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3747. ゆっくり接すること:スマートコントラクトの普及を祈って


時刻は午後の八時を迎えた。これからゆっくりと、一日を締め括る活動に従事していきたい。具体的には、本日最後の作曲実践をし、その後時間があれば、いくつか気になる作曲家の楽譜を眺めたい。

昨日の日記で書き留めていたように、絵画作品を眺めるかのように楽譜を眺めていく。あえて分析的な視点で眺めてみたり、あえてぼんやりと楽譜を眺めてみたりする。

以前、ハーバード大学教育大学院で教鞭をとっているシャリー・ティシュマン教授の“Slow Looking: The Art and Practice of Learning Through Observation (2018)”を読んで学んだように、対象とゆっくりと接するような実践を意識する。それは絵画作品や楽譜のみならず、他の諸々の事柄にも当てはまるだろう。

また、そもそも対象とゆっくり接するための時間的・精神的ゆとりというものも日々の生活の中に確保しておくことが大切となる。本来は、それを確保するというよりも、四六時中ゆとりを持っておくことが、自らの固有の人生を真に深く生きていくことにおいては不可欠である。

ただし、現代社会においてそうしたゆとりを絶えず持つことが難しい場合もあるであろうから、できるだけゆとりを持った生活を心がけるようにすることが賢明だろう。

日々が滞りのない流れのように過ぎていく。今日もそのようなことを感じる一日であった。

優しい時間の流れを絶えず感じながら本日を過ごしていたように思う。いつも驚くが、いつの間にやら一日が始まっており、いつの間にやら一日が終わりに向かっているということに気づかされる。

また、そもそも自分が今日という一日を体験できたということ、つまり今日という一日を生きていたのだということを改めて考えてみると、非常に不思議な感覚がする。今日を生きていたということに対する純粋な驚きと畏怖の念がここにある。

ここ最近は、年度末のため、諸々の請求書を作成したり、新たな契約を結ぶ際には契約書を作成する必要に迫られている。それらの作成に手間取ることは全くないのだが、今の時代にまだ紙媒体の契約書が存在していることに驚く。

おそらく今から数年、ないしは10年ほど経った時に、紙媒体の契約書をやり取りしている時代があったということを知って驚く世代も出てくるだろう。すでにいくつかのブロックチェーン技術にはスマートコントラクトが実装されており、それを用いれば紙媒体の契約書など不要だろう。

紙媒体の契約書はどうしても改ざんのリスクがつきものであり、スマートコントラクトを活用すればそれを限りなくゼロに抑えることができる。ブロックチェーン技術が早く世に受け入れられ、スマートコントラクトを実装した技術が広く社会の中で活用される日が来ることを願う。フローニンゲン:2019/1/29(火)20:32

No.1626: Brightness within Forlornness

A dark night has come when I realized it.

I can find brightness within forlornness. Groningen, 18:10, Wednesday, 1/30/2019

 
 
 

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