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3732. 吹雪の中の微笑ましい光景


時刻は午後の四時を迎えようとしている。天気予報の通り、昼食後しばらくしてから雪が降り始めた。今も淡々と吹雪いている。

「淡々と吹雪いている」という表現はどことなくおかしさを含むが、それは確かだからしょうがない。今も書斎の眼の前では、吹雪が白い波となって、風に乗る形で地上に降りつけている。

この様子だと、明日にかけて雪が積もりそうだ。

先ほど、微笑ましい光景を目撃した。書斎の窓に近寄り、外の景色をぼんやりと眺めていると、小さな女の子が、同じぐらいの大きさの弟をそりに乗せ、それを一生懸命引っ張っている姿を見た。

その小さな女の子は、懸命にそりを引っ張っているのだが、亀が歩く速度ほどでしか進んでいかない。その横にいた母親はしばらくその様子を見ていたが、途中でそれを見かねてか、一緒にそりを引っ張り始めた。

吹雪の中で、そのような微笑ましい光景を眺めていた。

今日はこれから、夕方の作曲実践を行う。バッハの曲に範を求めて一曲作り、その後は、バルトークの作曲技術を解説した書籍の再読を始める。

午前中の日記で書き留めていたように、再読からは、書籍に掲載されている譜例を、実際に作曲ソフトの楽譜上に再現していく。そのようにして身体を通じて学習を行っていき、作曲技術の観点を身体知にしていく。

とにかくこうした事柄を毎日地道に続けていく。これまでの日々もそうした地道な実践で成り立ってきていたのであり、これからもそれは変わりない。

いつかそうした地道な実践が、想像もつかないほど巨大な何かとなって出現することを自分は知っている。

昨夜夕食を摂っている時に、音楽理論に関するポッドキャストを聞いていた。そこで取り上げられていたのは、音楽の起源に関するものだった。

人類の歴史を遡ってみれば、音楽は様々な用途で活用され、用途の変遷と合わせて音楽も徐々に進化していったように思える。実利的に音楽を活用するのではなく、芸術としての音楽に関して言えば、旧石器時代から人類は、より美しい響きを求めて音楽を探求し続けてきたと言えるのではないかと思う。

今書斎の中で流れている曲の作り手であるチャイコフスキーもそうした流れに位置付けることができるだろうし、これから参考にするバッハもそうだ。さらには、最近注目をしているバルトークもまさにそうだ。

様々な作曲家が美しい響きを求めた探究の成果を享受するだけではなく、そこから新しい美の創出に向けて探究と実践を続けていきたいと改めて思う。

白いカモメの群れが、吹雪の中を優雅に舞っていく。彼らは寒さを物ともせずに、どこかに向かって飛んでいく。フローニンゲン:2019/1/25(金)16:08

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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