「この春に、アントワープとパリに足を運ぼう」
そのようなことを昨夜ふと思った。
昨夜は、ピカソについてあれこれと調べていた。ピカソは生涯に、およそ1万3500点の油絵と素描、そして10万点の版画を残したことを知り、改めてその偉業に感銘を受けた。
ピカソがこのように膨大な数の作品を残すことができたのは、日々感じていたことを日記を書くかのように、毎日絵として表現していたからなのだろう。しかも、それは一日に一回日記を書く程度ではなく、一日に何度も日記を書くかのようにして、膨大な数の絵画を残していったのだと思う。
まさに、日記を書くかのように曲を書くというのは、自分が理想としている境地であり、それを絵画において実現させていたピカソからは学ぶことが多々あるだろう。
ピカソはすでにこの世を去っているが、ピカソが残した膨大な作品群に会いに行きたいと突然ながら思った。そこで色々調べていると、パリに、国立ピカソ美術館という美術館があることを知った。
この美術館には、ピカソ以外の画家の作品も所蔵されているようだが、とにかくピカソの作品を多く所蔵しているということを知った。それを受けて、ぜひこの美術館に足を運んでみようと思った。
地図を確認してみると、なんと今から二年半前にパリに訪れた時に宿泊していたホテルの直ぐ近くにこの美術館があることを知った。当時は、この美術館の存在を知っておらず、ここに足を運ぶことはなかった。
二年半前にパリを訪れて以降、パリにはその他にもいくつか足を運んでみたい美術館や博物館があることに気づいていた。特に、音楽関係の博物館、端的にはパリにゆかりのある作曲家の博物館・記念館をぜひ訪れたいと前々から思っていた。ドビュッシー記念館やラヴェル博物館がまさにそうだ。
昨夜偶然にも国立ピカソ美術館を発見したのは何かの縁だと思うので、もう少し暖かくなったら、春にでもパリに足を運ぼうと思う。その際には、前々から足を運ぼうと思っていた隣国のベルギーを経由していく。
ベルギーのアントワープに数日滞在し、そこからパリに向かう。調べてみると、フローニンゲンからベルギーのアントワープまでは列車で三時間半(乗り換え一度)、アントワープからパリまでは列車でわずか二時間(乗り換えなし)の距離である。
列車でこのくらいの時間であるから、二つの都市はフローニンゲンからとても近いことが改めてわかる。もし、春の旅行の際に時間があれば、帰りはパリからブリュッセルに行き、ブリュッセルに数日滞在してからフローニンゲンに戻ろうかと考えている。
まずはパリの国立ピカソ美術館に足を運び、いずれはバルセロナのピカソ美術館にも訪れてみたいと思う。やはり欧州には、まだまだ足を運んでみたいと思う美術館や博物館が無数に存在している。
まだ確定ではないが、今年の夏から仮にアメリカに住むことになったとしても、また欧州に戻ってきて生活を始め、その際には欧州中の様々な美術館や博物館を活発に巡りたいと思う。
今は、春の小旅行が実に楽しみだ。そこでピカソや偉大な作曲家の溢れんばかりの創造エネルギーに触れることができれば幸いである。フローニンゲン:2019/1/15(火)07:47
No.1577: A Swaying Rose in the Winter Wind
The outside world became dark when I realized it.
A swaying rose in the winter wind that I saw in my mind in the evening already disappeared. Groningen, 17:36, Wednesday, 1/16/2019