日本シュタイナー学校協会「未来へ To the future」
一昨年あたりから少しずつ、シュタイナー教育やシュタイナーの人間観・発達思想・種々の領域における実践(芸術、経済、医療、農業など)について探究をしています。ちょうど今住んでいるオランダには、イエナプラン教育、モンテッソーリ教育、ドルトンスクールなど、実に様々な教育が存在しています。
オランダのフローニンゲン大学に在籍していた最後の年は、私は教育科学学科に在籍しており、種々の教育手法についてフローニンゲン大学の教授たちと色々と意見交換する機会に恵まれていました。その経験を経て改めてそれぞれの教育手法を眺めて見たときに、それらは全て大変素晴らしい教育実践なのですが、インテグラル理論や発達理論の観点からすると、シュタイナー教育の持つ幅(span)と深さ(depth)は他の教育手法にはないほどに広く深いものがあります。
とりわけ、人間の霊的発達を核に据えて、そこから知的な教育、身体的な教育、芸術的な教育が、それぞれバラバラではなく統合的になされる点に、シュタイナー教育の大きな特徴と価値があり、まさにそれはインテグラル教育と呼ぶにふさわしいものかと思います。
これまで断片的ではありますが、一昨年から今日にかけて、シュタイナー教育やシュタイナーの思想についてはブログ記事の随所で言及していたように思います。今後も、断片的に色々と調べてわかったこと、そして何よりシュタイナーの教育思想と教育実践を、成人となった私自身が日々の自分の学習に取り入れている過程の中で得られた気づきや発見を今後もブログ記事の方に書き留めておきたいと思います。
シュタイナー教育は、インテグラル理論や成人発達理論の観点から見ても大変興味深いものであり、それは子供たちの霊的発達を射程に入れた全人格的な成長にとって意義があるだけではなく、私たち大人にとっての霊的発達や全人格的な成長に資する点にも大きな意義があるかと思われます。シュタイナー教育の実践風景がわかる素晴らしい動画を先日見つけましたので、下記に共有したいと思います。
私自身、シュタイナー教育を自らの絶え間ない自己教育の根幹に据え、日々自己とこの世界に対して新たな気づきや発見を得ているため、今後もそれらの気づきや発見を取り留めの無い形で些細ながらも共有していきたいと思います。
シュタイナーの世界①自由への教育
I「教育は芸術だ」II「教室は社会へ広がる」
シュタイナーの世界②自由への教育
III「光とともに大地に」 IV「シュタイナー教育の原点」
シュタイナーの世界③自由への教育
V「シュタイナーの思想と社会実践」VI 「人と社会を癒す 医療と金融」