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4817-4820:フローニンゲンからの便り 2019年8月11日(日)


8月11日(日)に生まれた9曲

本日の9曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

4817. 補助録音教材を作りながら

4818. 高速トロッコに乗る夢

4819. ゆっくりと語る夢

4820. 音楽的な何かが目覚める無意識:プライベートバンクを通じた現代社会の影の部分の探究に向けて

4817. 補助録音教材を作りながら

今朝はゆっくりと5時過ぎに起きた。そこからゆったりと朝の儀式的かつ習慣的なルーチンワークを行い、5時半を過ぎた頃あたりに一日の活動を始めた。

ここ最近のフローニンゲンはめっきり寒くなり、夏がもう過ぎ去ってしまったかのようである。季節はほぼ秋のようなそれであり、日中は窓を開けていられるが、夜寝る際には窓を開けておくことはできない寒さである。

今日から一週間後の天気までを確認すると、本日が一番気温が高いのだが、それでも最高気温は22度、最低気温は13度である。来週からは最高気温が20度を下回る日が多く、気候は完全に秋のそれである。

季節の変わり目ゆえに体調管理には気をつけていきたいと思う。実際のところは、気をつけてもなんともならないことも多く、外側の変化と内側の変化が連動していることを実感することがよくある。外側の変化に抗うことなく、それに素直に順応するように身体を調整していけば特に問題はないことが経験則としてわかっているため、季節の変化に呼応するような姿勢で日々を過ごしていこうと思う。

ここ最近は、現在開催しているオンラインゼミナールの補助録音教材を作ることが多い。有り難いことにクラスで取り上げられる話題が充実しており、受講生から実に多様な質問をいただいているため、それらを元に音声ファイルを作成する機会に恵まれている。

ここ数日間は連続して音声ファイルを作成していた。これまでは一週間の中で、水曜日とあともう一日どこかの日に音声ファイルを作成するだけだったのだが、ここ数日間は連続して音声ファイルの作成にあたっている。

今このようにして文章を書きながら自分の言葉を形にしていくのも意義があると感じているが、実際に自分の声として自らの言葉を形にしていくことにも意義を感じている。そうした実感があるがゆえに、昨夜も就寝前まで音声ファイルを作っていた。

普段はその時間にはリラックスしながら楽譜を眺めるようにしているのだが、昨夜は音声ファイルに関して色々とアイデアが芽生えてきたため、そのアイデアをすぐに形にしておこうと思い、流れに任せるままに音声ファイルを作成することにした。

こうした音声ファイルというのも生き物であるから、作成したいと思った時に作成してしまうのが賢明かもしれない。そんな考えが自分の中にあった。

先日の金曜日クラスに引き続き、今日もオランダ時間の午前9時半から日曜日クラスが行われる。先日の金曜日クラスの後には、すぐさま振り返りの録音音声ファイルを作り、そこにも意義を見出すことができたので、今日のクラスが終了した後にも何かしらの録音音声ファイルを作成したいと思う。

気がつけば、補助教材として作成し始めた録音音声ファイルの数は90に迫り、時間としては1000分を超えた。こうした録音音声ファイルも受講生との協働創造物であり、ゼミナールが終了するまでにこれからどのような音声ファイルが生まれるか自分でも楽しみである。フローニンゲン:2019/8/11(日)06:05

No.2496: Celebration for Morning Joy

The morning world is replete with joy. Groningen, 07:17, Sunday, 8/11/2019

No.2497: In Tranquility

I’ll devote myself to my life work in tranquility today, too. Groningen, 08:06, Sunday, 8/11/2019

4818. 高速トロッコに乗る夢

時刻は午前6時を迎え、辺りはようやく明るくなった。とはいえ今日は、少しばかり灰色の雲が空にかかっており、朝日を拝むことはまだできない。

昨日は一日を通して強風が吹いていたが、今日はとても穏やかである。ほぼ無風状態の世界が目の前に広がっている。時折そよ風が街路樹に挨拶にやってくる程度である。そして、その挨拶に合わせて、書斎の中に冷たい風が流れ込んでくる。

早朝の作曲実践に取り掛かる前に、今朝方の夢について振り返っておきたい。夢の中で私は、小中高時代の友人(TK)と一緒に、トロッコのようなものに乗ってどこかに向かっていた。

周りの景色はどこか近未来的であり、今の世界とは与える印象が少しばかり異なっていた。

私たちが乗っていたトロッコは、線路の上を走っていくことができる。それは二人乗りであり、前に友人が乗り、私は後ろに乗っていた。彼の肩に手をかけて、目を開けていられないような高速で線路の上を駆け抜けていた。

私の脳裏には、この線路は高速列車も走り、仮に列車が前から、あるいは後ろからやってきたら危険なのではないかという思いがあった。友人にその点について確認すると、二つの線路のうち、右側の線路は列車が走るためのものであり、私たちが今走っている左側の線路は列車が通ることはなく、トロッコ専用とのことであった。

それを聞いて少しばかり安心したのだが、友人はさらに速度を上げて目的地に行こうと提案し、線路を変更し、列車が走る線路の上を通っていくことになった。最初私は、後ろからやってくる列車にひかれたりはしないかと心配に思ったが、トロッコの速度は高速列車の速度にも引けを取らないものであり、追いつかれる心配はないかと思った。また、直感的になんとなく大丈夫のような気がしたので、引き続き友人の肩につかまりながらトロッコを走らせていった。

すると目的地の駅周辺にやってきて、そこで不思議な光景を目撃した。胴体は比較的大きいが、実質上は二人乗れるかどうかぐらいの大きさの飛行機がゆっくりと宙に浮き、基地のような姿をした駅の中にゆっくりと自動で入っていく姿を目撃した。

私はトロッコに乗ったままだったのだが、なぜかその飛行機の機長と副操縦士の声が聞こえてきた。副操縦士は、オートメーションに切り替えるか、手動で駅に入っていくかを迷っていたらしいが、機長はオートメーションで駅に入っていくことを決断した。その間の二人のやり取りが私の耳に聞こえていた。

友人曰く、どうやら私たちのトロッコも宙に浮いて駅の中に入っていく必要があるらしく、私たちはもう一台の飛行機が駅に入るのをその場で待つことになった。そこで夢の場面が変わった。

この夢は幾分印象的であった。上記では細かく描写することをしなかったが、途中に線路がジェットコースターのように天に向かって伸びていく箇所があり、そこをトロッコが登っていき、てっぺんから一気に下って行く際には非常にスリリングかつ爽快さがあったのを覚えている。トロッコの速度は常に高速であり、そこにもある種の爽快さを感じていた。身体感覚として、恐怖感のようなものはほとんどなく、爽快感が上回っていたように思う。

高速列車と同じぐらいの速さで走るトロッコが何を示唆しているのか、そして夢の中の自分の感覚が何を示唆しているのかは興味深い。また、目的地の駅で目撃した光景も印象に残っている。

宙に浮かぶ二台の飛行機と、飛行機の中のパイロットの声がテレパシーのように聴こえてくる現象。それらについても少し考えを巡らせてみよう。フローニンゲン:2019/8/11(日)06:24

No.2498: Permeating Sensations

Graceful sensations are permeating through the inside of myself. Groningen, 08:46, Sunday, 8/11/2019

No.2499: A Voice of Emotions

I can hear a voice of emotions. It has various types and qualities. Groningen, 12:12, Sunday, 8/11/2019

No.2500: Slow Steps

Summer goes to autumn with slow steps.

4819. ゆっくりと語る夢

時刻は午前6時半を迎えた。今、二杯目の水をゆっくりと飲み終わり、チアシードを浸した水に小麦若葉のパウダーを混ぜたドリンクを飲み始めたところである。

少しずつ朝日が姿を見せ始め、赤レンガの家々の屋根を優しく照らしている。時折やってくるそよ風は冷たく心地よい。とはいえそれが書斎の中に流れ込んでくると、足元が寒く感じるため、靴下を履こうかどうかを今考えている最中である。

つい先ほどまで今朝方の夢について振り返っていた。実はもう一つ印象に残っている場面があり、それについて書き留めてから作曲実践を始めたい。

夢の中で私は、立派な会議室の中にいた。一見すると、そこは豪勢な食堂のように見えるのだが、その場所の機能は会議室であった。そこで私はある会議に参加していた。

人数としては15人ほどであり、日本人だけではなく、欧米人も何人か混じっていた。多国籍で会議が行われているにもかかわらず、なぜか会議の場では日本語が用いられていた。取り上げられているテーマが何であったかは覚えていないのだが、とても重要な議題を扱っていたことだけは覚えている。

会議が進行し、いよいよ最終的に何か意思決定をする場面になった時、会議室全体が静まり返った。誰も発言せず、どのように意思決定をすればいいのか全員が迷っているようだった。

そこで私は口を開き、おもむろに自分の考えを全体に共有し始めた。そこでの語り口はとてもゆったりとしており、会議に参加している一人一人に語りかけるような口調であった。

それが功を奏してか、皆一様に納得の表情を浮かべていた。ところが、コの字を描く形で席に座っていた一同の一人から意見が出た。それは意見というよりも、突然の笑いであった。

ちょうどコの字の縦線の真ん中に座っていた日本人の男性が突然笑い出し、何かブツブツとつぶやいていた。他の参加者はその男性の姿を不審そうに眺めている。

どうやらその男性は、あまり気が確かではないらしく、この場にはいない何者かと交信を図っているようだった。そうしたこともあり、私たちはその男性を一旦落ち着かせ、再度会議の決議に向かっていった。そのような夢も今朝方見ていた。

この夢は確かに場面としては短いが、印象に残っている。特に、自分がゆったりとした口調で参加者に語りかけるように話していた姿が印象的である。そこで私は、自分の考えを誠実に相手に伝えようとしていた。

自分の内側には、大切にしたい感覚が流れており、その感覚と繋がりながら言葉を発していたのを覚えている。今日はあと3時間後にオンラインゼミナールのクラスが行われるが、その場においても夢の中の自分のような語りかけができるであろうか。語るとは何かを考えさせてくれるような夢であった。フローニンゲン:2019/8/11(日)06:50

No.2501: Afternoon Rest

I’ll continue to engage in my lifework in the afternoon, taking a rest. Groningen, 15:10, Sunday, 8/11/2019

No.2502: Pulsation of Cells

I listen to the pulsation of my cells. Groningen, 16:00, Sunday, 8/11/2019

4820. 音楽的な何かが目覚める無意識:プライベートバンクを通じた現代社会の影の 部分の探究に向けて

時刻は午後の2時を迎えた。つい今しがた仮眠を取り終え、これから午後の活動に入っていく。

先ほど仮眠の最中にビジョンを見ていた。一つには、楽譜空間がそこに立ち現れ、譜面の上に和音が構成されたり、メロディーラインが生まれたりして、そこから音楽が奏でられる内容であった。そのビジョンの持続時間は短かったが、ビジョンの中にも作曲実践の体験が流れ込んでいることを興味深く思う。

今後は、ビジョンを含め、夢の中で現れたシンボルや感覚を曲にしていったり、直接的に音楽がそこで作られていたのであれば、それを実際の現実世界の中で曲として形にしておきたい。自分の無意識の世界にある音楽的な何かが徐々に目覚め始め、同時に現実世界での作曲実践が無意識の世界に流れ込んでいっていることを実感する。

夏がゆったりとした足取りで秋に向かっている。そんなことを感じさせてくれる日曜日の午後だ。穏やかさに溢れた感覚が内側に染み渡っていき、そうした感覚の中で時間が進行していく。

今日は午前中に、オンラインゼミナールの第6回目のクラスがあった。これにて一週間ほどの休暇に入り、再来週に第7回のクラスがあり、その翌週に最後のクラスがある。

全8回のゼミナールも早いもので、残すところあと2回となった。最後のクラスは振り返りのクラスであるから、ゼミナールも本当にあと少しとなった。

今日のクラス終了後、自分自身の振り返りも兼ねて、一つほど音声ファイルを作成した。ここ数日間は立て続けに音声ファイルを作っており、昨夜は就寝準備が始まる午後9時半まで音声ファイルを作っていた。これによって、やはり睡眠の質が若干下がってしまったのだが、時には勢いに任せて実践をしてみるのもいいだろう。

ただし今日はもう音声ファイルを作ることはせず、就寝前はリラックスしたい。具体的には、ハーモニー関する理論書を少々音読した後に、ぼんやりと楽譜を眺めることをしたい。関心の赴くままに作曲理論の専門書を少しばかり音読することと楽譜を眺めることは、ぜひとも就寝前の儀式的な習慣として確立したいものである。

先ほど仮眠を取る前に、王国制を採用するオランダについてぼんやりと考えを巡らせていた。中でも、王族の資産を保全し、それを運用する組織について関心が向い、以前から考えていたように、オランダの老舗のプライベートバンクの実態について知りたいという思いが湧いてきた。

彼らは王族を含め、富裕層の資産をいかように保全し、運用しているのだろうか。その背後にある思想や仕組み、さらには影の部分も含め、この現代社会で生きていく上で一つ知っておいた方が良さそうなテーマとして依然として自分の内側にそれがある。

オランダで生活をしていると、経済的な格差はそれほど顕在化している様子は見えず、教育のみならず、医療や福祉はうまく回っていると思えるのだが、統計的には世界でアメリカに次ぐほどに富の集中は激しい。オランダは人口の少ない国であるから、富裕層の数などで言えば日本の方が多いのだが、統計データを見ると、富の偏りに関してはアメリカと同様に、ごく一部の人に富が集中している度合いが強い。

このあたり、オランダの老舗のプライベートバンクを活用してみることによって、担当のバンカーから色々とオランダの経済・金融、さらには政治事情について話を聞き、対象国をオランダのみに限定するのではなく、ヨーロッパの富裕層たちが歴史的にどのように資産を守り、運用してきたのかという点も探究していきたいと思う。

実際に自分でプライベートバンクを活用することによって初めて見えてくるものがあるであろう。現代社会の影の側面をカネの観点から捉えていくのは一つ大事な試みとして自分の中にある。フローニンゲン:2019/8/11(日)14:28

No.2503: Near Your Pillow

Something unnatural or supernatural might show up near your pillow. The chance always exists. Groningen, 19:44, Sunday, 8/11/2019

No.2504: With Mysterious Steps

One of the points in our life would be walking with mysterious steps. Groningen, 20:10, Sunday, 8/11/2019

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