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3695. 創意工夫の精神と形を生み出すこと


今朝は五時過ぎに起床し、五時半頃から一日の活動を始めた。起床して、いつもと同じようにヨガの実践をした後に、少しばかり調べ物をしていた。

そうこうしていると、午前六時を回り、六時半に近づいていることに気づいた。天気予報を確認すると、今日から晴れの日が続く。

ここ数ヶ月間は、天気の悪い日が続いていたため、このように連続して晴れの日がやってくることを本当に有難く思う。ただし、今日の最低気温はマイナス3度とのことであるから、寒さは厳しい。

とはいえ、そうした寒さよりも、私にとっては、太陽の姿を拝める喜びの方が大きい。夕方に、散歩がてら行きつけのチーズ屋に足を運びたいと思う。

欧州での生活もすでに三年目であるから、冬の過酷さに対しては、慣れたと言えばそうである。今回の冬は、自分のなすべきことに淡々と取り組む中で過ぎていっている。

以前知人の方が、欧州の人々の冬の過ごし方について言及していたのを思い出す。欧州では、冬が厳しいために、人々は色々な工夫をしながら、冬の厳しさを和らげているというものだ。

そこには物質的な工夫のみならず、精神的な工夫も含まれている。それは、ちょっとしたイベントの形を取り、そうした楽しいイベントを通じて、過酷な冬を乗り越えていく。そのような話を知人の方から聞いた。

もしかすると、欧州において発展した芸術の文化というのは、こうした冬の過酷さがもたらす創意工夫の精神と何かしらの関係があるかもしれない。端的には、現実世界の過酷さが、芸術に強く影響を与えるのではないか、ということである。

確かに、私自身も、欧州での気候的かつ精神的な過酷さを一年目に経験したことによって、作曲実践を始めたと言えなくもない。置かれた環境に影響を受けて、自分の内側にある創意工夫の精神が呼び覚まされる形で、作曲実践に乗り出したと考えてもおかしくはない。そのようなことを考えていた。

今日は午前中に、協働プロジェクトに関するオンラインミーティングが一件ほどある。早いもので、今回のプロジェクトも佳境に入り、今日を除けば、残すところあと一回ほどのミーティングとなった。

三月中にはプログラムが完成をし、四月からそれを世に送り出すことができそうだ。このようにして、協働プロジェクトが円滑に進んでいき、気がつけば、新たな形を残していることに改めて驚く。

全てが静かに進行していき、着実にひとつひとつが形になっている。形を残していくこと。これは協働プロジェクトに関しても大切にしていることであり、書籍や日記の執筆、さらには作曲においても大切になる考えだ。

今日もまた、過去の日記の編集と日記の執筆に時間を充て、何よりも重要な作曲実践にも旺盛に取り組んでいきたいと思う。外は依然として闇が広がっているが、今日もまた充実した一日になるだろう。フローニンゲン:2019/1/18(金)06:34

No.1585: A Path of Well-Being

I can feel that I always have a sense of well-being which is not intense but modest. Groningen, 21:21, Friday, 1/18/2019

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