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4924-4926:フローニンゲンからの便り 2019年9月6日(金)


お知らせ

・成人発達理論やインテグラル理論の観点を交えながら、楽しく一緒にボルダリングを体験するためのYoutubeチャンネル「ライフ・イズ・ボルダリング」を始めました!

・成人発達理論やインテグラル理論の観点を交えながら、楽しく一緒に音楽理論や作曲について学ぶためのYoutubeチャンネル「ライフ・イズ・ミュージックコンポジション」を始めました!

本日の3曲

本日の3曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

4924. 雨の恩恵:天と地上をつなぐ虹のアーチ

4925. 三つの表現活動:ボルダリングに関する夢

4926. おのずから開かれていくもの

4924. 雨の恩恵:天と地上をつなぐ虹のアーチ

時刻は午前6時を迎えた。つい今しがた、小雨が降り始めた。

ここ最近のフローニンゲンは天気が崩れることが多く、一日のどこかで小雨が降ることが多い。雨が降ると外出が億劫になってしまうが、昨日は雨のおかげで素晴らしい光景を目撃することができた。

書斎の窓から何気なく外を眺めていると、雨が止んだ後の世界に虹が見えたのである。それは天と地上をつなぐ美しいアーチとしてそこにあった。

私はしばらくその虹を眺め、そして虹の美しさに見入った感覚のままに作曲を行った。虹によって心が動かされ、その虹が生まれた背景には雨があったことを忘れてはならない。

9月に入ってからのフローニンゲンはめっきり肌寒くなり、ここ数日間は、朝に暖房を入れるかどうかを悩んでしまうほどであった。さすがにまだ暖房は早いだろうと思いながら、長袖長ズボン、そして靴下を履きながら、今はなんとか暖房をつけずにいる。

日本への一時帰国から戻って来る10月半ば頃になると、もう暖房をつけなければならない気温になっているかと思われる。

ゆっくりゆっくりと秋が深まっていき、長い長い冬がやってくる。今年の秋と冬は、過去4年間の中で最も充実したものになるだろう。毎年毎年そのようなことを思っている自分が存在しており、実際に毎年そのようなことが起こる。

自己が緩やかに、そして着実に深まっていけば、毎年の秋と冬は最も充実したものに感じられるのだ。それは秋や冬に限らず、すべての季節に当てはまることであり、実は毎日に当てはまることなのだ。

自己が日進月歩深まりを見せていけば、毎日の充実感と幸福感が深まっていくのである。ダークブルーに変わりつつある朝の空を眺めながら、そのようなことを思う。

今日はいったいどのような日になるであろうか。今日もきっと充実した一日になるにちがいない。昨日と同様に充実感を感じさせてくれる一日になるだろう。そして、明日もそうした一日になるだろう。

今日も早朝から作曲実践を行い、作曲プロセスを一緒に楽しむ音声動画を作成し、それを夜にYoutubeにアップしていく。昨日は、「楽しく学ぶ音楽理論講座」のコンテンツを多く作り、それらについては後日アップしていこうと思う。

音楽理論に関するコンテンツを作りながら改めて思っていたのは、やはり自分の言葉で説明することがいかに大切かということであり、自分の言葉で説明することなしには、学習内容は深まっていかないことを実感する。

そうした観点から、現在私は作曲理論や音楽理論に関して作成しているYoutubeのコンテンツは、どれも実際には自らの学びのためだと言えるかもしれない。自らの学びのためでありつつも、それを形として世に共有することによって、それが自己の学びで閉じずに誰かの学びにつながり得ることに、自分の言葉を通じて形にすることと、それを共有することの意義を感じる。フローニンゲン:2019/9/6(金)06:30

4925. 三つの表現活動:ボルダリングに関する夢

自分が日々の瞬間瞬間において感じていることを曲の形にすることと、自分の言葉で音声動画を作っていくことを通じて、自己表現のあり方が随分と変わってきたように思う。文章の執筆しか自己を表現する手段のなかった頃に比べて、自分のあり方は大きく変容している。また、世界の見え方や感じ方も随分と変化していることに気づく。

Youtubeチャンネルを始めてから、日記の執筆量は確かに減ったのだが、それは自然な現象なのかもしれないと思う。この現象については、様々な角度から今後取り上げていきたい。

今の私に言えることは、文章を通じた自己表現の絶対量が減ったとしても、作曲や自分の声を通じて形を生み出していくことを優先させるであろうということだ。

文章、音楽、声、それらはどれもいずれかに還元できない価値を有しているのだが、今の自分の関心や状態などに応じて、それらの実践の何に力を入れていくのかが変化していくのだろう。今日もまた、ゆっくりと緩やかに、それら三つを通じた表現活動に従事していく。

これから早朝の作曲実践に入る前に、今朝方の夢について振り返っておきたい。夢の中で私は、実際に通っていた中学校の教室の中にいた。私は教室の窓際の列の真ん中あたりに座っていた。

教壇には、中学校時代にお世話になった先生ではなく、高校時代にお世話になった先生が立っていた。その先生には高校二年生の時にお世話になっており、先生は国語を担当していた。先生は身長が高く、185cmほどあり、柔道をやっていたこともあり、体格も良かった。

教室の中では国語の授業が行われていたのではなく、まだ休憩時間のようであり、周りにいた友人と一緒に、私は先生と会話を楽しんでいた。友人と私がボルダリングを始めたことを先生に伝えると、なんと先生も数年前からボルダリングをやっているとのことであった。

それを聞いて私は嬉しくなり、先生にあれこれとボルダリングについて質問した。ボルダリングそのものについて尋ねたわけではなく、先生がどのような経緯でボルダリングと出会ったのか、どのようなボルダリング体験をこれまでしてきたのかについてあれこれ質問した。

話をする先生の様子は楽しそうであり、先生がボルダリングを楽しんでいるのをすぐに実感することができたし、ボルダリングの魅力を改めて実感することになった。驚いたことに、先生はもう1級の壁が登れるようになっているとのことであり、随分と上級者なのだと思った。

そこからもしばらくボルダリングの話で盛り上がり、今度一緒にボルダリングをしようという話になったところで、授業の始まりを知らせるチャイムが鳴り始めた。フローニンゲン:2019/9/6(金)06:44

4926. おのずから開かれていくもの

時刻はゆっくりと午前11時に近づきつつある。ここ最近は、この時間帯に日記を書くことはあまりなかった。

今朝はゆったりと午前5時半に起床し、そこから今の時間帯まで創造活動に従事していた。具体的には、作曲実践と、そのプロセスを音声動画として形にしていた。

今日は昼過ぎからオンラインミーティングが1件ほどある。その後、天気の様子を見て、街の中心部のオーガニックスーパーまでジョギングをするかどうかを判断したい。めっきり気温が下がり、これまでのような薄手の格好では外出できなくなってしまったが、走ることによって体温も上がるだろう。

昼過ぎからのオンラインミーティングに向けてすでに準備は完了しており、それまでの時間は、Youtubeチャンネル「ライフ・イズ・ミュージックコンポジション」のコンテンツ作りを行っていく。具体的には、チャンネル内のカテゴリーに「楽しく学ぶ音楽理論講座」というものがあり、そのカテゴリーのためのコンテンツを今から少々作りたい。

改めて思うのは、この講座のレッスンに関する一連のコンテンツは、自分へのレッスンになっているということである。自分の言葉で様々なトピックを話してみると、毎回発見の連続であり、知識の抜け漏れなどについて調べることによって、さらに知識が拡張されていくのを実感する。

また、それは知識の拡張のみならず、実際の作曲実践の中でもレッスンの内容が自然と思い出されることがあり、作曲実践にも良い影響を与えていることがわかる。

今日も幾つか新しいコンテンツを作っていく。レッスンの番号が積み重なれば積み重なるだけ、それは自分の学びが深くなっていることも意味しているため、コンテンツの作成の楽しさが増す。コンテンツを作りながら、少しずつ新なた自分と出会っていこう。

それを続けていれば、おのずから自分の音楽世界が開かれていくだろう。自らが自らを開いていくというのは、発達の本質に他ならない。発達の本質を実感しながら、今日もゆとりある充実した時間を過ごしていく。フローニンゲン:2019/9/6(金)10:57

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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