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3611. 自らの霊性的発達の研究に向けて

January 2, 2019

これから就寝に向けて、本日を締めくくる活動、そして2018年を締めくくる活動に従事していく。午後にふと、過去に作った「Op.717 桃源郷の川」という曲を聴いていた。

 

それは、数日前に見た夢の景色を参考にして作ったものだ。夢の中の桃源郷を流れる川を下って行く時の時間感覚を曲にしたものである。あの夢の印象が強い分、夢をもとにした曲はとても印象深い。

 

先ほど夕食を摂っている最中に、今後学術機関で伝統的な意味での科学研究に従事することはもうないだろう、ということを考えていた。これは科学的な研究に一切関心を示さなくなったということを意味していない。

 

そうではなく、旧態依然とした科学的な研究に幾分辟易しているだけであり、より包括的かつ本質的な方法で行う科学探究にはむしろ強い関心を持っている。特に、ルドフル・シュタイナーが実行しようとしていた霊性の科学や、ケン・ウィルバーが提唱する方法論に則った霊性の科学には依然として関心がある。そして、それは日増しに強くなるばかりだ。

 

以前考えていたように、私は近い将来、シュタイナーが提唱した人智学を深く探究することのできるスイスのドルナッハにある精神科学自由大学でその探究に乗り出すかもしれない。

 

実は、毎日執筆している日記と毎日作っている曲が、そうした霊性の科学を実施するための貴重なデータになるかもしれないと考えている。教育哲学者のエリオット・アイスナーがスタンフォード大学で博士課程の学生を指導していた時に、ある学生が、「小説を博士論文として提出できませんか?」と尋ねたそうだ。

 

その問いに対して、当時のアイスナーはNoと答えたそうだ。しかしその後、アイスナーの考えは変わることになる。

 

少しばかり進歩的な発想を持って考えてみると、自ら執筆する小説作品が博士論文になりえなくもないことがわかる。確かに、芸術と科学は領域が異なり、現代社会においては、依然としてそれらは切り離されて考えられている。

 

しかし実際には、それらの領域は、お互いに見えない形で影響を与え合い、共通する部分があることを考えてみると、小説作品が博士論文になり得る可能性が見えてくる。

 

そこまではいかなくとも、ジャン・ピアジェやポール・ヴァン・ギアートが自分の子供を対象にして発達研究を行ったように、私は自分自身を対象にして、自らの霊性の発達を探究してみたいと思い始めている。まさにそうした研究を行うための貴重なデータとして、日々執筆している日記や日々作っている曲、そして日々描いているデッサンが存在している。

 

例えば、カリフォルニアのソフィア大学などでは、自分の日記、さらには自分が作った曲や絵と自らの霊性発達を関連付けて研究を行う機会があり、それを博士論文としてまとめることができるかもしれない。それは本当に自分をより深く知るための研究であり、自らの存在に深く根付いた研究だ。

 

そうした研究も射程に入れて、引き続き日記、曲、デッサンの創造に励んでいく。自分を対象にすることができればそれが一番望ましいが、それが難しければ、自分が敬意を表する芸術家の作品とその人物の霊性的発達を関連付けた研究を行いたい。

 

2018年の最後の夜にそのようなことを考えていた。フローニンゲン:2018/12/31(月)20:01

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