今日も一日が静かに始まった。六時前に起床し、六時半を迎える前から一日の活動を始めた。
早朝に天気予報を確認すると、今日は少しばかり太陽の姿を拝むことができそうだ。気温もそれほど低くない。
一方で、明日からは一週間毎日雨が降るようだ。この時期のフローニンゲンはこれほどまでに雨が降るはずはないのだが、今年は少し異常気象なのだろうか。いずれにせよ、天候がどうであれ、日々自分の取り組みを前に進めていくだけである。
昨夜、一日が一つのまどろみの中で過ぎ去っていったかのような感覚があった。このリアリティは、まどろみの連続なのかもしれない、ということを考えていた。
一夜が明けてみたが、もしかしたら今度は新たなまどろみの中に自分がいるのかもしれないと思う。
今朝方もいくつか興味深い夢を見ていた。最初の夢が終わる瞬間に一度目を覚まし、時刻を確認すると夜中の一時半だった。
夢の中で私は、砂浜にいた。辺りは薄暗く、ちょうど夕日が沈んだ頃のように思えた。
目の前に見える海は遠浅であり、どこまでも浅瀬が続いていた。しばらく遠くを眺めていると、突然海の向こうの方から何か大きな生き物がやってきた。見るとそれは、六頭のシャチだった。
私は海の中に足を浸けており、確かにそこは浅瀬であったが、完全に陸に上がって、シャチに襲われないようにしようと思った。ところが、時すでに遅しであり、私の目の前にはもう六頭のシャチが迫っていた。
どうすることもできなかった私はその場で固まっていた。私の目の前まで迫ってきた六頭のシャチは、突然ピタリと動きを止めた。
「あれ?」と私は思った。六頭のシャチはなにやら私の指示を待っているようだった。
よくよく彼らを眺めると、獰猛な感じは一切なく、とても穏やかで優しい心を持っているように思えた。私の方から彼らに近づき、一頭のシャチの頭を撫でた。すると、そのシャチは喜んでいるようだった。
どうやらこれらのシャチは、私を主人だと思っているようだった。彼らは人間の言葉がわかるようであり、私があれこれと話しかけると、それらの言葉を理解しているように思えた。それぐらいに、彼らの知性は高い。
遠浅の浅瀬の中でも、ひときわ浅い場所を泳いできたあるシャチのお腹を見ると、少し擦り傷があるようだった。無理に浅い場所を泳いでしまったからだろう。
私はそのシャチに、「これからは浅い場所を猛スピードで泳がないように」と述べた。すると、そのシャチは、「わかりました」とうなづくかのように小さな鳴き声を二、三上げた。
そのようなやり取りをシャチたちとしていると、私の横に、水族館の飼育係のような男性が立っていた。
水族館の飼育係のような男性:「このシャチたちはとても賢いですよね」
私:「ええ、本当にそうですね」
水族館の飼育係のような男性:「そろそろ時間のようですね。彼らを元いた場所に戻してあげましょう」
私:「ええ、そうしましょう」
そのように述べた後、私はシャチたちに元の場所に戻るように合図をした。その合図に加え、私は「またここで話をしよう」と彼らに言葉をかけた。
シャチたちは私の言葉を嬉しそうに受け止め、再び元いた場所に戻っていった。そこで一度目が覚めた。フローニンゲン:2018/12/18(火)06:41
No.1487: Spring Water near a Ruined House
I’ll go to bed with a meditative feeling. Groningen, 20:47, Tuesday, 12/18/2018