間感覚・時間存在の変容:「同調現象」について

気がつけば、1月も終わりに近づいている。今月はとりわけあっという間に過ぎていったような印象だ。それでいて、密度の濃い無限大の長さを持つかのような毎日が積み重なっていたようにも思える。

端的には、時間が一瞬にも無限にも感じられるかのような日々を今月は過ごしていた。こうした時間感覚がますます濃くなっていく。

こうした感覚の強まりと共に、不思議なことに、時間感覚そのものは自分の人生の背景になっていく。感覚それ自体は強まるのだが、感覚という存在自体は希薄になっていく。そうした一見すると相矛盾するかのような時間感覚·時間存在を通じて生きている自分がここにいる。

今朝方はどのような夢を見ていただろうか?それについて考えを巡らせる。

そういえば、今朝はあまり印象に残っている夢を見ていなかったように思う。どちらかというと中立的な夢だっただろうか。

舞台は日本とも思えるような、はたまた欧州とも思えるような場所だった。何人かの友人が夢に登場していたように思う。特に、大学時代のゼミナールの友人(TA)が夢に現れていたのを覚えている。

彼はアメリカの大学院に留学をし、その時の思い出話を聞いていたように思う。また、彼から転職後の状況についても色々と話を伺っていたように思う。その他には特に覚えていないのが今日の夢の特徴だ。

穏やかでおとなしい夢だった。夢を見ていない深い眠りの意識の状態が続いており、その間に深い休息を取っていた。

身体がコーザルボディと化していたその時の呼吸について関心を持つ。そこでの呼吸については、クラニオセイクラル·バイオダイナミクスで言われる「長い潮流(long tide)」の考え方及びその現象が鍵を握るだろう。

コーザルボディの呼吸はそれに他ならないと言えるかもしれない。ここからは、高次元の身体における呼吸を探究し、そこへも働きかけをしていこう。

昨日、ハーグに住む友人の日記を読んでいるときに、私の日記に関して興味深いコメントがあった。それは、私の日記を読んでいるときに、だんだんと呼吸が深くゆっくりになっていき、「歩く瞑想」を行っているかのようだ、というものである。

さらには、言葉にはそれを書いた人のそのときの心身の状態が現れ、波動のようなものが宿り、読む人に伝わっていくのではないか、と書かれており、まさにその通りだと思う。それこそが今の自分が注目している現象であり、それを通じて何かこの世界に関与できないかと考えている。

デジタル情報としての言葉や音にも、他者の心身に働きかける特殊な力ないしはエネルギーを内包させることができる。というよりも、言葉や音には絶えずそうしたエネルギーが内包されており、あとはどのような働きかけを意図して、いかような言葉と音を創造していくかを考えている。

言葉や音は時空を超えた働きかけをするという点に着目したがゆえに、量子ヒーリングや遠隔気功に関する書籍を手に取り、探究を始めた。時空を超えた形で治癒と変容をもたらす言葉と音の探究をゆっくりと進めていこう。

実際のところ、こうした時空を超えた治癒と変容の背後にあるメカニズムについては、人間の意識と脳の特性、さらには意識場という概念を用いれば、十分に説明が可能であり、同時にそのメカニズムを応用した治癒と変容支援は十分に実現可能である。時空間を完全に超えていく言葉と音の性質に対する興味は尽きない。

この点に関して、昨日読んでいた書籍の中に興味深い発見事項があった。それは、ボストン大学医学部のウィリアム·コンドンの興味深い発見である。

端的に述べれば、それは「同調現象」と呼ばれるものであり、被験者の大学生たちが教授の話を聞いている時、彼らの脳波が話をしている教授の脳波に同調するというものだった。さらに興味深いのは、同調が起こった条件として、教授が話している内容を学生が面白いと思った時、ないしは興味深いと思った時だけだったそうだ。

同調現象に関してはその他にも幾つも興味深い発見事項があり、例えば2人の女性が共同生活をしていると生理周期が同調する現象や、複数のメトロノームが同調し、同じ動きをし始めるというものなどがある。そういえば、同調現象については、数日前にオンラインゼミナールの音声教材の中で自分自身の体験についてもシェアをしていたように思う。

同調現象もまた探究しがいのあるテーマであり、ここから支援者や創造者が脳波と意識の状態を整えることの大切さを思う。自分がどういう脳波にあるのか、どのような意識の状態なのかによって、創造したものがもたらす影響が異なってくる。共感や共鳴の質を左右するものの正体とそれらを生むメカニズムの鍵はこのあたりにありそうだ。フローニンゲン:2020/1/22(水)07:03

5478. 理論仮説の構築とクラニオセイクラル·バイオダイナミクスの探究と実践

時刻は午後8時を迎えた。今日も1日が充実感と共に過ぎていき、充実感と共に終わりに向かっている。その充実感は静かな感覚質を持っており、今自分が身を置いている時空間の感覚と同質のものである。

オンラインゼミナールが終わりを迎え、今日は夕方に質問Boxを確認してみた。ゼミナールは一昨日の日曜日に終わったが、ちょうど日本時間の本日深夜まで質問を受け付けていた。

確認してみると、前回音声ファイルを通じて回答したものからまた新たな質問がいくつかアップされていた。その中には、今回のゼミナールに対するお礼のコメントもあり、それらを読んでいると、温かい気持ちになった。

質問に関しては事前の連絡の通り、本日までのものに回答させていただくことにする。質問への回答は、明日から数日間をかけて行っていきたい。

昨日、クラニオセイクラル·バイオダイナミクスに関する書籍を9冊ほど注文し、これから網羅的にこの技法について理解を深めていこうと思う。今日読んでいた“Decoding the Human Body-Field: The New Science of Information as Medicine”という書籍は、大変刺激に満ちており、最初の数章を読み進めながら、いろいろなアイデアが思い浮かんだ。それらは作曲への応用を可能にするものであり、遠隔治療や遠隔変容の実践に関しても重要なヒントを与えるものであった。

しばらくの間学術世界に身を置く中で、学術的な研究の進歩の遅さを痛感していた。人間発達と同様に、それが仮に必要不可欠な遅さであれば問題ないのだが、学術的な研究の進歩の遅さは、当該研究領域のパラダイムへの囚われや学術コミュニティーの政治的な理由によることがほとんどである。

そうしたことから、学術的な研究の進歩を待つことなく、理論仮説を自ら次々に作っていき、それらを自分の体験を通じて検証していくことを行っていく。治癒と変容に関してはとにかくそうした姿勢で探究と実践を進めていかなければ日が暮れてしまう。

本日読んだ書籍のように、幾分正統な学術コミュニティーから外れたような研究者たちの書籍や論文を蔑ろにすることなく、むしろそうした研究者たちの発言や研究に着目していこうと思う。彼らの幾分大胆な仮説をもとに、さらに大胆な理論仮説を構築していく。そうした形で、理論を次々と前に進めていき、理論体系を洗練させていこう。

明日からは、ドイツのアマゾンに注文していたクラニオセイクラル·バイオダイナミクスに関する書籍が届き始める。それらをゆっくりと読み進めていくことに並行して、この技法を自分に対しても積極的に適用していこう。

さらには、この秋に実家に帰ったら、この技法を両親に施術してみよう。実は昨年の秋もそれを考えていたのだが、忘れてしまっていた。両親がさらに健康になってもらえるように施術をする日まで、理論を集中的かつ網羅的に学習し、自分に対してこの技法を適用する形で技術を磨いていく。フローニンゲン:2020/1/22(水)20:20

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