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4388-4393:フローニンゲンからの便り 2019年5月18日(土)


タイトル一覧

4388. 旅への乗り気

4389. 遍満する幸福感の中に溶け出すこと

4390. ファイトケミカルとベジブロス

4391. 植物との一体感

4392. この世界の奥深さ:今朝方の夢

4393. 植物への関心:アマニ油の摂取量について

4388. 旅への乗り気

今日から週末を迎えた。土曜日の早朝5時のフローニンゲンは、静寂さと落ち着きで満たされている。

この時間帯はまだ日が昇っていないが、遠くの空はダークブルーに変わり始め、日の出を予感させる。小鳥の清澄な鳴き声に耳を澄ましながら、バルセロナ・リスボン旅行から今日に至るまでの時の流れの速さを思う。

あの旅が、もう随分と昔のことのように感じられるのは何故なのだろうか。旅から帰ってきて、まだ10日ほどしか経っていないのに、それが遥か昔の出来事のように感じられるのは不思議なことである。

この10日間の間にも、私の人生は着実に進行しており、進行に並行する深耕があったのだろう。

旅をすること、及び旅という経験に内包されたものは、まだまだ未知のベールで包まれている。それが私という一人の人間に与える影響、及び人生全体に与える影響というのは、実は計り知れないものがあるのかもしれないと思う。

それは先日の友人との交換セッションでも明らかになっていた。幼少期の体験と現在行う旅のつながり、そして現在行う旅が、今から遥か先の自分に繋がっているということ。旅は、過去と未来を超えて、自己を一つの全体性に帰還させてくれる働きがあるのかもしれない。

今日は3時に目を覚ましたが、結局起床したのは4時であった。仮に4時に起きたとしても、午前中は十分に自らの取り組みに時間を充てることができる。

朝の時間をとにかく大切にすること。この時間帯に自らの取り組みにいかに従事するかが日々の充実感を決めていく。

上述のように、バルセロナとリスボンへの旅行を終えて、今の私は珍しく、次の旅へ乗り気である。以前にも述べたように、私の天職は旅をすることではないため、それほど頻繁に旅に出かけることを好まない。

確かに、私の魂は遍歴性という特徴を持っているが、それは数年に一度生活拠点を変えるという点に現れているだけであり、日常生活において旅を頻繁に行うという形では発露されない。そうしたこともあり、私自身もどちらかというと、旅に出かけていくよりも、こうした小鳥の鳴き声が聞こえ、都会の喧騒から離れた場所で静かにライフワクークに水の如く淡々と打ち込むことを好んでいる。

そんな自分が、ここから年内にかけて行う幾つかの一連の旅の計画をすでに立て始めているのは興味深いことである。欧州で迎える四年目の生活は、旅を起点にして進行していくものなのかもしれない。

来月のどこかでは、ジョージアの首都トビリシに足を運んでみようと思う。この夏にはロシアのモスクワを訪れる計画も立てており、この際ジョージアとロシアを合わせて旅行しようかと思った。

その背景には、両国は近いという私の思い込みがあったのだが、調べてみると、両国はそれほど近くなかった。もちろん、トビリシとモスクワを移動する距離というのは、日本からそれらの場所に行くことと比べればたかが知れているが、やはり旅を分けて両都市に訪れようと思う。

二つの都市を訪れるに際して、実はもうすでに、街にあるオーガニックスーパーとオーガニックレストランは調査済みである。旅に出かけるとどうしても崩れがちな食生活を崩さないためにも、旅先で食べるものもこだわり、おかしなものを食べないようにすることが大事である。

調べてみると、両都市ともに、オーガニックスーパーとレストランが充実していたのは嬉しいことである。ジョージアに関して言えば、興味深いことに、ジョージアのスーパーではオーガニックなものを普通に取り揃えていることが多く、わざわざオーガニック専門のスーパーだと名乗っていないスーパーがかなりあるということだ。

トビリシに訪れた初日には、まずは街の散策も兼ねて、スーパーを散策することから始めたいと思う。そのようなことを考えながら、週末の土曜日が始まった。フローニンゲン:2019/5/18(土)05:24

No.1957: The Chivalric Order of Fresh Verdure

My body this morning is fully energized.

I’ll go running and walking shortly. Groningen, 11:48, Saturday, 5/18/2019

4389. 遍満する幸福感の中に溶け出すこと

毎朝起床してすぐに感じる楽しみ及び喜びは幾つかある。一つは、新たな一日の中で作曲実践ができることである。もう一つは、早朝の一杯の味噌汁を飲めること、及びそれに続き、ヘンプココアや果物を摂取することができること、そして一日の最後に良質な野菜をふんだんに使ったサラダを食べられることだ。

それら以外に挙げるとするならば、自らの日々及び人生全体を綴る日記を執筆すること。これら三つが日々の最大の楽しみであり、喜びだと言える。

列挙してみると、実に慎ましい楽しみ及び喜びだと思う。こうした慎ましい楽しみと喜びに絶えず満たされているのが自分の日々の特徴だ。

昨夜は特に、今後はより一層、作曲実践と食実践に意識を向けて行こうと思った。それらの実践と探究をより本格的に行い、それらを通じてこの世界に何らかの関与ができればと思う。

もうそろそろしたら、起床してヨガの実践を終えてから飲んでいるチアシードがなくなるので、早朝の味噌汁を飲もうと思う。昨夜の日記で言及したように、今日からの味噌汁は特別だ。

昨日の夕食で出た野菜のくずを使って、ベジブロスを作り、そこに今日はオーガニックの八丁味噌を溶かした味噌汁を作る。それがどれだけ美味しいかがもう想像できてしまうのが嬉しく、思わず笑みがこぼれる。

オーガニックの野菜から豊富な栄養素が溶け出してベジブロスになったのと同様に、今の私はそれをいただくことを想像するだけで、幸福感が溶け出し、いや自己が幸福感の中に溶け出してしまいそうなのだ。

今、そのようなことを思った瞬間に、ひょっとすると幸福感というのもは、このリアリティに大海のように最初から満たされているもの、あるいは空気のように、この世界に遍満しているものだと言えるかもしれないと思った。つまり幸福感というのは、私たちが生み出すものでもなく、獲得するものでもなく、遍満するその中に私たちが溶け出すことによって感じられる何かなのではないかということだ。

そうだったのだ。幸福感を感じるためには、溶け出すことがカギだったのだ。

それを教えてくれたのが、昨夜の夕食で出てきた野菜くずたちだった。この日記を書き終えたら、早速そのベジブロスを使った味噌汁を堪能しようと思う。

味噌汁を一口飲んだ瞬間に、私はもう幸福感の中にいるだろう。いや厳密には、上述のように、幸福感というものが目には見えない空気のように遍満する性質を持っているのであれば、私はすでに今この瞬間も幸福感の中にいるのだ。あとはそれを自覚するかどうかだ。

確かに、今この瞬間にまだ味噌汁を飲んでいなくても、それを想像するだけで幸福感を感じている自分がいる。人間の想像力というのは興味深く、偉大である。

良質の食材を単体で摂ることも確かに十分意味があるが、食を組み合わせることによって発揮される妙にも現在注目をしている。例えば、トマトとアボカドの組み合わせだ。

私はこれまでもそれらの食材を日々の食生活の中に取り入れていたが、両者を意識して一緒に摂ることはあまりなかったように思う。だが昨日からその組み合わせを意識して食べてみたところ、その組み合わせが良さそうだと体験的にも理解できた。

実際に研究で明らかになっているのは、トマトに含まれるリコピンは、アボカドの脂質によってより吸収されやすくなるとのことである。これからも、アボカドは一日に半分を目安にして、トマトと一緒にいただこうと思う。フローニンゲン:2019/5/18(土)05:41

No.1958: A Jump in the Afternoon

Time might have the ability to jump. Groningen, 16:38, Saturday, 5/18/2019

4390. ファイトケミカルとベジブロス

私は決して音楽学者、食学者、植物学者になろうとしているわけではないのだが、音楽に関する探究、食に関する探究、食の中でも植物やハーブ、さらにはスパイスに関する探究を意識せずとも進めている自分がいる。

今、昨夜作ったベジブロスを基にした味噌汁に口をつけた。ひと口目をつけた瞬間に、その甘さに驚かされた。野菜のくずからこのような甘みが抽出されるなんて驚きであった。

そこに少々、クミンなどのスパイスをまぶしてみると、味がさらに引き締まり、なんとも言えない美味である。八丁味噌との相性も抜群であり、ベジブロスに含まれる栄養と抗酸化作用を持つファイトケミカルが自分の内側にゆっくりと入っていくのがわかる。

早朝のこの時間帯にこうした飲み物を飲むことによって、一日がより充実したものになるだろう。起床してから一日を終えるまでの時間がなぜ充実感に溢れているかというと、その一つには良質な食べ物と飲み物を摂取していることを挙げることができる。そこにベジブロスが加わったことは嬉しい。

今日も夕食にサラダを作るが、今日のサラダで出る野菜くずだけではベジブロスを作るのに十分ではないだろう。私は基本的に、リンゴのみならず、ニンジン、サツマイモ、アスパラガスなども洗って皮ごと食べる。

もちろんそれを可能にしているのは、残留農薬のないオーガニックの野菜を選んでいるからということもあるが、基本的には野菜は皮ごと食べるため、野菜のくずはもともと少ない。

現在の夕食は、一日ごとに異なるメニューにしており、二日ごとにそれがローテーションされていく。今日はベジブロスの味を引き立ててくれる玉ねぎを摂取しないので、今日出るであろう野菜や果物のくず、例えば、ニンジンのヘタの部分、セロリのヘタの部分、アスパラガスの固い茎の部分、リンゴの芯や種などは、スープ用の器に入れてサランラップに包み、明日の夕食を作る際に出る野菜くずと合わせて、明日にベジブロスを作る際に活用したい。

今後かぼちゃを食べた際には、かぼやのわたや種を活用し、ごぼうを食べた際にもそのくずを活用してみようと思う。今調べてみたところ、驚いたことに、普段食べているアボカドの種と皮、さらにはオレンジの種と皮もベジブロスに使えるようであり、ブロッコリーの芯、セロリの葉、トマトのへたも量を控えめにすれば独特の匂いを気にせずに活用出来るそうなので、今日から早速それらを捨てずに保存しておきたい。

そのように考えてみると、ベジブロスに使える野菜や果物はかなりの種類と量になり、調理する際には一回分の出汁をとるのではなく、二日か三日分の出汁を取ることができそうだ。そのあたりを計算して水を測り、次回はまず二日分のベジブロスを作り、それを二日間に分けてゆっくりと飲んでいきたい。少し量が多ければ、朝と午後に分けて飲んでもいいだろう。

改めて驚くのは、昨日は玉ねぎの内側の皮だけをベジブロスにしたのだが、実は外側の皮も——外側の皮こそファイトケミカルが豊富——であり、ニンニクに関しても実の両端の部分しかベジブロスに入れていなかったのだが、硬い皮の部分もベジブロスに使えるそうだ。自分がこれまでどれだけ野菜を無駄にしてきたかを思うと、反省をしたい気分である。

ファイトケミカルはなんと1万種類以上あるかもしれないと言われており、今のところ発見されているのはそのうちの数百種類、そのうち研究が進んでいるのは10から20種類ほどとのことなので、今後もファイトケミカルに関する研究動向については注目をしていきたいと思う。フローニンゲン:2019/5/18(土)06:57

No.1959: Allergic Response

I’ve eaten some raw asparagus in the last three days.

I may be allergic to it because I start to cough after I eat it. Groningen, 20:48, Saturday, 5/18/2019

4391. 植物との一体感

気がつけば時刻は午前7時を迎えた。ベジブロスとファイトケミカルについて調査を進めていると、改めてそれらの奥深さに感銘を受けている。

野菜や果物の中で、従来食べられないとされており、ゴミとして扱われていた皮やヘタ、そして種に栄養素が凝縮されていることは注目に価する。そこに野菜や果物の生命力が凝縮しているのだろう。

そうした生命力の発露であるファイトケミカルは、特徴としては様々があるが、抗酸化力と免疫力は非常に重要なものになるだろう。そもそも野菜や果物といった植物は、動物のように動いて外敵から逃げることができないため、虫のみならず、紫外線や細菌などを含めた外敵から身を守るためには、自分の内側で外敵から身を守る成分を作り出す必要がある。

それがまさにファイトケミカルの源泉なのだが、これを私たち人間が摂取した時に、私たちにとって良い影響を及ぼす点が驚きである。つまり、私たち人間がファイトケミカルを体内に摂り入れる際に起こっているのは、まさに植物がそれを発揮しているのと同じ働きが起こっているのである。ここに私は、人間と植物の一体感を感じる。

植物が自己防衛をするために生成するファイトケミカルが、私たちの身体を整え、私たちにとっての各種の外敵から身を守ってくれることに役立つ点に、植物と人間の共生及び植物の偉大さを実感せざるをえない。人間が植物を取り入れた際に起こる効果や効能については、独自に探究を進めていこうと思う。

ジョン・エフ・ケネディ大学に入学して以降、意識の探究を進める過程の中で、様々な植物を摂取する実験をしてきたのであるが、その時の実験結果も思い出しながら、書ける範囲のことを今後書き留めておくのも良いかもしれない。

植物に含まれるファイトケミカルは近年、第6の栄養素と言われる食物繊維に続いて、第7の栄養素として注目されている。特に、私たちの身体の健康の維持・促進に働きかける「生体調節機能」に関する研究が進められているようなので、このあたりは引き続き研究結果の調査をしていきたい。

今日明日と時間を作りながら、以前購入したハーブに関する辞典的書籍“The Herbalist’s Bible: John Parkinson’s Lost Classic Rediscovered (2014)”と“Encyclopedia Of Herbal Medicine: 550 Herbs and Remedies for Common Ailments (2016)”、さらにはスパイスに関する辞典的書籍 “The Science of Spice: Understand Flavour Connections and Revolutionize Your Cooking (2018)”を読み進めていこうと思う。

今日はこれから早朝の作曲実践を行い、正午前にジョギング兼ウォーキングを兼ねた買い物に出かける。近所の河川敷をある地点まで走り、帰路はゆっくりと歩いて近所のスーパーに行く。そこでリンゴとバナナを購入したいと思う。

自宅に戻ってきてからは仮眠を取り、仮眠後からは監訳書のレビューを進めていきたいと思う。昨日の段階で、「はじめに」の追加修正を終え、今日は「解説」の箇所に追加修正を加えていく。

昨日編集者の方とオンラインミーティングをしたおかげで、追加修正事項の文章のイメージができており、何をどのように書けばいいのかの案を裏紙に書き留めているので、それを基にすればそれほど時間をかけずに追加修正が終わるだろう。

それが早めに終われば、今度は本文のレビューを一言一句進めていく。三校に対するレビューが一応最後のレビューということなので、丁寧にレビューをしたいと思う。フローニンゲン:2019/5/18(土)07:20

No.1960: A Gentle Hope

I found a gentle hope in the early morning. Groningen, 11:08, Sunday, 5/19/2019

4392. この世界の奥深さ:今朝方の夢

天気予報では今日は終日曇りの予報だったのだが、今は少しばかり朝日を拝むことができ、早朝の優しい太陽光が地上に降り注いでいる。

書斎の窓から見える景色は、冬の時代に比べると、本当に色とりどりになった。これからやってくる季節は、色の季節なのだ。

もちろん、冬の時代にも色はあったが、これから夏に向かっていくまでの時期は、生命の力強さを感じさせてくれる溌剌とした色を眺めることができる。例えばそれは、新緑の色であったり、草花の鮮やかな色として顕現する。

これからの季節、そして秋や冬も含めて、季節固有の色に着目をしていきたいと思う。色彩辞典を入手すれば、色に対する私の感性がさらに変化し、世界がまた違って見えてくるだろう。

そう考えると、この世界は一体どれほどまでに奥深いのかと思ってしまう。絶えず見えないものがあるということ、絶えず感じられないものがあるということ。そこに世界の奥深さがあり、私たちの成熟の余地がある。

つい先ほど、洗濯をするために衣服を洗濯機に入れたのだが、その時、後90年間ほどオランダの土地で生活することも全く不可能ではなく、むしろこの地で穏やかな客死を遂げたいという思いが湧いた。

オランダという国が持つ進歩性と落ち着き、それらを考えてみた時に、ひょっとすると、この国で生活をする中で私は生涯を閉じるかもしれない。もちろん、ノルウェーやフィンランドに別の生活拠点を構えることや、この年末に足を運ぶマルタ共和国にも生活拠点を設ける可能性はある。

だがそうだとしても、私にとって重要な拠点になるのはオランダという国のような気がするのである。そんなことを先ほどふと思った。

今朝方の夢についてまだ振り返っていなかったので、それについて振り返り、その振り返りが終わった後に早朝の作曲実践を行う。夢の中で私は、大学時代のゼミナールの同期の一人(NK)と話をしていた。

彼女とは食に関する話で盛り上がっており、ここ最近私が知った幾つかの興味深い発見事項について共有をした。食に関する話で盛り上がった後に、彼女は一つの動画を見せてくれた。

それは彼女が以前に出演した劇に関する動画であり、幾つかなかなか刺激的なシーンがあったが、彼女はそれらのシーンを含め、動画を見せてくれている最中に色々と解説をしてくれた。まずはそのような夢を見ていたことを覚えている。

次の夢の場面では、私は小中高時代の友人二人(TK & AF)と一緒に、畳部屋で話をしていた。その部屋は、どこか私が小中学校時代を過ごした自分の部屋のようにも見えた。

二人との会話を楽しんだ後、私は用事があったので、その場を離れる必要があった。そこで二人に別れを告げようとすると、それまで気づかなかったが、同じ中学校の女子バスケ部の先輩が部屋にいて、にこやかな笑みを浮かべてこちらを見ていた。

その先輩とは中学校時代に話をした記憶はほとんどなく、ただ数年前に地元で行われた友人の結婚式に参加した時に、その先輩が偶然にも式場で働いており、二言三言話をしたことを覚えている。

その先輩は笑みを浮かべながら、部屋から出て行こうとする私に向かって笑顔で何かを話した。その内容については覚えていないが、たわいもないようなことだったように思う。それに対して、私も笑顔で返答し、部屋を出ようとした。

すると、部屋に置かれていたおもちゃか衣服の収納ケースの外側に、一匹の黒い小さな虫が動いているのを見つけた。それはハサミムシのような虫だった。

そこで私は、友人の一人(AF)に、その虫を捕まえてもらうことをお願いし、部屋を出て行くことにした。今朝方の夢はそのような内容だった。

私の夢の中では、時々虫が出てくることがあり、虫に対する感情も夢によって様々である。今朝方の夢に関して言えば、黒い小さな虫を見たときに、特に気持ち悪さもなく、むしろそこに可愛らしさを感じ、友人にその虫を捕まえてもらうことをお願いしたものの、殺生するのではなく、どこかに逃がしてもらおうと思っていた。

あの小さな黒い虫も、きっと私のシャドーの何かしらの一部であることを考えると、あの虫は自分のシャドーのどのような側面を映し出したものだったのだろうか。黒色のハサミムシが象徴するものはなんだろうか・・・。フローニンゲン:2019/5/18(土)07:45

4393. 植物への関心:アマニ油の摂取量について

時刻は午後の1時に近づいている。幸いにも天気予報とは異なり、これまでは晴天が続いている。爽やかな微風がフローニンゲンの街をゆったりと歩いている。

つい先ほど、ジョギング兼ウォーキングを兼ねて近所の河川敷に行ってきた。今日は土曜日のためか、河川の対岸の広場に家族連れの人たちが集まっており、何かイベントが催されていた。司会者が話すオランダ語がマイクを使ってこちらまで聞こえてきたが、何のイベントなのかはよくわからなかった。

外で20-30分ほどの適度な運動をすることによって、ほどよく太陽の光を浴びることができ、気分も爽やかになる。河川敷のサイクリングロードの道端に咲く様々な草花を眺めながら、それらの中で食用はあるのかどうか、あるとすればどのような栄養や効能を持っているのかが気になっていた。今の私は、植物に強い関心を示しているらしい。

ここ最近は、毎朝起床してすぐにオイルプリングをし、ヨガの実践をした後に、アマニ油を大さじ一杯ほど飲んでいる。その際に、チアシードが含まれた水を一緒に飲んでいるのだが、今朝気付いたのは、ここにさらに夕食でアマニ油をサラダにかけると、どうやら逆にオメガ3脂肪酸の摂りすぎになるのではないかということだった。

その他にも、早朝にアマニ油とチアシードを摂取すると、便通が良くなりすぎるのか、少なくとも午前中に二回は排便がある。適量が二回排便されるというのはとても望ましいのだが、問題は二回目の便はかなり軟便であり、下手をすると下痢に近いということである。

おそらく、一回目の便は昨夜食べた夕食の食べカスが多く含まれたものであり——多くと言っても便に含まれる食べカスは全体の5%から7%らしいが——、二回目の便の多くは、腸内細菌の死骸と腸の粘膜が剥がれ落ちたものであり、アマニ油とチアシードは特に二回目の便を軟らかくしすぎているような気がしている。

明日からは、早朝の摂取量を大さじ一杯ではなく、小さじ一杯に減らしてみようと思う。それでも軟便が出る場合には、アマニ油を摂るのか、チアシードを摂るのかのどちらにしてみようと思う。こうした実験はまだまだ積み重ねていく必要がある。

午前中にふと、いつか自分で野菜や果物を育ててみたくなった。思い返してみると、父方の祖父は、生前は自宅の畑で野菜や果物を育てていた。そこで育てられた野菜や果物はどれも美味しく、私の記憶の中でその味は今もまだ鮮明に残っている。

祖父だけではなく、父もマンションのベランダで野菜や果物を育てている。そうしたことを考えてみると、野菜や果物を自分で育ててみたくなるというのは、二人の血を引いているからなのかもしれない。

今は旅行で7日から10日、日本に一時帰国する際には二週間以上自宅を空けることがあるので、栽培するとなると野菜や果物の手入れが難しいが、それぐらいの期間、水や栄養を与えなくても生きていられるような品種があれば、それをまず育ててみたいと思う。この件についても調査をしてみよう。フローニンゲン:2019/5/18(土)13:11

5月18日(土)に生まれた曲たち

Op.1149 フローラとの一体感

Op.1150 新緑の騎士団

Op.1151 午後の跳躍

Op.1152 アレルギー反応

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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