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3652. 音楽理論に関するポッドキャストと反復の原理


時刻は午前10時を迎えた。早朝より吹いていた強風が一旦止み、安らかな風が吹いていたのだが、再び風が強くなった。空に浮かぶ雲の動きがとても早い。

ここ最近は、食事を食べている時や家事をしている時には、“Music Student 101”というポッドキャストを聞いている。これは、二人の若い大学教授が音楽理論について解説をしているものであり、二人の掛け合いが実に面白いため、肩肘張らずに音楽理論を学ぶことには最適だと思う。

毎回一時間を越すエピソードが60個以上もあり、気がつけば最後のエピソードに辿り着いていた。ここでも、小さく積み重ねていくことの大切さを実感する。

すべてのエピソードを聞き終えたら、再び最初のエピソードから聞き直したいと思う。各回のエピソードには、必ず何かしらの発見があった。おそらく、すべてのエピソードを聞いた後に、再度初回のエピソードから聞き直していけば、再び新たな発見をいくつも得ることになるだろう。

もちろん、書斎には音楽理論に関するテキストが何冊もあるが、文字を目で見て音楽理論を理解していくよりも、このポッドキャストを聞きながら耳で理解していくことを優先させたいと思う。

昨夜作曲実践をしている際に、一つ面白い発見があった。それは端的には、同一のモチーフを連続して二つ並べることによって生まれる特殊な効果だった。

より具体的には、完全に同一のモチーフを連続して二つ並べると、二つ目のモチーフが奏でる全体としての音は、一つ目のモチーフがあることによって、それとは異なって聞こえる、ということに気づいたのである。

こうした効果はおそらく、同一のモチーフを反復することによって新たな文脈が生まれ、その文脈が二つ目のモチーフに固有の意味を与えることによって生まれたものだと思う。まさに反復が生み出す見事な作用である。

そうしたことを考えていると、ベートーヴェンがかつて、「一回よりも二回はなお良しである。ただし三回目は気をつけろ」という言葉を述べていたことを思い出す。これはもちろん反復に関するベートーヴェンの考えであり、モチーフを例にとって考えれば、一つのモチーフを一度使うよりもそれを繰り返して用いることは良い効果を生むことが多いが、ただし三回繰り返すときには注意が必要である、と言えるだろう。

昨夜の作曲実践では、まさに二回繰り返すことの効用を実感していたが、今後はいかにくどくならないように三回の繰り返しを活用するかについても実験をしてみようと思う。反復によって新たな差異が生まれるというのは、どこか発達の原理と似ているものがあることに気づく。

今日はこれから、協働プロジェクトに関する仕事を進めていく。具体的には、現在開発中のプログラムに関するレビューを行っていく。それが終わる頃には昼食どきとなるだろう。

昼食後すぐに、別の協働者の方たちとのオンライン勉強会がある。昨日の段階で、それに向けての準備を完了しているが、勉強会の開始前に、本日取り上げる学習項目をざっと確認しておきたいと思う。フローニンゲン:2019/1/8(火)10:27

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