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本日の1曲
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タイトル一覧
5017.【日本滞在記】風、そして輝き
5018.【日本滞在記】心と魂まで降りていく問い
5019.【日本滞在記】嬉しい贈り物
5017.【日本滞在記】風、そして輝き
時刻は午前5時半を迎えた。この時間帯の大阪の街は闇に包まれており、夜明けを待っている。そう、今の自分と全く同じように、この街は夜が明け、新たな一日が始まることを楽しみに待っているのである。
大阪の街も眠り、目覚め、そして呼吸を楽しみながら新たな一日を過ごす。この街と私の差異などあるのだろうか。自己が身を置く空間と自分との間に差異などあるのだろうか。
私は今、大阪という街の中に溶け込んでいる。文字どおり、自己が柔らかく溶解し、この街と一体となっている感覚があるのである。それが目覚めてすぐに感じたことである。
昨夜は、協働者の方々と一緒に梅田駅の近くにあるボルダリングジムに足を運び、ボルダリングを一緒に楽しんだ。この体験についてはまた後ほど改めて日記を書き留めておきたい。
ジムから帰り、ホテルの浴槽を出た頃には日付が変わりそうな時刻になっていた。オランダでは午後10時前に就寝する習慣があり、それは日本に一時帰国してからも変わらなかった。むしろ、日本に一時帰国してからは時差ぼけもあり、9時半頃に就寝することもあった。
そうしたことを考えると、昨夜の就寝は遅かったのだが、今朝は午前4:45に目覚め、目覚めの瞬間に自分の心身に気力が満ち満ちていることがわかり、すぐに起きた。本当に飛び起きたい気分だった。
起きてすぐに、今日という新たな一日を祝いたい気分であり、その場で踊りたいような躍動的な感覚が自分の中にあった。また始まったのである。自分の人生の新たな一日が始まったのである。
ある一日が終わり、新たな一日がやってくることは当たり前のことなのだろうか。私はそうは思わない。きっとそれは当たり前なんかではなく、奇跡的なことなのではないだろうか。
そうすると、人は皆、毎日奇跡の目撃者なのだ。そうした奇跡に感謝の念を捧げることができるだろうか。
そうした奇跡が再度自分に起きること、そしてその他の人にそれが起きることを祈り、願うことができるだろうか。
ゆっくり、ゆっくりと、大阪の街を覆う闇が晴れてきた。夜明けが迫ってきているこの瞬間、大阪の街は一体何を思い、何を感じているのだろうか。そうしたことが気にならないだろうか。私は大いに気になる。今
日はいよいよ実家に戻る日だ。およそ2年振りに実家に足を運ぶ。両親と愛犬の顔を見れることの嬉しさは、年々増すばかりである。そこには「嬉しさ」という言葉だけでは表されぬ感情があることを今の自分は知っている。
実家のある山口県光市の駅に降りた時の感覚は、いつもとても穏やかだ。瀬戸内海から駅に向かって吹き通る風。駅から見える瀬戸内海の輝き。風は全ての人に平等に吹き、世界は全ての人に平等に輝きを見せる。大坂:2019/10/5(土)05:40
5018.【日本滞在記】心と魂まで降りていく問い
昨夜もまた泣いた。昨夜もまた涙が自ずから溢れてきた。
昨夜は、大阪梅田駅の近くにある立命館大学の大学院が使うキャンパスでセミナーを開催した。そのセミナーの後半、ある参加者の方から頂いた質問に答えている最中に、涙が溢れてきた。
質問の内容についてはここに具体的に明記することをしないが、その問いは、自分の心と魂まで降りていくことを促してくれるものだった。別の表現をすれば、その問いは、頭だけで回答することを避けさせる何かが内包されており、問いが心と魂まで降りていき、自己の深層部分から回答することをもたらす余地が多分に含まれたものだった。
頂いた質問に答えている最中に突然溢れてきた涙の正体は、感謝と嘆き、あるいは感謝と義憤からもたらされたものだった。
贈り物のような問いがあるのだ。それは目に見えるような何かではないが、言葉としての形を持っており、その形は心と魂で捉えることでき、受け取ることができる。
時刻は午前6時を迎えた。この世界のどこにいても、私は日記と作曲を行っていく。言葉を紡ぎ出し、曲を作っていく。
儚く尊い人生のある一日の中で、自分の内側に姿を見せてくれた言葉と音を形にしたい。それをし続けていきたい。
そうした思いで今この日記を書いており、これから曲を作りたい。一曲、あるいは二曲作ったら、ホテルのチェックアウトに向けて準備を始めよう。そして早めにチェックアウトをして、フロントで荷物を預かってもらい、ホテルの目の前にあるジュンク堂書店大阪本店に繰り出そう。
10年前に運命的な出会いをもたらしてくれたこの場所に、今日再び私は足を運ぶ。今の自分は、新たな運命的な出会いを期待していると言えるだろうか?そうした期待が全くないと言えば、それは嘘になる。
だが、私たちの毎日には、新たな運命的な出会いが絶えず満ち溢れていると言えないだろうか?何気ない日常に絶えず存在してくれている運命的な出会いに眼を開こう。
心と魂を開いていこう。そうすれば、運命的な出会いが見えるはずではないだろうか。
そうした運命的な出会いが日々の至る所に遍満していることに感謝しよう。ジュンク堂を訪れた後にはぜひ、書店を出てすぐのところにある御堂に感謝の祈りを捧げよう。
御堂本体がそこになかったとしても、そこに看板があったことを昨夜確認した。御堂は別の場所に移されていたとしても、その看板に深く祈りを捧げたい気分だ。
梅田上空の空は晴れていて、空も何かに祈っている。私も何かに対して祈っている。大坂:2019/10/5(土)06:20
5019.【日本滞在記】嬉しい贈り物
時刻は午前7時を迎えた。辺りはすっかり明るくなり、土曜日の朝の大阪の顔が今目の前に広がっている。
今日は土曜日なのだが、ホテルの自室の窓から外を見ると、高速道路には数多くの車が走っている姿が見える。彼らは一体どこに向かっているのだろうか。
今日はこれから一曲ほど曲を作り、ホテルの目の前にあるジュンク堂書店大阪本店の開店と同時に店に入る。すでに購入したいと思っている書籍は決まっている。
目星の書籍を全て購入できたら有り難いが、書店に置かれていないものがあったとしてもそれは運命と受け止め、そこで出会えた書籍との出会いを大切にしよう。実家に戻る列車の中ではそれらの書籍を読みたい。
今のところ購入を考えているのは下記の書籍である。
・『わが思索のあと』
・『人生は一本の線』
・『桃紅 105歳 好きなものと生きる』
・『その日の墨』
・『物語の海へ 辻邦生自作を語る』
・『完全版 若き日と文学』
・『地中海幻想の旅から』
・『においと香りの表現辞典』
昨日のセミナーでは、大変嬉しい贈り物をいただいた。先月の月初まで行われていたオンラインゼミナールの参加者のある方が今回のセミナーに参加してくださり、その方から直筆のお手紙をいただいた。それは大変嬉しい贈り物の一つであり、実家に帰ってからまた後ほどゆっくりと拝読させていただきたい。
二つ目の贈り物として、協働者の方の計らいで、セミナーの終了時に花束を贈呈していただいた。しかも今回のセミナーには、前職時代において最も敬愛するある上司の方が参加してくださり、その方から花束を贈呈していただいた。
その花束は、今ホテルの自室のソファに飾ってあり、高貴な香りがそこから立ち込めている。その香りを味わいながらふと、この世界には様々な色で溢れているだけではなく、様々な香りで溢れていることに気づいたのである。
ちょうどそのテーマについては、昨日協働者の方とも雑談をしており、音には色のみならず、香りがあるということに気づくきっかけになった。現在私は、配色辞典あるいは色彩辞典を手元に置きながら作曲実践をしているのだが、本日ジュンク堂でぜひ上記に掲げた香り辞典を入手できればと思う。
この世界は多彩な色で満ち溢れており、多種多様な豊かな香りで満ちている。そうした色や香りを味わいながら日々を過ごしていきたい。
最後にもう一つ嬉しい贈り物として、これまたオンラインゼミナールの別の参加者の方から、シルクの腹巻をいただいた。その方は、協働者の皆さんと私のために栗きんとんも贈ってくださった。
ただ私が食に細心の注意を払っていることから、食べ物以外のものとしてその腹巻を贈ってくださったのである。この贈り物は大変嬉しいものであった。
オランダはこれからめっきり寒くなり、おそらく再来週にオランダに戻る頃からは、もう湯たんぽが必要になるかもしれないと覚悟している。夜寝る際に湯たんぽを使い、朝晩そして日中においては、ぜひいただいたシルクの腹巻を活用したい。
とはいえ、腹巻を着用するのは初めてのことなので、いただいた品の封を切り、中身を取り出してみたところ、どのように着用するのかわからなかった。それは巻くタイプではなく、それを上から被ったらいいのか、それとも下から履いた方がいいのか迷ってしまった。腹巻が伸びてしまうことを防ぐためには、下から履いた方がいいのではないかと今のところ結論づけている。
先ほど、せっかくなので腹巻について色々と調べていた。腹巻はお腹のみならず、腰も温めてくれる効果があり、腰痛の改善にもつながるそうだ。私は腰痛持ちではないが、いくらバラスボールに毎日座り続けているとはいえ、腹巻を巻くことによって、腰を温めながら腰を良い状態に保つことができるのではないかと思う。
調べながら気づいたのは、妊婦のための腹巻の情報がたくさん溢れていることであり、どうやら腹巻は妊活や妊婦さんにとって良い効果を持っているようだ。私には妊婦はおらず、自分も妊婦たりえないが、病の大部分は胃腸からと言われるように、胃腸を温め、活性化させるために、いただいた腹巻を大切にしながらぜひともこれから愛用したいと思う。
取り扱いの注意書きを読むと、手洗いでの洗濯を勧めており、洗濯機で洗う場合はネットを使った方がいいとのことである。また、絹は熱に弱いため、水温は40度以下にし、乾燥機を避けた方がいいとのことであった。この点には注意し、いただいた品を長く愛用していきたい。大坂:2019/10/5(土)07:36