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4115-4118:フローニンゲンからの便り 2019年4月9日(火)


タイトル一覧

4115. 冬の寒さが残る朝に見た夢

4116. 今朝方の夢の続き

4117. 目覚めの体験

4118. 今日の夕食から:明日の市場訪問へ向けて

4115. 冬の寒さが残る朝に見た夢

早朝に起床してみると、随分冷えているなと思ったので気温を確認してみると、4度であった。昨日までの三日間は暖かかったが、今日からもまた肌寒い日が続く。

明日の早朝には1度まで気温が冷え込むそうであり、今週の金曜日には最低気温が0度となる。全くもってまだ冬の気温である。

今日も小鳥の鳴き声に耳を傾けながら、ゆっくりと一日の活動を始めていこうと思う。今日の活動に向けた準備として、まずは今朝方の夢について振り返っておきたい。

夢の中で私は、オランダの海岸線を走る車の中にいた。その車は高さが高く、それでいてオープンカーのような作りになっていた。

左ハンドルの席で運転しているのは、小中学校時代に最も身長の高かった友人(YK)であった。助手席を含め、運転席以外は面白い作りになっていて、すべて外側に向かって椅子が取り付けられていた。つまり、真正面を向いているのは運転席だけであり、その他の席は全て横を向いていたのである。

運転は彼に任せながら、私はオランダの海岸線の景色をぼんやりと眺めていた。運転席からもその景色の素晴らしさが見えるようであり、友人は時折私にオランダの海について質問をしてきた。また、海に関することだけではなく、オランダの国全般に関して色々と質問をしてきた。

質問の一つ一つに対して、私は自分の知っている範囲のこと、考えている範囲のことをゆっくりと回答していった。しばらくすると、信号機に捕まり、一台の車が私たちの車の横につけた。

見ると、前職時代の女性の上司が二人車に乗っていることに気づいた。向こうはこちらに気づいていないようであり、手を振ることがためらわれたため、信号が変わってそのまま私たちは直進した。

すると、上司の二人は私の横顔が目に入ったのか、私の存在に気づいたようだった。だが私は、上司の方を向いて手を振ったり、会釈をすることをせず、そのまま進んで行くことにした。

そこから数分後、少しばかり休憩をするためにパーキングに入った。友人が先に私を降ろしてくれた時、ちょうど先ほどすれ違った二人の上司の車も到着し、そこで二人に挨拶をした。

すると二人は、今から二人が運転する方の車に乗らないかと私に持ちかけてきたのである。それは有り難い申し出だと思いながらも、友人とドライブをしている最中だと伝えた。

いったん私はそこで二人の上司と別れ、外にある椅子に腰掛けてゆっくりしようと思った。するとそこには、数名の友人と見知らぬ人がいて、彼らはタバコを吸いながら何か雑談していた。

見ると、彼らはやたらと身長が高く、中には2m近い者もいた。彼らに話しかけようと思って一歩を踏み出した時、私の体は休憩所の二階にいた。

ちょうどエレベーターの前に、高校時代の友人(HS)がいて、窓に映る自分の姿を見ながら、着ているジャケットを直している。そんな彼に私は、「そのジャケットかっこいいね」と述べた。

すると彼は嬉しそうな笑みを浮かべて、「ありがとう」と一言述べた。その次の言葉として私は、「それ、どこで買ったの?」と聞いてみた。

すると、彼はその店の名前を教えてくれ、それは大型デパートのようであり、ちょうどこの休憩所の横に併設されているようだから、今から一緒にそのデパートに行かないかと私に持ちかけてきた。あまり長居はできないと思ったが、彼の提案を断ることをせず、一緒にデパートに向かうことにした。そこで夢の場面が変わった。フローニンゲン:2019/4/9(火)07:20

No.1841: A Mobius Strip

Now, the setting sun is beautiful.

Today has been dense in terms of fulfillment. Groningen, 17:11, Tuesday, 4/9/2019

4116. 今朝方の夢の続き

時刻は午前七時半を迎えつつある。昨日購入したハーブティーの一種類を昨日飲んでみたところ、大変感激する味であり、今日の午前中にはもう一つの方を飲んでみようと思う。

今、書斎の窓から見える赤レンガの家々に、神々しい朝日が照りつけている。そして、書斎の近くにいる小鳥たちが元気の良い声で鳴き声を上げている。

朝日が地上に降り注ぐ様子を眺め、そして小鳥の鳴き声を聞いていると、新たな一日がまた始まったのだと実感する。本当に日々は毎日新しく、違った輝きを持っている。そのようなことを実感させてくれる朝である。

この日記を書き留めたら、早朝の作曲実践を行いたい。昨日は買い物以外にも、諸々の仕事があったため、結局二曲ほどしか作ることができなかった。今日はもう少し作曲実践に時間を充てることができればと思う。

ただし今日は、午前九時から協働プロジェクトに関するオンラインミーティングがあり、明日にはまた別のミーティングがあり、それに向けた準備も今日行っておく必要がある。幸いにも、明日のミーティングに向けた準備は以前から進めていたため、それほど準備に時間はかからないだろうが、資料を最終版にしておきたいと思う。

また、今日は作曲実践に並行して、昨日から読み始めた“The Ego and the Dynamic Ground: A Transpersonal Theory of Human Development (1995)”の続きを読み進める。著者のマイケル・ウォシュバーンは、書籍の数こそ少ないが、トランスパーソナル心理学の領域に対して、ケン・ウィルバーと同じくらいの貢献をした研究者である。

私はこれまで、ウォシュバーンのことを発達心理学者だと思っていたのだが、書籍の序文を読むと、どうやらそうではなく、彼は哲学者であるようだ。哲学者としての観点から人間の発達、とりわけトランスパーソナルの領域を扱っている点は非常にユニークであり、彼の学問的バックグラウンドのユニークさが、ウィルバーとは違う貢献をトランスパーソナル心理学に対して行った要因に挙げることができるかもしれない。いずれにせよ、今日はゆっくりと上記の書籍を読み進めていく。

先ほど、今朝方の夢について振り返っていたが、断片的な夢をもう少し見ていたことを思い出した。夢の中で私は、父が運転する車の助手席に座っていた。

最初に見ていた夢と同様に、その車もまた左ハンドルであった。普段は色々と話しかけてくる父であるが、その日はとても静かであり、ほとんど口を開くことはなかった。

表情は至って冷静なのだが、なぜか運転がやたらと荒く、それでいてスピードが尋常ではない速さになることがあった。幸いにも、走っている国道には車がほとんどなかったが、車線をはみ出しているのではないかと思われる運転は、時々やってくる対向車とすれ違う時に恐怖感を引き起こした。

私は父に、運転が少し荒いのではないかと述べたが、相変わらず父は表情を変えず、それでいて何も言葉を発しなかった。私はそれがとても奇妙に思え、どこに向かっているのかわからない車に乗りながら、引き続き荒い運転に対して恐怖感を覚えていた。

そのような夢を見ていたことを思い出す。その他にも、小中学校時代の親友四人が夢に出てきて、どこかの家の一室で話をしていたのを覚えている。普段は笑いが絶えない話をするのだが、その時は何か真剣な話をしていた。

自分のことをひけらかすことなど一切しないはずの親友の一人(NK)が、その時は何かをさりげなく自慢話をしており、それに対して他の友人と私は、あまりいい気分ではなかった。フローニンゲン:2019/4/9(火)07:38

No.1842: Appreciation for the Blue Sky

Today’s weather is impeccable.

I’ll go shopping to the center of the city shortly. A morning walk would be wonderful. Groningen, 10:32, Wednesday, 4/10/2019

4117. 目覚めの体験

時刻は午後の二時半を迎えた。確かに今日は昨日に比べて気温は低いが、それでもこの時間帯は陽気さに包まれている。穏やかな太陽光が地上に降り注いでおり、辺りはとても平穏だ。

つい今しがた、トランスパーソナル心理学の領域に大きな貢献を果たしたマイケル・ウォシュバーンの“The Ego and the Dynamic Ground: A Transpersonal Theory of Human Development (1995)”の初読を終えた。

気がつけばこの書籍を購入したのは今から五年以上前のことであり、それがほぼ未読のまま本棚に眠っていたことに驚く。そしてより驚かされるのは、今この書籍を読むタイミングであったということだ。

これは何かの巡り合わせだったのだろうか、ウォシュバーンの理論には、ここ最近、ないしは欧州で過ごしてきた三年間に自分が内面で体験していたことが非常に網羅的に説明されていたのである。

この三年間において体験してきたことをここで一つずつ挙げる必要は全くない。なぜなら、それらのほとんどは過去の日記の中に書かれているからである。

自分でそれらの個別個別の体験を振り返ろうと思えば、過去の日記を当たればいい。今はそうしたことは必要ではなく、これまで体験してきたことをトランスパーソナル心理学の枠組みで捉え直し、現在の体験をより深く体験するためのあり方を模索していけばいいのである。

本書のおかげで、欧州での生活の三年目が終わりに近づいている今体験していることの意味をより深く捉えることができ、またこれから体験するであろうことが見え始めている。

ウォシュバーンの理論は、ウィルバーの理論にはない観点が幾つもあり、新たな気づきや発見がもたらされたことは言うまでもない。上記の書籍は、この二日間で集中的に読んだため、一旦本書を寝かせて、また近いうちに再読をする日がやってくるだろう。

今日は正午を過ぎてから、昨日購入したハーブティーのうち、まだ試していない方を飲むことにした。それは、ゴールドフルーツのハーブティーであり、昨日と同様にお茶を急須に入れて待っている時間は楽しみな時間であり、淹れたてのお茶を飲むことは至福な時間である。

このハーブティーの味を一言で述べれば、文字どおり、フルーツジュースのような味である。昨日飲んだものよりもフルティーな味わいが深く、色も鮮やかな赤紫をしている。

今、急須で二杯目のお茶をゆっくりと飲んでいる最中だ。夕方までこのお茶を楽しめそうである。

上記のウォシュバーンの書籍を読みながらふと思ったのは、やはりここ最近の私に起こったのはある種の目覚めであったということだ。目覚めにも様々な種類と質があることは確かであり、ここ最近の目覚めはこれまでにはないような類いのものであった。

自己の深層的な部分がよりこの大地に落ち着いている感覚があり、これまで以上に自己の基底と深いつながりが持てているような感覚がするのである。それを象徴するかのように、私は突然にして、この大地に根ざした野菜を豊富に食べるようになり、大地に根ざしたハーブをお茶にして飲むようになったのだと思う。

食生活の抜本的な変化の背後には、ここ最近の目覚めの体験があったのだ。ここから私は、この体験をもとにして、また自己を深めていく道をゆっくり歩んでいくのだと思われる。

穏やかな太陽の光が引き続き大地に優しく降り注いでいる。フローニンゲン:2019/4/9(火)14:51

No.1843: A Passing Day

I got up at 4:30AM today, and now it is already 2:30PM.

I’ll take a short nap and resume composing music and reading a book. Groningen, 14:25, Wednesday, 4/10/2019

4118. 今日の夕食から:明日の市場訪問へ向けて

夕日がフローニンゲンの街に降り注ぎ、今日もまた充実感の詰まった一日であったことを感じさせる。時刻は午後の七時を迎えようとしている。

今日は七時前に夕食を食べ終えることができた。これで就寝の10時までには、夕食が随分と消化されているだろう。

一日一食生活はもう完全に習慣となり、昼になっても空腹感を感じることなく、一食の夕食を存分に味わえるようになった。もちろん、午前と午後にお腹が鳴ることはあるが、それを空腹感と錯覚してはならず、腸が消化ではなく、デトックスに向けて働き始めているサインであり、身体の修復が始まったサインだと見なす必要がある。

一日一食生活を始めた頃は、夕食の量が多いこともあったが、今は一食しか食べていないのに腹72-75%に収まっている。今日は残っているパスタを食べたために、腹75%ほどであったが、野菜豊富のサラダと豆腐だけを食べる時は、腹68%ぐらいなのではないかと思う。

正直なところ、腹八分ですら胃腸に負担がかかるように思っており、理想は七割を切るぐらいだと思われる。

それにしても、一昨日オーガニック食品専門店で購入した有機豆腐は極めてうまい。毎日生姜を少々刻み、醤油を少し垂らして最初にそれを食べている。

幸いにも、そのオーガニック食品専門店には、幾つもの種類の豆腐が置いてあり、今後は別のものを試してみてもいいかもしれない。明日もまた晴れるようであるから、昼前に街の中心部の市場に行って、果物と野菜類を購入したい。

前回夕方になるかならないかの時に市場に訪れると、目当てのケールとセロリが売り切れており、明日はそうならないように昼前に足を運ぶ。果物に関しては、いつものようにリンゴを購入し、明日はイチゴを購入してもいいかもしれない。

野菜に関しては、ケール、セロリ、サツマイモ、人参、玉ねぎ、水菜を購入しようと思う。その他にも、前々からキノコ類にも注目をしており、明日はしいたけも購入してみようと思う。

オランダ語ではなくローマ字読みで“shiitake”という名前を先日見かけたため、明日は美味しそうなしいたけを選んで購入する。しいたけについても調理方法と保存方法を改めて調べてみると、しいたけは水にさらしてしまうと栄養素が溶け出してしまうようなので、水にさらさず、短時間電子レンジを使用して温めようと思う。

しいたけの大きさにもよるが、20g-30gぐらいのしいたけをスライスし、野菜サラダと和えて食べようと思う。

しいたけの不思議な特性として、しいたけに含まれるビタミンDは、天日干しして紫外線を当てることで増やすことができるとのことである。最近は、夕方に西日がキッチンに差し込むようになっているので、その日に食べる分のしいたけを30分~1時間ほど天日干ししようと思う。それだけでビタミンDの含有量が約10倍になる(食物繊維の含有量も相当上がる)というのは驚きだ。

しいたけの保存に関しては、数日間ほどであれば常温でも大丈夫とのことであり、しいたけの最大の敵である水分には気をつけて、頭を下にし、軸を上にして冷暗所で保存しようと思う。さらによくよく調べてみると、天日干しをするのであれば、乾燥させ、干し椎茸にすることによって数ヶ月ほど保存がきくとのことである。

こうしたことを調べてみると、食とは本当に奥深く、どのように調理して、どのように保存するかによって色々と違いが出てくることを改めて面白く思う。フローニンゲン:2019/4/9(火)19:29

No.1844: Scintillation of the Evening

Today also has passed quickly, and the evening came when I realized it.

I’ll start fasting the day after tomorrow. I expect to be able to spend energetic time within the fasting period. Groningen, 17:17, Wednesday, 4/10/2019

4月9日(火)の曲一覧

Op.1032 光の紋章

Op.1033 暗いまどろみの中へ

Op.1034 メビウスの輪

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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