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3780. 万物が創造される基底を守ること:本当に偉大だった私の先生たち

February 8, 2019

つい先ほど、今朝方の夢について思い出していた。小さな狛犬に自分が変化したことは、何を示唆していたのだろうかと改めて考えている。

 

本来、狛犬は神社を守る存在だと思うが、夢の中の狛犬としての私はグラウンドにいた。仮に狛犬の役割を、神社のみならず、聖域を守るものだと拡張させて捉えると、グラウンドを聖域として見なすことができるかもしれない。

 

それでは、あのグラウンドは一体何の聖域だったのだろうか。それは何の変哲も無いグラウンドであったが、よくよく考えてみると、狛犬としての私はあの物理的なグラウンドを守っていたのではなく、万物の全てが生起される基底(ground)を守っていたのではないかと思わされる。

 

そこから私は、自分の役割はもしかすると、万物が創造される基底を守ることなのではないかと思ったのだ。より厳密には、万物が創造される基底を守り、それを育むことが自分の役割であり、それを自らの創造行為を通じて行っていくことが、自分に与えられた一つの重要な役割なのではないかと気づかされたのである。

 

夢の中に現れた狛犬を、最初は不思議な存在だと思っており、それが何を象徴しているのかについては全く想像もつかなかったが、今上記のことを書き出して、狛犬が象徴していた事柄が大変腑に落ちる。

 

その次の夢の場面で出てきたサッカー選手が象徴していることが何かはわからないが、さらにその次の夢の場面は、いろいろと気づくことがある。そこでの主題はこれまでの夢でも再三現れていたものであり、権威に対する反発、ないしは師匠に対する諦めがテーマになっている。

 

この世界には、おそらく本当に自分の師と呼べるような存在がどこかにいるのだと思うが、そうした存在になかなか出会わないものである。もちろん、これまでの人生において、優れた先生や師と呼べるような存在はいたが、ことごとくその関係は長続きしない。たいてい一年や数年でその人から離れるということをこれまでの人生で繰り返していた。

 

私が受けてきた学校教育の場においては、シュタイナー教育の仕組みとは異なり、担任の先生は基本的に毎年変わるため、それは強制的に自己と師を引き離すことになっていた。もしかしたら、それが一つの要因となり、その後の人生においても、師からすぐに離れていくことが当たり前になってしまっているのかもしれない。

 

師弟関係というのは実に難しく、本当の師を見つけ、長大な時間にわたってその師から学びを得られることは幸運なのだが、別の見方をすれば、その師は無能な師だと言えるかもしれない。なぜなら、長大な時間をかけているにもかかわらず、師匠離れができるほどに弟子を育てることができていないと見ることもできるからだ。

 

これはよく言われることだが、自分を乗り越えられるように弟子を成長させられないような師は本当の師ではないのだろう。師の側にも、弟子の側にも、お互いに離れたくないという癒着的感情、つまりは「離れて欲しくない」「離れたくはない」という感情が無意識の中にあるのかもしれない。

 

夢の中で私はたいてい、過去にお世話になった先生や師匠を「無能」だとみなし、彼らから必ず離れていく。しかもしれは、極めて反抗的な形でなされ、言葉を用いて徹底的に先生や師匠を殺しにかかるか、実際に物理的に格闘を始め、圧倒的な力の差で先生や師匠をねじ伏せる。

 

そうした夢の中の自分を見ていると、もしかすると、過去にお世話になった先生や師匠は、ある側面では決して無能なのではなくて、私を真に育み、「師匠越え」を果たさせてくれたという点において、彼らは全員唯一無二の真の師だったのではないかと思う。

 

本当に、そして奇妙なほどにことごとく、夢の中で出てくる先生たちは、私と対峙し、私に乗り越えられていく。もう一度述べると、彼らは決して無能だったのではなく、真に弟子を育むということに関して極めて有能であり、私にとってこれ以上ないほどに大切な存在だったのだ。

 

やはり自分のこれまでの人生には、絶えず素晴らしい師が存在していたことに気づき、その縁に対して感謝の念は尽きることがなく、そうした師を生み出し、そうした関係性を生み出した基底そのものに感謝をしなければならない。

 

だから私は、森羅万象が生起する基底を守り、それを育むことを役割として引き受けたのだと思う。フローニンゲン:2019/2/6(水)07:14

 

No.1651: Back and Forth

 

Everyday is up and down, and back and forth. Groningen, 08:45, Thursday, 2/7/2019

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