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5440-5442:ミラノからの便り 2020年1月9日(木)


本日の言葉

He who masters both life and death is free from fear of any kind to the extent that he is no longer capable of experiencing what fear feels life. Eugen Herrigel

本日生まれた6曲

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タイトル一覧

5440.【ミラノ旅行記】ミラノ出発の朝に

5441.【ミラノ旅行記】今日からの断食と今朝方の夢

5442.【ミラノ旅行記】旅の終わりに向けて〜今後の旅の計画

5440.【ミラノ旅行記】ミラノ出発の朝に

時刻は午前6時を迎えつつある。ミラノを出発する今朝は、ゆっくりと5時に目覚めた。昨夜の就寝はいつも同じく10時前であり、今朝は随分と寝ていたように思う。

昨日は外出をせず、一日中ホテルの自室にいた。そこで何をしていたかというと、朝方には日記の執筆と作曲実践をし、昼過ぎからはオンラインゼミナールの録音音声教材を作成していた。

録音を開始したのが12時過ぎ頃であり、録音を終えたのは午後5時半ぐらいであった。途中に一度10分ほどの休憩を入れたが、それ以外の時間はほぼノンストップで音声ファイルを作成している自分がいた。

一昨日の段階ですでに足を運びたい場所を全て回っていたため、昨日はホテルでゆっくり過ごすことにしたのである。音声教材を旅先で作っていると、いつもとは当然ながら異なる意識状態でそれを行うことになり、色々と発見があった。

昨日集中的に音声教材を作成したこともあり、受講者の方々からいただいた質問に全て回答することができた。今回のゼミナールは合計で4回ほどのクラスであり、ちょうど明日に第3回目のクラスがある。

音声教材の総分数も今のところ1000分を超えた。今回も随分と多くの時間話をしている。

毎回のゼミナールと同様に、今回のゼミナールも受講者の方々の多様性のおかげもあって、これまでのゼミナールでは話題になっていないような質問を受けることがあり、とても嬉しく思う。実際に昨日回答していた質問の多くは新たなものばかりであったように思う。

仮に似たような質問を以前に受けていたとしても、質問者が異なれば、当然ながらその質問者を取り巻くコンテクストが変化するため、質問の意味合いも変化する。そうした変化を楽しみながら音声教材を作っていると、気がつけば入浴時間になっていたというのが昨日の体験だった。

今日はこれから簡単に荷造りをして、ホテルのレストランで朝食を摂ってから空港に向かう。幸いにもフライトの時間は午後2時であるため、とてもゆったりとホテルを出発することができる。とはいえ、空港のラウンジでゆっくりしたいのと、空港に到着するまでに何が起こるかわからないことも考慮してホテルを出発するのは午前9時半頃にする。

ミラノ中央駅から空港ターミナルまで走っている高速バスに乗る予定だ。バスの出発時刻は午前10時であり、ホテルからバス停は近いのだが、早めに到着してバスの到着を待ちたい。

今日乗車するバスは過去にオランダでも何度か活用したことのあるものであり、その時には出発時刻よりも早く車内に乗り込むことができたと記憶しているため、早く行くことに越したことはないだろう。空港に到着したら速やかにセキュリティーを抜け、ラウンジに直行する。そこでは2時間半ぐらい過ごせそうなので、作曲実践や過去の日記の編集をすることに時間を充てたい。

今回の旅を通じて、朝はホテルのレストランで朝食を比較的しっかりと摂っていた。夜に関しては、マルタにせよミラノにせよ、近所のオーガニックスーパーで購入したサラダと穀物クラッカーを食べていたこともあり、それほど大きな食生活の変化はなかった。

とはいえ、フローニンゲンで食べているような自分の身体に完全に合致する食生活が実現されていたわけではないため、本日フローニンゲンに戻ったら、1日か2日程度の断食をして、胃腸を休め、再びこれまでと同じ食生活をしていこうと思う。ミラノ:2020/1/9(木)06:12

5441.【ミラノ旅行記】今日からの断食と今朝方の夢

マルタとミラノに滞在している最中には食生活の若干の変化があったが、振り返ってみると、毎日心身の状態がすこぶる良かった。身体的な軽さもそうであり、何よりも肌の調子が良かった。そして活動に資するだけの十分なエネルギーが身体に充満していた。

今夜から再びフローニンゲンでの生活を始めるに際して、断食をしようと思う。明日には一応バナナやリンゴなどの果物を近所のスーパーで購入するが、バナナが熟れてくるまでの数日間を断食しようと思う。

毎晩食べているジャガイモやサツマイモ、そして味噌汁に入れる玉ねぎや椎茸などはまだ購入せず、回復食を始める日にそれらを購入することにする。今日から始める断食は2020年最初のものとなる。断食をして心身を今一度整える形で新たな年を始めていきたいと思う。

以前述べていたように、おおよそ毎月1回ほど旅に出かけており、その都度断食するという計画を今回の旅から採用する。厳密には、前回のヴェネチアの旅からそれは始まっていたが、あの時の断食は14日間に及ぶものであり、比較的長かった。今回の断食はそれほどまでに長いものにはしない。今のところ心身はそうした長期間の断食を望んでいるようではなさそうであり、数日間程度の断食を求めているようだ。

ミラノを出発する今朝は、少しばかり記憶に残る夢を見ていた。夢の中で私は、ミラノの街に似た場所にいた。その街の中央駅近くを歩いており、視線の先には立派な城がそびえ立っており、巨大な城門が見えた。

城門の下までやってくると、突然その場でサッカーの試合が始まった。サッカーグラウンドはそこになく、こちらの城門とあちらの城門がゴールに見立てられているようだった。私はよく状況が飲み込めないままにとりあえずその試合に参加することにした。

見るとそこで試合に参加しているのは、基本的に全て私の友人であった。中には小中高時代に別の学校に通っていた知り合いもいた。

私は試合に対してそれほど積極的に参加していなかったが、ひとたびボールが自分のところに回ってくると、そこからは真剣にプレーするようになった。ゴール前でボールを受けた時、私は迷わずシュートを打ち、そのシュートは城門の横に並んでいた店のガラス扉にぶつかった。私が放ったシュートは、ガラス扉にヒビを入れた。

ゴールキーパーを務めていた友人が「ノーゴール」と述べたので、その理由を聞いてみると、ガラス扉を完全に破壊しないとゴールにならないとのことだった。私はなるほどと思い、今回ヒビを入れた箇所を狙って再度シュートを放とうと思った。

そこから試合は相手チームのゴールキックから始まった。その時ふと城門を仰ぎ見ると、城門の上の方に何か紋章のようなバッジが取り付けられていることに気づいた。そのバッジには、植物の家紋のようなものが入っていた。

「なんだろう?」と不思議に思った私は、体を宙に浮かせて近寄ってそれを見てみることにした。単にそれを眺めるだけではなく、手に取ってみることにして、バッジを持って地面に降りてきた時、友人の1人がそれは不思議な力を持つ大切なバッジであると教えてくれた。彼はそれを元の場所に戻すことを私に要求せず、それを見つけた私が持っておくべきだと言わんばかりの表情を浮かべていた。

私はそのバッジを握り締め、再び試合に戻ろうとした。するとそこで私の体は瞬間移動して、城門の近くにあるコンビニ風の薬局のような場所にいた。見るとレジ係は、別の小中高に通っていた友人だった。彼は一際背が高く、運動神経に非常に優れている友人だ。レジで彼と二、三言葉を交わしたところで夢から覚めた。ミラノ:2020/1/9(木)06:37

5442.【ミラノ旅行記】旅の終わりに向けて〜今後の旅の計画

たった今、無事に空港行きのシャトルバスに乗った。朝食を9時に食べ終え、30分ほどホテルの自室でくつろいだ後、ホテルをチェックアウトし、ミラノ中央駅のバス停に向かった。

今朝は韓国人の旅行客がたくさんいて、ホテルのレストランは賑わっていた。マルタでもちらほら日本人の姿を見かけたが、ミラノのホテルでも日本人の観光客をちらほら見かけた。フローニンゲンで日本人の姿を見かけることはほとんどなく、日本人を見かけたのは昨年の秋に日本に一時帰国して以来のことだろうか。

ホテルを早めにチェックアウトして良かったと思う。というのも、空港行きのバスはすでに到着しており、バスの中に乗って待っておくことができたからである。

出発するまでに後20分ほどあり、空港に向かうまでの間は過去の日記の編集をする時間としたい。時間が余れば、ミラノの滞在中に購入した各種の文献資料を眺めようと思う。それらは、ダ·ヴィンチ、ラファエロ、キリコに関するものである。

マルタで購入したものと合わせると、今回も10冊以上の文献資料を購入した。それらはフローニンゲンの自宅に戻ってからも引き続きゆっくりと眺めていきたいと思う。

フローニンゲンの自宅に戻って少し落ち着いたら、具体的には来週末のゼミナールの最後のクラスが終わった日にでも、シュタイナーの経済思想に関する書籍、ヒーリングに関する書籍などを購入したい。それらも合計で10冊ぐらいになるだろうか。

2月からは再び探究の時間が十分取れそうであるため、旺盛に書籍を読んでいく。それに合わせて、今回ダ·ヴィンチやラファエロから授かった創造エネルギーをもとに創造活動にも旺盛に従事する。

一つの旅がゆっくりと終わりに向かっていく。旅を経るごとに生まれ変わるこの感覚。

旅は脱皮をもたらし、自己はまた一つ殻を打ち破って裸体的存在に向かっていく。何度も何度も生まれ変わり、徐々に変貌を遂げていくこの感覚。

今朝もホテルで朝食を摂っている最中に、近くに座っていた韓国人たちが朝食を食べている姿を眺めながら、その瞬間の自分の感覚に意識を向けていた。内側の感覚から出発すること。フローニンゲンの自宅に戻ってから再び探究活動に打ち込んでいくが、常に起点は自己の感覚に置くこと。それを忘れないようにする。

旅から日常へ、日常から旅へ。旅と日常の境界線が溶解していく。旅は日常となり、日常は旅となる。

今朝方、起床直後に入浴をしていた時に、今後の旅の計画について考えていた。それらの計画はすでに漠然と頭の中にあったが、ここで簡単に今後の旅先について書き留めておこうと思う。

時系列的に書くと、ベルギー旅行は2月末、エジプト旅行は3月末から4月初旬、ギリシャ旅行は5月末、マルセイユ&モナコ公国旅行は6月末から7月初旬にかけて行おうと思う。ベルギー、マルセイユ&モナコ公国への旅行は列車で行おうと思う。オランダの隣国ベルギーに列車で行くのはとても楽であろうし、フランスの港町マルセイユに列車で行くのもそれほど大変ではない。

もし想像以上に時間がかかるようであれば、一度パリに数日ほど宿泊し、そこからマルセイユに向かってもいいかもしれない。マルセイユからモナコ公国は近いため、そこは列車で移動できるだろう。

仮にパリを経由しなくても良さそうであれば、マルセイユ→モナコ公国→ジェノアへと移動する旅を行なってみるのもいいだろう。11月のヴェネチア旅行と今回のミラノ旅行を経て、イタリアと自分の感覚との相性の良さを実感している。今後はジェノアにせよ、ダヴィンチの生まれ故郷であるトスカーナにせよ、イタリアの様々な場所を訪れたいと思う。ミラノ:2020/1/9(木)09:54

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