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4043-4048:フローニンゲンからの便り 2019年3月27日(水)


タイトル一覧

4043. 今朝方の夢

4044. 食と男女の平均寿命:スパイス専門店の謎

4045. 早朝の音の恵み:今朝方の夢の続き

4046. ヘンプパウダーと蜂蜜について

4047. お腹が鳴るという生理現象について

4048.「さわり」:障害と生涯

4043. 今朝方の夢​

今朝は六時半に起床し、七時からゆっくりと一日の活動を始めた。これまでは起床時に常温の水を一杯飲んでいたが、ここ最近は白湯にココナッツオイルを溶かしたものを飲んでいる。今朝も一杯それを飲んだ。

今日は昨日と異なり、早朝から晴れ間が広がっている。雲はほとんどなく、スカイブルーの空が目の前に見える。

空が明るいためか、小鳥たちも昨日以上に明るく鳴いているように思える。今週の土曜日までは最高気温が10度を越すが、日曜日から再び最高気温が10度を下回るようだ。この肌寒さはまだしばらく続くだろう。

まずはいつものように今朝方の夢について振り返っておきたい。夢の中で私は、見覚えのないアパートの中にいた。そこにはロサンゼルス時代のルームメイトとその他にもう一名あまり顔馴染みのない人がいた。

ロサンゼルス時代のルームメイトは私に声を掛けてきて、新しいペットを紹介してくれた。見るとそれは、クリーム色をした小さなネズミのようだった。

それはネズミと犬が混ざったような風貌をしていたため、実際のところはネズミか犬なのかわからず、私は結局どちらなのかを聞くことはなかった。そのネズミのような生き物は大変可愛らしく、すぐにこちらにやってきた。

ところが、部屋の中で解放されたことを喜んだのか、そのネズミのような生き物は勢いよく地面を走り出し、壁を伝っていき、天井の壁の穴から向こう側に行ってしまった。その場にいた三人はしばらく唖然とし、その後我に返って、そのペットを探すことにした。

結局それはなかなか見つからず、私たちは途方に暮れた。すると、いつの間にやら二人はその場からいなくなり、気がつくと目の前に低い食卓があり、そこに父がいた。

父はそこで朝食を食べているようだった。そして私に一言、「朝食はいつ食べるんだ?」と尋ねた。

それに対して私は、「朝食はいらない」と答えた。すると父はなぜだか突然怒り出し、朝食をきちんと食べろと主張し始めた。それに対して私は、頑なに絶対食べないと返答した。

「朝食を食べろと言うのであれば果物だけ食べるが、もう二度と家には戻ってこない」と父に告げ、私は外に出て行こうと思ったが、父が突然黙り込み、「ちょっと教えて欲しいことがあるんだ」と述べた。

今この瞬間まで、朝食を食べるのか食べないのかの話をしていたはずなのだが、急に話題が変わり、父の声のトーンも大きく変わった。父が何を教えて欲しいのか気になったので、父のいる食卓に再び戻った。

すると先ほどまで父が食べていた朝食が食卓の上から消えており、父は食卓の上で何か問題集を解いていた。

:「この問題なんだよ。ここの数値がどうも合わなくて、どう思う?」

:「ん?これ、管理会計の問題じゃん。製造間接費の配賦差異の計算問題ね。懐かしいなぁ」

父が一生懸命解いていた問題は、管理会計の計算問題だった。父曰く、一人の優秀な部下と同期の優秀な人と一緒にこの問題に取り組んでいるようだった。すでに問題を解き終え、今は答え合せをしているようであり、採点も済んでいた。

製造間接費の配賦差異の計算問題のセクションの総合得点は忘れたが、父の得点は9点であった。その計算問題のセクションが全体に占める割り合いと、その問題の難易度を考えると、その得点は良くも悪くもないように思えた。私は父の横に座り、そこで一緒に問題を解いていこうとしたところで夢の場面が変わった。

上記の夢に関して、最初のネズミのような生き物が何を象徴しているのかは全く見当がつかない。ただし、その生き物が天井という高い方へ逃げて行ったことは何か意味がありそうだ。

それは上昇への道に向かおうとする自分と、人には全く見えないような世界に進もうとする自分の無意識の隠れた欲求なのだろうか。父が登場してからの夢については、おそらく現実世界において、自分が朝食を食べないと述べたら父は驚くだろう。夢の中のように、突然怒り出すことはないだろうが、心配して何か一言述べるような気がする。

数日前に一日一食生活に関する和書の参考文献を両親に三冊ほど送った。そのうちの最初の書籍が到着するのは偶然にも、日本時間で言えば、私がその夢を見ていた頃かもしれない。

母はもともと小食で食事の量に関しては心配ないが、父には体の健康を考えて小食を心掛けてもらえればと思う。おそらくいきなり一日一食生活に移行するのは難しいであろうから、朝食には果物だけを摂り、昼食を抜けばいい。これは全くもって難しいことではない。

フルーツを食べるタイミングに関しても、両親は食後にフルーツを食べる習慣があり、それは数日前の日記で書き留めたように、消化の都合上望ましくないということも今度帰った時に伝えようと思う。フローニンゲン:2019/3/27(水)07:42

No.1799: Continuous Celebration

Although our life is always rife with agony and distress, I believe that celebration always awaits us after any hardship. Groningen, 12:23, Thursday, 3/28/2019

4044. 食と男女の平均寿命:スパイス専門店の謎

先ほどの夢について振り返っている時に、男女間で平均寿命が異なる要因について考えを巡らせていた。これは以前からふとした時に考えているテーマであり、日本で言えば、どの県の人たちの寿命がなぜ長いのかについて考えることもあった。

この点に関しては、私はあれだけ人口過密でストレスの多い東京であれば、その平均寿命は比較的短いだろうと思っていたのだが、そうではなく、意外と長い。これは単純に優れた医療機関や医者が東京に集まっているという理由以外にも、何か理由がありそうだと考えている。

ストレスによって心身が蝕まれることをギリギリで食い止めるような何かが東京にあるのだろうか。この点は謎が残っている。

冒頭の男女間で平均寿命が異なる要因については、そこにはやはり食に関するものが関係しているように思える。一般的に行って、女性よりも男性の方が暴飲暴食をする傾向にあり、食にあまり関心を払わない傾向にあるのではないかと思う。

悪しき食生活、そしてそれが拡張されて悪しき生活習慣となり、様々な病気を患う結果として、女性との寿命の差が生まれているように思える。おそらく、他の様々な要因を考えることができるだろうが、食生活の問題はかなり大きなウェイトを占めているのではないだろうか。そのようなことをふと考えていた。

今朝起床してすぐに、昨日購入したスパイスを密閉容器に移した。確かに、購入した100gのスパイスはそれなりの量だが、実際に容器に移してみると、程よい量であったように思う。

それを使って今日もスープを作り、明日はパスタに少々振りかけたいと思う。昨日訪れたスパイス専門店は、どうやら火・金・土のみ市場で店を開いているようだ。それに気づいたのは、スパイスを包んでいる包装紙にその情報が記載されていたからだ。

フローニンゲンの街の市場は、日曜日と月曜日を除いて開催されているため、水曜日と木曜日に市場に行ってもスパイスは買えないことを覚えておこうと思う。市場の他の店は、銀行のデビットカードが使えるのだが、このスパイス専門店はそれが使えない。

切り盛りしている若い男性店員が、「うちは昔ながらの方法なんで」と笑いながら述べていた。カードが使えないことに少し驚いたが、スパイスの値段が思っていた以上に安いことにも驚いた。

しかもスパイスというのは一度購入したら、すぐにそれを全て消費するというものではないため、彼らのビジネスはどのように成り立っているのか不思議に思った。新しいお客にどんどん来てもらわなければ、なかなかやっていけそうにないのではと考えてしまった。

二人の店員はとても気さくであったが、特にリピーターを作ろうというような工夫もないため、どのようにあの店が成り立っているのか不思議である。そもそも私が安いと思っていた値段の中に、ちゃんと利益が上乗せされているのであればいいのだが。

今日もいつもと同じように、日記を書き、作曲実践をしていく一日としたい。またここ最近大きな刺激を受けながら読んでいる『武満徹・音楽創造への旅』の続きを今日も読んでいく。

800ページ近い本書もようやく半分まで読み進めた。普段私は、よほどの良書でない限り、最初から一字一句読むことなどないのだが、本書は最初から最後までほぼ一字一句読み進めている。

そうしたこともあって読み終えるには非常に時間がかかるが、本書は自分にとって、そうした時間をかけるに価する本である。小鳥の鳴き声と武満徹のピアノ曲を聴きながら、今日の活動にゆっくり取り組んでいく。フローニンゲン:2019/3/27(水)08:03

No.1800: An Amusement Park of Fruits

I’ll go to an organic food store from now to purchase a hemp powder.

After coming back home, I’ll drink it with hot water and coconut oil, which must be tasty. Groningen, 13:56, Thursday, 3/28/2019

4045. 早朝の音の恵み:今朝方の夢の続き

書斎の窓と寝室の窓の双方を開けて換気をしていると、冷たい空気のみならず、そのどちらの窓からも早朝の澄み渡った小鳥の鳴き声が聞こえて来る。今、私は二つの窓から部屋に流れ込む澄んだ音に心地よく挟まれている。

鳴き声の音から察するに、書斎側と寝室側の小鳥は同じ種類のものだろう。彼らの名前が大変気になり、どうにかしてその名前を調べたいと思う。

いや、誰かが付けた学術名ではなく、自分でその鳥の名前をつけたほうがより愛着が湧くのではないかと思った。彼らの本質を表すネーミングをぜひ考えてみようと思う。

「美音創生」「澄音」「ビオンチュー(美音をチューチュー鳴らすため)」とかはどうだろうか・・・。おそらく、もう一度真剣に考えなければなるまい。

今朝方の夢の続きについてまだ振り返っていなかったので、それについても振り返りをしておきたい。夢の中で私は、とても大きな芝生にいた。

芝生の雑草は程よいぐらいに生えており、サッカーグラウンドの芝生のようであった。どういうわけか、時刻は昼ぐらいのはずなのだが、辺りは薄暗かった。

その芝生の上には、私の知り合いたちが多くいて、そこで一緒になって一つのサッカーボールを蹴っていた。最初に何人かが大きくボールを蹴り合う形でパス交換をしていた。

その様子を見ていた時に、彼らのキック力が相当高いことに気づいた。遠くから友人が私の方に向かってボールを蹴ってきた際には、それは無回転であり、球が揺れながら伸びてくるような感覚があり、トラップが非常に難しかった。

私は近くにいた友人(NK)にグラウンダーで丁寧なパスを渡した。すると、彼もまた別の人の方に大きく無回転のボールを蹴った。どうやらそこにいた全員は皆、とんでもないキック力を持っていることがわかった。

ボールを蹴る遊びにしばらく興じていると、全員は芝生の向こう側の階段を上ってどこかに行ってしまった。その光景を遠くから眺めていると、私はハッとするように、これから高校のスポーツフェスティバルがあることを思い出した。

それは私が楽しみにしていたイベントであり、それが今から始まることを思うと、自然と気分が高揚してきた。スポーツフェスティバルに参加するため、私も芝生を後にし、芝生の向こう側の階段を上っていった。

すると、今いた芝生は土手の一部であることに気づき、その芝生の直ぐ近くに、砂利でできたフットサルコートがあった。私が今から参加するスポーツフェスティバルの競技は、フットサルだった。

どうやら、私たちのチームは決勝まで勝ち上がっているようであり、今日は決勝の当日だった。先ほどまで昼なのに薄暗いと思っていたが、私は時刻を完全に間違えていたようであり、実際にはまだ早朝未明だった。

決勝戦の開始時刻は、早朝の六時とのことであり、そんなに早いキックオフで大丈夫かと思った。お互いのチームのメンバーはきちんと集まるのかどうか、そして観客が多くやってくるのかどうかを少し心配していた。

だが、キックオフの時間が迫ってくると、ぞろぞろと生徒が集まってきて、私の心配は杞憂に終わった。私のチームのメンバーには、高校のサッカー部でキーパーを務めていた友人(HY)と、高校は違うのだが、小中学校時代に仲の良かったテニス部の友人(KF)と私と同じバスケ部に所属していた友人(MS)がいた。あと一人のメンバーについては覚えていない。

相手チームに関しては、高校一年の時に同じクラスであったサッカー部の友人(TN)がいたのを覚えている。いざ決勝戦が始まる頃になると、お互いのチームのメンバーは土手の上に整列し、どこからか選手入場用の大きな音楽が流れ始め、それを聞きながらコートの方に向かった。

私はチームのキャプテンを任されており、列の先頭に立ってゆっくりと歩みを進めた。そこから試合が無事に開始されたのを覚えているが、その後の展開については覚えていない。フローニンゲン:2019/3/27(水)08:31

4046. ヘンプパウダーと蜂蜜について

時刻は午後三時半を迎えた。早朝より相変わらず気温が低いが、今は少し日が照っている。こうした寒さに寄り添いながら、少しずつやってくる春を感じたいと思う。

これから日記を少々書き、その後、読書に取り掛かりたい。今日も食に関して色々と疑問を持ち、調べてみる中で様々な発見があった。

食器棚の中にはいくつかのスパイスがあり、スパイスの瓶の横にヘンプパウダーの大きな瓶がある。それをいつ購入したのか覚えていないぐらい前に購入したのだが、これまではそれを時々昼食のサラダに入れていた。

それはオーガニックのヘンプパウダーであり、おそらく購入してから一年半ないしは二年弱経っていると思うのだが、未だに味が落ちていない。早朝に食器棚を眺めた時にそれが目に留まったので、ヘンプパウダーについて調べてみると、驚くべき栄養素を持っていることがわかった。

私が使っている製品の正式名は「ヘンププロテイン」というものだが、このオーガニックの製品の味は良く、サラダだけではなくて、様々な料理に使えるのではないかと思う。ヘンプパウダーの栄養素としては、食物繊維だけではなく、たんぱく質や鉄・銅・亜鉛・マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれているとのことである。特にたんぱく質に関しては、肉魚よりも豊富であることを知って驚いた。

そもそも、人間の身体を構成するアミノ酸は20種類ほど存在しており、そのうちの9種類は体内で作ることができないそうだ。「必須アミノ酸」と呼ばれるのは、まさにこの9種類のアミノ酸のことを指しており、それらは食べ物から摂取しなければならない。

ヘンプパウダーにはなんと必須アミノ酸9種類がすべて含まれているとのことであった。試しに、残っていたヘンプパウダーを大さじ一杯ほど白湯に溶かして飲んでみると、それは想像以上に美味しく、明日からは朝に飲むことにしたい。

ヘンプパウダーの残りがほぼない状態になっているので、明日は街の中心部にあるオーガニック食品専門店に足を運び、ヘンプパウダーがないかを探してみたい。その際には、有機豆腐についても探してみる。

フローニンゲンの街の中心部に市場のみならず、オーガニック食品専門店があることもつい最近知り、明日は店内に置かれている製品をくまなく眺めたいと思う。仮にヘンプパウダーが置いてなければ、以前購入した時と同様に、近所のスーパーのオーガニック製品コーナーにて入手する。

その後、断食についても書籍を読んだり、あれこれ調べたりしていると、水断食をするよりも、必要なミネラルを摂取しながら行う断食の方が安全であることがわかった。固形物を取らないようにすることだけを心がけて、ココナッツオイルやヘンプパウダーを白湯に溶かしたものや、はちみつを白湯に溶かしたものを飲む形で断食を行う。それであれば無理なく断食を実践することができるだろう。

はちみつについて改めて調べてみると、はちみつには必要最低限の糖質、脂肪、タンパク質が含まれているそうなので、断食中にはちみつを摂ることで、毒素の蓄えられた脂肪を分解しながらも、筋肉を落とすことなく断食の実践ができそうだ。フローニンゲン:2019/3/27(水)16:05

4047. お腹が鳴るという生理現象について

午後の七時を迎えて少しばかり経つ。昨日と同様に、今日も七時を迎える頃あたりに夕食を摂り終えた。

今日は午前中にリンゴ一個を食べたが、基本的には一日一食生活が続いている。起きてすぐにではなく、午前中に活動してしばらくしてからリンゴぐらいは口にしても良いかと思う。

今朝はリンゴを食べたおかげもあって、腸の運動が活発になったようだった。明日からは、ヘンプパウダーを白湯に溶かしたものを午前中に飲むため、それによって腸の運動が活発になるようであれば、別にリンゴを午前中に食べる必要はなく、一日一食生活を始めてから続けていたように、夕食の前に食べるようにする。

「朝の果物は金、昼は銀、夜は銅」というヨーロッパのことわざがあるが、栄養の吸収の面で言うと夜が一番のようであり、このことわざは必ずしも正しいわけではなさそうだ。今朝もお腹が空いたからリンゴを食べたというよりも、腸の運動を促すために食べたと言っても過言ではないため、仮に腸の働きを良くする手段が他にあれば、やはり朝に果物を無理して食べる必要はないように思う。

繰り返しになるが、その手段として、ココナッツオイルを白湯に溶かしたものを飲んだ後に、ヘンプパウダーを白湯に溶かしたものをゆっくりと飲んでいくことを明日から試してみたい。それらの白湯はそれぞれ、午前と午後の二回にわたって飲んでいこうと思う。

そうすれば、お腹が鳴ることはあっても、夕食まで空腹感を感じないで済むだろう。お腹が鳴るという現象についても調べてみると、お腹が鳴った時に、腸が縮む動作をしているらしい。それによって老廃物や毒素を腸の外に押し出すことを行っているようだ。

そうなってくると、お腹が鳴るという現象が非常に大切なことだとわかる。仮に一日の中でお腹が鳴る前に食べ物を食べているのであれば、腸が老廃物や毒素を外に押し出す運動をする前に再び余分な食べ物を腸内に取り入れていることを意味しているのだろう。

よくよく観察してみると、お腹が鳴る現象と空腹感というのは一対一で紐付いていないということがわかってきた。お腹が鳴るというのは身体(生理)現象だが、空腹感というのは脳が生み出した一種の感情なのだと思う。そうした感情に左右されず、お腹が鳴ったからといって食べ物を無理に入れないようにするのが賢明だろう。

今日の夕食では、昨日の反省から、玉ねぎを電子レンジで茹でてからスープを作ることにし、スパイスの量を加減してみたところ、大変美味しいスープを作ることができた。昨日買ったブイヤベーススパイスに加え、残っていたクミンやカレースパイスをさらに加えると、一段と美味しいスープができた。

先週購入していたブロッコリーとカリフラワーをようやく本日食べ終わり、明日はそれらの野菜を使ったスープを作るのではなく、ケールとサツマイモを茹でたものとパスタを食べたいと思う。パスタの中に、昨日購入した新ニンニクを少々入れてみようと思う。

再来週あたりには、固形物を摂取しない断食をまずは三日ほど行ってみようと思う。その際には、今日の日記で書き留めていたように、水で断食を行うのではなく、体に必要な栄養素、特にミネラルと三大要素のうちの炭水化物を除いたタンパク質と脂質を摂取するために、ココナッツオイルとヘンプパウダーを白湯に溶かした飲み物を飲むようにする。

それらばかりを飲むのではなく、それらは一日にそれぞれ二回ほど飲むことに留め、その他はハーブティーを飲むようにする。上記の飲み物だけでミネラルは十分に摂れるが、ビタミンも合わせて摂るために、例えばローズヒップのハーブティーを飲みたい。

ローズヒップには、ビタミンA・B・C・D・E・Kなど、様々なビタミンが豊富に含まれているらしい。特に、特にビタミンCはレモンの約10倍含まれていると言われている。

ローズヒップに合わせて、何か別のハーブを組み合わせても良いかもしれない。断食を実践する頃には、先日注文したハーブに関する書籍が届いているため、その書籍を読みながら探究を進め、自分に必要とするハーブを摂取したい。フローニンゲン:2019/3/27(水)19:45

4048.「さわり」:障害と生涯

時刻は午後の九時に迫ってきている。今日の日記はこれくらいにして、日記を執筆したら読書を少しばかり行い、早めに就寝をしたい。

今日の夕方に、「障害」と「生涯」について考えていた。言わずもがな、私たちの人生には様々な障害がつきものである。身体的な次元、精神的な次元での障害など、障害には様々なものがある。

ふと私は、そうした障害というのが自己を制限するものであるというよりもむしろ、自己を解放するために必要なものなのではないかと思ったのだ。

確かに、いかなる障害もそれを抱える当人は大変辛いものである。だが私たちは、実はそうした障害がもたらす直接的な苦しみに苛まれているというよりも——もちろん直接的な苦しみを生む障害もあるだろうが——、障害というものに対する自分自身の思い込みであったり、社会的な視線によって苦しさを感じているのではないだろうか。

そのようなことを考えている時に、日本語の中に「さわり(障り)」という言葉があることを今日初めて知った。それは日本人の美意識を表すものであり、音に関して言えば、一番美しい音はノイズ(自然音)だという発想として現れる。

音に関するそうした美意識は、もはや現代の日本人からは失われつつあるように思うが、少なくとも「さわり」という日本語が生まれた頃の日本人はそうした美意識を持っていたのだろう。

音楽の世界のみならず、歌舞伎の世界においては、「さわりを見る」という表現があるようだ。その表現には、最大の聞かせどころや聞きどころという意味があるらしい。

そこから意味が拡張されて、物語や話の要点を意味するようになったそうだ。ひょっとすると、私たちがこの人生において直面する種々の障害というのは、その人の本質、そしてその人の人生の本質に他ならないのではないだろうか。

障害を表面から見ている限りにおいて、その本質に気づくことはない。だが、ひとたびその障害の背後に隠れているものを見ようとした時に、その人そのもの、そしてその人の人生の本質が紐解かれていくのではないかと思う。

振り返ってみると、自分の人生において、今でもそうだが、種々の障害の連続である。身体的にも精神的にも、そして魂的にも、障害と直面していない時などないのではないかと思う。

そうした特性を内在的に持つ人生の中で、自分の中の障害、つまり「さわり」にはどのようなものがあるかを冷静に見つめてみることは大切なのではないだろうか。決してそれらを取り除こうとするのではなく、その存在に真に気づき、それを受け止めることが、自己の解放につながりはしないだろうか。

以前の日記で書き留めていた、制約があるからこそ自由が生まれる話とも関連してくる。今日の夕方にはそのようなことを考えていた。フローニンゲン:2019/3/27(水)21:11

3月27日(水)の曲一覧

Op.989 爽やかな朝

Op.990 春を待つ草花

Op.991 午後の儀式

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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