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3555. 発達と美的感覚の変容


今朝は六時過ぎに起床したが、早朝に諸々の雑事をしていたため、一日の活動は七時を迎える頃から始めた。昨夜に引き続き、今朝も雨が降っている。ただしそれは激しい雨ではなく、窓ガラスに雨滴が少し付着するほどの小雨である。

今日は土曜日だと思っていたのだが、実際には金曜日らしい。今日は昼食時に、現在北欧諸国に留学している学生と会って話をすることになっている。

この半年以上、かかりつけの美容師のメルヴィン以外とは誰とも対面で話をしてこなかったので、今日は貴重な機会だと思う——そういえば、三ヶ月前にボストンに足を運んだ際に、何名かの方たちと話をさせていただいたことを忘れてはいけない。

面会の時間以外は普段と変わらず、探究活動と創造活動に取り組んでいきたい。一昨日と昨日にかけて、教育哲学に関する書籍を読み進めていった。

今日はエリオット・アイスナーの書籍を読もうと思っていたが、時間があまりなければ、それは明日に回そう。その代わりに、作曲理論のまとめノートを読み返すことを積極的に行いたい。

時刻は七時を迎えたためか、通りを走る車の量が増えているように思う。車が水しぶきを上げて走る音が聞こえて来る。

そういえば、ここ数日間はずっとスクリャービンのピアノ曲を聴きつづけている。数日前の日記で書き留めたように、スクリャービンの音楽が持つ美しさがようやく見えてきた。

今はその虜になっているような状態であり、一日中スクリャービンの音楽を聴いている。何を美しいと思うのかという感覚的な変化はまさに、自己の変化の証に違いない。

私たちは、内面が成熟をしていけば、美しいと感じる対象に変化が見られるのは自然なことであり、ある対象に対して美しいと感じる度合いもさらに深まっていくのだろう。

アーノルド・ショーンバーグやオリヴィエ・メシアンなどの作曲技法には関心があるが、今のところまだ彼らの音楽に美しさを感じることができていない。この点については、以前音楽に造詣の深いオランダ人の友人に相談したことがある。

ショーンバーグやメシアンの曲に美を見出す日がいつかやってくるかもしれない。そのためには、自己をより深めていくことが必要になる。

欧州での生活が進むにつれて、私の内面は随分と変化したように思う。成人期以降、最初に大きな変容を経験したのは、確かにアメリカでの生活がきっかけだったように思う。

アメリカで過ごした四年間は、自分を大きく変容させたと思う。そこからさらに欧州で三年ほど生活をしているが、この期間に体験した変容は、アメリカで経験した変容以上の意味と深さがあるように思えてくる。

美的感覚を含め、内側の諸々の感覚が変わってしまった。それはとても肯定的な意味においてである。

発達とは、既存の内的感覚を深めていくものであるのと同時に、新たな感覚を開くものでもあるのかもしれない。まさに発達(development)の語源に「開く(拓く)」という意味があることを実体験として感じる。

雨の降りしきる今日という一日を、また一歩自己を深めていくために充実した形で過ごしていきたい。フローニンゲン:2018/12/21(金)07:12

No.1497: An Iron Hammer to the Modern Society

I suppose that the future of our society will come after many parts of the society are destroyed by an iron hammer. Groningen, 22:01, Friday, 12/21/2018

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