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5199-5203:ヴェネチアからの便り 2019年11月16日(土)

November 18, 2019

本日生まれた10曲

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タイトル一覧

5199. 断食2日目の開始

5200. 断食2日目の夢

5201.「イルパピロ(IL PAPILO)」で出会ったペン立ての思い出

5202. 断食2日目に起こった食に対する認識上の変化

5203. 断食2日目の身体的・精神的な変化:自然のリズム・魂のリズムの具現化に向けて

 

5199. 断食2日目の開始

 

ヴェネチアから戻ってきての2日目、そして断食の2日目が静かに始まった。一昨日にフローニンゲンに戻ってきた夜から断食を始めているので、もう1日半以上何も固形物を口にしていない。

 

今回の断食も順調に進んでおり、お腹はまだ鳴るものの、空腹感に苛まれることは一切なく断食が進んでいる。今後はお腹が鳴ることもほぼなくなっていき、断食がより楽になるだろう。

 

今も苦しさは一切ない。それはこれまで地道に探究と実践を続けてきた、自分に合った食生活の実践のおかげかと思う。日々の食実践は、こうした断食のための準備だったのである。

 

昨日の夜もすでに胃は空っぽの状態であり、とりわけ解毒を司る肝臓が身体の機能回復に働き始めたように感じる。まずは身体次元でのヒーリングが始まっており、それは感情的側面でのヒーリング、さらには霊性的側面でのヒーリングへと進行していくだろう。

 

手元にあるカレンダーを用いて断食の日数を管理しており、昨日、とりあえずの目安として12/1まで断食の日数を計算していた。仮に12/1まで断食を行うのであれば17日間ほどのものとなる。

 

断食は初日や2日目が一番きついというのは一般的だが、これまで何回か断食をしてきた経験上、私の場合はそうした辛さはほとんどなかった。今回も辛さを感じられず、この感覚を続けていけば、断食の状態が逆に快楽に変わる瞬間というのがあり、何も食べなくても全くもって問題ない心身状態が来るのを知っている。

 

そうした状態に入り、そうした状態が自然と終わろうとしている時に断食を止めようと思う。逆に言えば、そうした状態が続いている限りは断食を止めない。直感的にそれは2週間ぐらい続きそうだと思ったので、とりあえず12/1をめどに断食日数を数えてみたのが昨日の出来事だった。

 

昨日言及した断食に関する4冊の書籍のうち、2冊を昨日の段階で再読した。それらの書籍に共通して、断食の日数をあらかじめ決めておく必要はなく、その時の状態に応じて然るべき対応をしながら断食を終えていくのが良いと書かれていた。まさにその通りかと思う。

 

断食を無理に進めていくのは危険であり、断食の状態が自然と終わろうとしているタイミングを見計らって、きちんとした手順と方法で断食を終えていくのが大切だと私も思う。

 

前回は5日間断食をしようと思って始めたのだが、その時も自分の状態を見ながら柔軟に断食日数を伸ばすことにした。だが、終わりに関しては7日間というのが切りが良いと思ったのでそこで止めてしまったように思う。今回はそうした形で断食を止めることはない。

 

必要な治癒が完全になされるまで断食を進めていく。次の変容に向けた治癒が完遂されるまで断食を実行していく予定である。

 

断食をしながら改めて昨日思ったのは、やはり固形物を食べないので、1日の活動時間が増えるということである。また、固形物を無駄に食べないことによって、胃腸の消化活動にエネルギーが使われることなく、自分の取り組みにエネルギーを充てることができることを再認識した。

 

断食が終わった後の食生活についてもう一度見直そうと思っている。果たして昼に4種類の麦のフレークを食べる必要があるのか、夜に芋類を食べる必要があるのかが見直しのポイントとなる。それらは全て栄養的な面では優れたものを持っているが、それらを摂取することが栄養過多になっていないかどうかを調査し、固形物を無駄に食べない食生活を断食後は心がけていく。フローニンゲン:2019/11/16(土)06:23

 

5200. 断食2日目の夢

 

断食2日目の朝はとても清々しい気持ちで始まった。とりわけ身体次元での治癒が進行しているのを実感する。

 

すでに胃腸は消化にエネルギーを使うのではなく、身体機能の回復に動き始めているようだ。そうしたこともあってか、睡眠時間は旅から戻ってきた一昨日のものよりも多く、昨日から今日にかけては十分な睡眠時間を取っていた。

 

就寝したのは夜の9時半過ぎであり、そこから数分以内に入眠ができた。目覚めてみると、時刻はすでに5時半に近づこうとしていた。今日もまずはいつもの通りに夢を振り返り、その後に早朝の作曲実践に励みたい。

 

夢の中で私は、元サッカー日本代表で今でも現役で活躍するある選手(KH)と話をしていた。その選手と私は歳が近く、また彼は最近オランダのサッカーチームに移籍したこともあり、ご近所さんであった。

 

その選手と私は、オランダのある街を歩きながら話をしていた。運河沿いのウォーキングロードを歩くことは大変気持ち良く、その日は天気も良かったので、尚更良い気分であった。

 

その選手との話の中で興味深いと思ったのは、その選手はプロサッカー選手として活動を続けながら、今年の春からは日本を代表する大手の商社に入社することになったそうだ。それは転職という形ではなく、サッカー選手を続けながらとのことであり、主には経営に携わるようなポジションで仕事をしていくらしい。

 

その選手がどうして商社という業界を選んだのかが気になったので、それについて質問しようとしたところ、「その会社の若い奴らと週末にサッカーや遊んだりして交流するのが楽しいんですよ」と彼は述べた。

 

その商社に入社する新人たちは一様に高学歴だが、サッカーがうまい人たちが多いらしく、それでいて面白い価値観を持っている人も多いとのことだった。その会社に就職した先輩や友人たちが何人もいる私からしてみると、その選手の反応は意外だった。

 

確かにその会社に入社した先輩の中で非常に面白い価値観や発想を持っている方がいたが、それ以外の先輩や友人はみな、さほど奇抜な価値観を持っているようには思えなかった。そもそも、会社に入社しようとする時点で価値観がいかほどかが見えるような気がしていたのである。

 

とは言え、その選手はその会社で働くことを楽しみにしているようだった。まだ働き始めていないのだが、すでに若手と交流を図っているあたりがその選手らしい。

 

話しながら運河沿いを歩いていると、近くにその選手の家があるとのことなので、そこで夕食を一緒に食べないかと持ちかけてくれた。私はその提案を有り難く思い、そうさせてもらうことにした。

 

彼の家が建っているのはなぜか芝生の上であり、その周りは子供たちが遊べるような公園になっていた。あるいは、大きな公園の中に住宅地があると言ってもいいかもしれない。

 

その選手の家が見えてきた時、「いや~、コンクリートの家はダメですよね。木造じゃないと落ち着かないんです」と彼は述べた。彼曰く、コンクリートと木造では、居住空間に漂う優しさが違うとのことであり、私はそれに大変共感した。私もそのように思う。

 

そうした共感の念を持って家が目の前に現れた時、その選手は「あれっ、なんで窓が開いてるんだ?」と独り言を述べた。先ほどまで晴れだったのだが、家に到着する間際になって天気雨が降り始め、その選手は開いた窓から家の中に雨が入ってくることを心配しているようだった。そこから彼は、「すいません、ちょっと先に家に行って急いで窓を閉めてきます」と述べて、先に家の中に入った。

 

私は空を一瞥し、虹が出てきそうな天気雨を眺めてから家に入っていった。家に上がらせてもらうと、すぐさま扉の向こうから元気な男の子がやってきた。歳はまだ3歳ぐらいであり、どうやらその選手の子供のようだった。名前は「たろう」というらしい。

 

そしてすぐさままたもう一人男の子が姿を現し、歳と名前を尋ねると、歳は7歳で、名前は「たかゆき」というとのことだった。二人はとても明るく物怖じしない性格であり、確かに彼らはその選手の子供だと思った。

 

二人の子供に挨拶をした後に、家の奥に向かうと、その選手の奥さんとお兄さんがいたので、二人に挨拶をした。奥さんはちょうど今、夕食を作ってくれている最中だった。

 

二階の窓を閉めに急いで帰ったその選手が一階に降りてきて、夕食ができるまでみんなで遊ぼうということになった。すると、もう一人男の子が姿を現した。彼はその他の二人と違って、落ち着きを見せており、逆に少しばかり引っ込み思案な印象を私に与えた。

 

とは言え、彼も私に挨拶をしてくれ、歳は11歳とのことであった。名前を教えてもらった瞬間に、それがうまく聞き取れず、再度名前を聞いて、漢字でどう書くのかを教えてもらった。

 

すると、「見聞見聞」と書いて、「みけ」という名前らしい。私はとても変わった名前だなと思いながら、みけ君と少し会話をした。

 

みんなで遊ぶ前に、キッチンの方に全員で行き、奥さんが何を作っているのかを見に行った。すると、次男のたかゆき君が、キッチンに置かれていたウナギの蒲焼を盗み食いをし始め、その一部を私に分けてくれようとしていた。

 

結局たかゆき君が一口食べた段階で盗み食いが奥さんにバレてしまった。特に奥さんは怒るわけでもなく、それは日常茶飯事のことのようだった。どこか家庭的で微笑ましい雰囲気がその場に流れていた。フローニンゲン:2019/11/16(土)06:55

 

5201.「イルパピロ(IL PAPILO)」で出会ったペン立ての思い出

 

時刻は午前7時半を過ぎた。今、ようやく空がダークブルーに変わり始めた。辺りが明るくなるのは8時半頃だろうか。今日は曇りのようであるから、ひょっとしたら昨日のように、一日中薄暗いような雰囲気になるかもしれない。

 

今、窓辺に近寄って、外を眺めてみた。外はとても寒そうである。

 

昨日の予報では、今頃はマイナス2度とのことであったが、実際には1度である。まだマイナスの世界に至ってはいないが、外はとても寒そうだ。

 

道路を自転車で進んでいく人たちの格好を見れば、その寒さが一目瞭然である。外をぼんやりと眺めていると、いつもながら自分の年齢が分からなくなった。

 

日本に一時帰国してオランダに戻ってきてから誕生日を迎えたのだが、その時に一度自分の年齢を計算した。それによって自分の年齢がわかった。

 

欧州で生活を始めてから、本当に計算をしなければ自分の年齢がパッと出てこないようになった。それはとても良いことかと思う。

 

年齢がすぐに言えてしまうというのは、それが常に記憶の中に格納されており、無意識の世界にまで諸々の影響を与えてしまうように思える。今の私は、外側の時間によって決められた年齢の外側で日々を生きている。こうしたことが日々の充実感や幸福感に結びついているような気がしないでもない。

 

今、書斎の机の上に置かれているペン立てを眺めている。それは、ヴェネチアで購入したものだ。

 

観光初日、サン·マルコ広場にあるギャラリーで小松美羽さんの作品を見に行こうとしたのだが、その日はあいにくの浸水でギャラリーに入ることができなかった。ホテルに引き返す帰りに、音楽博物館に立ち寄ろうと思って、実際にそこに立ち寄った。

 

博物館を見学した後に、そこを出てすぐのところに、目を引くお洒落な店があった。その店の名前は「イルパピロ(IL PAPILO)」という。

 

ここは、イタリアの伝統的な紙文化を継承する店であり、一つ一つの製品を手作りで作っている。その製法は特徴的であり、17世紀フランスのルイ13世に仕えた製本士メース·ルートによって考案された技法だ——その技法は「パピエクブ」と呼ばれる——。

 

この技法によって、マーブルに似た美しい色調を持つ装飾紙を作ることが可能であり、それは「マーブル·ペーパー」とも呼ばれたりする。この技法は17世紀以降、ヨーロッパ各地で盛んになり、20世紀初頭まで、製本における不可欠な技術であったが、現在はほとんど使われなくなってしまい、この「イルパピロ」だけがその伝統を守り続けている。

 

店に入った時、ちょっと中を見て回るだけにしようと思っていたのだが、私の目を引く美しい品々がそこにあり、目を奪われた。最初私は、見事な美しさを持つブックカバーを購入しようかと思ったが、すでにいくつかブックカバーが家にあることを思い出し、購入を止めた。

 

その後もしばらく店に置かれている品々を見て回っていた時に、見事な模様が施されたペン立てを見つけたのである。そこには、孔雀の美しい羽のような模様が表現されており、その色使いと手触りにすっかり魅了されてしまった。

 

一つ一つが手作りであり、全く同じものがこの世にないという「唯一無二」のそれを目にした時、どこかそれが生命のように思えたのである。私はそれを購入することを即決し、今手元にあるのはそうした思い出が詰まったペン立てだ。

 

店員の年配女性はとても親切であり、ちょうど時刻は昼時であり、その時私はトイレに行きたかったので、近くのお勧めのレストランを教えてもらった。そこで食べたピザはとても美味しかった。

 

唯一無二の思い入れの品を眺めながら、今日もまた唯一無二の一日を深く生きたいと思う。フローニンゲン:2019/11/16(土)08:02

 

5202. 断食2日目に起こった食に対する認識上の変化

 

これを言うと奇妙に聞こえるかもしれないが、これから1年間、あるいは一生涯何も固形物を食べなくてもいいような不思議な感覚に包まれている。もちろん、今の断食を終える際には固形物としての果物から始まり、回復食を食べていくことになるのだと思うが、断食を繰り返し、段階的に身体から毒素を取り除いていけば、何か本当に固形物を一切摂らないような生活が実現されるのではないかと思えてくる。

 

食生活を大きく変えてくれたのはパリでの出来事がきっかけになっており、それは今年の3月初めのことだった。それ以降、私の食生活は大きく変わり、様々なものを摂取してみて、自分の身体に合った食べ物を模索してきた。

 

だが今こうして断食をしていると、それはもしかすると逆に栄養過多であったり、摂取する食材の数が多過ぎたようにも思えてくる。もっとシンプルな食実践があるのではないか。そんなことが直感的に感じられている。

 

昨日言及した書籍の中では、スライム状の物質を体内で形成する種々の食べ物を摂取することを避けるように推奨されている。それらが具体的にどのような食べ物かについてはここで列挙することはしないが、摂取する食材が多すぎたり、その組み合わせによって、胃腸内でスライム状の物質が形成されてしまうということが書かれており、それは体験上納得する。

 

先ほどそれらの4冊の書籍のうちまた1冊再読を終えた。明日は最後の1冊の再読を行う。そして断食期間中は、それらの4冊を繰り返し読むことによって、断食に関してできるだけ正しい知識を得ていこうと思う。

 

またそれらの書籍に書かれていることが自分にとってどれだけ当てはまるのかの検証もしていこう。断食2日目にして早くも食に対する認識上の変化が起きているのは興味深い。ヴェネチアの歴史的な災害を直接体験したということが、どこか死生観のみならず、食への認識も変容させたかのようだ。

 

現代の栄養学の情報に毒されているとあまり見えてこないかもしれないが、生きるために必要な栄養というのは意外と少ないのではないかと思えてくる。今回の断食を経て、おそらく私は、以前よりもより固形物を摂取することが少なくなるだろうと思われる。フローニンゲン:2019/11/16(土)11:53

 

5203. 断食2日目の身体的・精神的な変化:自然のリズム・魂のリズムの

具現化に向けて

 

時刻は午後7時を迎えようとしている。午後5時前にはもう辺りは暗くなっていた。今は世界がすっぽりと闇の世界の中に包まれている。

 

断食2日目が何も問題なく終わりに近づいている。ただしいくつかの変化が見られた。まず身体的には、全体的に動きがゆっくりになっている。

 

固形物を摂取していないからか、体が休眠モードに入り始めているようであり、日常動作がいつもよりゆっくりになり始めた。筋肉量を維持するために、夕方にはいつもの通り軽くジョギングに出かけたところ、やはり普段よりもさらにゆったりとしたジョギングになった。ジョギング時間も短く、ほぼウォーキングをすることになった感じだ。

 

断食に関する体験談などを読んでみると、断食2日目に空腹感に苛まれ、イライラしたりすることがあるケースが多いようだ。だが私の場合は、過去の断食においてもそうした体験は一度もない。それはおそらく、普段から少量の食事に留めており、尚且つ有機食品しか摂取していないことが関係しているだろう。

 

身体的な変化に加え、精神的な面に関して言えば、こちらの方が変化が顕著である。意識が完全に自分の内側に向かっており、絶えずマインドフルネス瞑想の状態にあるような感覚だ。

 

昨日はまだ断食初日だったのだが、早速就寝時に強烈な光を知覚する体験があった。脳内で何かしらの物質が分泌されたようであり、神秘主義的な人からすると、それは神秘体験としてみなされるのかもしれないが、特に変わった体験でもないように思う。

 

こうした体験は断食中によく起こることであり、今の意識状態は、以前に7日間の断食を行った最後の方に見られたような明晰さはない。おそらく、意識上においてもデトックスが進行しており、今はその最中なのだろう。

 

それが終わるまでにどれだけの日数がかかるのか分からないが、このプロセスを通り抜けると、明晰な意識状態に入って行くと思われる。そうした意識状態に参入する際には、諸々の身体的な感覚も極度に鋭敏なものになる。明日からは断食3日目となり、また明日の変化についても記録をしておこう。

 

今日の夕方、改めて自然の中で生活することについて思いを馳せていた。ヴェネチアで自然災害に見舞われたことは確かだが、あのように水害が多発する場所に住むのではなく、森や湖、あるいは穏やかな海に近い場所での生活に憧れる。

 

そうした場所で生活を営みながら、毎日自然のリズムを感じ、それを曲の中に取り入れていきたい。理想は、宇宙のリズムを曲の中で具現化していくことであるが、その前に自然のリズムを体現し、それを曲の中に反映していきたい。

 

さらには、自らの魂に固有のリズムがあることを感じ始めており、そうしたリズムを曲に溶け込ませていく。そしてそうした曲を作ることを通じて、出我ないしは超我を実現させていこう。

 

魂が語る音楽が生み出されるまでには長大な時間がかかるだろうが、その実現に向けてこれからも日々を過ごしていく。そこには絶え間ない学習と実践があり、今こうして行っている断食もまたその実現に向けたものなのだと思う。フローニンゲン:2019/11/16(土)19:07

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